世界で最も官能的で女性的な車を作る自動車メーカーといえばアルファロメオ。イタリア車っぽいワクワクするようなデザインでありながら、イタリア車なのに壊れにくく、 運転していて楽しい。そんな究極の実用性と趣味性を兼ね備えたアルファロメオの2020年現在新車で買える車種と特徴をまとめてみましたのでご紹介します。
アルファロメオ新車で買える現行車種一覧
ミト ※2019年生産が終了してしまいました
268〜348万円
現行車種の中で最もコンパクトな車種がミト。国内外様々な車種がひしめくBセグメントコンパクトカー市場なので、日本では全然売れなかったが、前後ともにレザーシート、刺繍のアルファロメオエンブレムなど内装はイタリアの工芸品と言えるほど素晴らしいもので、小さな高級車のようなデザイン。車名の由来はミラノでデザインされ、トリノで生産されているという車の成り立ちからそれぞれの頭文字を取ってミト。
ジュリエッタ
399〜419万円・10.8km/L
イタリアの名門アルファ・ロメオが作るCセグメントハッチバック。ライバルはフォルクスワーゲン・ゴルフ、メルセデスベンツ・Aクラス、マツダ・MAZDA3あたりと結構強力。そんな中、あえてジュリエッタを選ぶ理由はやはり官能的で上質なデザイン。デザインだけで言ったらクラス随一の良いデザインだと思う。400万円のエントリークラスながらアルファ・ロメオらしさは十分に織り込まれており、ウェット路面での接地感などはドイツ車には敵わないが、コーナーでの鋭さなどはピカイチ。絶対に他者にぶれることなく、人の心をくすぐることを分かりきっている年上女性のような車。
ジュリア
446〜1139万円・13.6km/L
「心を奪う魔力がある」が広告スローガン。世界的ベストセラーセダン、BMW・3シリーズに真っ向からぶつかるスポーツセダンであり、官能性や楽しさではこっちの方が上。なんでこんなに価格帯に差があるのがというと、一番上のグレードであるジュリア・クアドリフォリオは見た目こそ同じだが中身は全く別物。エンジンはフェラーリ出身の社員たちを集めた開発チームにより開発されており、プラットフォームはマセラティ・ギブリと共用。まさにイタリアが国を挙げて、ドイツ勢に立ち向かおうとしているほど手の込んだ車。
ステルヴィオ
617〜1167万円・11.8km/L
「虜にさせる引力がある」が広告スローガン。世界的なSUVブームで各社がこぞってSUVを作っている自動車業界。アルファ・ロメオも例に漏れず作ったSUVがこのステルヴィオ。傾きかけた名門復活の第一弾をジュリアとすると、名門復活の第二弾として世に送り出されたのがこのステルヴィオ。これまたドイツメーカーの激戦区であるDセグメントSUVにぶつかりに行っており、ライバルはBMW・X3、メルセデスベンツ・GLCあたり。アルファ・ロメオが初めて作ったSUVなので、やっつけ仕事で作ったのかどうかは不明だが、どうもアルファ・ロメオらしさがない良くも悪くも普通の車になっており、熱狂的ファンであるアルフィスタからも酷評されている。
4C
849〜1110万円・12.1km/L
車両価格が3倍近いフェラーリにすら太刀打ちできるほど速い。お値段1億6000万円のラ・フェラーリレベルにしか採用されていないフルカーボンモノコックを使用しており、乾燥重量わずか895kg。アルファロメオが自社のブランドイメージ向上のために作った車なので、儲けはほとんどなし。これぞまさにアルファ・ロメオ。登場時世界中のアルフィスタが大歓喜した、吹っ切れ過ぎている面白い車。
まとめ
イタリアの歴史ある名門アルファロメオに乗っている人は本当に車を分かっている人。そしてあえてアルファロメオを選ぶというセンスの良さ。絶対的な速さや最新機能などでは他メーカーに負けるけど、車に血が通っているまるで生き物のような感覚はアルファロメオ車独自の感覚。一度ハマると抜け出せなくなるアルファロメオの世界。週末はレンタカーでちょっとアルファロメオ乗ってみたら、あなたもアルフィスタになるかもしれませんよ。