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【2020最新】新車で買えるおすすめ国産現行軽自動車まとめ

「軽自動車?危ないし、かっこ悪いし乗らない!」確かに一理ありますが、ちょっと待ってください!最近の軽自動車、普通車並みに充実した装備ながらわずか100万円台で買えてしまうモデルがたくさんあります。ということで、今回は新車で買える国産メーカーの軽自動車を全て価格順にまとめてみました!これを読めばもしかしたら軽自動車見る目変わるかも?

 

新車で買えるおすすめ国産現行軽自動車まとめ一覧

 

ダイハツ・ミラ イース

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引用元:https://kakaku.com/item/K0000290711/

84〜134万円・35.2km/L

ミラ イース誕生秘話についてちょっとお話。政府の景気対策の一環として、エコカー補助金・減税が導入されたことで、近年急激にシェアを伸ばしたのがハイブリッドカー。自動車メーカーはまたとない販売チャンスと喜んでいたが、軽専門メーカーのダイハツは、「軽の危機」と本気で悩んでいた。そんな中、ダイハツが持てる既存の技術を全て見直し、「とにかく安くて燃費が良い車」として2011年に世に送り出したのがこのミラ イース。「これ以上良い車は作れない、もう限界・・・。」というレベルまで達しており、次に出てくるミラ イースはどうなるのだろう?と思えるぐらいの完成形。ミラ イースのあまりの完成度の高さにライバルであるスズキ・アルトの躍進にも火を付ける結果となった。「とにかく安い」がコンセプトなので、軽自動車を馬鹿にする車好きたちをぎゃふんと言わせるような驚きの新技術などは特になし。軽自動車の本質をとことん突き詰めた車がこのミラ イース

 

スズキ・アルト

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引用元:https://kakaku.com/item/70100710167/

84〜126万円・37.0km/L

宿敵ダイハツ・ミラ イースの登場に触発され、スズキがいきなり力を入れて開発した車。もともと良い車だったが、先代までとは別物というぐらいの存在感を放つ車が出来上がった。宿敵ダイハツ・ミラ イースとの大きな違いは運転支援システム。ミラ イースの自動ブレーキ作動条件が80km/h以下なのに対して、アルトは30km/h以下と大きく負けていた。が!そこで黙ってないのがスズキ、2018年12月の改良で100km/h以下作動と大きく数字を伸ばした。今回のアルト、車重610kgという異常とも言える重量を達成しており、それに大きく寄与したのが新型プラットフォームの開発。アルトのみならず、今後スズキの様々な車種に搭載される一大プロジェクトであり、全社をあげて開発された。こういう手の込んだ一大プロジェクトの場合、マツダだったら「SKYACTIV」トヨタだったら「TNGA」フォルクスワーゲンだったら「MQB」などたいそうな名前を付けるのが他メーカーの傾向だが、スズキが付けた名前は「新プラットフォーム」

 

ダイハツ・ミラ トコット

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引用元:https://kakaku.com/item/K0001065200/

107〜142万円・29.8km/L

"本当の"女子目線で作られたシンプルな軽自動車。先代はミラ ココア。ミラ ココアが女の子らしい可愛いデザインで女性客を取り込もうとしたが、あまり上手くいかなかったので、ミラ トコットではガラッとコンセプトを一新。ふりふりの可愛さを排除して無印良品的なシンプルさで女性客を取り込もうとしている。またダイハツ最新の衝突回避支援システムが惜しみなく投入されており、対歩行者も検知可能な自動ブレーキ、車線逸脱警報、前後方向の誤発進抑制機能などが装備、車がドライバーを補助するようなアシスト機能こそ備わらないものの、最悪の場合の止まる機能は全て搭載されている。これわずか120万円ぐらいの軽自動車であるミラ トコットに全て搭載されているのは結構すごいこと。

 

スズキ・ワゴンR

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引用元:https://kakaku.com/item/70100710178/

