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ダルモアの味や種類/12年・15年・18年・シガーモルトの違いを解説 

ボトルに飾られる巨大な鹿の紋章がやたらと目立つウイスキーといったらダルモア

酒屋に行って、ウイスキー選びをしていると、なんとなくいつも目に入るなんて人も多いのではないでしょうか?

ということで今回は、そんなダルモアの特徴、歴史、ラインナップごとの違いを初心者の人にも一から分かるように解説してみようと思います!

 

 

ダルモアの味や種類/12年・15年・18年・シガーモルトの違いを解説 

 

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引用元:https://instagrammernews.com/detail/1642131847651414078

 

ダルモアとは?

 

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引用元:https://twitter.com/DalmoreWhisky/status/900662857330774018

 

スコットランドのハイランド地方で造られるウイスキーであるダルモア

あまり日本での知名度は高くないウイスキーですが、甘いながらもしっかりとした味わいを感じられるウイスキーは、世界中にファンが多い銘柄です

また希少なヴィンテージウイスキーをたまに発売し、50年以上熟成のダルモアが1000万円以上の価格を付けることも珍しくはありません

ただ、市販されているレギュラーのラインナップは割と手頃に手に入るので、本格ウイスキーの味わいやハイランド地方のウイスキーを揃えてみたい人にはぜひおすすめ!

 

ダルモアの製造場所

 

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引用元:https://www.thedalmore.com/visit-our-home/visit-us/

 

蒸留所はピトロッホリーという、スコットランドのリゾート地にあります

スコットランド有数の大都市である、グラスゴーエディンバラにも近く、かつては夏目漱石も訪れ、保養した場所でもあります

蒸留所の見た目は、リゾート地の蒸留所らしくレンガ造りのおとぎ話に出てきそうな、とてもかわいらしい見た目をしています

 

ダルモアの歴史

 

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引用元:https://www.youtube.com/watch?v=qquheZ3yBWc

 

1839年に創業したダルモア蒸留所

その後、1867年に地元の農家であったマッケンジー兄弟に譲り受けられ、以降は、マッケンジー家が経営を行っています

ちなみに、このマッケンジー家、有名なブレンデッドウイスキーであるホワイト&マッカイを造り出した、チャールズ・マッカイの親戚

身内のよしみかどうかは分かりませんが、ホワイト&マッカイは創業以来ずっと、ダルモア蒸留所の原酒をキーモルトに使用しています

また、ボトルに大きく刻印された鹿のマークが有名なウイスキーであるダルモア

この鹿のマーク、実はかなり由緒ある歴史があり、

時は遡ること1263年、ハイランド地方に鹿狩りに来ていたイギリス国王アレキサンダー3世が、鹿狩りの最中に巨大な牡鹿に襲われてしまった

そこにダルモア蒸留所オーナーの先祖が助けに入り、国王の命を救ったことから、ダルモアオーナー家は代々、牡鹿の紋章を与えられ使用している

という逸話があります

 

ダルモアの種類

 

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引用元:http://maltimpostor.com/2016/05/2nd-annual-water-of-life-charity-whisky-event/

 

ダルモア 12年

 

 

ダルモアのラインナップで一番お手頃なボトル

バーボン樽85%、シェリー樽15%の割合で原酒が使用されており、さらにヴァッティングした原酒を最後にシェリー樽でもう一度後熟しています

ダルモアの代名詞とも言える、オレンジを彷彿とさせるような柑橘系の甘い香りと、適度なスパイシーな香りが絶妙に調合されています

また、シェリー由来の華やかな香りも入り混じり、甘くてとても香り高いウイスキーです

食後酒にもってこい!

 

ダルモア 15年

 

 

原酒の比率は15年と同じだけど、熟成年数が3年以上伸びているのが15年

シェリー由来の華やかな香りと甘みがさらに強まっており、レーズンのような味わいが楽しめます

またバニラや蜜のような甘みも増しており、飲みやすかった12年がさらにいっそう飲みやすくなっています

おいそれと買える価格じゃないけど、食後のデザート代わりにちびちび飲むウイスキーとしておすすめ!

 

ダルモア 18年

 

 

バーボン樽で14年熟成させた原酒を、オロロソシェリー樽にて更に4年間熟成させて作られたボトル

シェリー樽は、シェリー酒の名門「ゴンザレス・ビアス社」から提供を受けたものを使用

様々なウイスキー品評会で金賞を受賞している、ダルモアの中でも随一の評価を持つボトルです

味わいは、ビターチョコ、コーヒーの苦みに、オレンジの酸味を少し感じられ、後味は、シナモンのような甘みのあるスパイシーさ

12年と15年はとにかく甘い印象が強かったダルモアですが、18年は苦みのある芳醇な味わいとなっています

 

ダルモア シガーモルト リザーブ

 

 

シガーによく合うウイスキーをコンセプトに、シガーと一緒に飲んでも負けないほど強い味わいを持ったボトル

ただ味わいが強いだけではなく、ダルモアの特徴である甘ったるさは抑えられ、ハーブのようなスパイシーさやビターな味わいは、シガーと一緒に飲むと映える絶妙な構成となっています

 

まとめ

 

シェリー樽の香りが強く、ドライで渋めの味わいが特徴のダルモア

あまり初心者受けするウイスキーではないけど、食後のひとときや寝る前の一杯には最高に決まる、食後酒でもあります

ダルモアの柑橘系の甘い香りと、適度なスパイシーな香りは、1日の最後にほっと一息つくのには最高ですよ!

 

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だいたい1本3行ぐらいで簡単にまとめてみたのでレビュー読むの面倒な人におすすめ!