日本で見ない日は無いほど大人気な車、SUV。そんなSUV人気は日本だけでなく世界どこでも大人気という状況です。そしてこのSUVフィーバー、我々庶民の間だけではなく、富裕層からもSUVへの熱い視線がすごいらしく、今までSUVを作ることなんて考えられなかったスーパーカーブランドまでSUVを作り始めています。ということで、今回は富裕層御用達憧れの高級SUVをまとめてみました!
- 新車で買えるおすすめ現行輸入車SUVまとめ一覧
- プジョー・5008
- メルセデスベンツ・GLAクラス
- ジープ・チェロキー
- ジープ・ラングラー
- BMW・X1
- BMW・X2
- ジャガー・E-PACE
- ランドローバー・ディスカバリースポーツ
- ランドローバー・レンジローバーイヴォーク
- ボルボ・XC60
- アルファロメオ・ステルヴィオ
- メルセデスベンツ・GLCクラス
- アウディ・Q5
- ジャガー・F-PACE
- BMW・X3
- キャデラック・XT5 CROSSOVER
- ポルシェ・マカン
- BMW・X4
- ボルボ・XC90
- アウディ・Q7
- BMW・X5
- メルセデスベンツ・GLEクラス
- ジャガー・I-PACE
- BMW・X6
- アウディ・Q8
- ポルシェ・カイエン
- マセラティ・レヴァンテ
- BMW・X7
- メルセデスベンツ・EQC
- テスラ・モデルX
- メルセデスベンツ・GLSクラス
- メルセデスベンツ・Gクラス
- ランドローバー・レンジローバー
- ベントレー・ベンテイガ
- ランボルギーニ・ウルス
- ロールスロイス・カリナン
- まとめ
新車で買えるおすすめ現行輸入車SUVまとめ一覧
プジョー・5008
414〜473万円・17.8km/L
プジョーが販売する3列7人乗りの大型SUV。このプジョー・5008、元々出自はミニバンだったということもあり、ミニバンとSUVを足して2で割ったような独特の見た目をしている。ということで個人的にミニバンは嫌いだが、ミニバン要素が見事にプラス作用に働いており、他には見ない先進的なデザインでむしろかっこいいと思う。車内にもミニバンの名残残しており、居住性もかなり良い。2列目シートに至っては、3席が独立しているというまるで新幹線の座席みたいなシート。日本車ではまず作られることないであろう車。一つ下の価格帯であるプジョー・3008が立体駐車場にギリギリ入らないという日本国内で使うには中途半端な大きさをしているおかげで、「どうせ3008買うぐらいなら5008にしちゃお!」と流れてくる人が多いらしく、この値段の割に日本でよく売れている。そして売れている理由のもう一つが見た目こそ大きく見えるが、実際の全長はわずか4640mmしかない。日本車で分かりやすい例をあげるとマツダ・CX-5より10cm大きいだけ。同じ3列シートであるCX-8に比べたら全然小さい。ということで、2列目の居住性の良さとは対称的に3列目がかなり狭いというのがこのプジョー・5008の唯一の残念ポイント。
メルセデスベンツ・GLAクラス
414〜533万円・16.4km/L
メルセデスベンツのコンパクトSUVにして最も安いSUVであるのがこのGLAクラス。一番安いコンパクトモデルが400万円もするのだから、SUVはやっぱりメーカーとしては利益率良いったらありゃしない!ただ全高が1505mmと低く、一部の人からしたら「これってSUVなの?」と言われるぐらいSUVっぽくない車。基本設計はAクラスの流用であり、正直SUVが欲しくて買うというよりは、Aクラスの見た目よりもこっちが好みということで買う人がほとんどだろう。そんなわけで狭い日本の都市部でもなんのストレスもなくフツーに使えてしまうメルセデスベンツ車。一番安いベンツと言えど乗り心地が良いのは当たり前。400万円近い車の価値は十分にある。またベースのAクラスよりトランクが80リッターほど広いため、Aクラスに積めないような荷物も積み込めて使い勝手もフツーに良い。特に批判することがないフツーに良い車。
ジープ・チェロキー
429〜484万円・10.5km/L
車両サイズで言うと、BMW・X3やボルボ・XC60と同じぐらい。この価格帯で一つ上のクラスと同じサイズの車が買えるということで、デカいの大好きなアメリカではバカ売れ。月に2万台売れる大ヒット車となっている。また272馬力を発生するエンジンは、この巨体でも十分パワフルに感じることができ、燃費はわずか10km/L程度と悪いが、豪快な楽しさがある。輸入車にしては珍しく、レギュラー指定なので思っているよりは燃費も安い。ほぼ同じ価格帯でジープ・ラングラーがあるが、あっちはガチでオフロードを走るためのSUV。こっちは都会での上質な乗り味を追求しているという住み分けとなっている。
