クルマ好きが必見の漫画といったら、10人中9人は口を揃えて言う漫画!
そう!
筆者もアニメと漫画全部見てるのはもちろんのこと、群馬から神奈川にかけてほぼ全部の峠、聖地巡礼しているほど大好き!
ということで今回はそんなクルマ好きならみんな大好き!頭文字Dの登場人物が乗る愛車をまとめてみました!
頭文字D登場車種まとめ!クルマ好きは必見の漫画イニシャルD登場人物の愛車
藤原拓海:トヨタ・カローラ スプリンタートレノ AE86型
主人公の藤原拓海の愛車であるトヨタ AE86。格安ライトウェイトスポーツカーとして1980年代に若者の間で人気を博し、ハチロクの愛称は現代に引き継がれているほど有名。現在でもドリキンこと土屋圭市が大切に乗っていることも有名。作中では家業であり父親の手伝いの「豆腐配達車」として使われており、登場人物からは「古くて遅くてパッとしない車」と揶揄されている。拓海が乗るハチロクはGT-APEXグレードであり、よりスパルタンなGTVグレードも販売されていた。頭文字Dの影響で人気が爆発的に再燃しており、30年以上前の車でありながら、まともに動く車は100万円以上はくだらないというプレミアが付いて販売されている。
武内樹:トヨタ・カローラ レビン SR AE85型
ハチロクをこよなく愛する拓海の親友であるイツキ。ハチロクを購入しようと「4代目レビン」とだけ指定して中古車屋に注文したら、見た目がほぼ同じだが中身はほぼ異なるハチゴーが届いてしまったという経緯でイツキの愛車になる。当初は先輩からバカにされるなどしていたが、拓海の運転で他の走り屋を抜き去ったことから、ハチゴーでも速く走れることを実感し、ずっと乗り続けることを誓う。軽自動車並みの80馬力しかないハチゴーだが、劇中後半ではターボ化され、2倍の150馬力にパワーアップし、オーナーのイツキも拓海の指導などにより、ヒール・アンド・トウをマスターするなど走り屋として見違えるほど成長した。
池谷浩一郎:日産・シルビア S13型
拓海が働くガソリンスタンドの先輩であり、秋名山をホームとする走り屋チーム「秋名スピードスターズ」のリーダーである池谷先輩が乗る日産・シルビア S13型。イツキが「池谷センパイのS13にぃー!!??」と興奮するほど、80年代後半から90年代後半にデートからドリフトまでこなせる車として、若者を魅了したFRスポーツクーペ。ちなみに同じシルビアでもS14型は機嫌が悪くなるほど嫌いな池谷。デートカーに名高いシルビアだが、劇中の池谷先輩はことごとく女性にフラれるというエピソードが描かれている。
藤原文太:スバル・インプレッサWRX TypeR STi Version V GC8型
拓海の父親であり元ラリー屋の文太、もともと拓海のハチロクは文太の愛車であったが、拓海に譲ったことを機に、新愛車であるGC8型インプレッサを購入。文太曰く「実用的で楽な車」とのこと。当時WRCで大活躍していたインプレッサ、たくさんのグレードが設定されているGC8だが、文太のインプレッサはエアコン等の快適装備が搭載される2ドアクーペのTypeRというグレード。
健二:日産・180SX RPS13型(中期)
秋名スピードスターズの一員で、池谷先輩の親友である健二が乗る180SX。池谷が乗るシルビア S13型と外装以外の設計が同じ姉妹車であり、「ワンエイティ」の愛称で有名。健二が乗る180SXは中期型のターボモデルで、頑丈で有名なSR20エンジンが搭載される。シルビア同様、ドリ車として有名だが健二はほぼノーマルで乗っている。
御木:トヨタ・セリカ GT-FOUR ST205型
拓海のサッカー部の1年先輩で、マネージャーであるなつきとの関係を自慢するなどの女たらしの御木。そのことで拓海に殴り倒され、根に持っている。東京の大学に進学し、帰省中だった冬になつきを拉致、拓海のハチロクと雪道でのカーチェイスを繰り広げる。雪道での4WDの優位性を疑わず、ペースを上げて迫る拓海のハチロクに焦り、ガードレールにクラッシュ、クラッシュ後は気まずさから顔を上げることも出来なかった。ちなみに雪道でハチロクがセリカ GT-FOURに勝つなど現実じゃまずあり得ない。
高橋涼介:マツダ・サバンナRX-7 アンフィニ FC3S型
高橋兄弟の代名詞とも言える、ロータリーエンジンを搭載したFC型RX-7。拓海の最大のライバルであり、公道最速理論を唱え最大のコーチである兄・高橋涼介が乗る。劇中に登場するのは限定車のアンフィニで、他のグレードと異なり、ハイオク仕様、10馬力アップ、リアシート撤去による軽量化などが行われている。
高橋啓介:マツダ・アンフィニRX-7 TypeR FD3S型
高橋兄弟の弟、啓介が乗るのはFD型RX-7。型が1〜6型まであるFDだが啓介が乗るのは1型。土坂峠でのクラッシュを機に、マツダスピードエアロからRE雨宮エアロへ変更されており、作中前期と後期で全く異なる車のようになっている。
中村賢太:日産・シルビア S14型 Q's
