日本から多くの人が訪れる人気の海外旅行先である台湾。
台北や高雄など日本から直通便がある都市に行ったことある人は多いのでは?
だけど台湾に行ったことはあるけど「安平」という街を聞いたことある人ってあんまり多くない。
ということで今回はかつて台南に住んでいた筆者が、隣町の「安平」観光のモデルコースを作成してみました。
台南の歴史が始まった街であり、他の都市にはないノスタルジックな香り漂う安平、このモデルコースを真似すれば安平の魅力は100%体験出来るはずなので、ぜひ参考にしてみてください。
- 安平観光を満喫する旅のポイント
- 安平観光のおすすめモデルコースマップ
- ①文章牛肉湯で朝食
- ②安平樹屋
- ③安平古堡
- ④安平開臺天后宮
- ⑤安平老街
- ⑥同記安平豆花
- ⑦陳家蚵捲(Chen oyster roll)
- ⑧台江国家公園
- ⑨観夕平台
- ⑩周氏蝦捲
- ⑪ クラウンプラザホテル台南
- まとめ
安平観光を満喫する旅のポイント
まずはじめに、安平観光を満喫するためのポイントから紹介します。
ポイントは3つ。
- 移動は基本的にタクシー移動
- 最低半日、できれば1日あると良い
- グルメスポットが意外と少ない・・・
ポイント①:移動は基本的にタクシー移動
バス移動も出来ないこともありませんが、30分に1本しかバスが来なかったり、バス停でバスが来たら手を上げないと停まらない運転手がいたり・・・と何かと日本人にとってはイライラすることの多い台南のバス事情。
ということで、どうせ台湾のタクシーって1km乗っても70円程度なのでガンガンタクシー使うのが筆者のおすすめ!今回紹介するモデルコースでは、タクシーを使うことを前提に観光地巡りを組み立てています。
ポイント②:最低半日、できれば1日あると良い
安平古堡など人気観光スポットの敷地がやたらと広く歩くのに時間かかったり、いかだクルーズに乗ったり、美味しいレストランが郊外にあったり・・・と何かと不便な安平の観光。
多くの人は、台南観光のついでに2時間立ち寄るぐらいで終わらせると思いますが、安平の魅力をじっくり満喫するには最低でも半日は欲しい!
今回紹介するモデルコースでは、そんなちょっと不便な安平観光を最大効率で回れるルートを組んでいるのでぜひ参考にしてくださいね!
ポイント③:グルメスポットが意外と少ない・・・
行く前からがっかりさせるようですが、安平って郊外の港町というこじんまりとした街なので、中心地に美味しいお店が少ない。
ということで、今回紹介するお店はほとんどが郊外にあるアクセスがちょっぴり不便なお店。もしどうしても時間を節約したいという方は、ファミリーマートでコンビニ弁当買った方が時間節約できるかも・・・?
安平観光のおすすめモデルコースマップ
①文章牛肉湯 ②安平樹屋 ③安平古堡 ④安平開臺天后宮 ⑤安平老街 ⑥同記安平豆花 ⑦陳家蚵捲(Chen oyster roll) ⑧台江国家公園 ⑨観夕平台 ⑩周氏蝦捲 ⑪ クラウンプラザホテル台南
①文章牛肉湯で朝食
台南の朝食メニューの定番といったら「牛肉湯」!台南には牛肉湯のお店は山ほどありますが、ここ文章牛肉湯は台南でも大人気の有名牛肉湯のお店。
場所は台南から安平へ向かう途中の大通りにあります。
超有名店なのでタクシーで「文章牛肉湯」と伝えれば店の前に到着できるはず!
一番人気の招牌牛肉湯(小サイズ100元)は、牛骨と牛テールでしっかりダシが取れたスープに、赤身レア肉がふんだんに入っています。
あっさりとしたスープは一人で一杯ペロリと平らげることが出来るので、まさに台南の朝食に打ってつけ!
