
ジャパニーズウイスキーの終売銘柄、調べてるあなた。
たぶん今、こうなってますよね。
って思って、検索してたどり着いたんじゃないですか?
めちゃくちゃ分かります。
なぜなら、
筆者も2016年頃、全く同じ気持ちだったから・・・
ジャパニーズの終売銘柄って、
竹鶴17年・21年・25年 / 余市10年・12年・15年・20年 / 宮城峡10年・12年・15年 / 響17年・21年・30年 / 山崎12年・18年・25年 / 白州12年・18年・25年 / 富士山麓 樽熟原酒50° / ザ・ニッカ12年 / カフェグレーン / ブレンダーズスピリット / 軽井沢 / イチローズモルト カードシリーズ …
全部「もう定価で買えない」ボトル!
しかも、
プレ値で買って後悔する人、めちゃくちゃ多い。
結局どれを買えばいいの!?
そう思いますよね?
ちょっと待ってください。
このブログ、
その悩み、今日この記事だけで全部終わらせます。
なぜなら、
このブログを書いてる筆者、これまで飲んだウイスキーは・・・
245本!
終売銘柄も「定価時代」に飲んだ経験あり。
本記事は、
買取業者には絶対書けない、「実飲した一個人の本音」で、終売銘柄を本気で格付けします!
先に、結論!
245本飲んだ筆者の終売ガチ判定
プレ値で買うなら → 竹鶴17年(飲む価値あり・3-5万円までならOK)
投資目的なら → 余市20年・軽井沢系(10年で20倍超)
そもそも避けるべき → 響30年・山崎25年(プレ値が異常)
これが、245本飲んだ筆者の答えです。
ただ!
ここで一番伝えたいのは・・・
「いつでも買える」と思った瞬間、終わる!
例えば、こういうパターン。
定価7,000円の竹鶴17年を「またいつか」と思って買い逃して、
「あの時買っておけば・・・今は5万円・・・」
ってなった人、マジで多いです。
大事なのは、
ジャパニーズ終売は「待ったら負け」、欲しいなら今すぐ動け。
これ、絶対覚えておいてください。
てことで今回は、
245本飲んだ筆者が、ジャパニーズ終売銘柄を忖度ゼロで本音格付けしていきます。
3分後には、「買うべき終売」「避けるべき終売」が完全に分かるようになります!失敗しない終売選び、今日この記事で終わらせましょう!
- ジャパニーズウイスキー終売銘柄のおすすめ
- まず結論|終売銘柄を今買うべきか?プロの本音判定
- 終売の「裏」を知る|なぜここまで終売ラッシュが起きたのか
- ニッカウヰスキー終売銘柄一覧|「マッサン特需」の犠牲者たち
- サントリー終売・休売銘柄一覧|「響17年」消失の衝撃
- キリン終売銘柄一覧|「樽熟原酒50°」という伝説
- マルス・本坊酒造終売銘柄一覧|駒ヶ岳の長期熟成ロマン
- クラフト勢終売・伝説銘柄一覧|世界が泣いた幻のボトル
- プレ値の真実|終売銘柄の現在価格と倍率早見表
- 終売銘柄を「定価」で買う5つの方法
- 「終売銘柄好きなら現行のコレ!」代替案ガイド
- プロの本音|終売銘柄を「飲むため」に買うべきか
- 終売銘柄のよくある質問
- もっと深く知りたい人へ|ジャパニーズ原酒不足の歴史と豆知識
- まとめ
- こんなあなたにおすすめ|次に読むべき記事
ジャパニーズウイスキー終売銘柄のおすすめ
このセクションでは、終売銘柄の中から「飲んでおくべき本物」と「投資目的でしか価値がないボトル」を、245本飲んだ筆者の本音で仕分けていきます!
まず結論|終売銘柄を今買うべきか?プロの本音判定

結論から言います。
9割の人は「買わなくていい」
これが、本音です。
なぜなら、
終売銘柄をプレ値で買って、
「あれ・・・現行品の方が好みかも・・・」
ってなる人、本当に多いから。
例えば、響17年(定価13,200円)。
これを今、プレ値10万円で買って、
美味しいことは美味しいんですが・・・
定価1万円台の響JAPANESE HARMONYと、9万円分の差があるか?
って言われると、
正直、ない!
ぶっちゃけ、ない。
これが、終売銘柄を追うことの最大の罠なんです。
ただ!
例外もあります。
それが、
「定価との倍率が3〜5倍までで止まっている、本当に美味い終売」
このゾーンは、飲む価値ありと判定します。
具体的にどれかというと・・・
プレ値で買っていい終売3本
1位 → ブラックニッカ ブレンダーズスピリット(2,500円→1万円・★★★★★)
2位 → 富士山麓 樽熟原酒50°(1,500円→8千円・★★★★★)
3位 → 竹鶴ピュアモルト12年(2,500円→2万円・★★★★)
この3本、共通点があります。
定価がもともと安く、現在のプレ値が「なんとか手が出る範囲」で止まっている。
なおかつ、
味が定価以上に美味い。
このゾーンが、終売銘柄を飲む価値があるエリアです。
逆に、
響30年(100万円超)・山崎25年(200万円超)・軽井沢(数百万円)は、飲むためなら絶対NG!
これらは「投資・コレクション」としての価値しかありません。
本記事では、
「飲む価値がある終売」と「投資オンリーの終売」を、銘柄ごとに完全に区別して
解説していきます。
終売の「裏」を知る|なぜここまで終売ラッシュが起きたのか
終売銘柄を語る前に、絶対に知っておいてほしい歴史があります!これを知ってから飲むと、ボトルの重みが3倍になるので、ぜひ読んでね!
マッサンブーム(2014年)と原酒の枯渇

ある時代の話を、聞いてください。
2014年9月、NHK朝ドラ「マッサン」が放送開始。
それまで「おじさんの酒」だったジャパニーズウイスキーが、
突然、若い女性にまで人気の・・・
「世界5大ウイスキー」のひとつとして、再発見された瞬間でした。
ただ!
