冷凍庫から出したウイスキーをグラスに注いだら、
白く濁ってた。
腐ったのかと思って匂いを嗅いだ。
普通にウイスキーの匂いがした。
おそるおそる飲んだ。
普通にうまかった・・・
冷凍ウイスキー!
てことで今回は、
ウイスキーを冷凍するとどうなるか
実際に試した話を正直に書いていく!
凍るのか、瓶が割れないか、白濁は大丈夫なのか。
気になるとこは全部まとめたよ!

この記事の結論:家庭の冷凍庫(-18℃)では凍らない!
瓶が割れることもない。
白濁しても品質に問題なし。
冷凍ストレート・冷凍ハイボールはぜひ試してみて!
ウイスキーは冷凍庫に入れて大丈夫?安全性をまず確認
え、ウイスキーって冷凍庫に入れていいの?瓶が割れたりしない?
結論から言う。
家庭用冷凍庫(-18℃前後)なら完全に安全。
凍らないし、
瓶も割れない。
なぜ凍らないかというと、
エタノール(アルコール)の融点は
-114℃
という極端に低い温度だから。
ウイスキーは水とアルコールが混ざってるから、
純粋な水(0℃)より凍る温度がずっと低い。
アルコール度数40度のウイスキーの凍点は
約-26℃前後。
家庭の冷凍庫は
-18℃前後
だから、普通に入れても絶対に凍らない。
入れっぱなしにしても大丈夫。凍らないから瓶も割れないよ!
ただ!
業務用冷凍庫は別の話・・・
業務用冷凍庫は
-20〜-30℃
まで下がるものがある。
こうなると40度のウイスキーでも凍る可能性があって、
液体が膨張して瓶が割れる危険がある・・・
業務用冷凍庫には絶対に入れないように!
安全チェック:家庭用冷凍庫(-18℃)→ OK!
業務用冷凍庫(-20℃以下)→ 絶対NG!
冷凍するとどうなるか:白濁の正体と品質への影響

白く濁ってた、ってやつ、これが最初にめちゃくちゃ焦った・・・
冷凍庫から出したウイスキーをグラスに注いだら
白く曇ってた。
最初は「腐ったんじゃないか」と本気で心配した。
でも全く問題なし。
この白濁の正体は、
ノンチルフィルタード(非冷却ろ過)という製法
で作られたウイスキーに含まれる
脂肪酸やエステルが低温で析出する現象。
「チルフィルタード」の銘柄はあらかじめ
低温処理でこれらを除去してあるから
冷凍しても白濁しない。
白濁してても安心して飲んでね!品質には全く問題ないよ!
白濁するかどうかのチェックは
ボトルに「Non-chill filtered」
または「ノンチルフィルタード」と書いてあるか確認してね!
で、
液体がとろっとするのも冷凍の特徴。
低温になると粘性が上がるから、
グラスに注いだ時の流れ方がぜんぜん違う。
少しとろみのあるリキュールみたいな感覚。
ノンチルフィルタードの詳しい解説はこちら!
冷凍するメリット
で、なぜ冷凍するのか。
これが実際にやってみると結構おもしろくて。
メリット1:とろっとした飲み口になる
低温になると粘性が上がるから、
ストレートで飲んだ時にとろっとした感覚がある。
普通のストレートとは明らかに違う。
グラスを傾けた時の流れ方がとろっとしてて、なんか好きなんだよねこれ・・・
メリット2:アルコールのトゲが丸くなる
低温になることでアルコール感が少し抑えられて、
まろやかな飲み口になる。
ストレートで飲むとアルコールが刺激的すぎると感じる人には
冷凍ストレートがちょうどいいかも。
メリット3:氷いらずでキンキンに冷える
冷凍庫から出したてはめちゃくちゃ冷えてる。
氷なしでキンキンに冷えた状態で飲める!
ロックと違って氷で薄まらないから、
ウイスキーの味をそのまま楽しみながら冷たく飲みたい人にぴったり。
メリット4:冷凍ハイボールがめちゃくちゃうまい!