107〜154万円・33.4km/L

ワゴンRのデビューは意外と古く1993年。累計販売台数約440万台に達し、現行ワゴンRは6代目にあたる。今でこそ当たり前になった背の高い軽自動車を日本で一番最初に始めたのがこのワゴンR、軽自動車規格の中で唯一拡張できる縦方向に着目して広い室内を実現。ハイトワゴンという新たなジャンルを確立した。このワゴンR、注目すべき独自の新技術が傘収納。後席ドアに傘を収納できるホルダーが付いており、垂れた水はしっかりと車外に放出される。世界最高級車4000万円のロールス・ロイスにも傘収納機構は付いているが、あっちは車外に水は放出されない。

 

スズキ・ハスラー

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引用元:https://kakaku.com/item/K0000607174/

110〜173万円・32.0km/L

軽自動車SUV。見た目だけSUVが多い日本において、スズキが名車であるジムニーの魂を注ぎ込み、オフロード走行できるように作った本物の軽SUVがこのハスラー。ベースはワゴンRで車の性能は基本的には同じだが、トールワゴンがあまり得意としない長距離走行と高速巡航に力を入れた。ということで街中ではおしゃれな軽クロスオーバーSUV、休日はちょっとした遠出もこなせる本格派とバランスの良い車に仕上がっている。デザインにはダイハツ・ミラ トコットと同じように女性社員の意見が随所に反映されている。ダイハツとは対照的にスズキが作る女性向け車はあざとさが一切ない、強い女性をイメージさせるような頼もしさがあるハスラー

 

スズキ・アルトラパン

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引用元:https://response.jp/article/2018/12/06/316922.html

110〜151万円・35.6km/L

うさぎマークのクルマ。アルトをベースに開発、アルトが実用性重視なのに対して、ファッション性を強調しているのがラパン。ラパンとはフランス語で「うさぎ」を意味し、内外装あちこちにうさぎマークが織り込まれている。先代では1台につき50匹ほどいたうさぎだが、さすがにやりすぎとの声が出たのか、現行では割と抑えられている。ちなみにうさぎのマークが50個あるくせに、スズキのマークは1個しかないというのが最高に面白い。うさぎマークだけではなく、シートにクロスステッチ加工、天井にはキルティング生地加工など柔らかいかわいさを目指したデザインがされており、甘すぎない実用的なかわいさがある車。ちなみに元はアルトなので、その気になれば普通に速い。ということで、このアルトラパンのイメージはペットで飼われている寂しいと死んでしまううさぎではなく、野を駆け巡る野うさぎ。置き時計をモチーフにしたスピードメーターの中にあるディスプレイ、エンジンをオン、オフするたびにうさぎのキャラクターが現れあいさつしてくれるのが隠れうさぎ感あって面白い。七夕の日に乗るとアニメーションが変化したりこのディスプレイもスズキのデザイン部門がかなりこだわって作っている。

 

ダイハツ・ムーヴ

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引用元:https://kakaku.com/item/70100810195/

111〜147万円・31.0km/L

ホンダ・フィットなどの小型乗用車客を軽自動車へ引き抜くべく、ダイハツが質感や走りの剛性など車としての根本的性能を重視して開発したムーヴ。コンセプトは「軽自動車の本流にして高み」ということで、ダイハツ・ミラ イースみたいに徹底的にコストが削られている訳でもなく、ホンダ・N-BOXみたいに余計なものがごちゃごちゃ付いている訳でもない。ひたすら車としての基本性能を高めることにリソースを投入した車。

 

ホンダ・N-ONE

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引用元:https://kakaku.com/item/K0000435010/

120〜177万円・28.4km/L

実はN-ONEの開発責任者、かつてホンダのF1最盛期のエンジニアをしていたすごい人。というのもこのN-ONE、ホンダ初の軽自動車にして往年の名車N360の後継を称しており、ホンダを一躍四輪メーカーとして確立させた車の後継なのでそりゃ失敗するわけにいかない。660ccのエンジンながら、フィットなどの1.3リッター並みの走りを実現できるという広告宣伝は誇張ではない。「やれば出来るホンダ」を体現したような車。価格こそ軽自動車としては高めだが、スズキとダイハツが価格競争と燃費競争でしのぎを削っているのを横目に見ながら、「うちには関係ないし」てな感じでひたすら品質や満足感を追求したのがN-ONE。