ここで誰もが見落としていた問題が・・・
ウイスキーって、1日では作れないんです。
例えば、竹鶴17年を作るには、
17年前に蒸留した原酒が必要。
つまり、
1997年に「17年後のブームを予測して仕込んでおいた原酒」が必要・・・
でも、1997年といえば、
日本のウイスキー業界、最も冷え込んでいた「暗黒時代」のど真ん中。
誰も17年後のブームなんて予測していなかった・・・
その結果、起きたのが、
ジャパニーズ原酒大枯渇!
誰も悪くないのに、誰も救えなかった悲劇。
ジャパニーズウイスキーの黄金期は、こうして・・・
「マッサン放送から6年」で、ほぼ消えました。
2014-2020年の終売ラッシュ年表
具体的にどんな順番で終売していったのか、
見ていきます。
こう並べてみると分かるんですが、
2015年〜2020年の5年間で、ジャパニーズの年代物がほぼ全部消えた。
たった5年で、ジャパニーズの黄金期が終わったんです・・・
2024年の大幅値上げと「定価復活」の流れ
で、2024年4月。
歴史的な事件が起きました。
サントリー・ニッカが大幅値上げ。
例えば、
白州12年が、11,000円 → 16,500円。
山崎12年が、10,450円 → 17,600円。
響JAPANESE HARMONYが、5,500円 → 7,700円。
「便乗値上げじゃん!」って怒る人もいるんですが、
ただ!
この値上げ、実は「定価とプレ値のギャップを縮める」意図がありました。
例えば白州12年。
定価11,000円に対して、プレ値が3万円。
これを、定価16,500円に上げて、
プレ値が2.5万円まで落ち着いてくる・・・
これって、
定価で買える可能性が、ちょっとだけ復活してる!
ということなんです。
2026年現在は、ジャパニーズの「プレ値疲れ」が起きている過渡期。
定価で買えるチャンスが、増えてきています。
2026年現在の終売銘柄市場
で、現在(2026年4月)の市場はどうなっているのか。
正直、
ピーク時より2〜3割安くなっている終売銘柄が多い。
例えば響17年。
2022〜2023年は9万円近くまで行ってました。
でも、2026年現在は8万円前後で安定。
竹鶴17年も同様で、
2021年のピーク時は5-6万円。
現在は4-5万円で取引されています。
これ、なぜ起きているかというと、
世界的なウイスキーブームが一段落して、
中国・東南アジアの需要が落ち着いてきたのが大きい。
つまり、
「終売銘柄を買うなら、実は今がベストタイミングのひとつ」と言える状況なんです!
ただし、
軽井沢・イチローズモルトカードは別格。
これらは投資目的で世界中の富裕層が買うボトルなので、
2026年も価格が下がる気配はありません。
「飲むため」の終売は値下がり中、「投資」の終売は値上がり中。
これが2026年の市場感です。
ニッカウヰスキー終売銘柄一覧|「マッサン特需」の犠牲者たち

マッサン放送の主人公・竹鶴政孝のニッカは、皮肉にもマッサン特需の最大の犠牲者になりました。年代物がほぼ全滅したニッカ終売銘柄を、1本ずつ振り返ります!
竹鶴17年(2020年終売・伝説の世界一ボトル)

世界一の称号を3度獲得した、ジャパニーズブレンデッドの最高傑作。
当時の定価:7,000円(税抜) / 終売年:2020年3月 / 現在のプレ値:4-5万円 / 倍率:5-7倍 / 飲む価値:★★★★
WWA(ワールド・ウイスキー・アワード)でワールドベスト・ブレンデッドモルトに、
2014年・2015年・2017年と3回も選ばれた、本物の世界王者。
味わいは、シェリー樽由来のドライフルーツの甘みと、
余市モルト由来のピート香が、
17年熟成で奇跡的なバランスに仕上がっています。
「ジャパニーズらしさ」とは何かを、教えてくれる1本!
当時の定価は7,000円。
これが今、4-5万円です・・・
正直、定価7,000円なら絶対飲むべきでしたが、
プレ値5万円で「飲む価値あるか?」と聞かれたら・・・
筆者の答えは、
3-4万円までなら、ある!
5万円超は、ぶっちゃけ厳しい。
でも、3-4万円台で見つけたら、一生に一度は飲んでおきたいレベルです。
もう一度発売してくれー!と、全ジャパニーズファンが祈ってる伝説の1本!
竹鶴21年(2020年終売・10万円超の幻)
17年が世界一なら、21年は世界一を超える可能性のあった逸品。
当時の定価:15,000円(税抜) / 終売年:2020年3月 / 現在のプレ値:10-15万円 / 倍率:7-10倍 / 飲む価値:★★★
17年がドライフルーツ系なら、21年は・・・
もっと深い、チョコレート・コーヒー・ナッツ系の濃厚な甘さ。
WWAでは、2007年・2010年・2012年と、
21年部門でワールドベスト・ブレンデッドモルトを3度受賞。
正直、味は17年と「方向性が違うだけ」で、優劣は付けがたいです。
ただし、価格が・・・
10-15万円。
飲むためにこの値段は・・・正直しんどい・・・
筆者の判定は、「投資目的なら買い、飲むためならパス」。
10万円出すなら、現行のシングルモルト余市・宮城峡を10本買って飲み比べた方が幸せです。
竹鶴25年(2020年終売・30万円の世界)
当時の定価:35,000円(税抜) / 終売年:2020年3月 / 現在のプレ値:30万円超 / 倍率:10倍 / 飲む価値:★★
これはもう、「飲むためのウイスキー」じゃないです。
完全に投資・コレクション領域。
味は確かに素晴らしく、25年熟成の深いコクと余韻が圧倒的。
でも、
30万円って、車買えちゃうじゃん!
