皆さんは自分の学歴をどう思いますか?
僕はついこの間まで、自分の学歴を我ながらすごいものだと思っていました。
しかし今思うと、僕は学歴に依存していただけ。
学歴が自分のたった一つの長所だと思い込み、自分の学歴を過大評価し過ぎていました。
そして学歴にこだわり過ぎていた僕は、今まで盲目になり見るべきものをたくさん見落としてきました。
ということで、今日は学生時代の僕と今の僕の考えを比べて、
学歴の意味について考えてみたいと思います。
学歴で何とかなるのは就活まで。就職したら学歴なんて役に立たない
高学歴であると就活で無双できます。
ネットで都市伝説のように語られているが、これは間違いなく本当です。僕も思い返すと、ESはほぼ100%通過出来たし、就活サイト登録しているだけで企業側から工場見学や面接のお誘い連絡来たりで、就活はかなり楽でした。
しかし、これが高学歴が甘い蜜を吸える人生最後のチャンス。
今後の人生で就活の時以上に高学歴のメリットを活かせることは、もう二度とありません。
しかし、就活で甘い蜜を吸った僕は、
「学歴ってやっぱりすごい!
ということはこのまま出世も下駄履かせてもらえて、同期よりどんどん出世・・・」
なんて考えてましたけど、ありませんでした!
就活であれほど優遇されたはずの学歴も一旦就職してしまえばもう終わり。就職後は同期とゼロスタートでの勝負です。
そしてサラリーマンが出世する条件は何より、「結果を残すこと」
東大を出ていようが、使えない社員は一生平社員や閑職なんて普通にあります。これは僕も職場で実際に経験したのですが、
周りと特にコミュニケーションも取ることもなく、仕事も簡単な事務作業ばかりしているおじさん。本来であればその方の年齢であれば役職が付いているのが普通なのですが、彼は平社員。配属当時、僕はその人を無能なおじさんだと思っていました。しかし配属数ヶ月後、そのおじさんが東大卒だと知って、世界がひっくり返るほどの衝撃を受けました。
「え。東大卒だったら寝てても出世出来ると思ってたのに。こんなことあり得るの!?」
学歴に縛られ自分の選択肢を狭めた大学時代の自分
いま僕にはは夢があります。
会社を辞めて自分の会社を作ることです。
そして、実は大学の時も同じ夢を持っていました。
しかし、学歴を過大評価していた大学時代の僕は、
「せっかくあれだけ受験頑張って手に入れた学歴だ。学歴を最大限活かせる道を進もう」
そして起業が実力勝負で学歴なんて微塵の役にも立たないと考えた僕は、学歴が活かせる就職という道を選びました。
しかし、これが勘違いの始まり。
確かに、就活では最強に学歴が役に立ちました。しかし就職したらやっぱり実力勝負。起業と同じで出世において学歴なんて特にメリットなんてありませんでした。
そして就職して初めて、これに気付いた僕は、
「これじゃサラリーマンになった意味ないじゃん!最初から自分の夢追いかければ良かった」
と後悔が始まり、サラリーマンのつまらない仕事と安月給に日々やる気が削がれていき、最後の一番のきっかけ=彼女にフラれて、
もう人生何も失うものなくなった僕はずっと目標にしていた起業という道に方向転換することにしました。
起業を目指していた大学の頃、僕はたくさんの経営者を調べたり、同じ夢を持つ同級生と付き合っていました。
しかし、ホリエモンが東大中退であることや、周りの同級生が大学休学して起業することを「もったいない」とか「意味分からない」と思っていました。しかし、今になりやっと彼らの考えが分かります。サラリーマンとして生きるつもりなんて微塵もない彼らは学歴というものに価値を感じておらず、起業と学歴を天秤にかけた時に、迷わず捨てることが出来たのです。一方、学歴だけが唯一の取り柄だった僕は、捨てる意味なんて微塵も分からなかったのはもちろんのこと、学歴の価値を過大評価しすぎていました。結果として、学歴に縛られて自分の人生の選択肢を狭めていました。
学歴至上主義から学歴なんてどうでも良くなって得られた教訓
学歴は無いよりはあった方が良いに決まってます。しかし、学歴を万能なものだと思っていると、それは違います。学歴だけでずっと人生イージーモードなんてありえません。東大卒であろうが仕事が出来ない人は、会社では役立たずのレッテルを貼られて、人の上に立つことは出来ません。世の中は思ったよりも実力主義、起業はもちろんのこと会社においても出世するのは優秀な人です。そもそも高学歴なんて、高校2年間を大学入試ゲームの攻略法を極めただけ。高学歴=頭良いという方程式は成り立ちません。
じゃ僕が高校の頃あんなに受験頑張って損した。と思っているかと言えばそうでもない。学歴が無いと見れない世界が必ずあります。分かりやすい例で言えば、就活の足切り、霞ヶ関での出世など学歴が絶対に必要となる条件は世の中に多々あります。そして何より良い大学に入ると、優秀な知り合いがたくさん出来る。実際に僕が最近起業考え始めたのも、起業した大学の同級生が3年目にして、どんどん成功しているから。ネットのどこの誰とも分からない体験記読むよりも何より、やはり実際の知り合いの成功を横で見るのが一番のモチベーション、そして実際の知り合いはいざ自分が困った時、親身になって助けてくれます。こんなすごい人たちに出会えたのはやはり、日本のトップの大学に居たからこそ。やっぱり学歴が大して社会で役に立たないと思っている現在も、受験頑張って良かったと心から思っています。
まとめ
就活戦線で無双したり霞ヶ関で局長でも目指してない限り、学歴なんて無くても構いません。特に自分の実力に絶対的な自信があるのなら、学歴なんか無くても偉くなれるし、お金持ちにもなれます。あんな無駄な受験勉強ゲームに時間を費やしてないで、もっと実利的な勉強をした方が早く偉くなれるでしょう。しかし、僕みたいに至って普通の人間がもしも社会でのし上っていこうと思った時、学歴は良いきっかけになってくれるかもしれません。まるでファストパスのように周りの人押しのけて良い会社に入れますし、いざ起業しようと思った時気付いたら周りに頼れる知り合いがたくさんいたりします。しかしあくまでそれで終わり。学歴のおかげで道は開けるけど、そこから先の勝負は自分次第。だから学歴というのは自分の人生にきっかけを与えてくれるもの。ということでやはり高校生は必死に頑張って勉強しておけば、後々色々と可能性広がるので頑張れ!