 

ダイハツ・タント

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引用元:https://kakaku.com/item/70100810408/

122〜168万円・27.2km/L

2019年にフルモデルチェンジした4代目ダイハツ・タント。ダイハツの次世代プラットフォームDNGAに基づいたクルマづくりによる高い基本性能、全車速対応アクティブクルーズコントロールなど他の軽自動車とは一線を画す装備が盛り込まれている。特に今回タントで初採用されたDNGAがすごい。剛性は30%向上しつつ40%の軽量化を実現。いずれミラやムーヴなどにも採用される予定だが、タントに一番最初に使われたのは、おそらく現在首位独走中のスーパーハイトワゴンであるN-BOX倒しに本気で取り掛かるためだと思われる。そして全車速対応アクティブクルーズコントロールが搭載されたのはさすが2019年登場の車、前車が止まればこっちも自動で止まるし、動き出せばまた勝手に追従を再開する。渋滞時の疲労軽減にはもってこいの便利機能で、普通車にもなかなか付いていない機能が、このタントに付いてしまった。この価格帯でこの機能は本当に強い!ちなみにタントの名前の由来はイタリア語で「とても広い、たくさんの」という接頭辞。たくさんの荷物を積めて、乗る人にたくさんの幸せを与えるという願いを込めて名付けられたというちょっと良い話。

 

ダイハツ・ムーヴキャンバス

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125〜167万円・28.6km/L

個人的に一番好きな軽自動車。というのも、かわいい!全世界見渡してもこんなにかわいい車は他にはない!ツートンカラーに子供の絵の具みたいなボディカラー。それにどことなくレトロな雰囲気に何より車が笑っているように見えるフロントマスク。いやー、かわいくてしょうがない!!同じダイハツが"かわいい"を意識して過去に作ったミラ ココアは特段かわいいとは思わないけど、このムーヴキャンバスはまじでかわいい!日本屈指の良デザインであり、今後もこの系統が続いて欲しいデザイン。ちなみに車としての性能は、上に書いた6代目ムーヴがベースなので普通に良い。

 

日産・デイズ

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引用元:https://kakaku.com/item/K0000517927/

127〜177万円・29.8km/L

かわいいダイハツ・ムーヴキャンバスの後に紹介するのは日産のいかつい軽自動車。デイズは日産が初めて開発した軽自動車。2019年3月に2代目がデビューし、「日産が持てる技術を全てつぎ込んだ」と自らたいそうな宣伝をしている車。新開発のエンジンとトランスミッションは大幅な小型化を達成、出力などの基本性能こそ変わっていないものの、エンジンルームを縮小、その縮小分を室内に充てることができ、結果として室内の居住性が格段に上がった。軽自動車というのは車両寸法が法律で決められているので、実はメーカーとしては居住性の改善はすごく難しいのだ。またエンジンルームが縮小されることにより、万が一の正面衝突時にドライバーが押しつぶされる可能性が高くなる。ということで、万が一の時は最後の手段!一定以上の衝撃を感知するとエンジンが切り離され落下、あの巨大な鉄の塊が運転手にぶっ飛んできて挟まれるという最悪の事態は回避できる。ちなみに普通乗用車も作っている日産、普通車の衝突安全技術を流用し、サイド&カーテンエアバッグを全グレードに標準装備した。そして何よりも注目して欲しいのが日産最先端の運転支援システム「プロパイロット」。書くのも煩わしいぐらい色々最新機能が搭載されており、超簡単に説明すると日産が一番力入れて作っているセレナと同等の機能が盛り込まれている。最近何かと世間をにぎわせている日産自動車が出してきた久しぶりの新車。開発段階では現行の軽自動車であるスズキ・ワゴンRダイハツ・ムーヴ、ホンダ・N-WGNを徹底的にベンチマークし、それらを超える次世代の軽自動車になることを目標として作られた日産・デイズ。とてもおおっぴらには言えないが、登場から10年近く放置されているマーチやキューブを買うぐらいなら、デイズ買った方がいいよ!というのが社内の本音だと思う。ちなみに日産は軽自動車の生産ラインを持っていないので、生産は三菱自動車水島工場で行なっている。いなくなっちゃったけど、やっぱり三菱を買収したカルロス・ゴーンの先見の明はすごかった。