飲むためにこの金額を出すのは、相当のマニア以外おすすめしません。
もし飲みたいなら、
バーで1ショット5,000-10,000円で味わうのが現実解です。
竹鶴ピュアモルト12年(2015年終売・コスパ伝説)
ジャパニーズ史上、最強コスパだった可能性のある1本。
当時の定価:2,500円(税抜) / 終売年:2015年 / 現在のプレ値:2万円前後 / 倍率:8倍 / 飲む価値:★★★★
定価2,500円で、12年熟成のピュアモルト。
これ、今考えるとあり得ない価格設定です。
2015年当時、これを「いつでも買える」と思っていた筆者は、
結局、終売直前に1本も買わずに失った・・・
あの時、ケース買いしておけばよかった・・・
これが今、2万円です。
2万円なら、まだ「飲む価値あり」のゾーン。
シェリー系の甘み・余市のピート香・宮城峡のフルーティさが、12年の熟成で渾然一体になった、
本気で美味しいピュアモルトです。
余市10年・12年・15年・20年(2015年一斉終売)

ジャパニーズ・シングルモルトの最高峰、北海道・余市の年代物。
当時の定価:10年4,500円 / 12年7,000円 / 15年10,000円 / 20年20,000円
終売年:2015年8月
現在のプレ値:10年3-5万円 / 12年5-8万円 / 15年8-13万円 / 20年15-25万円
飲む価値:★★★★(10-15年) / ★★(20年)
余市は、竹鶴政孝が「スコッチに最も近い気候」を求めて選んだ、
北海道・余市町の蒸留所。
そこで作られる石炭直火蒸留のピーティな原酒は、
世界中で「ジャパニーズらしくない、本格スコッチ系」と評価される独特の味わい。
その年代物が、2015年8月に・・・
10年・12年・15年・20年すべて終売。
一気に4本も終売って、何があった!?
原酒不足。本当にそれだけが理由でした。
個人的におすすめなのは、
余市12年と15年。
10年は若さがあって少し荒い。
20年はもう「投資領域」で価格が高すぎる。
12-15年が、ピート・フルーツ・ナッツのバランスが最高に良いゾーンです。
宮城峡10年・12年・15年(2015年一斉終売)

当時の定価:10年4,500円 / 12年7,000円 / 15年10,000円
終売年:2015年8月
現在のプレ値:10年3-5万円 / 12年8-10万円 / 15年8-15万円
飲む価値:★★★(10年) / ★★★★(12年) / ★★★(15年)
余市と双璧をなす、宮城・仙台の宮城峡蒸留所。
こちらは蒸気間接式蒸留で作られる、
フルーティで華やかな、女性的なシングルモルト。
余市が「ガツンと骨太」なら、
宮城峡は「シルクのように滑らか」。
梨・洋梨・りんごのような果実の香りと、
シェリー樽由来のレーズン・チョコの甘み。
これも2015年に全終売。
個人的に推したいのは、
宮城峡12年!
宮城峡らしいフルーティさと、12年熟成のコクが、最高に幸せなバランスです。
ザ・ニッカ12年(2019年終売)
当時の定価:6,500円(税抜) / 終売年:2019年 / 現在のプレ値:3万円前後 / 倍率:5倍 / 飲む価値:★★★
ニッカのプレミアムブレンデッドとして、
2014年に発売された比較的新しい銘柄。
でも、わずか5年で終売になった悲運のボトルです。
味は、余市・宮城峡・カフェグレーンのニッカの全要素を、
12年熟成でブレンドした、「ニッカの集大成」的な1本。
定価6,500円で、ここまで複雑な味わいを楽しめるのは正直奇跡レベルでした。
現在3万円。
3万円なら、ぶっちゃけ・・・
現行のスーパーニッカを5本買った方が幸せかも。
カフェグレーン(2019年終売・伝説のグレーン)
当時の定価:2,800円(税抜) / 終売年:2019年 / 現在のプレ値:8千〜1.5万円 / 倍率:3-5倍 / 飲む価値:★★★★
世界唯一、1830年代設計の旧式カフェ式蒸留器で作られていた、
ジャパニーズ・グレーンの代表ボトル。
味わいは、バニラ・トウモロコシの甘みに、
カフェ式特有の穀物っぽさがしっかり残った、
世界中のグレーン愛好家が泣いて欲しがる伝説のボトル。
2019年に終売した時、
世界中のグレーンファンが「やめてくれー!」と叫んだ!
後継として「セッション」が発売されましたが、
カフェグレーンの代わりにはなりません。
ブラックニッカ ブレンダーズスピリット(2016年限定・コスパの神)

これが、終売銘柄の中で「最も飲むべき1本」!
当時の定価:2,500円(税抜・144,000本限定) / 発売年:2016年11月 / 現在のプレ値:1〜1.3万円 / 倍率:4-5倍 / 飲む価値:★★★★★
ブラックニッカ60周年を記念して、
2016年に144,000本限定で発売されたスペシャル版。
何がすごいかって、
1956年(初代ブラックニッカ発売年)に余市蒸留所で蒸留されたモルト原酒と、
1999年以前に西宮工場のカフェ式蒸留器で作られたカフェグレーンを、
一部使用しているという・・・
2,500円とは思えないチートなブレンド!
味は、カフェグレーンの濃厚なバニラ感に、
シェリー樽由来のレーズン・チョコレートの甘み、
そして余市モルトの軽いピート香が、
2,500円のブレンデッドとは思えないクオリティで完成されています。
あっという間に完売し、2017年に再販されたものの、それも瞬殺。
現在のプレ値は1〜1.3万円。
1万円なら、絶対買い!
これは、ジャパニーズ終売銘柄の中で、コスパNo.1と断言できます。
ブラックニッカ 限定シリーズ各種(クロスオーバー・ナイトクルーズ・エクストラスイート)
ブラックニッカは、毎年のように限定品を出してきました。
主な伝説の限定シリーズはこちら。
これらは「コスパで楽しむ限定」枠!プレ値1万円以下なら買って損なしの楽しいボトルです!
ニッカ全体の格付けや種類整理は、こちらの記事で完全に解説しています。
サントリー終売・休売銘柄一覧|「響17年」消失の衝撃

サントリーは「終売」より「休売」「数量限定」という曖昧な状態が多い・・・!実態としては定価で買えない銘柄を、本音で整理します!