これが一番伝えたいやつ。
冷凍したウイスキーで作るハイボールが
これがまたうまい!
炭酸が溶けにくくなって、
シュワシュワ感が長続きするんだよ。
夏に試した時「あ、もう普通のハイボールに戻れない」となった。
冷凍ハイボールを知ってしまったら最後、夏のハイボールはこれしか考えられなくなる・・・
冷凍のメリット:
とろっとした飲み口・アルコールのトゲが丸くなる・
氷いらずでキンキン・冷凍ハイボールが最高
冷凍するデメリット
ただ!
デメリットもあって、正直これはちょっと痛い。
デメリット1:香りが死ぬ
これが冷凍最大のデメリット。
せっかく香り豊かなシングルモルトを買ったのに、
冷凍するとその香りがほぼどこかに行く・・・
香りの成分は低温で揮発しなくなる。
グラスに鼻を近づけても「あれ?」ってなるやつ。
高いウイスキーを冷凍するのは
ぶっちゃけもったいないと思う・・・
デメリット2:銘柄によっては白く濁る
冒頭で書いたやつ。
品質には問題ないが、見た目が変わるから
知らないと焦る・・・
チルフィルタード銘柄なら白濁しない。
デメリット3:香りの変化が楽しめない
常温ストレートだと、
最初は閉じていた香りがだんだん開いてくる楽しさがある。
冷凍だとこの変化を楽しみにくい・・・
高級シングルモルトや希少ウイスキーは、
冷凍よりも常温ストレートで向き合いたいところ。
冷凍のデメリット:香りが死ぬ・ノンチルフィルタードは白濁する・香りの変化を楽しめない
常温 / 冷蔵 / 冷凍の違いを比べてみた
「結局どれが一番うまいの?」
筆者の個人的な結論を先に言うと、
夏は冷凍ハイボール一択。
秋冬は常温ストレートに戻る。
冷蔵は正直中途半端で、あんまりやらない・・・
参考に比較表も作ったよ!
■ 常温ストレート(室温 約20℃前後)
香り:★★★★★(最も豊か)
飲み口:アルコールのトゲを感じる
向き:高級シングルモルト・香りを楽しみたい時
■ 冷蔵(約4〜8℃)
香り:★★★(程よく抑えられる)
飲み口:すっきりして飲みやすい
向き:日常的に飲むブレンデッド・暑い季節
■ 冷凍(-18℃前後)
香り:★★(弱くなる)
飲み口:とろっとしてまろやか。アルコール感は穏やか
向き:ハイボール・夏場・アルコールが苦手な人のストレート
ウイスキーの香りを楽しみたいなら常温ストレート。
爽やかに飲みたいなら冷凍ハイボール!
その日の気分で使い分けるのが一番楽しいと思う!
ウイスキーの飲み方全般についてはこちらも参考にしてね!
度数別・凍点早見表(家庭の冷凍庫で大丈夫か確認しよう)
自分のウイスキーは凍らないか心配・・・
度数別の凍点を一覧にまとめたよ!
アルコール度数37度:凍点 約-23℃前後
アルコール度数40度:凍点 約-26℃前後
アルコール度数43度:凍点 約-29℃前後
アルコール度数46度:凍点 約-32℃前後
アルコール度数50度:凍点 約-37℃前後
アルコール度数60度以上:凍点 約-46℃以下
※家庭用冷凍庫は-18℃前後なので、37度以上のウイスキーは全て凍らない。
家庭の冷凍庫で凍るウイスキーは基本的にないから安心してね!
ただ!
業務用冷凍庫(-20〜-30℃)は別。
37〜40度のウイスキーは業務用冷凍庫に入れると
凍る可能性があるから注意。
高度数(46度以上)のボトルは業務用でも比較的安心だけど、
念のためあまり長時間は入れないほうがいい・・・
冷凍向きの銘柄・向かない銘柄
どの銘柄を冷凍していいの?
これが一番気になるところだよね!
