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ブッシュミルズの味や種類/10年・12年・16年・21年・ブラックブッシュの違いを解説

世界最古のウイスキー蒸留所と言われているブッシュミルズ

アイルランドにある創業約400年の蒸留所で、バニラのように甘く、アルコールの刺激の少ない味わいは誰にでも飲みやすいウイスキーとして評判です!

ということで今回は、そんなブッシュミルズの特徴、歴史、ラインナップごとの違いを初心者の人にも一から分かるように解説してみようと思います!

 

 

ブッシュミルズの味や種類/10年・12年・16年・21年・ブラックブッシュの違いを解説

 

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引用元:https://www.irishnews.com/business/2020/02/15/news/calls-for-uk-to-avoid-two-tier-irish-whiskey-industry-post-brexit-1843096/

 

ブッシュミルズとは?

 

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引用元:http://www.whiskycritic.com/bushmills-issues-distillery-exclusive

 

ブッシュミルズアイルランドで造られるアイリッシュウイスキー

アイリッシュウイスキーは日本での知名度はあまり高くないけど、世界五大ウイスキーの一つです

 

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ブッシュミルズは、アイリッシュウイスキーの中では、ジェムソン、タラモアデューに次いで、売上げ3位のブランドで、世界最古のウイスキー蒸留所とも言われるとても歴史あるブランドです

 

ブッシュミルズの歴史

 

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引用元:https://www.whiskeyisland.ie/product/the-cause-way-coastal-whiskey-trail/

 

ブッシュミルズの創業は、1608年。世界最古のウイスキー蒸留所と言われています

ただ、あまりにも歴史が古過ぎて、様々な説があるため定かではありません

一応、公式に確認できる最古の記録では、1784年がブッシュミルズ蒸留所が初めて歴史に登場するということになっていますが、それでもウイスキー蒸留所の中では、かなりの歴史!

ちなみに、スコットランドで最古の蒸留所であるグレンタレット蒸留所は、公式には1775年創業。しかし、1717年には既に違法ウイスキーを製造していたと言われているので、スコッチウイスキー最古の蒸留所と比べても、段違いの歴史です!

そんなブッシュミルズ蒸留所、1885年に火災により蒸留所を消失しています

しかし、スコットランドの蒸留所建築のカリスマであり、ハイランドパーク、グレンファークラス、グレンバーギなどの蒸留所にも携わったチャールズ・クリー・ドイグの手により再建します

現在も残る麦芽の乾燥塔の特徴的な屋根は、ドイグが得意とした「パゴダ屋根」と呼ばれる建設手法で、スコットランドの蒸留所でも多く見られる形です

 

ブッシュミルズの種類

 

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引用元:https://www.thedrinksbusiness.com/2014/11/diageo-bets-big-on-tequila-with-don-julio/

 

ブッシュミルズ

 

 

ブッシュミルズの最も売れているボトルで、ラインナップで一番お手頃なウイスキー

1本2000円ぐらいで、ラベルの色から通称「ホワイトブッシュ」と呼ばれています

熟成はバーボン樽のみを使用しており、バニラのようなバーボン由来の甘みが強いです

またアイリッシュウイスキーらしい、軽く誰にでも飲みやすい飲み口のため、ウイスキーに慣れていない人にもかなり親しみやすいボトルです

 

ブッシュミルズを実際に飲んでみたレビューはこちら!

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【世界最古の蒸留所】ブッシュミルズをレビュー!【むちゃくちゃ苦い】 - 最愛の彼女に浮気された男の努力記

 

 

ブッシュミルズ ブラックブッシュ

 

 

オロロソシェリー樽熟成の原酒をバーボン樽熟成原酒と混ぜ合わせたのが、ブラックブッシュ

シェリー由来のプラムのようなフルーティな味わいと、ビターチョコのような心地よい苦みが加わっています

ホワイトブッシュに比べて、たった500円ほどの差額でシェリー樽熟成の上品な味わいを楽しめるので、コスパはかなり良い!

