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I.W.ハーパーの味や種類/ゴールドメダル・12年・15年の違いを解説

「最も優れたバーボンウイスキーは?」

ウイスキー好きに聞くと、おそらく多くの人が答える銘柄がI.W.ハーパー

お手頃な価格で買えて、クセが強いというバーボンの一般的なイメージとは対照的に、洗練された上質なスコッチウイスキーのような味わいのI.W.ハーパーは、多くのウイスキー好きから一目置かれている高級バーボンウイスキーです

ということで今回は、そんなI.W.ハーパーの特徴、歴史、ラインナップごとの違いを初心者の人にも一から分かるように解説してみようと思います!

 

 

I.W.ハーパーの味や種類/ゴールドメダル・12年・15年の違いを解説

 

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引用元:https://www.kirin.co.jp/products/whisky_brandy/iwharper/?agechk=1

 

I.W.ハーパーとは

 

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引用元:https://www.kirin.co.jp/products/whisky_brandy/iwharper/?agechk=1

 

数あるバーボンウイスキーの銘柄の中でも、特に洗練された味わいで知られる銘柄がI.W.ハーパー

約150年前に、強烈でクセの強い味わいの銘柄が多いバーボンウイスキーに、スムーズで上品な口当たりのI.W.ハーパーが登場した時は、バーボンウイスキー業界に大きな衝撃が走ったという逸話が残されているほど、バーボンの中では異質の立ち位置にいるI.W.ハーパー

上品な味わいはもちろんのこと、高級バーボンウイスキーというイメージから、贈答品としても重宝されたり、高級なバーでも真っ先におすすめされるなど、とにかく味わいには定評のある銘柄です

 

I.W.ハーパーの歴史

 

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引用元:https://www.pinterest.jp/pin/830914199978519024/

 

I.W.ハーパーが誕生したのは1877年

19才でドイツからアメリカに移民したアイザック・ウォルフ・バーンハイムという人物によって、ケンタッキー州ルイヴィルで生み出されました

I.W.ハーパーという名前は、彼のイニシャルと親友であったフランク・ハーパーに由来しており、親友の「ハーパー」の名前を使ったのは、自身の名前でありドイツ人名である「バーンハイム」という響きが、どうもアメリカで販売するブランド名にしっくりこないからという逸話も残されています

そんなI.W.ハーパー創業者のバーンハイム、若い頃から様々な仕事を経験した苦労人で、I.W.ハーパーのウイスキー造りにはかつて「樽売り」の行商で培った、上質な樽の目利きが活かされていると言われています

また、現在では当たり前になったガラス製の透明なボトルは、顧客が自分の目で品質を確認できる透明なボトル入りで販売することで顧客の信頼を獲得するという、商売人であったバーンハイムのアイデアによるもの

I.W.ハーパーは登場からすぐに、その品質が認められ、1885年にルイジアナ州ニューオーリンズで開催された万国博覧会において金賞を受賞

これを機に、シカゴ万博(1893年)、パリ万博(1900年)、セントルイス万博(1904年)、サンフランシスコ万博(1915年)と多くの博覧会で金賞を獲得していきました

また、このI.W.ハーパーの知名度を世界中に知らしめた「5つのゴールドメダル」は現在もI.W.ハーパーのラベルに5つの金メダルデザインとしてあしらわれています

 

I.W.ハーパーの種類

 

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引用元:http://www.isetanguide.com/20180718/lupin/topic04.html

 

I.W.ハーパー ゴールドメダル

 

 

I.W.ハーパーのラインナップで最もお手頃で人気のボトルがI.W.ハーパー ゴールドメダル。1本1500円ぐらいで買えます

約150年前に、I.W.ハーパーの知名度を世界中に知らしめた「5つのゴールドメダル」をラベルに大きくデザインしており、I.W.ハーパーの特徴である洗練された味わいをお手頃な価格で楽しめるコスパに優れたボトルがこれ!

バーボンウイスキーの原料であるとうもろこし由来の甘みが強く、またその甘みが樽の香りと合わさることで、カラメル、メイプルシロップ、メロンのような濃厚で上品な甘みを楽しめます

炭酸や水で割っても、I.W.ハーパー特有の上品な味わいが消えないことから、ハイボールのベースとしても人気が高いボトルです

 

I.W.ハーパー ゴールドメダルを実際に飲んでみたレビューはこちら! 

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I.W.ハーパーゴールドメダルをレビュー!【こりゃうまい】 - 最愛の彼女に浮気された男の努力記

 

 

I.W.ハーパー 12年

 

 

バーボンウイスキーの中では、ちょっと珍しい12年の長期に渡る熟成期間を経ているのがI.W.ハーパー 12年

バーボンウイスキーは、長期の熟成を行うと雑味や渋味が出やすいため、他のブランドでは、熟成期間は3~4年が一般的ですが、I.W.ハーパーは高度な技術と熟成管理により、まろやかで洗練された味わいだけを伸ばしています

ちなみに、5~8年ものは「プレミアムバーボン」、6~10年ものは「スーパープレミアムバーボン」とクラス分けされているバーボンウイスキー。12年熟成というのは、登場当時はかなり異例のボトルで、このI.W.ハーパー 12年が世界初と言われています

1本6000円程度と、バーボンウイスキーとしては結構高めの価格だけど、amazonのレビューでも、異例の高評価が並ぶバランスの良いバーボンです

 

I.W.ハーパー 12年を実際に飲んでみたレビューはこちら!  

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I.W.ハーパー 15年

 

 

I.W.ハーパーのラインナップで最も長熟のボトルがこれ!

スコッチウイスキーなどでは、あまり珍しくもない15年熟成ですが、バーボンの15年ウイスキーはかなりのレアもの!

I.W.ハーパーの真骨頂を楽しめるボトルとして、ウイスキー好きからはかなりの評価を持つ絶品です!

バーボンウイスキー特有のクセのあるアルコールの刺激は抑えられ、ストレートでもすいすい飲めてしまうほどまろやかな味わいのI.W.ハーパー 15年

ラインナップの全てに共通する、カラメル、メイプルシロップ、メロンのような甘みはそのままに、バナナ、苺ジャム、木の香りなども加わって、とにかく複雑な風味を堪能できるのがI.W.ハーパー 15年

1本1万2000円ほどと、一気に価格が跳ね上がりますが、バーボン好きなら一度は飲んでみたい憧れのボトルです!

 

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ゴールドメダルがあまりにも美味しかったから買ってみたんだけど、6000円のワリにはちょっと微妙だったかも・・・ 

 

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だいたい1本3行ぐらいで簡単にまとめてみたのでレビュー読むの面倒な人におすすめ!