煙くさい!正露丸!消毒液!
といった感じで、
クサい!クサい!クサい!
筆者が一番好きなウイスキーの種類なのですが、
宅飲みでみんなに振舞うと、
「なんだこれ!?オレ無理だわ」
ってほとんどの人が言って、
結局最後はみんなのグラス回収して筆者が一人で飲む
なんてことがよくあります・・・
ということで今回は、そんなアイラモルト大好きな筆者が、おすすめのアイラモルトと、初心者でも分かりやすいアイラモルトの選び方を紹介しようと思います!
【マニアが解説】アイラ島の蒸留所一覧とおすすめ8選【モルトウイスキー】
アイラ島のウイスキー蒸留所は全部で8つ
まずアイラ島には、現在8つの蒸留所が稼働しています
アイラモルトを買おうと思っている人は、上のどれかを買えば間違いないです!
世界中のウイスキー好きが観光に押し寄せる聖地・アイラ島
「島」という名前の通り、アイラ島はイギリス・スコットランドの沖合に浮かぶ、淡路島ほどの大きさの離島です
島の沖合には、「ガルフストリーム」というカクテルの名前としても有名な暖流が流れており、冬は温暖で、夏は涼しく、とても過ごしやすい島です
現在は年間10万人近い人々が訪れる一大観光地となっており、
筆者もいつか行ってみたい憧れの島でもあります
ちなみにアイラ島観光客のほとんどは世界中のウイスキー好きらしいです・・・(笑)
英語は全然話せないけど、一緒に蒸留所見学ツアーに参加してたら、ウイスキー好き同士なんとなく仲良くなっちゃった・・・
みたいなこともあるようで、なんかこういうのイイですよね!
アイラ島のウイスキーは「海の香り」がするのが特徴!
なんといっても煙臭いと例えられるピート香
アイラ島特有の泥炭(ピート)を焼いた熱を利用しており、
この時の煙がアイラモルトの煙臭いピート香の正体
そしてアイラ島の泥炭は海藻由来のものであるため、
この泥炭がさらに磯の香りを香り付けしています
煙の香りの奥に香る磯の香り、
アイラ島の海を思い浮かべながら飲むと、きっと楽しいですよ!
アイラモルト8種類の香りの強い順ランキングはこれだ!
ここで!
アイラ好きの人ならきっと気になる、
アイラモルトの煙くさい香りの強さランキングも見てみましょう!
フェノール値という化学分析に基づいた数値も一緒に書いたので、
香りの強いアイラを探している人は、ぜひ参考にしてみてください!
キルホーマン マキヤーベイについては、フェノール値50ppmというアイラの中ではかなり強めのピート香がありますが、
2005年にオープンしたばかりの蒸留所で熟成が進んでいないノンエイジにあたるので、ランクから外しています
また、ブルイックラディとブナハーブンについては、フェノール値2ppm程度のほぼピート香がない、ノンピートウイスキーにあたるので、ランクから外しています
ということで!
もしもアイラに興味を持った人は、
ボウモア12年から始めて、香りの強い順番に買っていくのがおすすめです!
アイラモルトのおすすめ5種類をウイスキー初心者に分かりやすく比較!
ここからはそんなアイラモルトのおすすめポイントと特徴を紹介してみようと思います!
香りの強い順に並べてあるので、初めて買う人はボウモア 12年から買っていくのが筆者おすすめです!
え?俺ウイスキー大好きだし大丈夫っしょ!
とか言って、
いきなりアードベッグとか買ってしまうと、大変なことになっちゃうかも・・・
ボウモア 12年
創業240年、アイラ島最古の蒸留所で、
アイラの中では一番飲みやすい平均的な味わいであることから、
「アイラモルトの女王」
と呼ばれるボウモア
筆者が一番好きなウイスキー!
アイラの特徴であるピート香をしっかり感じることができ、
また、蒸留所が海岸線のすぐそばにあり、
12年の熟成の間に染み付いたアイラの海の香りをピート香の奥に感じることができる、
とてもバランスのとれたアイラモルト!
初めてアイラを飲みたいと思った人には、
とりあえず一番おすすめ!
ボウモア12年の味や評価についてもっと詳しく知りたい方はこちら!
キルホーマン マキヤーベイ
2005年に蒸留所をオープンしたアイラ島の中では最も新しいウイスキー蒸留所がキルホーマン!
まだ生産量が少なく、ボトル1本あたりの価格が高いので筆者は飲んだことがないけど、
大麦の栽培からウイスキーをボトル詰めするまで、全てアイラ島の中で完結しているという、
スコットランドのウイスキー蒸留所の中でただ一つの特徴を持っており、
筆者もいつか飲んでみたいと思っているウイスキー!