 

ホンダ・N-WGN

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引用元:https://kakaku.com/item/K0000597592/

127〜163万円・29.0km/L

2019年7月にフルモデルチェンジし登場、最近流行りのオラオラ系とは真逆。今度のN-WGNは最近のホンダにしては珍しく、遊び心あるかわいい顔で登場した。2019年登場の新しい車なだけあって、注目すべきは運転支援システム。自動ブレーキは検知が難しい自転車の飛び出しと夜間の歩行者にも対応できるようになった。ちなみに自転車の飛び出しに対応できるのは現在ホンダ車の中ではこのN-WGNのみ。またACCは全車速対応、ついに渋滞のノロノロ時の運転を車が勝手にやってくれるようになった。上位モデルのN-BOXもまだこの機能は付いていないので、購入者は相当迷うことになるだろう。そしてライバルはやはり同じく2019年に登場した日産・デイズ。正直、機能面はどっちも変わらないので、完全に日産とホンダどちらが好きかで選ぶしかないと思う。ちなみに最近つまらない車ばかり作っているホンダには珍しく、遊び心あるデザイナーが担当したようで、リアガラスの端っことかあちこちに「隠れN」の文字が隠されている。ホンダらしさってこういうとこだよね!

 

日産・デイズルークス

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引用元:https://kakaku.com/item/K0000623332/

131〜205万円・22.2km/L

一応2019年現在売ってはいるけど、もし購入を検討している人がいたら羽交い締めにしてでも思い留まらせたい車。というのもベースとなっているデイズが2019年3月にフルモデルチェンジしており、それを元にいま新型デイズルークスを作っている途中なのは誰が見ても当たり前。

 

スズキ・スペーシア

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引用元:https://kakaku.com/item/K0000473100/

133〜158万円・30.0km/L

スズキが作る、日本売り上げナンバー1のホンダ・N-BOXに対抗する切り札。ただ実際の勝負は上位グレードであるスペーシアギアに任せて、このノーマルのスペーシアは価格勝負に出ている面がある。だけど安い車とあなどることなかれ。色々独特な面白い機能が見られるのがこのスペーシア。まず軽自動車初めての機能として、フロンドガラスに映像を映し出すヘッドアップディスプレイが装備。SF映画さながらのこの機能、BMWの車などでは結構普及しているが、この価格帯の車に付いているのは異例。また内外装共にスーツケースをモチーフにしたデザインはまさにスズキのクルマづくりのイメージに共通する質実剛健な印象。特に助手席前ダッシュボードのデザインはもろにスーツケースが乗っかっているようで面白い。

 

ダイハツ・ウェイク

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引用元:https://kakaku.com/item/K0000713573/

135〜184万円・25.4km/L

前代未聞の異形車。ここまでやるか・・・。とやり過ぎなぐらい全高を高くした軽自動車。ただでさえ全高が高いタントをベースにさらに全高アップ、なんと1835mmというランドクルーザープラドやデリカD:5をも上回る全高。ということである意味軽自動車の限界に挑戦した勇気あるチャレンジャー。当たり前だけど室内はむちゃくちゃ広い。サーフボード、釣竿、スキー板、ゴルフバッグ、自転車・・・何でも積める。

 

ホンダ・N-BOX

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引用元:https://www.honda.co.jp/Nbox/