赤城レッドサンズのメンバーでありサポート役のケンタが乗るのはNAモデルのQ'sであるS14シルビア。タイヤの消耗を抑えるために雨の峠で練習していたことから、レインコンデシィションの下りのバトルが得意。「雨のバトルなら自分も拓海に勝てる」と言うほどの自信を持っていたが、毎日の豆腐配達で雨天走行も経験豊富な拓海には手も足も出なかった。頭文字D後日談では、啓介と一緒に会社を経営している。
中里毅:日産・スカイラインGT-R V-spec Ⅱ BNR32型
敵役でありながらどこか憎めず、頭文字D登場人物の中でも屈指の人気を誇る妙義ナイトキッズのリーダー・中里。彼が発する名言は、現実世界の走り屋の間でもネタにされるほど有名。かつてS13シルビアを操り、ドリフトを好んでいたが、妙義に現れたR32GT-Rに完敗したことをきっかけに、R32GT-Rに乗り換えグリップ走行を極めるなど走りに対して真面目な努力家の一面を持つ。劇中に登場するR32は最高グレードであるV-specであり、現実では1000万円以上のプレミアが付いている人気車。
庄司慎吾:ホンダ・シビックSiR-Ⅱ EG6型
中里と同じナイトキッズのメンバーであるが、勝つためには姑息な手段も使う人物であり、中里とは対立している。池谷のシルビアとイツキのハチゴーを後ろから衝突し事故を誘発させたり、拓海に不利なガムテープデスマッチを仕掛け、負けそうになるとハチロクに追突するなど、劇中では拓海をとにかくブチギレさせるヒール役。しかし傷ついた愛車のEG6を前に涙を浮かべるなど、バトル後は当初の悪役さは潜め、脇役として度々登場することになる。劇中のEG6は最上位グレードのSiR-Ⅱであり、慎吾は「俺だってホンダがFRを作ってくれれば乗り換えるよ」と言うほど根っからのホンダ党らしい。
佐藤真子&紗雪:シルエイティ EPS13型
碓氷峠で敵なしと恐れられる女性ドライバー真子の愛車。S13シルビアのフロントパーツ一式が180SXに移植されている。ちなみにこのカスタム、かっこいいからやっているわけではなく、180SXが破損した際に、ワンエイティのパーツで修理するより、S13のパーツを取り付けた方が安かったために流行した貧乏チューン。劇中での真子はエンジン故障で立ち往生していた時に偶然通りかかった池谷と良い感じになるが、事故渋滞や東京でレーサー兼ライターの夢を叶えたい真子の思いなどで、一時はお互いに惹かれながらもかなわぬ恋となるという悲しいエピソードが描かれる。
須藤京一:三菱・ランサーエボリューションⅢ GSR
いろは坂を拠点にするチーム「エンペラー」のリーダー須藤京一が乗るランエボ、通称エボ3。強面の見た目とは裏腹に、意外と理論的で堅実なグリップ走行を実践しており、劇中では拓海に初めての敗北を味わせた人物。ランエボ第一世代最後の型であるエボ3を操り、劇中に登場するGSRはエアコンやパワーウィンドウが搭載された快適仕様。
岩城清次:三菱・ランサーエボリューションⅣ RS
理論的な須藤とは対照的にチーム「エンペラー」内の荒くれ者である岩城が乗るエボ4。ランエボ第二世代の最初の型である、エボ4はランエボ史上最大のヒット作となっている。4WD車でドリフトするなど、拓海を苦戦させるほど超一流のドライビングテクニックを持っているが、頭がよろしくなく、拓海とのバトルに敗北した際はリーダーの須藤から「いろは坂の猿じゃねんだからちったぁ頭使え」とビンタされている。
秋山渉:トヨタ・カローラ レビン GT-APEX AE86型
埼玉の走り屋秋山渉が乗るカローラレビン AE86。拓海が乗るスプリンタートレノと外見がそっくりの姉妹車であり、トレノがリトラクタブルライトを採用しているのに対し、レビンは固定式のライトなど外観の違いはあるが、中身は一緒。メカニックに疎い拓海に対して憤りを感じており、性格の異なる二人が漆黒の正丸峠でタイマンバトルを繰り広げる様子は劇中屈指の名場面。バトル後はこれまで運転にしか興味を示さなかった拓海がメカニックに興味を持つきっかけを作るなど、良好な関係を築く。
小柏カイ:トヨタ・MR-2
いろは坂のスペシャリストを自称し、いろは坂をホームとするチーム「エンペラー」屈指の一流ドライバーである岩城清次を破った小柏カイが乗るMR-2。19歳免許取得1年目でありながら、8歳の頃より父親からカートの英才教育を受け、高校通学時はバイクでいろは坂のコースレコードを塗り替えるなど、かなりの腕前。重量配分が絶妙なミッドシップのMR-2はいろは坂のような低速コーナーで抜群の性能を発揮し、劇中ではカート仕込みの左足ブレーキや地元を知り尽くした「いろは坂空中ジャンプ」などを駆使し拓海をかなり苦戦させる。最後はいろは坂の落ち葉に足をすくわれスピンし敗北する。第二部で後継のMR-Sに乗り換えている。
まとめ
頭文字Dに登場するクルマ、どれも30年近く前のクルマなのに、今見ても色褪せないかっこよさがありますよね。そしてこれらの車に乗れるのはおそらくもうあと数年が最後、かつては街のあちこちにいた車たちがどんどん、その役目を終えて姿を消しつつあります。ということで、もし気に入った車があったら乗るなら今がチャンス!どれも100万円台で買える車ばかりなので、実際に乗ってみると古き良き日本の車の良さにきっと触れられるはずですよ!