まずチェックすべきポイントは
「チルフィルタード」か「ノンチルフィルタード」か。
チルフィルタード(冷却ろ過あり)の銘柄は、
あらかじめ脂肪酸やタンパク質を低温処理で取り除いてある。
冷凍しても白濁しない。
一方でノンチルフィルタード(非冷却ろ過)の銘柄は・・・
低温で白濁する場合がある。
品質には問題ないけど、
見た目が変わるから気になる人は注意してね。
冷凍向き銘柄(チルフィルタード)はこれ!
チルフィルタード(冷凍しても白濁なし)の銘柄
・サントリー 角瓶(40度)
・ジョニーウォーカー(40度)
・バランタイン ファイネスト(40度)
・グレンリベット 12年(40度)
・グレンフィディック 12年(40度)
・カティーサーク(40度)
・デュワーズ ホワイトラベル(40度)
・ジムビーム(40度)
・メーカーズマーク(45度)
角瓶のレビューはこちら!
ジョニーウォーカーの解説はこちら!
バランタイン ファイネストのレビューはこちら!
グレンフィディックの解説はこちら!
グレンリベットの解説はこちら!
ジムビームのレビューはこちら!
メーカーズマークのレビューはこちら!
次に冷凍注意の銘柄。
ノンチルフィルタード(冷凍で白濁する可能性あり)の銘柄
・富士山麓 樽熟原酒50°(50度)
・イチローズモルト(一部ラインナップ)
・グレンリベット 18年(43度)
・アベラワー ア・ブーナッハ(60度)
・フロム・ザ・バレル(51.4度)
・カスクストレングスの銘柄全般(未濾過が多い)
・ボトルに「Non-chill filtered」と書いてある銘柄全般
アベラワーのレビューはこちら!
イチローズモルトの解説はこちら!
フロム・ザ・バレルのレビューはこちら!
富士山麓の解説はこちら!
白濁しても飲んで大丈夫だよ!品質に問題はないから安心してね。見た目が気になる人だけ注意してってことね!
家庭での冷凍ウイスキーのやり方
やり方はめちゃくちゃシンプル。
冷凍庫に入れて8〜24時間待つだけ。
8時間でもかなり冷えるけど、
24時間入れておくとしっかりとろっと感が出る。
前の日の夜に入れておいて、翌日の夜飲む。これが筆者のパターン!
冷凍ストレートの飲み方
・冷凍庫から出したてをそのままグラスに注ぐ
・氷なし・水なし・炭酸なしのストレートで飲む
・とろっとした飲み口を楽しんで!
温度が上がってくると香りが出てくるから、
最初と後半の飲み口の違いも楽しめる。
冷凍ハイボール(氷点下ハイボール)の作り方
1. グラスも事前に冷凍庫で冷やしておく
2. 冷凍ウイスキーをグラスに注ぐ(ウイスキー1:炭酸水3の割合)
3. 炭酸水も冷蔵庫で冷やしたものを使う
4. 氷なしで混ぜてできあがり!
氷で薄まらないし、
炭酸が長続きするし、
これがめちゃくちゃうまい!
夏に試してみると感動すると思う!
ハイボールのおすすめ銘柄が気になったらこちら!
ハイボールの作り方・黄金比についての詳しい記事はこちら!
よくある疑問に全部答えます
Q. ウイスキーは本当に冷凍庫で凍らないの?
A. 家庭用冷凍庫(-18℃前後)では凍らない。
エタノールの融点は-114℃だから、
家庭の冷凍庫ではどのウイスキーも凍らない。
業務用冷凍庫(-20〜-30℃)は
低度数(37〜40度)だと凍る可能性あり。
Q. 瓶が割れることはある?
A. 家庭用冷凍庫なら基本的に割れない。
凍らなければ体積が膨張しないから瓶が割れることはない。
業務用冷凍庫で完全に凍らせると
体積が膨張して割れる危険がある・・・
家庭用冷凍庫なら心配しなくて大丈夫!でも業務用は要注意ね!
