嘉之助蒸溜所は、鹿児島県日置市にあるクラフトウイスキー蒸溜所です。
読み方は「かのすけ」。
公式表記は「嘉之助蒸溜所」ですが、検索では「嘉之助蒸留所」と書かれることも多いですね。
で、結論から言うと。
嘉之助は「焼酎蔵の技術を使って、鹿児島の土地から世界に通じるジャパニーズウイスキーを造ろうとしている蒸溜所」です。
山崎や白州のような大手メーカーの歴史とは、ちょっと違います。
嘉之助の面白いところは、焼酎造りで培ってきた発酵・蒸留・樽熟成の知見を、ウイスキー造りにかなり本気で持ち込んでいるところ。
しかも場所は、鹿児島県日置市。
目の前には東シナ海と吹上浜。
南国の強い日差し、海風、冬の寒暖差。
その環境を使って、かなり個性的なジャパニーズウイスキーを造っています。
てことで!この記事では、嘉之助蒸溜所の歴史、特徴、代表的なボトル、見学情報、どんな人におすすめなのかを、できるだけわかりやすく整理していきます!
嘉之助蒸溜所の基本情報

引用元:共同通信PRワイヤー「KANOSUKE 3種の免税店限定商品シリーズ『The Mellow Bar Reserve』」
嘉之助蒸溜所は、鹿児島県日置市日吉町神之川にあるウイスキー蒸溜所です。
運営会社は、小正嘉之助蒸溜所株式会社。
もともとは、鹿児島の老舗焼酎メーカーである小正醸造のウイスキー製造所として、2017年11月に設立されました。
その後、2021年8月に分社化し、小正嘉之助蒸溜所株式会社として独立しています。
嘉之助蒸溜所の基本スペック
- 蒸溜所名:嘉之助蒸溜所
- 所在地:鹿児島県日置市日吉町神之川845-3
- 運営会社:小正嘉之助蒸溜所株式会社
- 関連会社:小正醸造株式会社
- 代表取締役社長:小正芳嗣
- 設立:2017年11月
- 分社化:2021年8月
- 主な商品:嘉之助シングルモルト、嘉之助 HIOKI POT STILL、嘉之助 DOUBLE DISTILLERY など
比較的新しい蒸溜所ですが、背景にある小正醸造の歴史はかなり長いです。
小正家の酒造りは、1883年、明治16年にさかのぼります。
つまり、ウイスキー蒸溜所としては新しいけれど、蒸留酒造りの経験値はかなり深い。
ここが嘉之助を語るうえで、まず押さえておきたいポイントですね。
嘉之助の名前の由来は「2代目・小正嘉之助」
嘉之助という名前は、2代目の小正嘉之助に由来しています。
小正嘉之助は、焼酎の価値を高めるために、世界の蒸留酒や熟成技術を学び、1957年に米焼酎をオーク樽で長期熟成させた「メローコヅル」を世に送り出しました。
今でこそ、樽熟成焼酎はそこまで珍しくないかもしれません。
しかし当時は、焼酎に対して「安価で粗悪な酒」という見方も残っていた時代です。
その中で、焼酎をただ安く飲む酒ではなく、熟成によって価値を高められる蒸留酒として見せようとしたのが、2代目・嘉之助でした。
このマインドが、今の嘉之助蒸溜所にもめちゃくちゃ受け継がれてる!
