蜂蜜とミルクとバニラを混ぜたようなとにかく甘いウイスキーが特徴のクライヌリッシュ蒸留所
日本ではよほどのウイスキーマニアしか知らない銘柄ですが、独特の甘い味わいは多くのウイスキーファンの舌をうならせる逸品です
ということで今回は、そんなクライヌリッシュの特徴、歴史、ラインナップごとの違いを初心者の人にも一から分かるように解説してみようと思います!
クライヌリッシュの味や種類/甘くておいしい!14年の特徴と味わいを解説
クライヌリッシュとは?
クライヌリッシュはスコットランドのハイランド地方で造られているウイスキー
製造されるウイスキーのほとんどは、ブレンデッドウイスキーの原酒として使用されるため、あまり知名度の高いブランドではありません
しかし、ウイスキーファンからは、蜂蜜とミルクを混ぜ合わせたような独特の甘みが絶賛されており、知る人ぞ知る実力派ウイスキーでもあります
95%近くが、ブレンデッドウイスキーの原酒として出荷されることから、現在もあまり宣伝などは行わず、酒屋の片隅で細々と売られている、隠れ名門ブランドです
クライヌリッシュの歴史
大きなガラス張りで、ガラスの奥にはウイスキー造りに欠かせないポットスチルも伺えるクライヌリッシュ蒸留所
とても近代的な見た目で、美しい外観の蒸留所です
そして1819年創業のクライヌリッシュ。200年近い歴史がある蒸留所にしては、やたらと近代的な設備ばかりが揃っているような気がします・・・
それもそのはず!クライヌリッシュは1967年に、大規模な蒸留所の引越しを行っています
1967年に、それまで使っていた蒸留所のすぐ隣に、同じ設計図を用いて新しい蒸留所施設を建築したクライヌリッシュ
完成と同時に、営業は全て新蒸留所に乗り換える形で引っ越しました
ちなみに、引っ越し前まで使っていた蒸留所の建物は、新たに「ブローラ蒸留所」と名前を変えて操業
1983年までの間、クライヌリッシュ蒸留所とブローラ蒸留所は肩を並べてウイスキー造りを行っていました
そしてこのブローラ蒸留所、たった10年ちょっとの稼働ということと、味がやたらと良かったことから、現在かなりのプレミアウイスキーとなっており、世界中のウイスキーマニアが狙うボトルとなっています
あまりの人気ぶりから、近い将来ブローラ蒸留所は、再建されることが発表されています
クライヌリッシュの種類
クライヌリッシュ 14年
現在、日本で手に入りやすいのはおそらくこのクライヌリッシュ 14年だけ
そもそも通常販売されているボトルが、このクライヌリッシュ 14年しかないクライヌリッシュ蒸留所
たまに、限定ボトルが発売されたりしますが、よほど品揃えの良い酒屋に行かない限り買えません・・・
ということで味は、とにかく甘い香りが中心!
まるで花の蜜のように心地良い香りはクライヌリッシュの何よりの特徴
また味わいは、蜂蜜、ミルク、洋ナシなどを連想させる、とても濃密な甘さ
後味には、ほのかに香辛料のようなスパイシーさもあり、ただただ甘いウイスキーで終わらないのは、さすが名門蒸留所の味付けです
ウイスキー好きみんなが、こぞって高評価をつけるのが納得の、とても香り高く、甘いウイスキーであるクライヌリッシュ 14年
1本わずか5000円ほどと、14年もののウイスキーにしては、かなり良心的な価格なので、気になった人はぜひ買ってみましょう!
まとめ
ウイスキーマニアの中では、悪い評判を聞かない
というぐらい人気のクライヌリッシュ
まろやかで甘い味わいは、まるでデザートのようで、右に出るものはいない逸品です
最近は少しずつ知名度が高まり、ちょっと価格が高くなりつつありますが、やっぱり蜂蜜・ミルク・バニラを混ぜたような独特のウイスキーは、ウイスキー好きなら一度は味わってみたい!
幻の蒸留所・ブローラとクライヌリッシュ、もしもバーなどで見かける機会あったら、ウイスキー通なら真っ先に注文したいです!