響17年(2018年休売・10万円のスーパースター)

世界が泣いた、ジャパニーズ・ブレンデッドの代表作。
定価:13,200円(税込) / 状態:2018年9月から休売 / 現在のプレ値:8-10万円(ピーク時9万円) / 倍率:6-8倍 / 飲む価値:★★★★
2018年9月、サントリーは響17年の「販売休止」を発表。
あくまで「休売」であって「終売」ではないと、
サントリー側は声明を出していますが・・・
あれからもう8年。
休売って言いつつ、実質終売じゃん!
味は、ハチミツ・バニラ・ドライフルーツ・ミズナラ樽の和の香りが、
17年熟成で渾然一体となった、
「日本にしか作れない」と世界が認めた1本。
個人的に響シリーズの中で最も好きなボトルです。
ただ、現在のプレ値10万円・・・
これに10万円出すなら、響JAPANESE HARMONYを13本買って毎月1本ずつ楽しむ方が、絶対幸せ。
これが筆者の本音です。
響21年・30年(数量限定状態・100万円超の世界)
響21年定価:35,200円 / プレ値:30-50万円 / 倍率:10-15倍 / 飲む価値:★★★
響30年定価:162,800円 / プレ値:100万円超 / 倍率:6-7倍 / 飲む価値:★
これらはもう、完全に投資・贈答領域。
響30年は、年に数千本しか作られない、
世界的に超希少なボトル。
味は確かに圧倒的で、
30年熟成のミズナラ樽由来の和の香りは、
他では絶対に味わえません。
でも、
100万円って、住宅ローンの繰上返済1ヶ月分・・・
飲むためにこの金額を出す勇気は、筆者にはないです。
山崎12年(流通激減・抽選地獄)
定価(2026年4月〜):17,600円 / プレ値:8-9万円 / 倍率:5倍 / 飲む価値:★★★
山崎12年は、厳密には終売していません。
でも、定価17,600円で買える機会は、
百貨店の抽選販売(倍率100倍超)か、
たまに酒販店に並ぶ瞬間を待ち続けるか・・・
ぐらいしか方法がありません。
これ、実質「終売」と何が違うの!?
味は、シェリー樽由来の濃厚な甘みと、
ミズナラ樽の白檀のような香りが、
12年熟成で素晴らしくまとまったジャパニーズの代表作。
定価で買えれば圧倒的に飲む価値あり。
プレ値8-9万円なら・・・3万円台で見つけたら買いのレベルです。
山崎18年・25年(数量限定・100万円超)
山崎18年定価:67,100円 / プレ値:22-25万円 / 飲む価値:★★★
山崎25年定価:456,500円 / プレ値:100万円超 / 飲む価値:★
山崎25年は、年間1,200本しか生産されないという超希少ボトル。
世界中の富裕層が買うため、もはや「飲み物」ではなく「資産」です。
これらは、買って飾るか、子や孫の代に売る用途専門。飲むために買うのは正直おすすめしません!
白州12年(一時終売→復活・コスパが残る奇跡)
2018年に一時終売→2021年から段階復活した、奇跡のボトル。
定価(2026年4月〜):16,500円 / プレ値:2.5-3万円 / 倍率:1.5-2倍 / 飲む価値:★★★★
白州12年は、2018年に一時終売した後、
2021年から徐々に出荷が再開された、
サントリー終売銘柄の中では最も「実質的に飲める」1本です。
味は、森の若葉のような爽やかな香りと、
軽いピート、青リンゴのようなフルーティな酸味が魅力。
プレ値2.5-3万円なら、
サントリー終売銘柄の中で最高コスパ!
2024年4月の値上げ(11,000円→16,500円)以降、
プレ値もやや落ち着いてきており、飲むためなら買って損なしのゾーンに入っています。
白州18年・25年(数量限定)
白州18年定価:67,100円 / プレ値:20-25万円 / 飲む価値:★★★
白州25年定価:198,000円 / プレ値:70万円 / 飲む価値:★
白州18年は、森の若葉感が長期熟成で深まった、
白州系の最高峰の1本。
でも、20万円超のプレ値だと、
飲むためのウイスキーとしては正直しんどい領域です。
サントリー全体の格付けや種類整理は、こちらで完全解説しています。
キリン終売銘柄一覧|「樽熟原酒50°」という伝説
キリンは大手3社の中でも特に「コスパ伝説」が多いのが特徴!1,500円台で消えた名作たちを、本音で振り返ります!
富士山麓 樽熟原酒50°(2019年3月終売・1,500円のレジェンド)

ジャパニーズ史上、最強コスパだった可能性のある1本。
当時の定価:1,500-1,700円(税抜・700ml) / 終売年:2019年3月 / 現在のプレ値:7-9千円 / 倍率:4-5倍 / 飲む価値:★★★★★
これ、ぶっちゃけ・・・
ジャパニーズ終売銘柄、コスパランキングで響17年と1位を争う伝説。
定価1,500円台で、アルコール度数50度。
しかも、富士御殿場蒸溜所の世界唯一の3種類の蒸留設備から作られた、
多彩な原酒をブレンドした骨太な味わい。
「ハイボールにしても香りが消えない」と絶賛された名作!
キリンは2018年11月、想定を超える需要で原酒供給が追いつかなくなり、
2019年3月の出荷分で終売を決定。
このボトル、
ぴろが「もっと買っておけばよかった」と最も後悔している1本。
現在のプレ値は7-9千円。
1万円以下なら、絶対買い!!!