ジープ・ラングラー
432〜613万円・11.5km/L
アメリカ陸軍御用達の老舗SUVメーカーであるジープが、最も安い価格でガチで作っているSUV。ということで、ラダーフレーム、4WD装備と悪路走破性は全く問題なし。というか、このラングラー、歴史を辿っていくと出自は第二次世界大戦中まで遡り、元々は第二次世界大戦で使うために作られたジープが発祥。軍仕様のジープが発祥ということもあり、屋根は車載工具で取り外すことができ、バギーに変身できるという変わった特徴を持つ量販車。ま。外した屋根の置き場所に困ることと、バギーに変身するメリットがないので、一般人でこんなことする人はまずいない。ということで、荷台から敵にマシンガンぶっ放すために開発されたこの車、後席はかなり広く、リムジン並み。なかなか特殊な用途でしか使わないだろうが、本物のSUVを求める人には真っ先に選択肢に上がる一台。
BMW・X1
423〜631万円・19.6km/L
大人気BMWのSUVの中で一番安いモデルがこのX1。一番安いSUVと言うと、国産車メーカーみたいに「見た目だけSUV」かと思いきや、さすがのBMW、ガチのSUVに仕上げている。というのも、説明書に、「水中を走行する場合は、水深25cm以下までにすること」との注意書きが。「なんだよ!25cmしか走れないのかよ!大したことないじゃん!!」と思う人もいるかもしれないが、まずこんな注意書き国産メーカーは書いていない。で、25cmは安全マージンを取って余裕ある表記にしてあるはずだから、実際はポテンシャルはまだまだ。多分ゲリラ豪雨で冠水しているアンダーパスぐらいなら走破できるかもしれない。ということで、本来のSUVの性能をしっかりと盛り込まれているこのX1。ただ!先代がわずか353万円で買えたことを考えると、性能も上質感も格段に向上したが、BMWの入門SUV的な立ち位置がなくなってしまったX1。良い車にはなったが、庶民が買える車ではなくなってしまった。ちなみに見た目から分かるように、立体駐車場にはまず入らない。一方ライバルのメルセデスベンツ・GLAクラスは余裕で入る。そんな感じでドイツ車メーカー同士としては珍しく完全に対極の販売戦略を行っている。
BMW・X2
439〜684万円・18.3km/L
位置付けこそX1の上位モデルとなっているが、価格もサイズもほとんど変わらない。というのもBMWのSUVの法則として、「偶数モデルは一つ下の奇数モデルとベースを共用する」という法則がある。奇数と偶数で何が違うかと言ったら、X2はスポーツ風クーペという位置付け。ということで全高も低く、X1が立体駐車場に入らないのに対して、全高1535mmのX2は難なく日本の立体駐車場に入ることができる。またデザインも若々しく、CピラーにBMWエンブレムが貼られていたり、キドニーグリルが下広がりの台形になっていたり、BMWとしては異例とも言える挑戦的デザインとなっている。ということで、水深25cmまで走れるX1とは違い完全に都市部での使用を射程に開発されたX2。使い勝手が良いだけでなく、走りもBMWの「駆け抜ける歓び」を体現しており、192馬力を叩き出す2リッターターボエンジンはまるでSUVというよりは、往年のホットハッチ。MINIクロスオーバーとは基本骨格を共有しており、MINI独特のゴーカートのように楽しく俊敏な操作性を生み出す骨格なだけあって、車としてのポテンシャルは間違いない。そんなわけで車格にしては値段が高いが、そこそこ走れるSUVが欲しいと思ったら、真っ先に候補に上がってくる一台。
ジャガー・E-PACE
443〜749万円・14.9km/L
なんか変な名前。もしかして電気自動車?と思うかもしれないが、Eは電気の「E」ではなく、ただのモデル名。外車の電気自動車がこんなに安く買えるわけがない!ちなみにジャガーの電気自動車は「E」ではなく「I」。詳しくは下に書いてあるのでぜひ読んでね!ということでそんなジャガーの中で一番安いSUVであるE-PACE。同じイギリス車であって系列メーカーであるランドローバー・イヴォークとプラットフォームを共用している。「だったら、値段ほとんど変わらないしレンジローバー買うわ!」というのは置いておいて、ジャガーらしくスタイリッシュで見た目はすごくかっこいい。ジャガーの知名度が日本で低いというおかげもあるが、450万円の車には見えないハッタリ感はさすがジャガーデザイン。ジャガーは本当にデザインだけは良い。日本での販売に相当苦戦しているジャガー、このE-PACEも例に漏れず錦織圭とコラボした50台限定特別仕様車「KEI NISHIKORI EDITION」という車としてはよく分からないグレードを740万円で販売している。