◎文章牛肉湯の詳細はこちら↓↓↓
②安平樹屋
文章牛肉湯で朝食を取ったらさっそく安平観光を始めましょう!
まず行きたいのは安平樹屋。文章牛肉湯からは距離にして1.2km。歩いて15分ぐらいなので、タクシーか徒歩かはお任せします。
安平樹屋は1本のガジュマルの木が廃墟を呑み込んでしまった神秘的な観光スポットです。
かつてイギリス商社の倉庫だった建物が1本のガジュマルの木に侵食されて出来上がった安平樹屋はどこか不気味だけどミステリアス。
まるで天空の城ラピュタの世界観を体験できるような安平樹屋は台南でも筆者一押しの観光スポット!
◎安平樹屋の詳細はこちら↓↓↓
③安平古堡
そして次の観光は安平樹屋から歩いて3分ほどの安平古堡。
400年前にオランダによって建てられた城跡で、今は安平のシンボルである展望台が設置されています。かつてはゼーランディア城と呼ばれていた安平古堡。高校世界史の教科書の片隅にも小さく書いてあるので、もしかしたら聞いたことある人もいるのでは?
タワーからは安平の城下町はもちろん、遠く台南の街まで見渡せる台南屈指の絶景スポットなので見ておきたいです!
◎安平古堡の詳細はこちら↓↓↓
④安平開臺天后宮
安平古堡観光を終えたら、次に向かいたいのは「安平老街」という安平で一番の繁華街。
しかしその前に、安平古堡から安平老街に向かう途中に「安平開臺天后宮」というカラフルで立派な廟があるのでちょっと見学してみましょう!
安平古堡の道路挟んですぐ隣にある安平開臺天后宮は安平で最古の廟。海の守り神である媽祖が祀られており、港町安平では地元の人から熱心に信仰されています。
⑤安平老街
安平開臺天后宮観光終えたら、300年の歴史を誇る台南最古の商店街「安平老街」でショッピングがてらちょっと息抜き!
安平一のにぎわいを誇る安平老街は、昔ながらのレトロなお店が立ち並ぶどこか懐かしい商店街。お土産集めや安平名物「同記安平豆花」の豆花で休憩など歩き疲れた時の息抜きにはもってこいです!
ちなみに休日は大変なにぎわいを見せる中心地「延平街」ですが、一歩路地裏に入ると、そこには300年の歴史の香りがするノスタルジックな光景が広がっています。個人的にはこのどこか懐かしい景色こそが安平で一番のみどころだと思っているので、ぜひ写真に収めてくださいね!
◎安平老街の詳細はこちら↓↓↓
⑥同記安平豆花
そして安平老街でぜひ食べておきたいのが先ほどチラッと紹介した「同記安平豆花」の豆花!
同記安平豆花は台南で一番有名な豆花のお店で、冷たいのはもちろん、温かくできたり・・・。甘いのはもちろん、レモン味でさっぱり風にできたり・・・。とトッピングの多様さが人気のポイント!
豆花だけじゃなく台湾風かき氷やタピオカミルクティーもあるスイーツ店なので、安平老街でちょっと休憩したくなったらぜひ利用したいお店です!
◎同記安平豆花の詳細はこちら↓↓↓
⑦陳家蚵捲(Chen oyster roll)
そしてそろそろ小腹が空いた人は豆花だけじゃなくちょっと腹ごしらえ!安平老街で一番の人気小吃店に行ってみましょう!
ここ陳家蚵捲(Chen oyster roll)は台南で初めて牡蠣の巻き揚げを売り出したお店。安平は400年前のオランダ統治時代から牡蠣の名産地として知られており、そんな安平で牡蠣を食べるならここ陳家蚵捲(Chen oyster roll)一択!
カキフライや焼きガキに牡蠣オムレツなど、とにかくカキ尽くしのメニューはさすが牡蠣の専門店!