焼酎の技術をウイスキーへ。
鹿児島の蒸留酒文化を世界へ。
その流れを受け継ぐために、4代目の小正芳嗣氏が祖父の名前を冠した「嘉之助蒸溜所」を立ち上げた、というわけです。
嘉之助蒸溜所があるのは鹿児島県日置市

引用元:共同通信PRワイヤー「嘉之助 DOUBLE DISTILLERY」
嘉之助蒸溜所があるのは、鹿児島県の西岸、日置市です。
蒸溜所の目の前には、東シナ海と吹上浜が広がっています。
公式サイトでも、鹿児島・日置の風土は嘉之助の味わいを語るうえで重要な要素として紹介されていますね。
日置は南国らしい日差しがありながら、冬には海からの強い風が吹き、0度近くまで冷え込むこともある土地です。
この寒暖差が熟成を早め、潮風がウイスキーに奥行きのある表情を与える。
嘉之助がよく「メロー」と表現されるのは、単に甘いという意味だけではなく、この土地の穏やかさ、海辺の空気、焼酎蔵としての背景が重なっているからだと思います。
山の中の蒸溜所でもなく、都市型の蒸溜所でもなく、海沿いの鹿児島で熟成されるウイスキー。
このロケーションの時点で、すでにかなり個性があります。
嘉之助蒸溜所の特徴1:焼酎造りの技術を活かしている
嘉之助を一言で説明するなら、「焼酎蔵が本気で造るジャパニーズウイスキー」です。
ただし、焼酎っぽいウイスキーという意味ではありません。
ポイントは、焼酎造りで培ってきた発酵、蒸留、樽熟成の考え方を、ウイスキーの設計に落とし込んでいるところ。
たとえば、嘉之助シングルモルトでは「焼酎リチャー樽」が重要な役割を持っています。
焼酎リチャー樽とは、樽貯蔵米焼酎「メローコヅル」で使われた樽を、焼き直して再生した樽のこと。
ただバーボン樽やシェリー樽を使うだけではなく、自分たちのルーツである焼酎の樽をウイスキーの熟成に使う。
ここが嘉之助らしさですね。
だから嘉之助の味わいには、単なるバニラやフルーティーさだけではなく、ニッキ、生姜、和菓子、穏やかなスパイスのようなニュアンスが出やすいのだと思います。
スコッチのコピーでもなく、バーボンのコピーでもない。
鹿児島の焼酎蔵だからこそできるウイスキーを造ろうとしているのが、嘉之助の最大の魅力です。
嘉之助蒸溜所の特徴2:3基のポットスチルを使い分けている
嘉之助蒸溜所の象徴ともいえるのが、3基の銅製ポットスチルです。
公式サイトでは、クラフト蒸留所としては世界的にも珍しい3基のポットスチルを使い分けていると紹介されています。
しかも、ただ3基あるだけではありません。
ポットスチルの形状やラインアームの角度を変えることで、多彩な香りや味わいの原酒を造り分けてるんです!
嘉之助シングルモルトの公式情報では、三宅製作所製の銅製蒸留器として、初留釜6,000L、再留釜3,000L、1,600Lが記載されています。
この3基をどう使い分けるかによって、軽やかな原酒、リッチな原酒、香りの立つ原酒など、ブレンドに必要なパーツを自社で作り分けられるわけです。
新しい蒸溜所でありながら、最初からブレンドの幅をかなり意識して設計している印象があります。
嘉之助が若い蒸溜所なのに完成度が高く見える理由は、この原酒の作り分けにあるのかもしれません。
嘉之助蒸溜所の特徴3:海沿いの熟成環境

引用元:共同通信PRワイヤー「嘉之助 DOUBLE DISTILLERY」
ウイスキーは、蒸留した直後に完成するわけではありません。
樽に詰められ、熟成庫で時間を過ごすことで、香りや味わいが深まっていきます。
嘉之助の場合、この熟成環境もかなり重要です。
鹿児島県日置市は温暖な土地ですが、冬には冷え込みもあります。
公式サイトでは、この寒暖差が熟成を早めること、潮風が奥行きのある表情を育むことが紹介されていますね。
一般的に、温暖な地域では樽の影響が早く出やすくなります。
ただ!熟成が早いぶん、樽の使い方を間違えると、若いのに木の渋みだけが目立つこともあります。
嘉之助は、そのあたりを焼酎の樽熟成で培ってきた経験でコントロールしようとしている蒸溜所です。
短い熟成年数でも、若さだけで終わらせず、甘やかさ、スパイス、海沿いのニュアンスを重ねていく。
この熟成設計は、嘉之助を理解するうえでかなり大事な部分です。
代表ボトル1:嘉之助シングルモルト

嘉之助を初めて飲むなら、まず候補に入るのが「嘉之助シングルモルト」です。
公式では、KANOSUKEのフラッグシップであり、シングルモルト・ジャパニーズウイスキーとされています。
嘉之助シングルモルトのスペック
- 容量:700ml
- アルコール度数:48%
- 原料:ノンピート麦芽+ピート麦芽
- 酵母:ディスティラリー酵母
- 蒸留:銅製ポットスチル
- 熟成:アメリカンホワイトオークのリチャーカスクをキーに、複数の樽原酒をヴァッティング
特に重要なのが、焼酎リチャー樽由来のニュアンスです。
公式テイスティングノートでは、香りに「はちみつ、バナナ、レモンティー、キャラメル」、味わいに「かりん飴、ニッキ、生姜、ほのかにスモークナッツ」といった表現が使われています。
つまり、方向性としては甘やかで、フルーティーで、少し和のスパイス感があるウイスキーです。
この「和のスパイス感」こそが嘉之助の真骨頂!