ランドローバー・ディスカバリースポーツ
443〜763万円・14.4km/L
高級SUVメーカーであるランドローバーの一番安いSUV。廉価モデルであってもDNAはランドローバー。周りを見下すほど高い視界であるランドローバー伝統の「コマンドポジション」に1970kgの車重がもたらす重厚感はとてもコンパクトSUVとは思えない。ということで、一部の車好きにしか分からない高級車メーカーなので、一般人に対して見た目でドヤることはできないが、一度室内に足を踏み入れれば誰が乗っても高級車だと分かるコンパクトSUV。高級車ブランドであるランドローバーがわずかこの価格で手に入るということで日本でも結構な販売台数を誇る。
ランドローバー・レンジローバーイヴォーク
461〜821万円・13.4km/L
高級車。ドアハンドルが自動でせり上がって走り出すと格納されたり、ボディ下まで映すアラウンドビューモニター、リアカメラによる映像を映すルームミラー、ステアリングスイッチが液晶表示で機能によってスイッチ表示が変わるなどかなり珍しく先進的な技術が随所に取り入れられている。外観を見ると前から後ろにかけて尻すぼみになっているルーフラインなど、これまた珍しいデザインをしており美しい。さすが高級ブランドはやることが違う。大ヒットした先代の良いところのみを進化させたようなこのレンジローバーイヴォーク、間違いなく売れることが約束されているような車。
ボルボ・XC60
614〜739万円・16.1km/L
ボルボの一番売れ筋である中心的SUV。ボルボのSUVは全モデルとも本来の泥臭さなどとは無縁で、都会的で洗練されたイメージがあるが、このXC60も例に漏れずおしゃれな先進的SUV。しかし今や都会のおしゃれ系SUVと思われているボルボだが、元々は雪も降るスウェーデン発祥のメーカー、走り本来の実力も十分。それに加え、世界屈指の先進技術も搭載されているというのだから、他のメーカーからしたらたまったもんじゃない。全車速追従機能付クルーズコントロールはもちろんのこと、140km/h未満の速度であれば、車が常に車線の中央を維持するためにステアリング操作を自動で行う。つまるところ、ほぼ自動運転。日本の高速道路や北海道の雄大な道路みたいなゆるやかなコーナー程度であれば、文字通りの手離し運転が可能となっている。ただ残念なのが、ボルボにドイツ御三家ほどのプレミアムブランド感がないということ。やはり知名度が勝るドイツ御三家の人気はすさまじく、車としての性能自体は間違いないボルボであるが、日本での売り上げはどうしても負けてしまっているのが現状。もったいない!
アルファロメオ・ステルヴィオ
617〜1167万円・11.8km/L
イタリアの名門アルファロメオが初めて作ったSUV。あまりにもすごい顔をしているので、なんかすごい車なんじゃないか・・・?と思うが、見た目以外はいたって普通。最近のイタリア車と同じで特に壊れることもないし、良くも悪くも普通に使える車。ということで、アルファロメオっぽさはフロントグリルだけ、中身はほぼドイツのプレミアムブランドと変わらない優等生SUV。アルファロメオたるもの!それじゃダメじゃん!ま、SUVで個性を出すなんて不可能に近いぐらい難しいことなので無理なのも分かるが、どんなにアルファロメオの熱狂的ファンでも多分買わないであろう車。
メルセデスベンツ・GLCクラス
621〜799万円・16.2km/L
ベンツのコンパクトセダンであるCクラスベースのSUV。ということで、見た目も内装も現行のCクラスそっくり。ただ4WD専用のチューニング、SUV化に伴うラゲッジスペースの増量など、徹底的に改良を加えられている死角のない車。あまりにもよく出来ているので、特に言うことなし!
アウディ・Q5
636〜772万円・15.6km/L
アウディの主力SUVであり、ドイツ御三家がしのぎを削り合う激戦区にいるミドルSUV。BMW・X3、メルセデスベンツ・GLCクラスの中で装備対価格で考えると一番割安感が強く、買いかどうかで言ったら、間違いなく買い。軽量化のおかげでライバルたちに比べて軽いくせにエンジンは強力、一番キビキビとした走りをすることができる。ということで失敗は許されない激戦区クラスにおいて、アウディが真面目に作っているだけあって、最新鋭装備もふんだんに使われており、珍しい機能だと最近流行りのスマホ連動が付いているのはもちろんのこと。スマホから車の鍵を開けることができてしまう!またスマホアプリで燃料残量も常にチェック可能。技術としては大したことない技術だと思われるが、スマホがなくてはならない現代において、これらの機能は地味に便利。さすが、アウディ分かっている!