138〜197万円・27.0km/L

軽自動車のトップにして日本の乗用車のトップ、そして日本の自動車の革命的存在。売れるに売れている車。ということで車としての性能は説明不要。N-BOXが日本に起こした革命の話でもしようと思う。スズキとダイハツが価格競争と燃費競争に高じて、上質感などは二の次だった横で、これでもか!という上質な軽自動車として投入されたのがこのN-BOX。これが大ヒット!日本で一番売れる車となってしまい、結果、スズキとダイハツもお得感だけではなく、上質感や安全装備に力を入れるようになり、軽自動車全体の品質がここ数年で急上昇。そしたら一つ上のクラスのコンパクトカーからの乗り換え客が増え、コンパクトカー側も軽自動車に客を取られたらたまったもんじゃないと品質向上に力を入れるようになったという、まさに日本の自動車業界に革命を起こした車。

 

スズキ・ジムニー

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145〜184万円・16.5km/L

言わずと知れた日本が誇るガチで悪路走れるSUVジムニー買う人は安い軽自動車を求めて買うのではなく、ガチで森の中走る人たち。ということで、車興味ない普通の人はまず手を出さないであろう車。見れば分かるが空力性能とは無縁とも言えるボディに高速走行なんか眼中に入れていないエンジンなので、高速道路なんか走ろうものなら風切り音やらエンジン音ですごくうるさい。しかも燃費も悪い。ということで軽自動車を買うつもりでジムニーを買うと、「こんなはずじゃなかった・・・。」となること間違いなし。でもこんな本格的なオフロードSUV、国内には車両価格600万以上のランクルとこのジムニーしかないので、納期数ヶ月待ちの大人気ぶり。

 

スズキ・エブリイワゴン

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引用元:https://kakaku.com/item/70100710170/

147〜183万円・16.2km/L

これまた一般人の日常使い車とはちょっと違う特殊な車。全高1835mmのダイハツ・ウェイクですら異形なのに、このエブリイワゴンに至っては、ハイルーフ仕様では1910mmもある。もはや横転耐性や高速走行性能など全く考えていないレベル。というのもこのエブリイワゴン、見た目こそダイハツ・ウェイクやホンダ・N-BOXに似ているが出自は全く別。商用車であるエブリイをベースに開発されており、全高が高いのは配達などでなるべく多くの荷物を積めるという商用目的あってこそ。てことで何より耐久性重視のため、ミッションは一般車の主流であるCVTではなくトルコン式4AT。ということで燃費も悪い。よほど特殊な使い方を考えていない限り、燃費、乗り心地、価格などから考えてもダイハツ・ウェイクぐらいの高さに収めておくのが一般購入層にはおすすめ。

 

スズキ・アルトワークス

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引用元:https://kakaku.com/item/70100720018/

150〜165万円・23.6km/L

ジムニー=オフロード専用、エブリイワゴン=商用とこの価格帯スズキの変わった車が続く中、またもや変わった車。車に興味ない人は、「なんか高い軽自動車」という感想を持ってまず買わないだろう。だけど、このアルトワークス、軽自動車の中でもトップレベルの速さを持つ車。軽自動車と言えど、走るために必要な装備は全て揃っている生粋のスポーツカー。4人乗れて荷物も積める軽自動車としての実用性はあくまでおまけ。というのもこのアルトワークス、往年の伝説の車が現代に蘇ったバージョン。現在全ての軽自動車メーカーが守る64馬力自主規制が出来るきっかけを作ったのが、先代のアルトワークス。軽自動車のくせにバカ速い車を世に送り出そうとしてしまった結果、役人の偉い人たちから睨まれることに。ということでメーカー各社が自分たちを守るために設けたのが64馬力自主規制。軽自動車の競争が激化する2019年現在も64馬力規制だけはどこのメーカーも律儀に守っている。現代のメーカーの技術から考えたら、軽自動車で100馬力超、200km/h以上のスピードを出せる車も作ろうと思えば作れるし、作っても法律で罰せられるわけではない。しかし価格競争や税制優遇の廃止などで結局損をするのはメーカーなので、64馬力が最適点ということで落ち着いている。そんな軽自動車の歴史に爪痕を残しているアルトワークスはやっぱりすごい車。あえて抑えられてはいるものの、現代の軽自動車の中で一番速い軽自動車が欲しいなら、やはり選択肢に上がってくる一台。