ちょっとほろ苦く、コクのあるウイスキーが好きな人にはこっちの方がおすすめです!

 

ブッシュミルズ シングルモルト10年

 

 

大麦を原料とするモルトウイスキーのみを原酒に使用しているのが、「ブッシュミルズ シングルモルト」シリーズ

そんなラインナップの一番お手頃なボトルにあたるシングルモルト 10年は、10年以上熟成の原酒を使用し、熟成はバーボン樽のみで行われています

1本3400円ぐらいと、ホワイトブッシュなどに比べたらちょっと高いけど、ブッシュミルズウイスキー造りの真骨頂が味わえるのが、シングルモルトシリーズ

アイリッシュウイスキーの中でも、甘めでかなり飲みやすいボトルなので、初めてアイリッシュウイスキー買う人にもおすすめです!

 

ブッシュミルズ シングルモルト12年

 

 

12年以上熟成の原酒を使用し、バーボン樽、オロロソシェリー樽で熟成された2種類の原酒を組み合わせて、仕上げにマルサラワイン樽で熟成させたのが、ブッシュミルズ シングルモルト12年

ブッシュミルズの特徴であるバニラのような甘みに加えて、りんご、プラム、ベリーなどのフルーティな味わいがとても絶妙に組み合わされており、華やかさでいったら断トツです!

1本5000円ぐらいと結構高いけど、アイリッシュウイスキー特有のアルコールの刺激の少ない味わいのおかげで、上品なシェリーとワイン樽の風味を楽しめて、通好みのレベルの高いボトルです

 

ブッシュミルズ シングルモルト16年

 

 

オロロソシェリー樽とバーボン樽で16年以上熟成した原酒を、仕上げにポートワイン樽で熟成させたのがブッシュミルズ シングルモルト16年

製法はラインナップのひとつ下の12年に似ていますが、ポートワイン樽由来のブラックチョコレートやミントのような風味に、フルーティな華やかさが合わさり、かなり完成度が高いです!

ブッシュミルズ好きなら、一度は飲んでみたいおすすめボトル!

 

ブッシュミルズ シングルモルト21年

 

 

ブッシュミルズのラインナップの最高峰のボトルがブッシュミルズ シングルモルト21年

オロロソシェリー樽とバーボン樽で19年以上熟成させた原酒を、さらに2年間マディラワイン樽にて熟成しています

バニラやトロピカルフルーツのような華やかな甘みを中心に、後味にはシナモンのようなスパイシー感とビターチョコのような程よい苦みを楽しむことができる、完璧な1本!

アイリッシュウイスキーの至宝とも言える、珠玉の1本です!

1本1万9000円ぐらいで、21年ものウイスキーとしては意外と安いです

 

まとめ

 

世界最古のウイスキー蒸留所であるブッシュミルズ

甘くやさしい味わいは、アイリッシュウイスキーブランドの中でも随一で、誰にでも飲みやすいウイスキー造りを行っています

また、上位モデルにあたるシングルモルトシリーズは、ブッシュミルズの渾身のウイスキー造りが詰まっているだけでなく、アイリッシュウイスキーの中でもかなりレベルの高いボトル!

アイリッシュウイスキー好きはもちろん、アイリッシュウイスキーを初めて買う人にも、ぜひ買ってほしいおすすめボトルです!

きっとどんなアイリッシュウイスキーよりも飲みやすいはず!

 

 

ブッシュミルズを飲んでみたレビューはこちら!

【世界最古の蒸留所】ブッシュミルズをレビュー!【むちゃくちゃ苦い】 - 最愛の彼女に浮気された男の努力記

なんかめちゃくちゃ苦かった!筆者個人的には同価格帯のジェムソンタラモア デューの方がおすすめかも?

 

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だいたい1本3行ぐらいで簡単にまとめてみたのでレビュー読むの面倒な人におすすめ!