ジャガー・F-PACE
656〜1272万円・15.8km/L
このクラスが激戦区であることは、アウディ・Q5の紹介で説明した通り。ということで、ドイツ御三家が強すぎて見向きもされていない。歴史あるメーカーであるジャガーだが、実はSUVを作ったのはこのF-PACEが初めてであり、やはりノウハウでもドイツ勢に負けている。見た目を気に入った以外には積極的に買う理由のない車。
BMW・X3
657〜878万円・17.0km/L
普通に良い車。ということでこのクラスのSUVの中で国内で最も売れている。ライバルと比べてみると、アウディ・Q5と比べると2019年までアウディ・Q5にはディーゼルモデルの設定がなかったので、X3がディーゼル車が欲しい人の需要を一手に担っていた。またQ5ディーゼルが発売された現在でも、新型車扱いのQ5ディーゼルはしばらく不具合の発生などから様子見という人も多いので、ミドルクラスSUVのディーゼルモデルが欲しい人はこのX3一択。次にボルボ・XC60と比べると、さすが「駆けぬける歓び」のBMW、エンジン、トランスミッション、おまけに電装機器類などにおいてX3の方が一歩進んでいる。XC60が最先端の自動運転などに注力している一方、X3はあくまでドライバーズカー、とにかく走る楽しさを追求している。ということで先代からほとんど変わっていない古臭い見た目さえ気にならなければ、良い買い物をしたと思える車。
キャデラック・XT5 CROSSOVER
680〜783万円
ドイツ車続きのこの価格帯にまさかのアメ車がランクイン。「ドイツ車の真似なんかするもんか!」をモットーにするような車であり、まず大きさが国産最大サイズのSUVであるレクサス・LXと同じぐらいある。そしてこの大きさのくせして左ハンドルしか設定がないので、日本で運転しづらいったらありゃしない。どうりで日本で走っている姿見たことないわけだ。たいていの左ハンドル車でも日常生活では特に問題なく走れるはずの日本の道路事情だが、XT5 CROSSOVERだけは別。全幅1915mmのボディで左ハンドルだと、大きな交差点で右折しようと思う時、右折車線から対向車が全く見えない。ま。こんなどデカい車が交差点で立ち往生してても、怖くて誰も煽ってこないとは思うが、日本の交通の流れを妨げること間違いなしな車。どデカいボディに3.6リッターの大排気量エンジン、ゆったりとクルーズするのには持ってこいの車なので、「後ろの交通の流れ?なにそれ??」と肝が座っている人にはぜひ買って欲しい車。
ポルシェ・マカン
699〜1194万円・12.8km/L
世界中で売れまくった異例の大ヒット車ポルシェ・カイエンの一回り小さいSUV。2019年現在、ポルシェにしては手頃な価格設定もありポルシェの全車種の中で一番売れている。1990年代には倒産の噂まで立ったポルシェであったが、この5人乗りSUVの登場のおかげで会社は右肩上がり、マカンの生産のためにライプツィヒの工場を拡張するなど絶好調。スポーツカーメーカーであるポルシェの中でSUVが一番売れているというのも個人的にはちょっとどうかな?と思うけど、結果ポルシェ・911などスポーツカーが今後も売られ続けるならオーライ!倒産されるよりマシ。2リッター直4エンジンは718ボクスター並みのトルクを持っているが、車重が2390kgと重めなので「むちゃくちゃ速い!」ということは決してない。エンジンは叫ぶというよりも常にルンルン歌っているようなかわいい車。ということで、日常に過不足なく使えるポルシェということでなんの文句もつけようもない良いSUV。
BMW・X4
767〜980万円・13.4km/L
BMWの偶数番号のSUVはいわゆるクーペスタイルのSUV。ということでこのX4も例に漏れず、リアの造形は文句なしのクーペスタイル。ベースは一つ下の奇数モデルであるX3。X3の出来がむちゃくちゃ良いだけあって、このX4も普通に良い車。おなじみのセンターコンソールにあるダイヤル「iドライブ」によるナビ画面などの一連の操作はBMWの他車種と同じ。一方、ジェスチャーによる操作も可能となっているなど、割と攻めた最新技術を搭載してきたX4。しかし、全然手の動きを認識しないなど、相当に使い勝手が悪いらしく酷評されている。個人的には、最近流行りの足でキックしてトランクを開けるジェスチャーコントロール、あれすら全く反応せず全然使い物にならないのにナビ画面のジェスチャーコントロールなんて出来るはずないじゃないか!と思っている。しかしiドライブのダイヤルがあるので、ジェスチャーコントロールがどんなに性能悪くてもアナログ的操作で解決できてしまうので大した問題になっていない。BMW側もどうせダイヤルあるし、ま。いっか!的な感じの実験的試みなのだろう。ということで総合的な評価は普通に良い車。
ボルボ・XC90
799〜964万円・12.9km/L