Q. 味が落ちる?風味が変わる?
A. 香りは確実に弱くなる。
これは認める。
ぶっちゃけ香りについてはデメリットしかない・・・
ただ!
とろっとした飲み口とアルコールのまろやかさは
冷凍でしか出せない良さだと思う!
Q. 白く濁ったウイスキーは飲んで大丈夫?
A. 全く問題なし!
白濁はノンチルフィルタードの銘柄で起きる現象で、
脂肪酸やタンパク質が低温で析出したもの。
品質的には問題ゼロ。
むしろノンチルフィルタードは製造工程で自然の成分を除去しないので、
より豊かな風味のウイスキーという証拠ともいえる。
Q. 冷凍したウイスキーをまた常温に戻してもいい?
A. 問題なく戻せる。
冷凍→常温→冷凍を繰り返しても品質には影響しない。
ウイスキーはアルコール度数が高いから菌が繁殖しにくく、
温度変化に非常に安定している。
「飲みきれなかったから常温に戻した」みたいなのは全然OKだよ・・・
Q. どの飲み方に向いている?
A. ハイボールと冷凍ストレートが特におすすめ!
ロックは氷で薄まるし冷凍の意味が薄れるから、
冷凍するならハイボールかストレートで飲みたい。
Q. 何時間冷凍したらいい?
A. 最低8時間、理想は24時間。
8時間でもかなりキンキンに冷えるけど、
24時間でしっかりとろっと感が出てくる。
前の晩に入れて翌日飲むパターンがちょうどいい。
Q. カスクストレングスのウイスキーも冷凍できる?
A. 凍らないが白濁に注意。
カスクストレングスは度数が高い(50〜65度が多い)から、
凍点はさらに低くなって家庭用冷凍庫では絶対凍らない。
ただしノンチルフィルタードの銘柄が多いから
白濁する可能性は高い。
品質に問題はないけど見た目が気になる人は要確認ね。
ロックの作り方・楽しみ方はこちら!
冷凍以外の飲み方も試してみよう
ただ!
冷凍だけがウイスキーの楽しみ方じゃないのよ・・・
ウイスキーって飲み方次第でまるで違う味になるから、
せっかくなら他の飲み方も試してみてほしい。
トワイスアップ(香りを最大限に楽しむ飲み方)
ウイスキーと常温の水を1:1で割る飲み方。
香りを最も引き出す飲み方で、冷凍とは正反対の楽しみ方!
冷凍ストレートで香りが物足りないと思ったら、
次はトワイスアップで同じウイスキーを飲んでみてほしい。
全然違う顔を見せてくれるよ!
トワイスアップについてはこちら!
お湯割り(冬に最高の飲み方)
冷凍の真逆が熱いお湯割り!
お湯割りはウイスキーの甘みがより際立って、
冬の夜にちびちびやるのがぶっちゃけかなりうまかった!
お湯割りの作り方はこちら!
まとめ
冷凍ウイスキー、思ったよりアリだよね!
てことで!
今回のまとめ!
- 家庭用冷凍庫(-18℃)ではウイスキーは凍らない
- 瓶が割れることもない。完全に安全!
- 冷凍するととろっとした飲み口になる
- チルフィルタード銘柄なら白濁しないから冷凍OKに
- ノンチルフィルタードは白濁するが品質に問題なし
- 冷凍ハイボールは氷なしでもこれがまたうまい!
- 香りを楽しみたい時は常温ストレートかトワイスアップの方がいい
- 業務用冷凍庫は-20〜-30℃なので低度数ウイスキーは入れない
やるかやらないかで言えば、
絶対一度はやってみた方がいい。
角瓶とかジョニーウォーカーとか、
普段から飲んでる定番銘柄でいいから。
冷凍ハイボールを一回経験した夏と、
経験しなかった夏では
ぜんぜん違うから!
初心者向けのおすすめ飲み方はこちら!
ストレートにおすすめの安いウイスキーはこちら!
甘いウイスキーが好きな人はこちらも!