自分の人生の中心だった彼女と別れたいま、
僕が何を心の拠り所にしているのか?
車
というのも、
僕は、女性と車を天秤にかけたら、
僅差で女性の方がわずかに重要。
と思ってるぐらい、車は人生の中でもかなり重要な割合を占めている。
だから、
「好きな女性とかっこいい車さえあればそれだけで人生幸せ」
25年間ずっとこう思って生きてきた。
そして、僕の幸せの全てだった彼女が居なくなって頭がおかしくなりそうな今、自分を保つためにはやっぱり車の力が必要。
毎日、会社から帰るとYoutubeでフェラーリやランボルギーニの動画を見て現実逃避している。
それが僕が唯一、フラれたショックを忘れられる時間だから。
そんなボーッと車の動画を見ていた時に、ふと思い出した。
「ランボルギーニ買う」
中学時代に思いつき、本気で目指していた僕の夢。
根拠もないが、あの時の自分は
「絶対に将来ランボルギーニに乗ってやる」
と思いながら、辛かった大学受験の合間もこうやって動画見てモチベーション保ってたことを思い出した。
そして気付いたらいつの間にか、心の奥底に沈んでいったあの頃の夢。
就職してサラリーマンになり、
「もう自分には縁のない車だ」
と思い込んで、いつしかあの頃の気持ちもすっかり忘れていた。
しかし、久しぶりにボーッと車の動画を見ていて、
10年前のあの頃の気持ちがどんどん蘇る。
ランボルギーニ買うためにとにかくお金持ちになりたい。
そしてお金持ちになるためにはまずは良い大学に入ることだ。
と無我夢中で頑張った受験勉強。そして、人生で初めての成功体験である大学合格。起業してお金持ちになろうと頑張っていた大学1、2年の頃の自分。
とにかくあの頃は脇目も振らず頑張っていた。
世間を何も知らずバカだったけど、バカだったからこそ直向きに頑張れたという、今の自分には無い情熱があった。
そして今、彼女にフラれ、
なんとか彼女をもう一度振向かせようと思って生まれたやる気。
あの頃の目標とは丸っきり違うが、あの頃と同じかそれ以上のエネルギーがいま自分の心の中に溢れている。
ここで10年前の自分といまの自分が重なる。
いま心の中に溢れるこのエネルギー、これを使えば自分の夢だったランボルギーニも買えるんじゃないか?
いや!買ってやろう!!
誰にも負けない男になるとフラれた夜に誓ったんだ。
だったら、誰にも負けない車を買ってやろう!
ということで、ランボルギーニ買うことを目指して今日からもう一度頑張ると決めた。
何の根拠もないけど、もし自分がランボルギーニ買えたら、彼女は必ず僕に再び振向いてくれる。
ランボルギーニ買えるほど頑張れた僕が、他の男に負けるはずがない。その時の僕はどんな男よりも良い男になっている。
だから逆にランボルギーニを買わなくちゃいけない。日本には数多くのランボルギーニが走っている。そんな中で、自分の大好きな憧れの車にも乗れないようじゃ、既にその人たちに自分は負けていることになる。だから負けるわけにいかない。自分なら、ランボルギーニも必ず買える。
買えるように頑張るのだ。
今日からが勝負。いち早くランボルギーニ買って、自信を持って彼女を迎えに行く。今の自分になら出来る。