ボルボの一番高いSUVであるのがこのXC90。あまりにも高貴すぎて街中で走っているのあまり見かけない・・・。ではなく、「この値段出してボルボ買うなら他の車買うわ」というのが多くの人の本音だろう。筆者もミーハーの塊みたいな奴なのでその気持ちよくわかる。というのも、車としては良いクルマづくりをしているボルボだが、企業として最近おかしいと思うことが多々ある。「将来的にボルボが発売する車は180km/h以上出ないように制限します」「ディーゼルモデルは今後一切販売しません」「将来的に全ての販売車種を電動化します」など一種の話題性を求めた炎上商法的な見方すらできる。余計なこと言わないで真面目に車作っていれば良いのに、中国企業に買収されたぐらいから、なんか意識高いこと言い始めちゃっておかしくなっているボルボ。ただクルマづくりはやっぱり良い。このXC90、ポルシェ・カイエンみたいに完全にオンロード志向にするのではなく、目指すはランドローバーのような本格派らしく、エアサス搭載モデルは魔法のじゅうたんのような乗り心地と悪路走破性が両立されているという夢のようなSUV。いずれ全車電動化する予定のボルボ、「2020年代のXC90がボルボ史上一番良い車だったよなー」と懐古されることがないよう頑張ってほしい。
アウディ・Q7
812〜1093万円・12.6km/L
もともとアウディが2005年に初めて作ったSUVがこのQ7。いつの間にか2,3,5,8と兄弟が増え、目立たない存在になってしまったが、このQ7なしにはアウディQシリーズは語れないと言えるほど重要なモデル。悲しいことに、Q8の登場でフラッグシップSUVの座を譲ることになってしまい、お役御免感が強まってきている。Q7の成功なしにはQ8が登場することはなかった功労車。
BMW・X5
920〜999万円・14.4km/L
「2019年9月、日本国内では常磐道煽り運転事件、BMWディーラーから煽り運転に使われた車を押収」などで一躍有名になったあの車。意外と高い。そして意外とデカい。2005mmという全幅にかなり大型化されたキドニーグリル、すごい威圧感がある。乗り心地はBMWらしいほど良い固さ。上質な乗り心地を求める人はメルセデスベンツ・GLE、走る楽しさを求める人はこのBMW・X5とライバル車同士で良い感じに住み分けが出来ている。ただ高級SUVの先駆者的存在でもあるこのBMW・X5。あまりにも車が良く出来すぎており、スリルや軽やかさといったようなBMWの他のシリーズにあるような楽しさはあまり感じられないかも。そんな最新技術てんこ盛りのBMW・X5ついに世界に先駆けて「ハンズオフ機能」が搭載され、自己責任ではあるが、手離し運転が実質可能になる。ちなみにこんな高級SUVで試す人はいないと思うが、オフロード走ることなんて考えられていない、完全にシティユースのプレミアムSUV。BMWのラインナップの中では7シリーズとこのX5にのみ装甲と防弾ガラスが装備された要人向けセキュリティ車両の設定がある。
メルセデスベンツ・GLEクラス
940〜1132万円
ベンツの中級セダンであるEクラスをベースに作られたSUVと思ったら、他のメルセデスベンツSUVとは異なり、GLE専用シャシーが与えられた。というのも後述するが、このGLE、Eクラスとは比べ物にならないぐらいデカい。2019年にフルモデルチェンジして登場ということもあり、運転支援システムは一つ上のクラスであるSクラスと同等のものが装備されており、実質世界最高水準。これよりもさらに上のグレードであるSUVにGLSクラスがあるのだが、全幅に限っては2020mmとGLSクラスよりも広い。バスやトラックなども走る街中なので別に走れないこともないが、個人が運転できる最大級の車がこのGLE。扱いにはかなり神経を使うことになるだろう。で!これだけデカいのだから3列目のシートもさぞや快適なのだろうなー。と思ったら、全然そんなことない。3列目シートはあくまで非常用、子供なら快適に過ごせるが、大人はとても乗るには耐えないぐらい狭い。やっぱり一般乗用車に3列7人乗り+そこそこの快適性を求めるのは日本ぐらい。7人で快適に移動したいなら大人しく国産ミニバンかCX-8、ランクルあたりを買おう。
ジャガー・I-PACE
959〜1312万円
