SUVといえば、ほとんどの国内メーカーがラインナップしているほど大人気のカテゴリー。というのも、広い室内と運転しやすい視点の良さは普段の買い物からレジャーまでなんでも使えてすごく便利。また他のタイプの車に比べて、安価な車種でも安っぽく見えないなどのメリットもあります。ということで、そんな大人気カテゴリーであるSUV、2019年現在販売されている国内モデルを全てまとめてみました!
かっこいい!おすすめ国産人気SUVまとめ一覧
スズキ・ジムニーシエラ
176〜201万円・15.9km/L
「ジムニー」じゃなくて「ジムニーシエラ」です!何が違うのかと言うと、超簡単に言うとジムニーは軽自動車、ジムニーシエラは5ナンバー普通車。ちょっと難しく言うと、660cc直列3気筒ターボエンジンと1500cc直列4気筒エンジン。言わずとしれたスズキが誇る国産正統派SUV。根強いファンが大変多く、「ジムニーとランクル以外はSUVじゃない!」と言う人もいるぐらい隅から隅まで真面目に作られている。そんなただでさえ評価高かったジムニーが2018年7月、とんでもない進化をしてフルモデルチェンジした。日本専用モデルであるジムニーと世界戦略車であるジムニーシエラの完成度の違いは大きく、やはり金銭的余裕があるなら本来のクロスカントリー4WDの性能を存分に発揮できるジムニーシエラを購入するのがダントツでおすすめ。
スズキ・クロスビー
176〜214万円・22.0km/L
どこかのメーカーが作っているガワだけなんちゃってSUVとは違い、この価格帯ながら悪路もガンガン走れる。スズキは本当に真面目に車作ってるなぁ。ちなみにクロスビーは2WDと4WDの2種類が用意されているが、クロスビー買うなら4WD一択。だってSUVなんだから。そんな4WDのクロスビー、雪道やアイスバーンでタイヤの空転を抑えるスノーモードが搭載されており、スイッチ一つで雪道の坂道発進なども車がアシストしてくれる。雪道運転したことなくてもクロスビーなら多分どうにかなる。唯一のネックが、排気量わずか1Lなのにパワーとトルクは1.5L相当の出力あるエンジン載せたり、何かとスズキが本気出しすぎて作っている車なので、コンパクトカーのサイズながら176万円〜という強気の価格設定が残念なぐらい。
日産・ジューク
197〜346万円・18.0km/L
2010年に発売された小型クロスオーバーSUV。2019年9月に欧州向け新型が発表され、国内販売予定は未定だがよっぽどのことがない限り、今買うべき車ではないだろう。発売当初は賛否両論あった奇抜なデザインだったが、ユーザーには受け入れられ、むしろこの強い個性が世界的人気車種へと引き上げ、小型SUVという新たなジャンルを作り上げた立役者。しかし、2013年にヴェゼル、2016年にC-HRとライバル社が続々ジュークに対抗馬をぶつけてきたことにより、国内での販売台数は徐々に落ち、2019年の新型発表へと至る。
ホンダ・ヴェゼル
207〜290万円・21.2km/L
フィットをベースにしたコンパクトSUV。2013年に発売され、発売後3年間SUV販売ランキングで1位を取り続けた。発売から6年とまもなくモデル末期に入るが、同価格帯の中で価格・燃費共に優れており、現在でも十分な競争力がある点は、さすがかつてのNo.1だ。国民的大衆車であるフィット譲りの広い居住性とSUVならではの高い衝突安全性能が売りで、2016年のマイナーチェンジでホンダ最新の運転支援システム「Honda SENSING」を搭載しさらに安全性に磨きをかけた。2018年には外観に変更が加えられ、ホンダの「まだまだヴェゼルで勝てる」という意気込みが感じられる。ただ、唯一の欠点が全高が1605mmあるため一部の立体駐車場に入らない可能性がある。
三菱・RVR
210〜275万円・15.4km/L
2019年8月のマイナーチェンジで外観が変わった。日本ではあまり売れていないが、ヨーロッパではシトロエン・C4やプジョー・4008のベース車両になっており、海を渡ると良い評価を受けている。ということで車としては特に悪くもない車なのだが、販売元である三菱自動車が2016年に燃費不正問題を起こしたことで、三菱の車全てが売れておらずRVRもその煽りを受けている。ちなみにメーカー都合として、自動車というのは基本的に開発費を回収できる利益をあげるまで売り続けられるという原則があり、2019年にマイナーチェンジしたことから分かるように、どうやらヨーロッパでシトロエンとプジョーの力を借りても足りないらしく、三菱としてはまだまだ売るようだ。ということで、「買ったらすぐに新型が出ちゃった!」ということにはならないので2019年現在安心して買えるSUV。
マツダ・CX-3
212〜309万円・17.0km/L