 

スズキ・スペーシア ギア

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引用元:https://kakaku.com/item/K0001112018/

161〜181万円・28.2km/L

見た目から分かるように、今までになかったタイプの軽自動車。「"SUVな"軽ハイトワゴン」スズキもこう言っているように、この車はSUVではない。あくまでSUV風。ベースとなったスペーシアでは、とてもじゃないけど未舗装路なんて走ろうと思わないけど、このスペーシア ギアも同じ。見た目に惑わされることなかれ。というのも、最低地上高はノーマルのスペーシアと変わらない150mm。ちょっとでも石が転がってたらバンパーに当たって壊れるどころか、ひっくり返っちゃうかもしれない。ということで、悪路をガンガン走りたい人は同じスズキのジムニーハスラーを買おう。面白いのが、スズキも広告では「SUVな」とか「SUVデザイン」と濁した表現を使用しており、カタログを開いてみると、森の中や湖に海岸などいかにもアウトドアっぽい背景の写真が使われているが、スペーシアが停めてある場所はしっかり舗装路という予防線の張りよう。ちなみにベースのスペーシアではスーツケースがモチーフだった助手席のダッシュボードはポリタンクがモチーフにしっかりと変えられている。スズキは本当こういう遊び心上手。

 

ダイハツコペン

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引用元:https://kakaku.com/item/70100810186/

185〜207万円・25.2km/L

軽自動車というくくりで見ると「高っ!」と思うが、スポーツカーの中では超お買い得と思われている車。オープンカー、2人乗り、軽自動車ということでS660と対抗していると思われるが全く別物。あっちが1秒でもタイムを削ることを目指すスポーツカーであるなら、コペンは走る楽しさを教えてくれるスポーツカー。ということで、2人乗りということさえ我慢すれば日常使いも出来るし、女の子とデートだって他にはないぐらい良い雰囲気を作ってくれる車。A4ビジネスバッグすら積む場所がなく、晴れの日しか走れないあっちに対し、コペンなら1泊ぐらいの荷物なら何のことなく積めるし、何より軽自動車としては望外なボタン一つで屋根の開閉が出来る電動メタルトップも装備している。

 

ホンダ・S660

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引用元:https://www.honda.co.jp/S660/webcatalog/type/type/

198〜285万円・24.2km/L

異様にかっこよくて、異様に速くて、異様に高い軽自動車。エスロク。通称:小さなNSXアルトワークスの項目で書いた64馬力自主規制は遵守しており、4000rpmからわざとトルクを絞っている。よく5000rpmまでは面白いけどそれ以上はただ回ってるだけと愚痴言ってる人がいるが、あれわざとだよ。実際は80馬力ぐらいは余裕で出るのではないか?という噂。実用性は皆無。A4ビジネスバックする積めない。雨の心配が無い日にガレージから出してドライブに行くための車。ヘルメットを被らずに横に2人乗れることができるバイクを買ったぐらいに思ってる方が良い車。一般人からしたらただただ面倒な車。ということで、街中で結構見かける機会多いがS660オーナーは一般人が思う以上に気概を持った尊敬される対象。そしてこんなおかしな車作ったホンダは偉い!

 

まとめ

車両価格が安いのはもちろんのこと、税制でも優遇されている軽自動車はやっぱり維持費も安くコスパ最高!一昔前の「軽自動車は安かろう、悪かろう」のイメージとはかけ離れた、良い車がたくさん販売されています。ということで、日本の「小さいものづくり」のエッセンスが詰まった軽自動車、これまで興味なかった人ももしコンパクトクラスの購入の際には選択肢に入れてみても良いかもしれません。