もはや幻。あまりにも希少すぎて、同じイギリス出身スーパーカーであるマクラーレンの方が日本の街中でよく見かけるぐらい珍しい車。そしてこの車の何よりもの特徴が完全EV。つまりエンジンというものが積まれていない、バッテリーと電気のみで走る車。多分日本で購入を検討しているチャレンジャーな人は皆無に近いと思うが、最大航続距離470km、0-80%の充電時間が85分、100%の充電時間は約13時間、パワーにすると400馬力相当とスペックはまずまず。ただやっぱりEVの先駆者テスラの人気はすさまじく、アメリカでの販売戦略としてテスラ所有者がこのI-PACEに買い替えた場合、無条件で現金30万円をプレゼントという苦肉の策を講じている。テスラの深海魚みたなデザインが生理的に無理という人はこのI-PACEを検討しても良いかもしれない。ただ個人的にはこのI-PACEのデザイン、他の車とは異なりエンジンを積んでいないことをこれでもか!とアピールするためにわざとフロント部分を短くしているのだろうけど、今までエンジンが積んであるロングノーズ・ショートデッキな車に見慣れてきた身としては違和感しかない。慣れとは恐ろしいもので、「フロントが短い車=小さいエンジンが積んであるコンパクトカー=安い」というのが今までのガソリン車での常識のため、1000万円も出してなんだこのチグハグなデザインは!と思えてしまうのが個人的感想。
BMW・X6
979〜1383万円・10.3km/L
現行モデルは、2014年から発売。2019年のフランクフルトモーターショーで新型が発表。「世界で一番黒い黒」というボディ色を発表し、かなり話題になっている。確かに写真で見るとまじで黒すぎて、光沢など皆無。車好きとしては実車がどんなものなのか気になる。ということで、いまさら現行モデルを買う人はよほどでない限りいないと思うので詳しい説明は省略。どうしてもいまこのクラスのSUV風クーペが欲しいなら、ライバルのメルセデスベンツ・GLEクラスを買っておくのがおすすめ。
アウディ・Q8
992〜1102万円・10.3km/L
ランボルギーニを傘下に収めたことが関係するのかどうかは不明だが、心なしかランボルギーニ・ウルスに似ている。ということでわずか半額近い値段で買える結構かっこいいSUV。ランボルギーニ・ウルスはあの値段であの見た目ー??と思うけど、わずか1000万円でこのかっこいいデザインが手に入るQ8は良いと思う。そしてアウディ・Q8がすごいのは、位置付け的には見た目重視のおしゃれSUVながら居住性や使い勝手は決して犠牲にしないところ。前から後ろに下がる尻すぼみのルーフラインは確かに下がってはいるものの、後席居住空間を確保できるギリギリの範囲に収められている。ということで、後ろの乗り心地もすごく良い。
ポルシェ・カイエン
1012〜1902万円
世界的なSUV人気はこのカイエンが作ったと言っても良いぐらいの歴史に残る大ヒット車。90年代に倒産寸前だったポルシェが一気に収益改善、立て直しを図れた立役者。面白い話が、ポルシェ屈指の性能が惜しみなく注ぎ込まれる最高のスポーツカーである911が100万台販売に53年かかったのが、カイエンはわずか20年程度で達成できてしまうというのは、スポーツカーメーカーとしては皮肉な話。価格も使い勝手も911とは全く別の車だが、これほどの大成功は誰も予想しなかったと思う。まさに一か八かのポルシェが掘り当てたドル箱鉱脈であり、格上メーカーであるランボルギーニ、フェラーリやロールス・ロイスすら追従させてしまうほどの衝撃を世界にもたらした車。ということで、自動車レビューで悪い評価を見たことがないほど良い車。エンジンはポルシェの高級サルーンであるパナメーラに使われているのと同じ3リッターV6ターボエンジン。パナメーラより10馬力だけアップというちょっとしたチューニングがされている。ポルシェであってもあくまでSUVというカテゴリなので一にも二にも実用性と乗り心地重視だが、運転席に座ると自分が「ポルシェに乗っている」と実感できるアイデンティティもしっかりと有している。ということで見た目によらず、すごく速い。日本でも大ヒットしてかなりの台数が出ているおかげで中古車は50万円ほどから購入できてしまい、実は庶民が一番安く手に入れることができるポルシェでもある。
マセラティ・レヴァンテ
1020〜2370万円
上に書いたポルシェ・カイエンの大ヒットを受けて、マセラティすら市場に参入してきた。ということでイタリアを代表するラグジュアリスポーツカーメーカーであるマセラティが初めて世に送り出したSUV。個人的に世界で一番見た目が良いSUVだと思っている、超かっこいい!最上位グレードのエンジンはフェラーリ製造の3.8リッターV8ツインターボエンジン。フェラーリが作っているエンジンということもあり、遅いはずがない。速さはいわずもがな。レヴァンテとは地中海に吹く東風の名前。暖かくて穏やかな地中海、しかし瞬時にして強風に豹変することもあるのがレヴァンテ、まさにこの車のイメージを表す単語は他には無いと言える絶妙なネーミングであると思う。
BMW・X7
1079〜1566万円
BMW最大にして最上級のフラッグシップSUV。BMW史上初の3列シートが採用されている。車体サイズに比例するどころか、異常とも言えるほどキドニーグリルが大型化され、これついては賛否両論。個人的にはかっこ悪い。BMWのフラッグシップたるもの絶対に失敗は許されない。ということでBMWが持つ技術を全て投入、完璧に作られておりキドニーグリルのデザイン以外は何も言うことがない車。