まるで日本のマクドナルドのようなファーストフード店方式で広くて冷房の効いた店内は歩き疲れた時の休憩にも最適!「同記安平豆花」の豆花とあわせてぜひ食べ歩きしてみましょう!
⑧台江国家公園
安平老街で一息ついたら観光再開!次は台南の自然を感じるジャングルいかだクルーズに行きましょう!
向かうのは安平老街から約3.5kmの場所にある「台江国家公園」!交通手段はタクシーで10分ぐらいなので、安平老街でタクシーを拾うのがおすすめ!
ここの魅力はなんといっても、超広大な敷地に広がるマングローブの熱帯雨林。
そして「台湾のアマゾン」とも呼ばれる台江国家公園の熱帯雨林の名物はいかだクルーズ!
「四草緑色隧道」というマングローブが作り出す緑のトンネルをいかだでクルーズしていきます。
乗船時間は30分間、値段は200元とお手頃にサクッと観光できるおすすめスポット!
台南で台湾の自然を体験できる珍しい観光スポットなので、せっかく安平に来たならちょっとだけ足を伸ばして訪れたいです!
◎台江国家公園の詳細はこちら↓↓↓
⑨観夕平台
そして安平観光の最後に訪れたいのが観夕平台!文字通り、夕日がとても綺麗な観光スポット!
台江国家公園からは距離にして2.1km、タクシーで5分ぐらいです!
何も遮るものなく、水平線に沈んでいく夕日はまるでドラマのワンシーンのような幻想的風景。
台湾でもここより綺麗な夕日が見れる場所はない!と言い切れるほど筆者おすすめの場所です!
⑩周氏蝦捲
そして安平での夕食に利用したいのがこちら!
食事をしようと思うとあまりおすすめの店が思い浮かばない・・・。だけどそんな安平で筆者が唯一おすすめしたい超人気店「周氏蝦捲」。
台湾の名物料理がなんでも揃っている周氏蝦捲は気軽に入れる台湾料理レストランといったイメージ。そんな周氏蝦捲のおすすめはやっぱり一番人気の「エビ春巻き」ですが、担仔麺もサバヒーも台南名物は、なんでも食べることできるので、色々と頼んでみるのもおすすめですよ!
◎周氏蝦捲の詳細はこちら↓↓↓
⑪ クラウンプラザホテル台南
そんな楽しかった安平観光も終わり、そのまま台南のホテルに帰ろうか・・・と思っているなんてもったいない!
せっかくなら安平に泊まっていきましょう!
筆者がおすすめのホテルがこちら!
「クラウンプラザホテル台南」
このホテル安平という田舎にあるおかげで、日本のガイドブックやホテル予約サイトでの扱いは小さいけど、実は台南近郊でトップ5に入るほどの高級ホテル!
ロビーの「超巨大な吹き抜け」が名物で、イタリアのスーパーカーの新車発表会がこのロビーで行われるなど、ホテルランクは間違いなくピカイチ!
シンプルに上品なお部屋は台南中心部のホテルにも見劣りしないほど立派!そして何より全部屋テラス付きでテラスからは安平の森と川を見渡すことができる抜群の眺望!
せっかく夜まで安平にいたなら、台南のホテルに泊まるよりも「クラウンプラザホテル台南」に泊まるのが筆者のおすすめです!
◎クラウンプラザホテル台南の詳細はこちら↓↓↓
まとめ
台南の隣ののどかな港町安平。台湾の歴史が始まった地であり、今も残る数々の古跡がこの街がかつて時代の中心であったことを感じさせてくれます。そんなノスタルジックな安平の街はどこか懐かしさがあり、きっと日常の喧騒を忘れさせてくれる素敵な体験をさせてくれるでしょう。
今回まる1日かけて安平の街をめぐるモデルコースを作成してみましたが、途中の食事などを省けば、最短半日でも観光できるほどコンパクトな街なので、ぜひこのモデルコースを参考に安平の街を訪れてみてください!きっと日本では味わえない懐かしくて癒される旅が待っていますよ。