これは終売銘柄全体の中で、「飲んで後悔しない」確率が最も高い1本です。
後継として「富士山麓 シグニチャーブレンド」が発売されましたが、
正直、樽熟原酒50°の代わりとは思えない別物です。
富士御殿場ピュアモルト(過去終売・幻のシングルモルト)
当時の定価:4,500円 / プレ値:2-3万円 / 倍率:5-7倍 / 飲む価値:★★★
富士御殿場蒸溜所のシングルモルト原酒だけで作られた、
キリン唯一のシングルモルト。
味は、バニラ・蜂蜜・南国フルーツのような、
ジャパニーズらしい優しい甘さの傑作でした。
後継として「富士 シングルモルト」が登場していますが、
こちらも入手困難。
NEWS(過去終売・幻のスタンダード)
当時の定価:2,500円 / プレ値:8千-1万円 / 倍率:3-4倍 / 飲む価値:★★
キリンが1996年に発売した、
「ジャパニーズ初の本格ハイボール特化型」を謳ったブレンデッド。
かなり昔の終売なので、現在は流通もほぼなし。
歴史的価値はあるけど、
ぶっちゃけ味の特徴がそこまで強くなかった印象・・・
飲む価値は★★。
その他キリン終売(シグニチャー前身モデル・18年)
富士山麓には他にも終売銘柄があります。
キリンの終売は、どれも「定価で出会えなかったことが悔しい」コスパボトルばかり!特に樽熟原酒50°は、もし1万円以下で見つけたら絶対買ってください!
マルス・本坊酒造終売銘柄一覧|駒ヶ岳の長期熟成ロマン
マルス(本坊酒造)の終売銘柄は、「年代物のシングルカスク」が中心!80年代の駒ヶ岳原酒は、もう二度と作れない伝説です!
駒ヶ岳 28年・30年 シングルカスク(限定数百本)
駒ヶ岳28年(2019年・限定352本):当時十数万円 → 落札15万円超
駒ヶ岳30年シェリーカスク(2016年):定価108,000円 → 落札26万円超
飲む価値:★★(投資領域)
マルス信州蒸留所(長野県・標高798m)と、
マルス津貫蒸留所(鹿児島)で作られた、
本坊酒造の長期熟成シングルカスクシリーズ。
特に1986-1991年代の駒ヶ岳原酒は、
マルスがウイスキー製造を一時休止していた1992-2010年を生き延びた、
「奇跡的に残っていた原酒」から作られています。
これ、もう二度と作れない奇跡のボトルなんです!
味わいは、長期熟成のスモーキーな深みと、
シェリー樽由来のドライフルーツの濃厚な甘み。
ただ、価格が・・・
15-30万円。
これは正直、マルス愛好家・投資目的の人向けです。
マルス エクストラ・ザ・ベスト(過去終売・知る人ぞ知る地ウイスキー)
当時の定価:2,000-3,000円 / プレ値:8千-1.5万円 / 飲む価値:★★
マルスが80年代後半〜90年代に発売していた、
普及帯ブレンデッド。
地ウイスキーブームの終焉とともに、
静かに姿を消した銘柄たちです。
歴史的価値はあるものの、
味としてはそこまで突出した特徴はありません。
「コレクション目的」の方向けのボトル。
クラフト勢終売・伝説銘柄一覧|世界が泣いた幻のボトル

大手3社以外にも、ジャパニーズ終売には「世界レベルの伝説」がたくさんあります!軽井沢・イチローズモルト・厚岸など、世界のコレクターが追う名作たちを紹介!
軽井沢シングルカスク各種(蒸留所閉鎖・1955-2000年蒸留)
世界で最も入手困難な、ジャパニーズの神話。
蒸留所閉鎖:2000年に蒸留停止 → 2012年に完全閉鎖
価格:数百万〜5,600万円(軽井沢1960年52年物は1,400万円)
飲む価値:★(投資・歴史記念物)
長野県軽井沢に1955年設立、
2000年に蒸留停止し、2012年に完全閉鎖された、
幻の蒸留所。
「軽井沢1960年」は、
52年熟成シングルカスクで世界に41本のみ。
香港のオークションで1,436万円。
2023年ロンドンでは5,600万円で落札されています。
5,600万円!?マンション買えるじゃん!
味の評価としては、シェリー樽の濃厚な甘みと、
50年以上熟成の枯れた深いコクが伝説とされていますが・・・
もはや「飲む」用ではなく、世界中の富裕層が投資目的で奪い合う領域です。
イチローズモルト カードシリーズ58本(伝説・1億円フルセット)
2019年に58本フルセットが約1億円で落札された、現代ジャパニーズの最高峰。
個別価格:30-100万円(普通カード)/ 300万円超(ジョーカー モノクローム)
54本セット(2019年):約1億円
飲む価値:★(投資・歴史記念物)
埼玉県羽生市にあった、旧羽生蒸留所(1985-2000年)の原酒を使った、
イチローズモルトの伝説シリーズ。
2006-2014年にかけて全58種類がリリースされ、
すでに全終売。
2019年のオークションで、
54本セット約1億円。
2021年には16本セットが2,200万円。
これ、もう「ウイスキーの宇宙」レベルの価格・・・!
個別ボトルでも、
「ジョーカー モノクローム」は300万円超。
もはや「飲み物」の範疇を完全に超えています。
イチローズモルト ミズナラウッドリザーブ・各限定品
ミズナラウッドリザーブ:5-10万円 / 飲む価値:★★★
カードシリーズ以外にも、イチローズモルトにはミズナラ樽特化のリザーブなど、
限定品が多数あります。
これらは「カードシリーズほど投資的ではないが、飲み物としての価値は十分」なゾーン。
5-10万円なら、
イチローズモルト体験としては良い選択肢です。
厚岸 二十四節気シリーズ(限定・北海道のレア物)
各シリーズ:5-15万円 / 飲む価値:★★★
北海道の厚岸蒸留所が二十四節気に合わせて季節限定でリリースする、
新興クラフトの代表格。
限定数が少なく、リリースのたびに即完売。
味は、北海道らしいピートの効いたスモーキーな個性と、
季節ごとのミズナラ樽・赤ワイン樽などの、
樽違いの楽しさが魅力です。
新興クラフトの中で、最も世界の評価が上がっているのが厚岸!集めるなら今がチャンスです!