メルセデスベンツ・EQC
1080〜1200万円
メルセデスベンツが初めて本格参入する電気自動車。そしてその第一弾に選ばれたのがこのSUV。いくらベンツといえど、「電気自動車って本当に大丈夫なの?」という不安があるのが一般消費者の心境。ということで、将来の電気自動車普及の布石も兼ねて、赤字覚悟のフルサービスが用意されている。リース契約終了時の残価差額精算不要、5年間10万キロまで保証、8年もしくは16万km以内にバッテリー性能が70%を切ったら無料交換、全国2万基の充電器使用料1年間無料てな感じ。車両価格こそ高いけど、使い方によってはとんでもないコスパ車になると思う。ということで未知の体験で色々と不安がある車だが、今後二度とないであろうベンツの赤字覚悟サービスのおかげですごくお得になっているEQC。上に書いたジャガー・I-PACE買うぐらいならこっちが良いと思う。
テスラ・モデルX
1110〜1348万円
電気自動車専門メーカー・テスラが作るSUV。ついこの間まで新興ベンチャー企業であったテスラ、やっぱりクルマづくり色々と狂ってる。まず後部座席のドアがガルウイング、日本のミニバンのスライドドアよりも狭いスペースで乗車可能にすることを目指して開発したらしい。そして車重2500kg、航続距離を稼ぐためにはバッテリーをいっぱい積めば良い!という考えのもと日産リーフの4倍近い容量を積んだらこんな車重になってしまった。まさにアメリカ人が考える車。最後にとびっきりの目玉装備、室内には医療用空気清浄システム搭載、運転席のスイッチ一つで、外気循環→内気循環→「対生物兵器モード」を選択できる。ということで広告では、「モデルXは他の車の800倍ウイルス除去効果がある!」と宣伝している。この会社まじで狂ってる・・・。さすが社長が「私が生きているうちに人類を火星に移住させる」とか言ってるだけある。ということで昔ながらの真面目な会社が多い自動車業界の中で、不真面目を極めたようなクルマづくりを行なっているテスラ、これが消費者に大ウケ。年間20万台販売と企業規模からいったら大成功レベルの販売数を達成した。ちなみに0-100km/h加速3.9秒とフェラーリ並みに速い。この加速、かなりの電力を消費するのとバッテリーの寿命を著しく縮めるため普段は使えない設定になっているのだが、運転席のスイッチで「ルーディクラス+モード」(邦訳:馬鹿げたモード)を選択することで設定解除。残りのバッテリー残量に関係なく、いつでも0-100km/h加速3.9秒が出来るようになる。まさに悪党どもに銃撃された場合に逃げるための「緊急脱出モード」。ということで、SUVにも電気自動車にも全く興味ない僕がいつか本気で欲しいと思っている車。
メルセデスベンツ・GLSクラス
1113〜1561万円・11.3km/L
ベンツのSUVの中で最大にして最高級のSUV。車重2580kg。メルセデスベンツ・Sクラスが誰もが認める世界最高の車であること同様、この車は最高の車として世に送り出される使命を持って作られた車。ということで、とんでもない開発費が注ぎ込まれており失敗するはずのない車。2019年、Sクラス同様、車両価格2000万円程度で、マイバッハモデルが販売開始されることが発表された。通常のGLSクラスは3列シート7人乗りだが、マイバッハモデルは2列シート4人乗り。ということで、この世の中で最大級レベルに広い車内のSUVがまもなく世に送り出される。
メルセデスベンツ・Gクラス
1170〜1593万円・7.9km/L
誕生から約40年、基本設計がほとんど変わらない歴史あるSUVであるのがこのメルセデスベンツ・Gクラス。オフロード走破性重視の完全実用車両、GLSクラスとは価格こそ似ているものの、車としての性質は全く違う。元々の出自はメルセデスベンツが作った軍用車両であり、それを民生版として販売したのがこのGクラス。現代に受け継がれる化石のような車であり、ローマ法王がパレード時に乗る荷台にビニールハウスみたいなのが乗った車、あれよく見るとこのGクラス。歴史上一瞬だけフィアットになったりフォルクスワーゲンになったりしたが、結局2019年現在Gクラスに戻されている。根強いファンが多く、これだけの高級車なはずなのに、東京に住んでいると表参道でも六本木でもいたるところでGクラスを見かける。そして乗っている人の職業はカメラマンとかDJとか流行の最先端をいくおしゃれな人たちばかり。40年前の古臭い見た目の車に流行の最先端をいくおしゃれな人々、乗り心地もベンツとは思えないほど悪いし、東京での使い勝手の悪さと言ったらありゃしないのに多くの人に選ばれるそんな不思議な魅力のある車。
ランドローバー・レンジローバー
1409〜3108万円・12.4km/L
