近所のコンビニで、1本1000円台で買えるスコッチウイスキーとして人気が高いティーチャーズ
コスパでいったら最強クラス!スコッチウイスキーの中でも、かなりお手頃なボトルです
ということで今回は、そんなティーチャーズの特徴、歴史、ラインナップごとの違いを初心者の人にも一から分かるように解説してみようと思います!
ティーチャーズの味や種類・評価/ハイランドクリーム・セレクトの違いを解説
ティーチャーズとは?
ティーチャーズはスコットランドのウイスキーをブレンドして造られるブレンデッドウイスキー
日本ではスーパーやコンビニでも買える、安いお酒というイメージが強いティーチャーズ
最もお手頃なボトルは1本1000円ぐらいで買うことができ、ハイボール用ウイスキーとしても人気の高い銘柄です
また、ブレンデッドウイスキーというと、万人受けする飲みやすい味わいのウイスキーが多い中、ティーチャーズはスコッチウイスキーらしい煙のスモーキーな香りも楽しむことができる本格派!
ティーチャーズの歴史
約200年前にスコットランドのウィリアム・ティーチャーという人物により生み出されたティーチャーズ
グラスゴーの小さな食料品店の従業員だったウィリアムは、当時施行されたウイスキーの合法化をビジネスチャンスと捉えました
そして、自身が働く店のオーナーを説得し、酒類販売免許を取得させ、ウイスキー販売を手掛け始めたのが1830年代ごろ
その後、店のオーナーの娘と結婚したウィリアムは、これまで食料品店で培った酒類販売の経験を活かし、グラスゴーにワンショットバーをオープンします
このバーが大人気で、グラスゴーに20店舗近いチェーン展開をするのに成功したウィリアム
1860年代に、独自のウイスキー開発の許可を得たウィリアムは、当時流行してたブレンデッドウイスキー造りを始めます
そして造り上げたのが現在も受け継がれる「ハイランドクリーム」
ハイランドクリームを生み出して15年もたたずに、ウィリアムはこの世を去りますが、店の経営はウィリアムの二人の息子たちに引き継がれます
ティーチャーズの製法
ティーチャーズの一番の特徴は、煙のようなスモーキーな香りが強いこと
ウイスキーの原料となる大麦をピート(泥炭)を焚いた熱で麦芽を発芽させているティーチャーズ
これにより大麦にスモーキーな香りが宿り、それがティーチャーズの独特の風味を造り上げています
また、スコットランドで生産されるスコッチウイスキーであるティーチャーズ
スコッチウイスキーを名乗るためには、「スコットランドで最低3年以上熟成させること」と法律で定められているので、ティーチャーズも3年以上の熟成を経ています
1本1000円ながら、深みのある香味と味わいは、この長い熟成期間により宿っています
ティーチャーズの種類
ティーチャーズ ハイランドクリーム
約150年前に、創業者であるウィリアム・ティーチャーが生み出したティーチャーズの原型を受け継ぐボトル
1本1300円程度で買うことができる、とてもコスパの良いボトルです!
原酒には30種類近くのモルトウイスキーが使用されており、甘く爽やかな味わいで、どこか煙くさい独特の風味を生み出しています
お手頃な価格で、どこでも手に入るので、毎日の晩酌にも便利なおすすめボトルです
ティーチャーズ ハイランドクリームを実際に飲んでみたレビューはこちら!
ティーチャーズ セレクト
サントリーのブレンダーが監修して開発した日本限定販売品がティーチャーズ セレクト
日本人の味覚を意識して、香味と味わいの調合をアレンジしており、クセの強いウイスキーが苦手な人が多い日本人好みの味わいになっています
また、ハイボールで飲むことを念頭に開発されており、炭酸水で割っても弱まることのない甘みと煙の香りは絶妙!
ウイスキーにあまり慣れていない人は、とりあえずセレクトに触れてみてから、ハイランドクリームに進むのがおすすめ!
まとめ
ということで、日本ではスーパーやコンビニによく置いてあり、お手軽なスコッチウイスキーというイメージの強いティーチャーズ
水割りやハイボールにすると、ほとんどクセがなく、誰にでも飲みやすい味わいなので、普段飲みの1本にも最適!
また、なかなか1本1000円台のウイスキーで、煙のスモーキーな香りがするウイスキーってないので、煙くさいウイスキーが好きな人の常飲ボトルにもおすすめ!
1本1000円程度でありながら、150年以上の伝統あるスコッチウイスキーであるティーチャーズ
ちょっとウイスキー飲んでみようかな。と思ったら、近所のコンビニでも気軽に買えるので、真っ先におすすめしたい1本です!