2015年2月の登場以来、2019年までで4回もマイナーチェンジされており、マツダとしてはよほど売り上げに困っているみたい。原因はもちろん、C-HRとヴェゼルのせい。ちなみに幾度のマイナーチェンジからよほど車に問題があると思われそうだが、普通に良い車。発売当初はディーゼルのみしか設定がなく、最低価格230万円〜とマツダ側もかなり強気で売っており、幾度のマイナーチェンジは逃げではなく、まだまだこのCX-3は勝負できるという攻めのマイナーチェンジ。ということでC-HRやヴェゼルが好みでない場合は、迷いなく選択肢に入れて良いと思う。唯一迷うのはSUVではないが、最近同価格帯でマツダ3というとんでもなくかっこいい車を出してきたので、そっちに目移りしてしまうことぐらい。
スバル・XV
213〜282万円・19.2km/L
インプレッサ譲りのまるでSUV離れした操作性により走りも悪くなく、アイサイトを使った半自動運転は同価格帯ライバル車種の中では明らかに一歩抜きん出ており、かなり楽で安全。売上台数ではホンダ・ヴェゼルに負けているものの、カーレビューなどでも11km/Lという実燃費の悪さ以外、特に悪い評価を見かけることがなく、普通に良い車。
スズキ・SX4 S-CROSS
214〜235万円・16.2km/L
あれ?この車BMW??と思うようなかっこいいスズキの車。元々はスズキが欧州向けの車種として開発したのがこのSX4 S-CROSS。ということで、日本仕様も生産拠点はスズキハンガリー工場、見た目だけでなく乗り味も心なしか欧州車っぽい。そんな「乗り味重視!燃費なんか気にしない!」欧州人好みに合わせたのか、燃費はむちゃくちゃ悪い。ということでヨーロピアン好みの乗り味に全振りしたSX4 S-CROSS、乗り心地は他のコンパクトSUVとは比べ物にならないほど良いらしい。というのもサプライヤーも国産サプライヤーの欧州向け部門から調達するというこだわりよう。もうこの車は100%完全に欧州車と言って良いのではないか?そんな「和製」欧州車SX4 S-CROSS、ライバルの欧州メーカーたちが雑魚だから手を抜いたのか、日本車としては信じられないぐらい、安全装備が乏しい。軽自動車であるワゴンRにすら装備している緊急自動ブレーキすら装備されていないのはさすがに手を抜き過ぎ。もはや何も付いていないと言って良いレベル。ということで良くも悪くも根っからの欧州車を真似したSX4 S-CROSS。ピカピカメッキのフロントグリルがかっこいいと思うなら買っても良いのではないだろうか?
日産・エクストレイル
223〜348万円・16.4km/L
2013年登場というもはや古い車ながら、日産にしては珍しく長寿ヒットになっているエクストレイル。社内でも予想外の売れ行きらしく、コツコツ改良を重ねますます売れるという好循環になっている。そしてついに2017年、日産の最新自動運転システムである「プロパイロット」が搭載された!これにより、日産最高級車である800万前後のシーマにすら付いていない最新装備がたった250万円のエクストレイルに搭載されてしまうというおかしなことになってしまった。ということで、日産の広告でも言っているが、「未体験」レベルの先進技術がたった250万円で体験できる超すごい車。ただ実際に買う人たちは、この車にこんなすごい装備が付いているなんてほとんど知らず、他メーカーのコンパクトSUVに比べて、「長くて、幅が狭くて、全高が高く、一番安い」というのが売れている理由。つまり安いくせに使い勝手が良いというSUVとしては本望の結果。
トヨタ・C-HR
229〜284万円・16.4km/L
プリウスと共通のプラットフォームを使用する。よって最低地上高はプリウスとほぼ変わらないが、サイドのボトム部分に黒い樹脂パネルを使うことで目の錯覚を利用し車高を高く見せるという面白い仕組みを使っている。リアの窓を小さくして後席に閉塞感を感じさせてでもデザインにこだわっており、ドアレバーもピラーの中に擬態するなどびっくりするぐらいトヨタらしくない車。ということでこんなデザインが大ウケし、日本一売れるSUVになった。ちなみに売れ筋の8割はハイブリッドモデルであり、プリウスと差額10万円ぐらいなので、「あのかっこ悪いプリウス買うぐらいなら・・・こっち!」とプリウス購入層が大量に流れてきているという。ハイブリッドモデルの場合は燃費30km/L前後。開発コンセプトとして、「RAV4とプリウスと86の良いとこどり」と言っているだけあって、86譲りの運動性能も抜群に高く、ニュルブルクリンク24時間レースのレースベース車として使われるほどのポテンシャルを持つ。ということでそりゃ日本一売れる理由分かるや。という車。
三菱・エクリプス クロス
253〜342万円・15.2km/L
2010年に投入したものの不発だったコンパクトSUVであるRVRの仕返しをするかのごとく、2018年に三菱が4年ぶりの新型車として送り込んだのがこのエクリプス クロス。不正問題で世間からのイメージどん底の三菱自動車から出た車とは信じられないほど評論家から褒められている。というのも、元々パジェロなどでSUVに関しては十分なノウハウがあった三菱が本気出して投入してきたのだからそりゃそうだ。特徴的なのはリアの2枚窓。数ある日本車の中でこんな車見たことない!と言えるほど独特なデザイン。窓ガラスに走る一本のテールライトラインは夜に高速道路で追い抜かれたら二度見すること間違いなし!
