老人って平気で同じ話を2回、3回繰り返す。
そして、70,80代のおじいちゃん、おばあちゃんだったら、
僕もいつかこうなるんだろうなー。と思って、
ふんふん。と頷いて聞く。
しかし職場にいるおばさんが、
とにかく同じ話を繰り返す。
最初は上司だからと思い、
真剣に聞いていたが、この職場に配属されて2年。
もう最近はうんざりで非常にストレス。
ということで、将来絶対にこんなおじさんにはならないように、
反面教師として分析と対策を考えてみた。
1 老化によるボケではないひたすら同じ話を繰り返す40代おばさん
今の会社、とにかく色んな人がいる。
今でこそ、就活でなかなか入りにくい大企業ということになっているのだが、
一昔前のバブルで日本語さえ喋れれば誰でもどんどん採用した時代や、倒産寸前に陥り子会社を全部まとめて本社社員として採用した経緯などを経て、とにかく多様な人が集まっている。「人種のるつぼ」という言葉がまさにぴったり。
そんないまの職場の同じグループにいる40代おばさん。
高卒で子会社に事務職で入社し、倒産寸前の集約化で本社社員になれたという経歴。
仕事をしている分には大して支障がないのだが、
一旦プライベートな話題になると、これが困りごと。
とにかく同じ話を繰り返す。しかもつまらない!
・来週今期最強の寒気が来るから一気に寒くなる
・テレビ番組の有名なご意見番が「こう言ってたわ!」
・大相撲の暴力問題がどうのこうの
などなど・・・
とにかくどうでもいい話題ばかり。
そして、どの話もテレビのワイドショーの受け売り。
配属当初は、上司なので僕も真剣に頷き話に聞き入っていた。
(今思うと、こんなくだらない話を真剣に聞いていた自分もどうかと思うが)
しかし、最近は時間の無駄としか思えない。
僕の時間を1秒でもこのおばさんの話に取られていると思うとイライラさえしてくる。
ちなみにこのおばさん、仕事はちゃんとしているので、
間違いなくボケてはいない。
ということで、これは個人の性格の問題なのだ。
つまり、本人の努力次第で改善出来るはずなのに、
本人は全く悪気もなく、そもそも自分が同じ話をしていることに気付いていないのかもしれない。
2 なんで同じ話を繰り返すのだろうか?
頭も正常で、同じ話を繰り返す人。
普通だったら、自分で気付くんじゃないかと思うんだけど、
どうしてそうなるのだろう?と考えてみた。
そこで僕の仮説はこう。
生来おしゃべり好きだけど、趣味がテレビばかりだから話題がない。
そして、職場の人たちとの唯一の話せる共通点がテレビのみ。
だから、テレビで得た知識を必死に話す。
多分こう。
そのおばさん、
未婚でお母さんと二人暮らし。
どうも話を聞いていると、家に帰ってするのは二人でテレビ見るのみ。趣味は一切なし。
もちろん使っているのはガラケーで、インターネットとは無縁の生活。
そして、そうなると情報の仕入れ先はテレビ100%。
そりゃテレビの受け売りの話しか出来るはずがない。
びっくりするぐらい世間が狭すぎる。
そして今の職場、そのおばさん以外は全員大卒の本社採用。
偏差値が20違うと話が合わない。っていうのはよく言うが、
その世界の狭さ相まり、そりゃ話が合うはずがない。
てことで、色々考えてみたら、
なんとか周りに合わせるために、必死に少ない知識から話題を絞り出している。
かわいそうな人だと同情の気持ちも芽生えてくる。
3 人の時間を奪っていることに気付かないことは害悪
しかし多少かわいそうな気持ちが芽生えたところで、
仕事中に相手の時間を奪う。これはビジネスマンとして失格だと思う。
少しでも想像力と観察力があるなら、
つまらない話に辟易し、なおかつ業務が滞っている。
相手がそのことで迷惑していることは自明のことだろう。
少なくとも、最近の僕は迷惑していることを態度に出している。
それにも関わらず、相手の迷惑を顧みず、
自分の話したいという気持ちを優先させて、ひたすら無駄話をする。
要は、一種の自分勝手かつ無能だと思う。
4 やっぱりこの会社はダメだ
そして何より腹立たしいのが、
このおばさんが僕の2倍近い給料貰っていること。
確かに長年の経験は買われるべきだし、僕よりも実際に仕事は出来る。
しかし、絶対に2倍の価値ある仕事はしていない。
むしろ、得意の無駄話でグループのメンバーの業務効率を下げているマイナス要因さえ持ち合わせている。
ということで、結論は、
やっぱりこの会社はダメだ。
僕も最近会社の人事評価のいい加減さに気付き、
サボる方が得だと思い、積極的にサボっているので他人のことは言えないが、
頑張っている人ほど損をする。
それがいまの会社の特徴だと思う。
単純な事務作業と他人の業務効率を下げる人が年収600万。
一方、続々と新車の特許を発明する優秀なエンジニアの年収が800万。
会社に対しての貢献度に対する給料が全く比例していない。
典型的な年功序列制度のおかげで、
ただ長く在籍しているということが昇給の一番の条件。
どんなに無能であっても、会社に損害をもたらしても一度上がった給料が下がることは一切なし。
そして僕の性格上、こんな会社じゃ僕の力は100%発揮できない。
コスパで考えたらサボって会社にぶら下がるのが一番得だもん。
まとめ
ということで、定年までこの会社にいたら、
自分が成長とは無縁のどうしようもない人間になってしまう。
隣のおばさんの雑談すらも、
やっぱりいまの会社はいち早く辞めよう。
と僕に退職のモチベーションを上げてくれる。
本当に自分はこの会社にいる限り、幸せにはなれないのだ。
と再確認させられる。