その他クラフト勢の限定・終売
他にも、ジャパニーズクラフトには伝説的な終売銘柄が多数あります。
プレ値の真実|終売銘柄の現在価格と倍率早見表
主要な終売銘柄を、「定価 → 現在のプレ値 → 倍率 → 飲む価値」で完全比較!この表だけで、買うべきか避けるべきかが分かります!
| 銘柄 | 終売年 | 定価 | プレ値 | 倍率 | 飲む価値 |
|---|---|---|---|---|---|
| 竹鶴17年 | 2020 | 7,000円 | 4-5万円 | 5-7倍 | ★★★★ |
| 竹鶴21年 | 2020 | 15,000円 | 10-15万円 | 7-10倍 | ★★★ |
| 竹鶴25年 | 2020 | 35,000円 | 30万円超 | 10倍 | ★★ |
| 余市15年 | 2015 | 10,000円 | 8-13万円 | 8-13倍 | ★★★★ |
| 余市20年 | 2015 | 20,000円 | 15-25万円 | 8-13倍 | ★★ |
| 宮城峡12年 | 2015 | 7,000円 | 8-10万円 | 11-14倍 | ★★★★ |
| 響17年 | 休売 | 13,200円 | 8-10万円 | 6-8倍 | ★★★★ |
| 響30年 | 限定 | 162,800円 | 100万円超 | 6-7倍 | ★ |
| 山崎25年 | 限定 | 456,500円 | 100万円超 | 2-3倍 | ★ |
| 白州25年 | 限定 | 198,000円 | 70万円 | 3-4倍 | ★ |
| 富士山麓 樽熟50° | 2019 | 1,500円 | 7-9千円 | 4-5倍 | ★★★★★ |
| ブレンダーズスピリット | 2016限定 | 2,500円 | 1-1.3万円 | 4-5倍 | ★★★★★ |
| カフェグレーン | 2019 | 2,800円 | 8千-1.5万円 | 3-5倍 | ★★★★ |
| 軽井沢1960 | 蒸留所閉鎖 | 200万円 | 1,400-5,600万円 | 7-28倍 | ★ |
| イチローズ カード | 終売 | 変動 | 30-300万円 | 数十倍 | ★ |
この表で、見えてくるパターンがあります。
「飲む価値が高い終売」は、定価が安かったボトル。
逆に、
定価が高かった年代物(25年・30年系)は、プレ値で買って飲むには不向き。
「飲むため」の終売は、コスパ系を狙え!
これが、本記事の最大の発見ポイントです。
終売銘柄を「定価」で買う5つの方法
「終売って、本当にもう定価で買えないの?」と思ってる、あなた!実は5つの方法で、まだ定価で買えるチャンスがあります!
方法1|抽選販売(百貨店・酒販店)
サントリーが一番力を入れているのが、百貨店での抽選販売。
伊勢丹・三越・大丸・髙島屋・阪急などの主要百貨店で、
月に1〜2回ペースで実施されています。
対象は、
山崎12年・白州12年・山崎NV・白州NV・響JAPANESE HARMONYあたり。
倍率は50-200倍。
200倍って、宝くじレベルじゃん!
でも、毎月応募していれば、
1年に1回くらいは当たる可能性があります。
外商カード(百貨店の優良顧客向け)を持つと、当選確率が上がるとも言われています。
方法2|定価販売の酒販店リスト
意外と知られていませんが、
町の酒販店で定価販売されていることもあります。
狙い目は、
2024-2026年の値上げ後は、酒販店に在庫が増えた傾向あり。
特に白州12年は、定価で店頭に並んでいることがあります。
方法3|ふるさと納税(一部対応)
意外な穴場が、ふるさと納税。
富士御殿場ピュアモルト(後継:富士)が、
御殿場市のふるさと納税返礼品として、
定価ベースで提供されている時期があります。
マルス(本坊酒造)も、
長野県・鹿児島県の自治体経由で返礼品になることがあります。
税金対策とウイスキー入手が同時にできる、最強コスパ手段!
方法4|蒸留所現地販売・限定品
これは「終売銘柄そのもの」ではないですが、
蒸留所の現地販売所では、
蒸留所限定ボトルが定価で買えます。
例:
・余市蒸留所限定「ピーティ&ソルティ」「ウッディ&メロウ」「シェリー&スイート」
・宮城峡蒸留所限定「フルーティ&リッチ」「シェリー&スイート」
・山崎蒸留所限定「マイ・ウイスキーづくり」
・白州蒸留所限定「白州蒸溜所限定ウイスキー」
これらは「現地に行かないと買えない」けど、
定価で5,000-10,000円で買えるのは大きな魅力。
方法5|海外免税店ルート
海外旅行に行く機会がある人向けの裏技。
ハワイ・成田・羽田・シンガポール・台湾の免税店では、
日本国内では入手困難な銘柄が、
定価より安く売られていることがあります。
特に、
・「白州 18年」
・「山崎 18年」
・「響 21年」
あたりが、ハワイの免税店では日本の半額以下で売られていることも。
海外旅行のついでに買えると、プレ値の3分の1の値段で手に入る可能性!次の海外旅行は、ぜひ免税店チェックを忘れずに!
「終売銘柄好きなら現行のコレ!」代替案ガイド
終売銘柄を追うのは確かにロマンですが・・・「同じ味わいを現行品で再現」できれば、それが一番賢い選択!それぞれの終売の代替案を提示します!
竹鶴17年が好きなら → 竹鶴ピュアモルト+シェリー系のブレンド
竹鶴17年の特徴は、
シェリー樽の濃厚な甘み + ピートの軽い香り + 17年熟成のまろやかさ。
これを現行品で再現するなら、
竹鶴ピュアモルト + 余市シングルモルトの少量ブレンドがおすすめ。
あるいは、
「フロム・ザ・バレル」を選ぶと、
濃厚なブレンデッドの方向性は近いです。
余市10年・12年が好きなら → 蒸留所限定 ピーティ&ソルティ
余市の「石炭直火蒸留」由来の力強いピート香を再現するなら、
余市蒸留所限定の「ピーティ&ソルティ」が最もダイレクト。
定価5,000円程度で、
余市らしい骨太の個性を堪能できます。
ただし、北海道・余市まで行く必要あり。
響17年が好きなら → 響JAPANESE HARMONY+ミズナラ樽
響17年の核はミズナラ樽由来の和の香り。
これは、
響JAPANESE HARMONYでも体験できます。
17年熟成の深みは出ませんが、
「響らしさ」のエッセンスは確実に楽しめる、
定価7,700円のジャパニーズらしいブレンデッド!