マツダ・CX-5
257〜388万円・16.0km/L
国産かっこいいSUVの代表格。全世界で販売されるマツダ車の4台に1台はCX-5というほどマツダを支える屋台骨。ということでマツダも気合い入れて作っている。先代で酷評された内装も克服し見た目中身共に欧州プレミアムに引けを取らなくなったデザインは完璧な車。そして「走る楽しさ」にこだわるマツダ。国産車にはない上質な走りを目指しており、それはSUVの使い勝手の良さを犠牲にしてでも乗り味だけは妥協しないという姿勢が感じられる。ということで走り重視のどデカイリアサスペンションが搭載されており、トランクルームにタイヤハウスが結構張り出しており、荷室を圧迫してるのが車好きとしては面白い。
トヨタ・RAV4
260〜381万円・25.2km/L
トヨタを代表するSUV。C-HRに続き、またまた攻めた気合入ったトヨタらしくないデザインで出してきた。個人的には日本車っぽくなくてすごくかっこいい。そしてさすが2019年登場のトヨタの最新車種。最新技術が色々詰め込まれており、たいていのメーカーが緊急自動ブレーキが歩行者しか感知しないのに、RAV4は自転車も感知するようになった。というのも、歩行者に比べ自転車は速い速度で移動しているのでセンサーが感知するのが難しかったのだが、新型RAV4は克服したようだ。このRAV4トヨタの世界戦略車でアメリカでは売上日本車トップを記録するほどのトヨタの代表車種。ということで室内は広々、まさにアメリカ人が好きな良い道具感がある車。
スズキ・エスクード
265万円・16.8km/L
実は30年以上の歴史を持つ隠れた国産正統派SUV。上で紹介したSX4 S-CROSS同様、ハンガリーで生産している輸入車。K14C型というスズキの中でも圧倒的性能を持つスイフトスポーツと共通のエンジンを使用しており、6速ATと標準装備のパドルシフトの組み合わせもありかなりスポーティに走ることも可能。欧州仕込みの足回りは日本車にはない乗り味で、乗り心地も良く、またSX4 S-CROSSと違い、先進安全装備も充実しており、いまのところ日本ではあまり人気ないが隠れた良コスパ車。
三菱・アウトランダー
266〜348万円・16.0km/L
アウトランダーといえば、EVのプラグインハイブリッドであるアウトランダーPHEVをイメージする人が多いがガソリンモデルであるこっちも悪くない。 先代からわずか3年という異例の短さでモデルチェンジされた現行アウトランダー。先代で酷評された乗り心地、騒音などが見事に改善された。
スバル・フォレスター
280〜309万円・14.6km/L
シンメトリカルAWDを搭載するスバル車の中でも、Xモードという電子デバイスを搭載し、最も悪路走破性が高いのがこのフォレスター。これは雪道や荒れた路面でタイヤが空転する直前に介入し、安定した走行を実現するというシステムであり、高い悪路走破性を求めるならフォレスターはかなりおすすめ。もちろんスバル車なのでアイサイトも搭載しており、安全性能も抜群に高い。
マツダ・CX-8
289〜446万円・13.4km/L
家族の関係上3列シート車を買わないといけない。だけどミニバンはかっこ悪いから乗りたくない・・・。そんなお父さんたちの需要をごっそり汲み取ったような車がこのCX-8。というのも、マツダ自身が「ミニバンは当社のデザインコンセプトにそぐわないから生産しない」要はミニバンはかっこ悪いと言ってミニバンの代わりに出してきた答えがこのCX-8。ということで他のメーカーの3列シートSUVとは比べ物にならないぐらい3列目の快適性が高い。またマツダらしい「走る楽しさ」もしっかりと取り入れられており、車にかっこよさと楽しさと実用性を求めるお父さんたちにはオススメの一台。
トヨタ・ハリアー
294〜460万円・16.0km/L
高級クロスオーバーSUVの先駆者。高級セダンの快適性と乗り心地を備えたSUVという新しいジャンルを作り上げた歴史に残る一台。良くも悪くもおしゃれに全振りしたような車で、スイッチ類の操作は全て静電タッチ式。また日本車にしては珍しく、「流れるウインカー」が標準装備で採用されている。トヨタが全車種の中で一番力を入れていると言って良いほど良く作られており、この価格でこれほど装備が充実している車は他にないと言える最強コスパ車。