単に飲みやすいだけのウイスキーではなく、嘉之助らしい焼酎樽の個性も感じられる一本と言えます。
価格は安くありません。
ただ、嘉之助がどんな蒸溜所なのかを知る入口としては、やはりこのフラッグシップが一番わかりやすいと思います。
代表ボトル2:嘉之助 HIOKI POT STILL

嘉之助のもう一つの重要な柱が、「嘉之助 HIOKI POT STILL」です。
これは嘉之助蒸溜所ではなく、同じ小正グループの日置蒸溜蔵で造られるポットスチルウイスキー。
公式では「新しいジャパニーズスタイル・ポットスチルウイスキー」と紹介されています。
嘉之助 HIOKI POT STILLのスペック
- 容量:700ml
- アルコール度数:51%
- 原料:大麦+モルト
- 蒸留器:ステンレス製
- 着想元:アイリッシュウイスキー、バーボンウイスキー
嘉之助シングルモルトが、モルトウイスキーとしての嘉之助の顔だとすれば。
HIOKI POT STILLは、焼酎蔵としての技術をさらに前面に出した一本です。
公式情報では、アイリッシュウイスキーやバーボンウイスキーから着想を得ていることも紹介されています。
原料の考え方にはアイリッシュ、熟成にはバーボンの発想。
そこに焼酎造りで培った単式蒸留や減圧蒸留の技術を組み合わせる。
かなり実験的ですが、ただ奇をてらっているわけではありません。
「焼酎蔵がウイスキーを造るなら、どこまで自分たちらしくできるのか」を形にしたようなボトルです。
公式テイスティングノートでは、香りに「バターサンド、かぼす、あんず、梅のコンポート」、味わいに「マドレーヌ、オーキー、ほど良い塩味、温州みかん」といった表現があります。
この時点で、かなり鹿児島っぽいというか、和菓子や柑橘のイメージが強いです。
嘉之助シングルモルトよりも、さらに個性的な嘉之助を知りたい人向けの一本だと思います。
代表ボトル3:嘉之助 DOUBLE DISTILLERY

引用元:共同通信PRワイヤー「嘉之助 DOUBLE DISTILLERY」
「嘉之助 DOUBLE DISTILLERY」は、嘉之助シングルモルトと嘉之助 HIOKI POT STILLという、ふたつの自社原酒をブレンドしたプレミアム・ブレンデッド・ジャパニーズウイスキーです。
嘉之助 DOUBLE DISTILLERYのスペック
- 容量:700ml
- アルコール度数:53%
- 構成:嘉之助シングルモルト+HIOKI POT STILLのブレンド
- 味わい:和菓子のような上品な甘み+力強くリッチな甘さとスパイス
面白いのは、単にモルト原酒とグレーン原酒を混ぜる一般的なブレンデッドではないということ。
嘉之助蒸溜所と日置蒸溜蔵という、ふたつの自社由来の個性を重ねているんです。
公式の商品説明でも、ふたつの自社原酒だけでつくり上げたブレンデッド・ジャパニーズウイスキーとされています。
つまり、DOUBLE DISTILLERYは、嘉之助ブランドの考え方をかなり象徴しているボトルなんですよね。
嘉之助蒸溜所の銅製ポットスチル。
日置蒸溜蔵のステンレス製蒸留器。
焼酎リチャー樽、アメリカンホワイトオーク新樽、バーボン樽などの熟成。
これらを組み合わせることで、嘉之助ならではのブレンドを作っています。
嘉之助を一本だけ飲むならシングルモルト。
嘉之助の思想まで知りたいならDOUBLE DISTILLERYという見方もできると思います。
嘉之助はなぜ注目されているのか
嘉之助が注目されている理由は、単に「新しいジャパニーズウイスキーだから」ではありません。
理由は大きく3つあります。
1つ目は、焼酎蔵のバックボーンが明確なこと。
日本のクラフトウイスキー蒸溜所は増えていますが、嘉之助は小正醸造という蒸留酒メーカーとしての歴史を持っています。
発酵や蒸留、熟成に対する考え方が、ゼロからの新規参入とは少し違います。
2つ目は、最初から世界を意識していること。
2021年には、ディアジオがDistill Venturesを通じて小正嘉之助蒸溜所に少数出資したことも発表されています。
ディアジオは、ジョニーウォーカー、ラガヴーリン、タリスカーなどを擁する世界的な酒類企業です。
あのディアジオが嘉之助に出資!これはぶっちゃけ大きい!
