このブログでは毎日のように書いているけど、
筆者の職場、あまりにもおかしなことが多すぎて、
とてもびっくりしている入社3年目の筆者
詳しくはこちら
21世紀の資本主義社会に存在する民間企業なんだから、
とにかく合理主義が凝縮された世界が広がっていると思ってた入社前の筆者
実際に会社入ってみたら・・・
非合理主義、根性論、同調圧力
がそこら中に蔓延している世界
論理思考なんか壊滅している無法地帯
↑↑↑こういうことを何の疑問も感じずに言いつけてくる上司ばかり
ということで今回は、非合理ばかりの日本の会社について考えてみようと思う!
なぜ日本は非合理をありがたがる?生産性は50年連続で先進国ビリ
日本は他の先進国と同じ「自由競争社会」
当たり前の話だけど、
現在の日本社会は、
優れた商品や優秀な能力を持った人が勝ち上がる
自由競争社会
美味しいラーメン屋や安いスーパーがお客さんに選ばれ、
魅力のない企業は淘汰されるのが日本の経済
子供でも分かるとてもシンプルで単純な社会
500年前の世界に広がっていた「非合理」が日本そっくり
で、ちょっとここで話は脱線!
500年前の世界の話を見てみましょう
ある領主が治める街がありました。
そしてその街には5人のパン屋さんがいました。
しかしある日、パン屋さんAが、
自動パン製造機の開発に成功し、
圧倒的に美味しいパンを簡単に大量生産出来るようになりました。
すると、残りの4人のパン屋さんのパンは全く売れなくなり、
みんな失業してしまいました。
この様子を見ていた街の領主は、
パン屋さんAを他人の仕事を奪い、治安を乱した悪人として処刑してしまいました。
結果として、
とある街はまた4人のパン屋さんがそこそこの味のパンを売り続ける社会に戻りましたとさ・・・。
はい!こんな感じ!
みなさんはこの話を読んでどう思いますか?
現代の自由競争の日本に住む私たちからしたら、
何とも馬鹿げた話ですよね?
だけど2020年の日本って意外とこういうことあったりする・・・
日本の大企業の非合理と生産性の低さは異常
で、どこにこんな時空の歪みのようなおかしな現象が発生しているのかというと、
日本の大企業
いや!トヨタみたいな先進的な会社はないかもしれないけど、
少なくとも筆者の会社にはある!
長い目で見れば会社に利益をもたらすはずの「技術革新」を排除して、
年上社員の既得権益や職場風紀みたいなくだらない目先の平穏をキチッと保つことが何よりも大切
仕事というのは、
上から指示されたことをキチッとそのままやり通すことが何より!
裏ワザ的な方法で他人を出し抜いて一人で楽してる奴は、
和を乱す悪人扱い
効率やら改善なんてどこか遠い国の話だと思えてくるのが筆者の職場
合理的な提案してもなぜか封じ込められる日本の大企業
で、いまだに日本の大企業に強く根付いている古い考えはこんな感じ!
- 20代が50代の上に立つなんてありえない年功序列
- 上の指示とマニュアルが絶対の業務手順
- 伝統的様式や規格にとにかくこだわる風習
日本の会社で毎日働いている人は多かれ少なかれ感じているはず
心の中では無駄だと分かっているのに、
誰も言わないし、ま。いっかー。的な雰囲気
ま、もしも改善点言ったところで、
お前には20年早い!黙って指示通り仕事してろ!!
って50代ぐらいの上司に黙殺されるのがオチなんですけどね
他の先進国はとにかく「合理的」が一番!
一方、世界大多数の資本主義社会の考え方はこれ!
全ての仕事は最も簡単に、素早く成し遂げるべき
現に、経済成長率で日本と欧米を比べると、
- 年間2000時間も働いているのに1%成長の日本
- 1500時間しか働いていないのに2%成長の欧米
と大きな差を付けられている
日本のやり方が世界に負けているのは客観的事実
日本の大企業には真似できないGoogleの試み
で、そんな海外の自由競争社会を象徴するのが、
Googleの人事評価制度
Googleは2018年から、
社員の人事データのうち、
国籍・年齢・性別・顔写真
を全て消してしまった
人事を決めるのに必要なのは、
- 今やっている仕事
- 過去のキャリア
- 将来の希望
の3つだけ!
歳はいくつだとか、男か女かなんてそんなの関係ない
日本の会社は外資系に比べて社員を大事にする
なんてよく言われているけど、
果たして、本当に社員を大事にしているのはどっちなのでしょうか・・・?
まとめ:いつまでみんなで非合理ありがたがってるの?
ということで、こういうこと書いても、
「そんなに嫌ならGoogleで働け!」
「日本の会社にだって良いところがある」
「日本の企業には技術力がある!」
なんて言われるのがいまの日本の雰囲気
やっぱり論理思考なんか壊滅している
のんきで楽観的な考えが大多数
年上と大多数の意見が何よりも強い日本では、
耳の痛い正論は異端児扱い
てことで!
上司の机の上にこっそり250年前のアダム・スミスの本でも置いてあげようかと思っている筆者でした!