僕にとって、見るとやる気の出てくる映画、
見た!
やっぱり、この映画見ると元気が出てくる。
何と言っても、
主人公のP.T.バーナムのバイタリティを本当に見習いたい。
子供の頃一目惚れした女性をずっと追い続け、
ついには結婚。
そして、どんな逆境でも諦めない強さ。
で、貧しい家に生まれながら、
その諦めない強さと頭の良さで、
どんどん成功を掴んでいく。
例えば、
好きな女性に手紙を送りたいが、切手代がない。
普通は諦めるかと思いきや、
郵便配達員のカバンにこっそり手紙を忍び込ませ、
配達させたり、
父親が死に孤児になり、
街でたそがれる中、次々と読み終わった新聞が捨てられるのを目にし、
その新聞を街で売ったり、
前職で手にした、
船の所有権証書。しかしそれはもう沈没しており、
実態なんかありやしない。
それを銀行の抵当に使い、融資を受けたり、
生き延びるためには、
パン屋に並ぶパンの強盗なんても当たり前。
こうやって見ると、
色々悪事も働いているんだけど、
やっぱり世の中成功するのは、
これほど生きるためのバイタリティ持った人物なんだと、
改めて感じさせられる。
そして、僕が何よりも好きなのが、
まだショーを開く前のサラリーマン時代、
退屈な仕事の合間に遠い目で窓を眺めるバーナム。
窓から見える隣のビルは、
自分と同じ、単純作業に明け暮れる人々と、
まるで、この単純作業で一生が終わることを暗示しているかのような、墓地。
そこにオーナーがやってきて、
「私には事務作業より、技術やアイデアを活かせる仕事の方が向いている」
と訴えるバーナム。
結局、新しい仕事は与えられないのだが、
そこからバーナムの逆転人生が始まり、
ついには人気ショーのオーナーに。
どこかいまの自分と重なり、
自分も満足出来ないいまの仕事から、
一歩踏み出す勇気が湧いてくる。
やはりこの映画を見ていると元気が出てくるし、
自分もいつかバーナムみたいになりたい。
それともう一つ好きなのが、
ずっと思い続けていたチャリティを迎えにいくシーン。
鉄道会社で働き、
それなりの身なりに身を包み、
チャリティの待つ家へ。
「僕には地位も財産もありませんが、娘さんが何不自由なく暮らせるようにしてみせます」とチャリティの父親に宣言しちゃうとこ。
この自信!
本当にすごい。
多少何かアテがある状態でこの言葉を言うならわかる。
何も持っていない状態で、チャリティを何不自由なく暮らせるようにしてみせる。
と宣言をしてしまうバーナム。
そして、実際にその宣言を叶えることになる。
やっぱり、夢は持つものにのみ叶えることが出来るんだと、
思い知らされる。
バーナムの妻、チャリティもよく出来た素敵な女性。
元々は金には不自由しない女池出身の女性ながら、
家族4人の貧しい生活の中であっても、
夫であるバーナムと子供たちと暮らせることに何よりもの幸せを感じている。
そして、どんどん成功の道を登っていくバーナムに引っ張られ、
豪華な生活を手にしてはいくものの、
家庭を顧みなくなったバーナムに別れを告げ、
迎えにきたバーナムに放った言葉は、
「私は出会って恋に落ちたあなたのままでよかった」
そして、かけがえのない家族の大切さを再確認し、
ラストシーン。
雪の降る中、家族の待つ元へ現れたのは、
巨象に乗り、笑顔で家族に手を振るバーナム。
あれほど強く夢と成功を追い求めたバーナムも、
最後にたどり着いたのは、自分が最も大切にしている人と過ごすこと。
貧しい生まれというコンプレックスから、
ひたすら「ひとかどの人間」になることを夢見て頑張ってきたバーナム。
しかしどんなに地位と財産を築いても、
やはり一番大事なのは、愛する人だった。
初めて見たのは、
彼女と付き合う前だったけど、
彼女が出来、別れたいま
この映画を見ると、
初めて見た時には感じなかった気持ち、気付きが、
また色々と出てきて、
明日から頑張ろうと思える映画だった。