ウイスキーにちょっと詳しくなってくると、
よく耳にするのが・・・
単式蒸留と連続式蒸留
これ、意外とちゃんと説明できる人って少ないのではないでしょうか?
ま!
ぶっちゃけ、
これまでに書いたこういう記事に比べたら・・・
ウイスキー買ったり、飲んだりするのに特に役立たないので、
知らないっちゃ、知らないでも問題ないんですけどね(笑)!
ただ、
やっぱりウイスキー好きなら、知っておくといつか使える日がくるかも・・・?
ということで今回は、単式蒸留と連続式蒸留の違いについて、初心者の人にも完璧に分かるように解説してみようと思います!
ちょっと難しい話もあるけど、これを読めば初心者の人もウイスキーの蒸留についてしっかり理解できるはず!
【初心者向け】小学生でもわかる!単式蒸留と連続式蒸留の違い【ウイスキー】
【超基本編】ウイスキーの製造工程は大きく3つ!
まずは、超基本の知識から見てみましょう!
ウイスキーの製造工程は、大きく分けると3段階!
発酵 → 蒸留 → 熟成
そして、今回勉強するのは、
蒸留
そもそもウイスキーの蒸留とは?
ということで!
単式蒸留と連続式蒸留の違いの前に、
蒸留について勉強してみましょう!
大してむずかしい話じゃないので、
蒸留なにそれ?
な人も1分で理解できるはず!
蒸留までの「発酵過程」をざっくり説明!
蒸留までの過程を超簡単に説明すると・・・
穀物を粉々に砕いて、水と混ぜてお粥状態にする
そしてお粥の液体部分だけを取り出したのが、ウイスキーのもと!
この液体に、酵母を加えることで発酵し、液体はアルコールを生み出します
ここまでが蒸留までのウイスキーの製造工程!
なんだか自分でも造れそうなぐらい簡単ですよね(笑)?
ちなみに余談ですが・・・
ここまでの製造工程は、ビールとほぼ同じ!
つまり、
ウイスキーはビールをさらに加工して造ったお酒
と言うこともできます
蒸留の仕組みをざっくり説明!
そして、ここからが一番大事な、
蒸留!
ビールっぽい液体のままじゃ、とてもじゃないがアルコール度数が低すぎるので、
蒸留によって度数を、7% → 70%ぐらいまで引き上げます
つまり、蒸留を一言で説明すると、
アルコール濃度を高める工程
と言うこともできます
そして、蒸留と聞くと、
なんだかすごく難しそう・・・
と思う人もいるかもしれないけど、
仕組みはとても簡単!
中学校か小学校の理科の教科書に書いてあったように、
水とアルコールでは沸騰する温度が違います
- 水 → 100℃
- アルコール → 80℃
てことで、
さっき紹介したビールっぽい液体を、
80℃ぐらいの熱さにして、水蒸気を発生させる
そして、その水蒸気だけを集めると・・・
水が除かれた、純度の高いアルコールを集めることができます!
ちなみに、水蒸気は冷たいものに当てると、
簡単に液体に戻すことができます!
で、
あとはひたすらこの作業を繰り返すだけ・・・
これが蒸留の簡単な仕組み!
どうですか?
やっぱり家でも造れそうなぐらい簡単じゃないですか(笑)?
ちなみに、
家でこれをやっちゃうと犯罪なので、
絶対にやめましょう!
このブログ読んでる好奇心強い人!
とかやっちゃダメですよ(笑)?
え?
筆者はやったことありませんからね!(すっとぼけ)
単式蒸留と連続式蒸留の違い
ということで!
ここまで「蒸留」について勉強してみました!
おそらくここまで読んだ人は、
もう蒸留については完璧ですね?
で、
実はここまでで、
難しい話は終わったも同然!
今から説明する、
単式蒸留と連続式蒸留の違い
は、そんなに難しい話じゃないので、ここまで読んだ人なら理解できるはず!
まずは、
単式蒸留と連続式蒸留の違いを超簡単に一言で説明するとこんな感じ!
- 単式蒸留 → 1回ごとに蒸留液を取り出す(理科の教科書の仕組みとほぼ同じ)
- 連続式蒸留 → 単式蒸留を自動的に何度も繰り返せるハイテク機械
てことで、
単式蒸留で、ポットから何度も蒸留液を取り出したり、入れたりを繰り返すのが面倒!
ということで、開発されたのが連続式蒸留器!
といっても、文字だけじゃよく分からないと思うので、
単式蒸留と連続式蒸留の仕組みを、絵も使いながら順番に見ていこうと思います!
単式蒸留の仕組み
で、
単式蒸留の仕組みって、
理科の教科書に載ってる絵とほぼ同じ仕組み!
今から紹介する3枚の絵を見るだけで、
単式蒸留の仕組みが完璧に理解できる!
ってぐらい簡単なので見てみましょう!
理科の教科書のおなじみの絵↓
ウイスキー蒸留所に置いてあるポットの仕組み↓
ウイスキー蒸留所のポットの実際の写真↓
どうですか??
単式蒸留の仕組みって、超簡単じゃないですか!?
実は蒸留所のポットって、
理科の実験のフラスコを超巨大にしただけ!
この絵の仕組みさえ理解しちゃえば、
やっぱり家でも造れちゃうのがウイスキーです!(やめましょう)
連続式蒸留の仕組み
次に、
ここからは連続式蒸留の話!
ちなみに、
18世紀後半の「産業革命」によって生み出された連続式蒸留器
より効率的に、短時間で、ウイスキーを大量生産するために、
開発されたハイテク機械です!
ということで、
筆者も仕組みは
ぶっちゃけよく分かりません(真顔)
ただ、超簡単に説明すると、
機械内で蒸留液の循環ができるようになっており、単式蒸留をひたすら自動的に繰り返すことができる
これが連続式蒸留の仕組みです
ちなみに、サントリーが所有する、
愛知県の知多蒸留所は、連続式蒸留器を使用したウイスキー専用の蒸留所で、置いてある蒸留器はこんな感じ!
これ、見ての通り、
石油の精製プラント並みに巨大!
ということで、
詳しい仕組みは、筆者の頭じゃ理解できない連続式蒸留・・・
やっぱり産業革命の発明家って歴史の教科書に載るだけありますね!(遠い目)
まとめ
そんな感じで!
蒸留の簡単な仕組みから、単式蒸留と連続式蒸留の違いまで勉強してみました!
どうですか?
意外と簡単だったじゃないですか(笑)?
ちなみに、ここまで読んだ知識だと、
連続式蒸留の方が効率的にウイスキー造れて良いじゃん!
って、思った人もいるかもしれませんが・・・
残念ながら、連続式蒸留には、
原料の風味が残りにくい
という弱点があります・・・
ということで、
なんだかんだ現在もウイスキー蒸留所の大半は単式蒸留が主流!
連続式蒸留は、大麦麦芽よりも安価な穀物を使用した「グレーンウイスキー」の製造に使われていることが多いです
今までに見たこともないような、風味豊かなグレーンウイスキーを発売しており、
世界的にも注目を集めています!
グレーンウイスキーについてもっと詳しく知りたい方はこちら!
てことで、
やっぱりウイスキー買ったり、飲んだりするには、
何も役立たない知識だったけど、
ここまで読んだ人は、きっと蒸留についての知識は完璧!
次にウイスキー飲む時は、
あー。ウイスキーって意外と簡単に造れるんだなー・・・
なんて思いながら、飲んでみると面白いかもしれませんよ(笑)?