日本で働く方の多くはサラリーマンでしょう。
9割以上の人がどこかの組織に所属し、
誰かから給料をもらって生活しているのではないでしょうか?
また9割近い日本人がそうなので、
その家庭で育った子供ももちろんサラリーマンという道を目指します。
良い大学を卒業し、なるべく良い会社に入るというのが当たり前。
起業するなんて考える人は滅多にいません。
もちろん今まではこれが幸せの最も手っ取り早い形だったかもしれません。
しかし時代が変わる中、はたして今後もこれで良いのでしょうか?
サラリーマンの安定はここ50年間の話。次の50年はもうオワコン
今では当たり前のサラリーマンという働き方。
しかし、これはつい最近生まれた概念です。
高度経済成長時代、どんどん上がる給与はもちろんのこと、
社宅、企業年金などの福利厚生をバンバン整えて、
「自営業よりサラリーマンは割が良い」
というイメージが広がり、
自営業者がサラリーマンにジョブジェンジしていったのが、
いまのサラリーマン中心の日本の始まりです。
時代が変われば働き方も変わる。サラリーマンは時代遅れに
しかし、サラリーマンの平均年収は1997年を頂点に下降を始めます。
また、絶対に潰れないと思っていた大手銀行もどんどん潰れ始めました。
サラリーマンが割が良かった時代はここで終わりと考えて良いでしょう。
そして2000年代に入り、インターネットの急激な発達とともに、
自宅でパソコン一つでお金が儲けられる時代が到来します。
また、企業の働き方もかなり変わりました。
売上規模はどんどん増えているものの、
人が関わる仕事はどんどん減少。
昔に比べてそれほど多くの社員を雇用する必要がなくなってきました。
またこの流れは、今後もAIの登場によりさらに加速していくでしょう。
つまりこれからもこれ以上新たな雇用は生まれることなく、
着実に雇用は減っていくだけです。
それと同時にこれまで割が良かったサラリーマンの待遇もどんどん悪くなっていくことでしょう。
これからは自営業が主流の時代に。時代は繰り返す
サラリーマンが安定した職業なんて、ここ50年ぐらいで生まれた考え方です。
それ以前は、戦争や経済恐慌により倒産やクビなんてしょっちゅうのこと。
むしろ自営業の方が安定していた時代でした。
それが高度経済成長時代にパナソニックやトヨタなど世界でも類を見ないとんでもない成長を遂げる企業が現れ、
そこのぶら下がっているサラリーマンが美味しい思いをできたというだけです。
そして現代における大きな変化。
それは間違いなくインターネットの登場。
組織にぶら下がるだけではなく、家で紅茶を飲みながらパソコンに向かい合っているだけでもお金を生める社会になりました。
まだ時代はサラリーマンが主流ですので、
起業することに対しては不安がある社会でありますが、
今後はサラリーマンよりも自営業の方が割が良い社会になるのは必然です。
80年前の日本人が組織で働くことに大したメリットを感じていなかったのと同じことです。
まとめ
会社にぶら下がっていれば毎月安定して給料がもらえるという幸せの形はもうすぐ幻想になります。
終身雇用、年功序列はあくまで50年前に美味しかった制度。
もうこれから50年はオワコンの制度になっていることでしょう。
そして、これから大事なのは自分で価値を生み出しサービスを提供する対価としてお金を得るという考え方。
ただ会社にぶら下がるだけの人間は、AIに取って代わられるか、
AI以下の低賃金の奴隷になっていることでしょう。
だから今後幸せを掴む上で大切なのは、
サラリーマンとして働くにしても、自営業を起こすにしても、
自分から価値を作り出すこと。
そして僕は、どうせ自分で価値を作り出すならサラリーマンとして会社にその価値を提供するよりも、
副業で頑張った方が割が良いと思い、
サラリーマンを辞める決心をしました。