カリラ 12年
あの超有名なウイスキー「ジョニーウォーカー」のキーモルトとして使われているのがカリラ
ジョニーウォーカーの原酒としては数十年に渡って長らく使われていたけど、
シングルモルトの販売を開始したのは2001年からと、実は歴史がそれほどなかったりする
アイラの特徴である、スモーキーさと海の香りをしっかり香らせながら、
華やかな梨のような香りとピリッとしたスパイシーな主張もしっかりとしており、
アイラの中でハイボールにするならカリラ!
と言えるぐらい、炭酸で割っても風味が感じられるしっかりとした味付け
筆者はもっぱらストレートばかりなので、
とにかく煙くさいウイスキーが好きだけど、
水割り、ロック、ハイボールなど色々な飲み方をしたい人にはカリラ 12年はおすすめ!
カリラ12年の味や評価についてもっと詳しく知りたい方はこちら!
ラガヴーリン 16年
ここから煙くさいピート香が一気に強くなる!
ウイスキー好きでは、知らない人がいないぐらい有名なアイラ三兄弟を紹介!
「絵画のように美しい」と評価される絶景の蒸留所で作られており、
しかし!
品質に異常なほどの熱意を注いでいた蒸留所であったため、
他の蒸留所が12年の熟成でボトル詰めを行う中、
頑なに伝統の16年熟成にこだわっていたら、原酒が枯渇してしまい、
ということで、現在は三番手だけど、
味に関してはアイラの中でも根強いファンがいるほど間違いないウイスキー!
ボウモア同様、海岸のすぐ近くに蒸留所があることから、
海の香りがすることが何よりもの特徴で、ボウモアよりもさらにピート香が強い
アイラが気になる人は、初めての1本をボウモアから試して、
もしも気に入ったら2本目にラガヴーリン 16年を買ってみるのがおすすめ!
ラフロイグ 10年
アイラ好きなら絶対に知らない人はいないぐらい有名なウイスキー
イギリスのチャールズ皇太子が一番気に入っているウイスキーとしても有名で、
ラベルにはしっかり「チャールズ皇太子御用達」と書いてある(笑)
ラガヴーリン蒸留所から1km離れた場所に蒸留所があり、長らくアイラの二番手だったが、
上で紹介したようにラガヴーリンが原酒の枯渇であたふたしている際に抜き去り、ついに永遠のライバルに勝利した!
ラフロイグ蒸留所の所長が、
No half measure!
(好きか嫌いかのどちらか。中途半端はない!)
という名言を残しており、アイラ特有のピート香とヨード香を、
これでもか!ってぐらい追求している超個性的なウイスキー
人によっては、「ただの消毒液」なんて呼ばれたりもする・・・
煙くさいウイスキーが大好きな筆者にとっては、かなりお気に入りのウイスキーであるラフロイグ!
最初は消毒液?と思うかもしれないけど、強烈な香りの裏には、クリーミーでバニラのような甘い後味が隠されており、一度ハマると抜け出せない!
アイラを気に入った人なら、間違いなく美味しいと思うはずなので、ぜひボウモア、ラガヴーリンの次はラフロイグに挑戦してみよう!
ラフロイグ10年の味や評価についてもっと詳しく知りたい方はこちら!
アードベッグ 10年
アイラの中で最強の香りと評されるのがアードベッグ
まるで煙を食べているかと思うようなウイスキー
ラフロイグとの違いは、
ピート香がちょっと強いのと、
後味がラフロイグはバニラのような甘さがあるのに対して、
アードベッグはフルーツのような爽やかな酸味のある甘さが余韻として残ること
ちなみに世界的に有名なブレンデッド・ウイスキーである、
シーバスリーガルとバランタインの原酒としても使用されていることから、
その実力は折り紙付き!
アイラモルトが嫌いな人には「とんでもないものを飲まされた!」ってブチギレられる可能性すらある香りだけど、
アイラ好きならぜひ一度飲んでみたい!
アードベッグ10年の味や評価についてもっと詳しく知りたい方はこちら!
まとめ
ということで、
筆者が一番好きなウイスキーであるアイラ島のウイスキーの紹介でした!
強烈な個性を放つけど、一度ハマるときっと抜け出せなくなる、
アイラモルト
ウイスキーは製造される場所によって、全く違う味や香りがすることで有名ですが、
これほど強い個性を持ったウイスキーは世界中探してもアイラモルトだけ!
ウイスキー好きなら一度は飲んでみたい、おすすめのシングルモルトです!
きっとウイスキーの世界が圧倒的に広がる体験ができますよ!
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