10万円の響17年に手を出すより、JHを13本飲んだ方が、絶対楽しい。
樽熟原酒50°が好きなら → 富士(シングルグレーン)
樽熟原酒50°の濃厚な甘み・骨太な飲みごたえを求めるなら、
後継の富士(シングルグレーン)がベスト。
定価6,600円とやや高めですが、
キリンのグレーン技術が結集した、
世界に通用する1本です。
カフェグレーンが好きなら → セッション
カフェグレーンの濃厚なバニラ・トウモロコシの甘みを再現するなら、
後継の「セッション」。
正直、カフェグレーンの完全コピーではありませんが、
方向性は近く、定価3,300円で楽しめる代替候補です。
その他の代替案
プロの本音|終売銘柄を「飲むため」に買うべきか
このセクションは、本記事で最も大事な「ぴろの本音」を語ります!買って後悔しないための判断基準です!
投資目的なら買い、飲むためなら現行品
結論から言います。
飲むためなら、現行品を買え!
これが、245本飲んだ筆者の最大の本音です。
理由は3つ。
① 味の差は値段差を埋めない
10万円の響17年と、7,700円の響JAPANESE HARMONYの差は、
味では1.5倍くらいの差。
でも値段は13倍。
これ、コスパで考えたら絶対に現行品が勝つ。
② 「もう買えない」という感情で正常な判断ができなくなる
終売だから欲しい。
これ、マーケティングのワナです。
本当に必要かどうか、冷静に判断しましょう。
③ 現行品にも素晴らしいボトルが多い
2024年以降、サントリー・ニッカは新しい原酒で新銘柄を続々リリース。
味わいは確実に進化しています。
例外的に「投資目的」「特別な日のための1本」なら、終売も買う価値あり。
ただし、それは「飲む」ではなく「保管・転売」目的であることを、しっかり自覚しましょう。
開封の決断|伝説のボトルを開けるタイミング
もし運良く終売ボトルを手に入れたら、
次の悩みは・・・
「いつ開ければいいの・・・?」
これ、本当に悩むんです。
筆者の答えは・・・
「3年以内」に開けろ。
なぜなら、
未開封ボトルでも、3年以上経つとコルクが劣化して味が変わるから。
「いつか特別な日に開けよう」と取っておくと、
10年後に開けた時、
「あれ・・・なんか変な味・・・」
ってなる可能性が高い。
3年以内のうちに、
「人生の節目」を作って、開けてください。
結婚記念日・子供の誕生・転職・退職など、
味だけでなく「思い出と一緒に飲む」のが、終売銘柄の最高の楽しみ方です。
ぴろが買い逃して後悔した3本
ここで、筆者の本音の告白をします。
今、心の底から後悔しているボトルを3つ。
① ブラックニッカ ブレンダーズスピリット(2016年限定)
あの時、たった2,500円だった。
今は1万3,000円・・・
「酒屋で見たけど、また今度買おう」と思った瞬間に消えた。
あの時の自分を、ぶん殴りたい!
② 富士山麓 樽熟原酒50°(2018年終売)
これも、コンビニや酒屋で1,500円で並んでた。
「いつでも買える」と思って買い逃し、
気づいたら9,000円。
これも、買い逃したのを最も後悔している1本。
③ 竹鶴17年(2020年終売)
定価7,000円時代、
「いつでも買える、まだいい」と思っていた愚かさ。
2020年の終売発表で、
定価では完全に消えた・・・
全部、共通点があります。
「いつでも買える」と思っていた。
ただ!
それが・・・
ジャパニーズウイスキーで、一番危険な思考!
もしあなたが今、酒屋で「気になる」ボトルを見つけたら、
その場で買ってください。
明日には、もう消えているかもしれません。
終売銘柄のよくある質問
終売銘柄について、読者からよく聞かれる質問を10個まとめました!
Q1|終売と休売の違いは?
終売は「もう作らない」、
休売は「一時的に止めているだけで、原酒が回復したら再開予定」。
ただし、響17年のように「休売」と言いながら8年再開していないケースもあります。
Q2|なぜジャパニーズだけ年代物が消えた?
原因は「予測できなかったマッサンブーム」。
17年前・21年前に十分な原酒を仕込んでいなかったため、
需要急増に対応できなかったのが直接の原因です。
スコッチも値上げはしましたが、年代物終売ラッシュは起きていません。
Q3|終売ボトルの保管方法は?
直射日光を避け、温度変化の少ない場所で立てて保管。
ワインと違って、ウイスキーは立てて保管が基本です。
横にすると、コルクがアルコールで劣化し、漏れの原因になります。
Q4|開封後はどれくらい持つ?
開封後は2-3ヶ月で飲み切るのがベスト。
残り3分の1以下になると酸化が早まり、
味が変わってきます。
長期保管したい場合は、パラフィルムでコルクを密閉する方法もあります。
Q5|偽物・並行輸入の見分け方は?
ラベルの印字・キャップシール・瓶の刻印を、
正規品の写真と必ず照合してください。
ヤフオクやメルカリで「明らかに安い」終売ボトルは、
偽物の可能性が高いです。
信頼できる買取・販売店(リカマンBM、信濃屋、林屋など)から買うのが安全。
Q6|次に終売しそうな銘柄は?
筆者の予測では、
・白州NV(年代表記なしの現行品も流通量減少傾向)
・山崎NV(同上)
・余市NV(蒸留所限定品の流通減)
これらは、近い将来「実質的に定価で買えなくなる」可能性が高いです。
Q7|終売を買い溜める価値はある?
これは「投資として」なら、Yes。
「飲むため」なら、ケース買いはおすすめしません。
1〜2本の備蓄で十分です。
Q8|バーで終売ボトルを飲める?
はい、バーが最もリーズナブルに終売を体験する手段です。
1ショット3,000-10,000円で、
定価10万円の終売ボトルが楽しめます。
「フルボトル買って後悔するくらいなら、バーで飲み比べる」のが、
賢い選択です。
Q9|オークションで買うときの注意点は?
