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【マニアが解説】ハイランドの蒸留所一覧とおすすめ7選【モルトウイスキー】

ウイスキーの本場・スコットランドには、6つの地方がスコッチウイスキーの6大産地に分類されています

 

  • スペイサイド
  • ハイランド
  • ローランド
  • アイランズ
  • アイラ
  • キャンベルタウン

 

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引用元:https://whisky-highball.com/?p=405

 

そんな中で今回は、スコットランド北部の大部分を占め、1,000メートル級の山脈が連なる、風光明媚なハイランド地方の特徴とおすすめウイスキーについて紹介します!

 

 

【マニアが解説】ハイランドの蒸留所一覧とおすすめ7選【モルトウイスキー

 

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引用元:https://expertvagabond.com/scottish-highlands/

 

ハイランド地方のウイスキーとは?

 

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引用元:https://mybottleshop.org/glenmorangie-whisky-and-lamborghini/

 

スコットランドのハイランド地方で造られるシングルモルトウイスキー

ハイランド地方はスコットランド北部の大部分を占めるとても広大な地域です

良質なシングルモルトウイスキーの産地として有名で、南部のローランドはハイランドに対抗しようと思ったけど、ハイランド地方の蒸留所が強すぎて勝てないのでブレンデッドウイスキー造りが盛んになったという逸話もあるほど・・・

あまりにもエリアが広いため、「ハイランド地方のウイスキーの特徴はこれ!」とひとくくりに説明することはできないぐらい、それぞれの蒸留所が個性あるウイスキー造りを行っています

 

 

ハイランド地方とは?

 

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引用元:https://en.wikipedia.org/wiki/Full_plaid

 

元々、北部と南部で全く別の国と言えるほど、文化が異なるスコットランド

そんな北部に位置するハイランド地方は、キルトやバグパイプなど、スコットランド伝統文化の発祥の地です

またグラスゴーエディンバラなど大都市が多い南部のローランド地方に比べて、北部のハイランド地方は1,000メートル級の山脈が連なり、山や谷に囲まれた自然豊かな地方でもあります

300年ほど前、イギリス政府によりウイスキー造りに高額の酒税が課せられ、これを逃れるため、多くのスコットランドの酒造業者は、人目につきにくいハイランドの峡谷に隠れながら、ウイスキー製造を行ったのが、現在のスコッチウイスキーの原型と言われています

 

 

ハイランドモルトの種類

 

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引用元:https://www.getyourguide.com/magazine/2018/07/scottish-highlands-top-things-to-do/

 

グレンモーレンジ

 

 

地元スコットランドで最も飲まれているウイスキーの銘柄であるグレンモーレンジ

「完璧すぎるウイスキー」と評価されており、バニラのようなクリーミーな甘い味わいに、ほのかにオレンジのような香りがするのが特徴です

「樽のパイオニア」と呼ばれており、シェリー樽、ワイン樽など様々なお酒の熟成に使われた中古の樽でウイスキーの香り付けを行うことを得意とする蒸留所で、香りごとにシリーズ分けして販売されています

高級甘口白ワインの樽を使用した「ネクタードール」は、独特の桃のような華やかな香りを楽しめるので、ウイスキー初心者にもおすすめ!

 

オールド・プルトニー

 

 

ハイランド地方で最も北に位置する蒸留所で、ニシン漁で有名な港町にあるのがオールド・プルトニー

海の近くの蒸留所のため、どこか塩っぽさが感じられ、ナッツのように香ばしくてオイリーな独特の風味が味わえます

世界的に有名なバランタインのキーモルトにも使われており、独特のオイリーな味わいは熱狂的なファンが多いウイスキーでもあります

 

ダルモア

 

 

ボトルに描かれた大きな鹿の紋章が印象的なダルモア

オレンジのような甘みとコク深い味わいに定評があり、食後酒として人気があります

ダルモア蒸留所のオーナー家とブレンデッドウイスキーメーカーであるホワイト&マッカイのオーナー家が親戚同士であることから、ホワイト&マッカイのキーモルトとして100年以上に渡り使用され続けています

 

クライヌリッシュ

 

 

スコッチウイスキーに存在する全てのテイストを含む銘酒と言われるクライヌリッシュ

爽やかだったり、まろやかたっだり、コクがあったりと様々な一面を見ることができ、どんな飲み方にも合わせることができる万能ウイスキーです

複雑な味わいが評価されているおかげもあって、生産される原酒の95%近くがブレンデッドウイスキーの原酒として使われるので、クライヌリッシュのシングルモルトウイスキーを見かけることは結構珍しいです

 

トマーティン

 

 

ネッシーで有名なネス湖のすぐ近くにあるトマーティン蒸留所。ウイスキー蒸留所にしては珍しく、標高の高い場所に位置しており、繊細で誰にでも飲みやすい味わいが特徴です

1986年に宝酒造が買収した蒸留所で、日本企業が初めて所有したスコッチウイスキーの蒸留所です

トマーティンをもっと詳しく知りたい人はこちらもおすすめ!

www.piroriro.com

 

グレンドロナック

 

 

生産されるウイスキーの全てがシェリー樽熟成と珍しい戦略を取っているグレンドロナック

シェリー樽由来のお花やフルーツのような華やかで甘い味わいが特徴です

マッカランが好きな人には、気軽に飲めるシェリー樽熟成ウイスキーとしておすすめです

 

グレンゴイン

 

 

ウイスキーに独特のスモーキーな香りを付けるピートを一切使わない蒸留所として有名なグレンゴイン

麦芽由来の草のような香りが、ピートによって打ち消されずに残っているので、独特の草のような味わいを楽しめます

 

ロイヤルロッホナガー

 

 

ヴィクトリア女王御用達だったウイスキーとして有名なのがロイヤルロッホナガー

蒸留所の隣にイギリス王室の別荘がある縁で、ヴィクトリア女王が蒸留所見学に訪れ、英国王室御用達の称号を手にした蒸留所です

とにかく甘い味わいが特徴で、どこかお花のような香りが漂い、とても高貴な味わいのするウイスキーです

また、ラインナップの一番下に位置するロイヤルロッホナガー 12年は、1本3500円ほどと、12年ものウイスキーにしては比較的安価なので、ウイスキー初心者にもおすすめ!

筆者が結構好きなウイスキーでもあります!

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まとめ

 

あまりにも広大すぎる地方で、ひとくくりにハイランド地方のウイスキーの特徴を説明するのは難しいですが、それぞれの蒸留所ごとの強い個性を楽しめるのがハイランド地方のウイスキー

 

特にオレンジや桃の香りがすることで有名なグレンモーレンジィは、最近誰もが知る有名ファッションブランドであるルイ・ヴィトンの傘下に入り、現在とても勢いがある蒸留所です!ウイスキー好きなら一度は飲んでみるのおすすめ!

また、筆者個人的には、甘くてお花のような香りがするロイヤルロッホナガーが好きです!これも誰にでも飲みやすいウイスキーなのでおすすめ!