1989年に、アイルランドに100年ぶりに誕生したウイスキーブランドであるカネマラ
新興ブランドでありながら、「古き良きアイリッシュウイスキーの再興」をスローガンに掲げ、どの老舗蒸留所よりもアイルランドのウイスキー造りを追求する、なかなか面白いメーカーでもあります
ということで今回は、そんなカネマラの特徴、歴史、ラインナップごとの違いを初心者の人にも一から分かるように解説してみようと思います!
カネマラの味や種類/オリジナル・12年の違いを解説
カネマラとは?
アイリッシュウイスキーは日本での知名度はあまり高くないけど、世界五大ウイスキーの一つです
通常、ピートを焚かないウイスキー造りが特徴のアイリッシュウイスキーですが、カネマラはピートを使用しているのが特徴!
アイリッシュウイスキーらしくない、独特の煙くさい味わいを楽しむことができる銘柄です
「ピート」についてはこちらの記事!
カネマラの歴史
カネマラの歴史は意外と浅く、稼働を開始したのは1989年
アイリッシュウイスキーでは、100年ぶりに誕生した蒸留所で、ハーバード大学でアイリッシュウイスキーの歴史を研究した実業家であるジョン・ティーリングという人物により設立されました
ちなみに、カネマラを製造する蒸留所は元々、国営アルコール燃料工場として使用されており、じゃがいもを原料とする燃料やスピリッツを製造していました
設立者のジョンは、「古き良きアイリッシュウイスキーの再興」を起業コンセプトに掲げており、新興ウイスキーブランドでありながら、アイルランドのウイスキー造りの伝統をどこよりも重視している蒸留所であったりします
また、カネマラは歴史は浅いものの、世界的なウイスキーコンテストでは多くの受賞歴があり、ウイスキー好きの注目を集めています
現在は、日本のサントリーが蒸留所を所有しており、日に日に力と知名度を伸ばしている注目ウイスキーブランドです
カネマラの種類
カネマラ
4年、6年、8年熟成の3種類のモルト原酒をブレンドさせたカネマラの最も人気のボトル!
あえて4年の若い熟成原酒を混ぜることで、強めの煙の香りをつけて、6年と8年の熟成原酒でフルーティで上品な甘みある味わいの骨格を造るという、かなり緻密に計算されているブレンド
煙、フルーツ、バニラ、チョコレートが混ざったような複雑で上品な味わいを楽しめます
また、どこか草や土っぽい野性味ある煙の味わも楽しむことができ、カネマラの世界的評価の高さを象徴するようなボトル
1本4200円ぐらいと、味わいの完成度の高さの割には意外とお手頃なのでおすすめ!
カネマラ 12年
12年以上熟成させた原酒を使用しているのがカネマラ 12年
上で紹介したカネマラに比べて、風味と味わいの複雑さが増しており、またアルコールの刺激も弱まり、飲みやすい印象です
クッキーやアーモンドのような香ばしさとバニラのような甘みが味わいの中心で、ウイスキーらしい心地よい樽の香りを楽しめます
また、どこか草っぽい緑の香りも楽しむことができ、やっぱり面白いカネマラのウイスキー
ノーマルのカネマラを買ってみて、気に入った人にはぜひ12年もおすすめ!
まとめ
アイリッシュウイスキーの中でもかなり新しいブランドであり、「アイリッシュウイスキーの異端児」とも呼ばれるカネマラ
しかし、創業からわずか30年ほどで、世界中のコンテストに名を轟かせる実力は本物!
他のアイリッシュウイスキーのどんな蒸留所にも似ていない味わいは、ウイスキー好きなら必見です!
最も人気のあるノーマルのボトルが、1本4200円ほどと意外と安いので、ちょっと変わったウイスキー飲んでみたい人にはおすすめですよ!
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だいたい1本3行ぐらいで簡単にまとめてみたのでレビュー読むの面倒な人におすすめ!