ホンダ・CR-V
323〜436万円・25.8km/L
トヨタ・RAV4同様、国内よりもアメリカ向けに作られている車。よって車幅が1855mmあり、間違いなく立体駐車場には入れないぐらいデカい。ということで、新車になってあまりにもデカイ!と言われているホンダ・シビック同様、国内では全然売れていないがアメリカでは75万台の販売を誇り、フォルクスワーゲン・ゴルフと同じぐらいの台数売れているという事実は日本人には信じられないだろう。日本という特殊な市場の中で同じメーカーから出されるN-BOXの影に隠れる隠れたホンダの世界戦略車。
スバル・レガシィ アウトバック
329〜356万円・14.8km/L
30年を超える歴史を持つクロスオーバーSUV。スバルの全てが詰まっているとも言えるフラッグシップ車。他メーカーがモダンなデザインに力を入れる中、「ファッションSUV(笑)」と他車をあざわらうぐらいの実質重視SUV。ということで、見た目は他の派手なSUVを見慣れているとあまりかっこいいとは言えない。フォレスター同様、Xモードが搭載されており、雪道で1輪が浮くくらいはどうってことなく走れるぐらいすごい悪路走破性。またアイサイトver.3が搭載されており、前方障害物検知にカラー認識可能なステレオカメラを使用しており、物体センサーにプラスして前車のブレーキランプの赤色でも障害物を検知するという二重体制は、まさに自動ブレーキの先駆者であるスバルだからなせる技。ということで、同価格帯のハリアーほどのかっこよさはお世辞にもないけど、車としての能力だけで判断するなら一級品レベル。
トヨタ・ハイラックス
332〜396万円・11.8km/L
厳密にはSUVではなく、「ピックアップトラック」という部類に入るが、ピックアップトラックに屋根をつけたのがSUVの始まりなので、SUVの先祖みたいな存在。見た目からして分かるが完全実用性重視。強靭なラダーフレームに4WD、板バネという、他のSUVが尻尾まくほどの悪路走破性。というか、トヨタ・ハイラックスは普段使い車というよりは「はたらくクルマ」的存在。見た目だけに惹かれて、乗用車扱いして買うと、色々と嫌になると思う。他のSUVが持つようなファッション性は無いし、快適装備も必要最低限のみ、ただ仕事車として男4人で山奥を駆け抜ける用途としては右に出る者はいない最強車。ちなみに扱いはトラックなので、車検は毎年受けなければいけないので、見た目だけで買うとやっぱり嫌になると思う。
トヨタ・ランドクルーザープラド
353〜536万円・11.8km/L
地球上のあらゆる道を走る世界最強SUVランドクルーザーを一般向け、日常使い、低価格に味付けしたのがこのランドクルーザープラド。ということでランドクルーザー譲りのラダーフレーム構造と4WD機構による高い悪路走破性は折り紙つき。そして街乗りにて真価を発揮する快適性や先進安全装備。まさに他のSUVとは別格と言える存在。まだ巨大とも言える車体のおかげで、3列目シートも十分にくつろげるほどの快適性。オフロードでは高い走行性能、耐久性を発揮し、オンロードでは最新技術や安全性、快適性でドライバーをサポートする。まさに一台で何から何までこなせてしまう車。ちなみに新車価格は高級車の部類に入るが、世界中で大人気なだけあり、リセールバリューが異常に高いので、中ぐらいのSUV乗るぐらいだったら、ランドクルーザープラド乗る方が結果的に安く済んだりもする。
レクサス・UX
390〜535万円・27.0km/L