① 液面の高さ(瓶の肩より下なら避ける)
② キャップシールの状態(破れ・剥がれは避ける)
③ 箱の有無(箱なしは買取価格が下がる)
これらをチェックして、納得できる状態のものだけ入札しましょう。
Q10|ジャパニーズが復活する可能性は?
これは・・・
2030年代後半に、徐々に復活する可能性あり。
2014年のマッサンブーム以降、各社が大量に原酒を仕込み始めています。
17年熟成だと2031年から、
21年熟成だと2035年から、
「次世代の年代物」が出回り始める計算です。
ジャパニーズの第2の黄金期は、2030年代後半!
その日まで、現行品で楽しみつつ、
たまに終売を1本ずつ味わって、
歴史と一緒にウイスキーを楽しんでいきましょう。
もっと深く知りたい人へ|ジャパニーズ原酒不足の歴史と豆知識
ここからは、終売銘柄をもっと深く楽しみたい人向けの歴史と豆知識を解説!知ってから飲むと、ボトルの重みが変わります!
1980年代の地ウイスキーブームと崩壊
実は、ジャパニーズには「最初の黄金期」がありました。
1983年のウイスキー消費量ピーク時、
日本のウイスキー消費量は3億8,000万リットル。
これに合わせて、
マルス(本坊酒造)・笹の川酒造・江井ヶ嶋酒造など、
全国各地に「地ウイスキー蒸留所」が誕生しました。
でも、1989年の酒税法改正でウイスキーが大幅増税。
同時期に焼酎ブーム・ワインブーム・ハイボールブームの逆風を受けて、
1990年代、ジャパニーズは暗黒時代に・・・
多くの地ウイスキー蒸留所が、この時期に閉鎖されました。
1990-2000年代の暗黒時代
1989年から2007年頃までの約20年間は、
ジャパニーズウイスキーにとって最悪の時代でした。
1983年に3億8,000万Lだった消費量は、
2008年に7,500万Lまで激減・・・
5分の1。
この時代、各社は原酒の仕込みを大幅に減らしていた。
これが、後の終売ラッシュの最大の原因です。
マッサン放送(2014年)が変えた全て
2014年9月29日、NHK朝ドラ「マッサン」放送開始。
主人公は、ニッカウヰスキー創業者・竹鶴政孝。
このドラマで、ジャパニーズウイスキーが「日本人のロマン」として再発見され、
需要が爆発的に増加。
同時に、2014年・山崎シェリーカスク2013が世界一に選ばれ、
世界的にもジャパニーズが注目を浴び始めました。
でも、1990-2000年代に十分な原酒を仕込んでいなかったため、
需要に供給が追いつかず・・・
2015年から、終売ラッシュが始まりました。
2024年4月1日の歴史的な価格改定
2024年4月1日、サントリーは過去最大級の値上げを実施。
これは、
「便乗値上げ」と批判された一方、
結果としてプレ値とのギャップが縮まった側面もあります。
2026年現在、
白州12年は定価16,500円に対してプレ値2.5万円。
定価で買えるチャンスが、確実に増えています。
「終売」と「休売」の違い(再掲・補足)
サントリーは「休売」という表現を多用。
これは「原酒が足りないから一時的に止めている」という意味ですが、
実態として響17年は8年経っても再開せず。
つまり、「実質的に終売」と理解すべきです。
一方、ニッカは「終売」と明言。
これは「もう作らない」という宣言で、
後継品を別ラインで出すスタイルです(竹鶴ピュアモルト・スーパーニッカ等)。
なぜ年代表記が消えるのか|熟成年表記の意味
「年代表記なし(NV、Non Vintage)」が増えている理由。
これは、
「12年」と表記すると、最若の原酒も12年以上熟成が必須になるから。
例えば「山崎12年」と書くなら、
使われる原酒は全て12年以上熟成のものでないとダメ。
「山崎NV」なら、若い原酒も使える。
つまり、原酒不足の時代の救世主がNVなんです。
偽物・並行輸入の見分け方
注目すべきポイントは4つ。
① キャップシール:正規品は印刷が綺麗で、剥がれ防止のミシン目あり
② ラベル印字:偽物はインクの滲みやかすれが目立つ
③ 瓶底刻印:製造年月日が刻印されているはず
④ 液面の高さ:肩より下に下がっていたら劣化サイン
これらを必ず正規品の写真と照合してください。
終売ボトルの保管方法
終売ボトルを長期保管するときの4つの鉄則。
開封後の品質劣化を防ぐコツ
開封後は、酸素との接触で味が変化します。
劣化を防ぐには、
① 残量が3分の1以下になったら、小瓶に移し替える
② 窒素ガスを瓶内に注入できるスプレー(プライベートプリザーブなど)
③ 瓶を立てて保管、コルクを湿らせない
これだけで、1〜2年は美味しく飲める状態を維持できます。
次に終売しそうな銘柄予測
2026年4月時点で、筆者が「そろそろ消えるかも」と予想するボトル。
「気になる」と思った瞬間に買う!これが、ジャパニーズで失敗しない唯一の方法です!
まとめ
ここまで、ジャパニーズ終売銘柄を完全網羅してきました。
最後に、本記事の大事な要点を3つにまとめます。
本記事の最重要ポイント
① 「飲むため」の終売はコスパ系(5倍以下)を狙う
② 25年・30年系は投資・贈答用と割り切る
③ 「いつでも買える」と思った瞬間、終わる
ジャパニーズの黄金期は、
マッサン放送(2014年)から、わずか6年で終焉しました。
でも、
2030年代後半には、第2の黄金期がやってくる!
その日まで、
現行品で楽しみながら、
たまに終売ボトルで歴史を味わって、
ジャパニーズウイスキーの「物語」と一緒に、
長く付き合っていきましょう。
本記事が、あなたの「失敗しない終売選び」のお役に立てれば嬉しいです!あなたのウイスキーライフが、もっと豊かになりますように!
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あなたのジャパニーズライフ、ここから始まる!