そのディアジオが、嘉之助を次世代の日本のクラフトウイスキーとして見ていることは、海外展開という意味でも大きなポイントですね。
3つ目は、味わいの方向性がわかりやすいこと。
嘉之助は、単に「日本のクラフトです」というだけではなく、焼酎リチャー樽、海沿いの熟成、メローな甘さ、和のスパイス感という個性があります。
飲む前から、なんとなく世界観が伝わってくる。
これはブランドとしてかなり強いです。
嘉之助はどんな人におすすめ?
嘉之助は、次のような人におすすめです。
嘉之助がおすすめな人
- 新しいジャパニーズウイスキーを試してみたい人
- 山崎、白州、響以外の国産ウイスキーを探している人
- 甘やかでフルーティーなウイスキーが好きな人
- ただ軽いだけでなく、少しスパイス感や個性のある味が好きな人
- 焼酎蔵由来のストーリーに惹かれる人
- 鹿児島や九州のクラフトウイスキーに興味がある人
反対に、ひたすら安くて飲みやすいウイスキーを探している人には、少し高く感じるかもしれません。
また、焼酎リチャー樽由来の和のスパイス感や、若いクラフトウイスキーらしい樽感が苦手な人には、合わない可能性もあります。
ただ、個性の方向性はかなりはっきりしてるので、「普通の国産ウイスキーでは物足りない」「新しい蒸溜所の個性を知りたい」って人にはめちゃくちゃ面白い選択肢です!
初心者が最初に買うならどれ?
初心者が最初に買うなら、基本は「嘉之助シングルモルト」がおすすめです。
理由は、嘉之助のフラッグシップであり、蒸溜所の個性が一番わかりやすいから。
甘やかさ、フルーティーさ、和のスパイス、焼酎リチャー樽のニュアンス。
嘉之助という蒸溜所を知るための入口として、かなりバランスが良いです。
一方で、少し変わったウイスキーが好きな人や、焼酎蔵らしさをより強く感じたい人は「嘉之助 HIOKI POT STILL」も面白いです。
さらに、嘉之助ブランドの全体像を知りたい人は「嘉之助 DOUBLE DISTILLERY」。
ただし、価格や流通状況は変わりやすいので、購入前には必ず最新価格を確認してください。
嘉之助のおすすめの飲み方
嘉之助シングルモルトを飲むなら、まずはストレートで少量飲んでみるのがおすすめです。
甘い香り、フルーツ感、ニッキや生姜のようなスパイス感がわかりやすいからですね。
そのあとに、少しだけ加水してみると、香りが開いて柔らかくなります。
ハイボールもかなり相性が良いと思います。
嘉之助は甘やかさとスパイス感があるので、ソーダで割ると、食中酒としても飲みやすくなります。
特に、柑橘系の料理、塩気のある料理、和食とは合わせやすいはずです。
HIOKI POT STILLは、度数が51%とやや高めなので、ストレートで飲む場合は少量から。
濃い甘さや焼き菓子のようなニュアンスを楽しみたいならストレート、少し軽くしたいなら加水やハイボールが良いと思います。
嘉之助蒸溜所は見学できる?