レクサスのSUVの中で一番小さい車。UX=アーバンなクロスオーバーということだけあり、多分ほとんどの機械式駐車場に入ることができる。トヨタ・C-HRのレクサス版と思ってもらえばイメージしやすい。女性チーフエンジニアが開発したこともあり、着座位置が低く女性でも乗りやすい一方SUV特有の視界の良さを両立した使い勝手の良さや和紙をモチーフにしたダッシュボードデザインなど女性ならではの細かな気配りが各所に取り入れられた車。実はC-HRよりも全高が低いにも関わらず、そうは見えないのがさすが一流レクサスのデザイン部門。C-HRと同じサイズの車が何でこんなに高いんだ?と一見思うが、細かいところを見ていくと確かに金かかっていると納得できるコンパクト高級SUV。
三菱・アウトランダーPHEV
393〜509万円・18.6km/L
基本は電気によるモーター走行、強い加速やアクセルを目一杯踏んだ時のみガソリンエンジンが使用されるというハイブリッド車。他のハイブリッド車と違い、よく駐車場の片隅にある充電スポットで急速充電することでモーターの動力を得る「プラグイン」ハイブリッド車。実は三菱自動車、電気自動車に取り組んだのは他社よりもかなり先駆けており、2009年にi-MiEVを世に送り出しており、EVに関してのノウハウは十分。電気自動車なので当然だが、静寂性に関してはロールス・ロイスよりも静か。ちなみに一風変わった使い方としては、アウトランダーPHEVを電源とすることで、1500Wまでの家電製品を使用できるので、キャンプで煌々と照明を炊いて、炊飯器にティファールを持ち込んでオートキャンプというような楽しい遊びも出来てしまう。
レクサス・NX
442〜534万円・13.0km/L
レクサスが販売するコンパクトSUV。一言で説明すると、「レクサスが作っているハリアーよりちょっとだけ小さいSUV」全長がハリアーより8cmだけ短くて、価格が50万円高いこと以外はほぼ全てハリアーと同じと考えてもらって良い。ハリアーが良くも悪くも大衆向け車であることに対して、NXはところどころが尖っているスポーティSUV。ハリアーのシンプルなグリルに対してどデカいスピンドルグリルが印象的であるNX。
トヨタ・ランドクルーザー
472〜683万円・6.9km/L
圧倒的に高い信頼性を誇る日本が生み出した世界屈指のSUV。快適装備や先進技術が惜しまなく注ぎ込まれていることから、高級SUVのイメージが強いランドクルーザーであるが、この車の真価が発揮されるのは道なきオフロード。日本に居ると、歩道の数センチの段差ぐらいでしか、この車の実力を試せないが、砂漠や未舗装路が多い海外では絶大な人気で、日本で使い古されたランドクルーザーであっても十分な需要があるため、リセールバリューが異常に高い。ということで、盗まれやすい車ランキングでも常に上位に入るランドクルーザー。トヨタの販促イベントで、スキー場のゲレンデを駆け登るというパフォーマンスをして見せるなど、他のSUVとは次元の違うレベルを有しており、国産SUVの中で「本物のSUV」と呼べるのはランクルとジムニーの2台だけと言われているほど。
レクサス・RX
503〜690万円・18.8km/L
レクサスの「ミドルサイズSUV」と呼ばれているが、一つ上のクラスのLXがあまりにも高額なことと価格帯が違いすぎることから、実質レクサス最高級SUV。3列・7人乗りモデルも選択できるが、7人乗ることを目的に買うのであれば、正直マツダ・CX-8の方がゆったりしているし全然使い勝手が良い。生い立ちこそトヨタ・ハリアーの派生モデルとして生まれたが、現在は車格も価格帯もハリアーに比べて大きく上がっており、ハリアーの同格モデルはレクサス・NXに譲っている。ということで国産高級ブランドであるレクサスの中核をなす基幹SUVであるRX。
レクサス・LX
1115〜1170万円・6.5km/L
レクサスの最上級SUVにして国産最高峰SUV。他SUVとは価格帯がまるっきり違う。ということで、国産SUVで価格も実力もLXに比肩できるSUVは存在せず、買う場合迷いなく買えるだろう。搭載される5.7リッターV8エンジンは国産乗用車第1位の排気量を誇り、ということで燃費もびっくりするぐらい悪い。ベースはランドクルーザーと共通なので、いわゆる「ランドクルーザーの豪華版」ラグジュアリーさとランドクルーザーより1.1リッター多いエンジンのために400万円出すかどうかは買う人次第。