今でこそライバルがたくさんいるが、もともとSUVという言葉すらなかった時代から存在する車。当時の認識だと、この手の車は走破性や耐久性こそ強いけど、上質感や乗り心地には程遠い車と思われていた時代から快適性の向上に真剣に取り組んでいたのがこのランドローバー・レンジローバー。ローバー、ローバーややこしいが、ランドローバーが会社名、レンジローバーは車名。イギリスを代表するブランドであったランドローバー、かつての植民地であったインドの自動車会社に買収され世間からは失笑されていた。しかしインドの自動車会社であるタタ・モーターズがかっこよく、「金は出すがクルマづくりには口出しをしない」と素晴らしい経営方針をキープしており、結果2019年も古き良きイギリス車の伝統が残されている。
ベントレー・ベンテイガ
2004〜2945万円
地上における最高の乗り物かつお雇い運転手など不要のドライバーズカーという独自のコンセプトを持つベントレー、そしてそんなベントレーも時代の流れに合わせてSUVを世に送り出してきた。ということでコンセプトはドバイの王族が気まぐれでベンテイガで砂丘を走りに行っても走って帰ってこれる車。W12という世界最大級にデカいエンジンを積んでおり、0-100km/h加速4.1秒、最高速度301km/hというフェラーリ並みの走りもやろうと思えば出来る。空力と重量で圧倒的に不利なはずのSUVでこの速度を叩き出してくるのだから、やっぱりベントレーはとんでもないメーカーだ。日常使用ではあまりに持て余すので普段はたいていエンジンの半分を休止しV6エンジンになっている。車に興味ない人からしたら、高級車に見えないどころか800万円ぐらいのアメリカ車と同じような車に見えるらしいが、地球最高級レベルに高いSUV。
ランボルギーニ・ウルス
2779万円
正直に言う。これかっこいい?アヴェンタドールというこの地球上でも最高レベルにかっこいい車を作るランボルギーニ、いくらSUVと言えどもっと良いデザインなかったのかなー。ランボルギーニにしてはあまりにも普通すぎる。アヴェンタドールがもしもエンブレム付いていなくても、一瞬でこれはランボルギーニとわかる一方、ウルスにもしもエンブレム付いていなかったらランボルギーニだとは思わない。という見た目批判は置いておいて、性能はまさしくランボルギーニ。エンジンはランボルギーニ初のターボエンジン、4リッターV8ツインターボは最高出力650馬力、0-100km/h3.6秒、最高速度305km/h。見た目大したことないけど、中身はまさしくスーパーカー。ただ所々手抜き感もあって、ボディーはカーボンではなくごく普通の金属製モノコック構造、ちなみに同グループ内のポルシェ・カイエンやアウディ・Q7と構造を同じくする汎用品。ランボルギーニの熱狂的なファンが買う車というよりは、新しい顧客開拓を目指した誰もが運転できるランボルギーニ。ちなみにアヴェンタドールがスペインの勇敢な闘牛の名前である一方、ウルスは現在の家畜の先祖にあたる野生牛の呼称。いわば固有名ではなく品種名みたいなもの。このウルス、ランボルギーニがSUVブームに乗っかって出したランボルギーニ初のSUVだと思っている人も多いが、実はランボルギーニ1986年にLM002という6人乗りSUVを世に送り出している。スーパーカーしか作っていない会社だと思われているが、アメリカ軍の依頼で高機動車を試作したり実は色々とやっている会社。
ロールスロイス・カリナン
3894万円
世界最高級SUV。カリナンという名前はこれまでに発見された中で世界最大のダイヤモンドの名前から取られている。そもそもロールスロイスがSUV作る意味ってあるの??という疑問も生じるが、世の大富豪というのはわがままなもので、家族みんなで同じ車に乗れて、スキーや射撃の道具を積めて、悪路も走れるレンジローバーみたいな車。だけどレンジローバーはちょっと安っぽくて乗りたくないから、ロールスロイスこういう車作って。という購買層の求めから開発がスタート。結果、予約リストは現在1年待ちの状況となっている。ちなみにガチで悪路も走れて水深54cmまでなら問題なく走れる。もしゲリラ豪雨時にアンダーパスが冠水している時、ファントムじゃ通れなくてもカリナンは通れる。やっぱりカリナンはお金持ちに需要があり、ロールスロイスがSUVを作った意味もあったと言えるだろう。幽霊の名前をモチーフにしていたロールスロイスが突然カリナンというダイヤモンドの名前を使ったことから分かるように、これまでのロールスロイスの常識をぶち壊すことを開発コンセプトとしており、デザインは20代を中心にしたデザインチームが担当している。
まとめ
最後までお読みいただきありがとうございました!書いている筆者もまさか世界中にこんなにSUVがあるなんて思いもしませんでした。荷物もいっぱい積めて、悪路も走れて、運転もしやすいSUVってやっぱり車の理想の形。今後もSUV人気は続くどころか、世の中の車の形の主流になるかもしれませんね。