嘉之助蒸溜所では、事前予約制で見学ツアーが実施されています。
公式サイトによると、ツアーでは3基のポットスチル、糖化槽、発酵槽などを見学できるほか、熟成庫や樽、ブレンド体験を含むツアーも用意されています。
そして、ツアーの最後には、東シナ海に広がる水平線を望む「THE MELLOW BAR」でテイスティングを楽しめます。
これ、めちゃくちゃ良いやつ!
ウイスキー蒸溜所の見学というと、どうしても山崎や余市、白州のイメージが強いですが、嘉之助はロケーションの魅力がかなり強いです。
東シナ海を眺めながら、鹿児島の海風を感じて、そこで熟成されたウイスキーを飲む。
これは、ただボトルを買って飲むだけでは体験できない価値だと思います。
鹿児島旅行や九州旅行の目的地としても、かなり面白い蒸溜所です。
嘉之助は「鹿児島らしいジャパニーズウイスキー」
嘉之助の面白さは、単に「国産クラフトウイスキー」という言葉だけでは伝わりません。
小正醸造の焼酎造り。
2代目・小正嘉之助が挑戦した樽貯蔵焼酎。
4代目・小正芳嗣氏が受け継いだ世界への挑戦。
鹿児島県日置市の海沿いの熟成環境。
3基のポットスチル。
焼酎リチャー樽。
こうした要素が重なって、嘉之助というウイスキーになっています。
嘉之助は、スコッチの真似でも、サントリーの後追いでもありません。鹿児島の焼酎蔵が、自分たちの歴史と土地を使って造っているジャパニーズウイスキーです。
ここが、他の国産クラフトウイスキーと比べてもかなり魅力的なところだと思います。
よくある質問
嘉之助蒸溜所の読み方は?
「かのすけじょうりゅうしょ」と読みます。
公式表記は「嘉之助蒸溜所」です。
検索では「嘉之助蒸留所」と表記されることもありますね。
嘉之助蒸溜所はどこにありますか?
鹿児島県日置市日吉町神之川845-3にあります。
東シナ海と吹上浜に近い、海沿いの蒸溜所です。
嘉之助はサントリーやニッカのウイスキーですか?
いいえ。
嘉之助は、小正嘉之助蒸溜所株式会社が造るジャパニーズウイスキーです。
ルーツには、鹿児島の老舗焼酎メーカーである小正醸造があります。
嘉之助の代表的なボトルは何ですか?
代表的なのは「嘉之助シングルモルト」です。
そのほか、「嘉之助 HIOKI POT STILL」「嘉之助 DOUBLE DISTILLERY」などがあります。
嘉之助はどんな味ですか?
ボトルによって違いますが、嘉之助シングルモルトは甘やかでフルーティー、ニッキや生姜のような和のスパイス感が特徴です。
焼酎リチャー樽由来の個性も感じられます。
嘉之助蒸溜所は見学できますか?
事前予約制で見学ツアーが実施されています。
製造設備や熟成庫を見学できるツアーがあり、最後に「THE MELLOW BAR」でテイスティングを楽しめます。
ただし、実施内容や料金、空き状況は変更される可能性があるため、訪問前に必ず公式サイトを確認してください。
まとめ:嘉之助は、焼酎蔵の歴史から生まれた新しいジャパニーズウイスキー
嘉之助蒸溜所は、鹿児島県日置市にあるクラフトウイスキー蒸溜所です。
2017年にウイスキー造りを始めた新しい蒸溜所ですが、その背景には、1883年から続く小正家の蒸留酒造りがあります。
2代目・小正嘉之助が挑戦した樽貯蔵焼酎「メローコヅル」。
その樽熟成の知見を、4代目・小正芳嗣氏がウイスキーへとつなげたのが、現在の嘉之助です。
3基の銅製ポットスチル、焼酎リチャー樽、海沿いの熟成環境、鹿児島・日置の風土。
これらが重なって、嘉之助らしい甘やかでメローなジャパニーズウイスキーが生まれています。
まず飲むなら、基本は「嘉之助シングルモルト」。
もっと個性を知りたいなら「嘉之助 HIOKI POT STILL」。
嘉之助ブランドの全体像を感じたいなら「嘉之助 DOUBLE DISTILLERY」。
山崎、白州、響のような王道国産ウイスキーとはまた違う、鹿児島らしい一本を探している人には、かなり面白い蒸溜所だと思います。
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