ウイスキーが大好きな筆者!
そんな筆者がもっぱら飲んでいるウイスキーが・・・
スコッチウイスキー!
で、
「スコッチウイスキー」って名前は聞いたことあるけど良く分からない・・・
という人も多いのではないでしょうか?
ということで今回は、スコッチウイスキーについて初心者の人でもとことん分かるように解説してみようと思います!
- 【初心者向け】スコッチウイスキーとは?歴史と特徴を簡単に解説!
- スコッチウイスキーには2種類+2種類のウイスキーがある!
- スコッチウイスキーの製法による2種類の違い
- スコッチウイスキーの原料による2種類の違い
- スコッチウイスキーの産地による違いと特徴
- まとめ
【初心者向け】スコッチウイスキーとは?歴史と特徴を簡単に解説!
スコッチウイスキーには2種類+2種類のウイスキーがある!
スコッチウイスキーは製法と原料によって4つの種類に分けることができます!
で、
超簡単に言うと、
こんな感じで2種類 + 2種類 = 4種類
に分けることができます!
一つ一つ順番に説明していこうと思います!
スコッチウイスキーの製法による2種類の違い
シングルモルトウイスキー
シングルモルトウイスキーは同一の蒸留所で作られたウイスキーのことです
例えば、
スコッチウイスキーじゃなくて恐縮ですが、日本人にも分かりやすい例えで説明すると、
大阪の山崎蒸留所と山梨の白州蒸留所という2つの蒸留所を所有しています


そして、
山崎蒸留所で作られたウイスキーである「山崎」はシングルモルトウイスキー
同じく白州蒸留所で作られた「白州」もシングルモルトウイスキー
で、ここから重要!
この「響」というウイスキーは、山崎蒸留所と白州蒸留所と愛知の知多蒸留所という3つの蒸留所のウイスキーを混ぜ合わせて造られているので、シングルモルトウイスキーではありません
ブレンデッドウイスキー
2箇所以上の蒸留所のウイスキーを混ぜ合わせて造ったものをブレンデッドウイスキーと呼びます
さっき紹介したサントリーの「響」がこれにあたります
またブレンデッドウイスキーは異なる蒸留所のウイスキーが混ぜ合わされているだけでなく、
大麦を原料とするモルトウイスキーととうもろこしを原料とするグレーンウイスキーといった異なる原料のウイスキーも混ぜ合わされています
スコッチウイスキーの原料による2種類の違い
モルトウイスキー
大麦のみを原料として造られたウイスキーのことをモルトウイスキーと呼びます
また、ちょっと難しい話になるけど、蒸留方法は単式蒸留器で2回か3回の蒸留を行うのが一般的です
蒸留の話はちょっとややこしいので、とりあえずウイスキー初心者の人は、
と覚えておけば良いと思います!
グレーンウイスキー
大麦やとうもろこしなど様々な穀物を原料とするウイスキーのことをグレーンウイスキーと呼びます
蒸留方法は連続式蒸留器を使うのが一般的です
グレーンウイスキーは、それ単体で飲むというよりも、
ブレンデッドウイスキーのための原料として使われることが一般的で、あまり世に出回ってはいません
軽やかでライトな飲み口が特徴で、個性やクセが強いモルトウイスキーとブレンドすると、ちょうど良いウイスキーができるということで重宝されています
グレーンウイスキーの有名銘柄としては、サントリーの知多がグレーンウイスキーにあたります
スコッチウイスキーの産地による違いと特徴
次にスコッチウイスキーを蒸留所がある地方によって6つの種類に分けてみようと思います!
- スペイサイド
- ハイランド
- ローランド
- アイランズ
- アイラ
- キャンベルタウン
風土や水が味や個性を左右するといえるウイスキー造り、
それぞれの地方によって大体似たような特徴が現れているので、
まずは6地方ごとのスコッチウイスキーの特徴を覚えると、色々なウイスキー飲み比べる時にきっと楽しいはずです!
スペイサイド
ハイランド地方の中のスペイ川流域の地区をスペイサイドと呼びます
スコットランドの中で最もウイスキー造りが盛んで、スコッチウイスキーの60%はこの狭い地区で造られているぐらい世界的に有名な蒸留所が密集しています
お花のような華やかな香りがするのがスペイサイドウイスキーの特徴で、特に「シングルモルトのロールスロイス」と呼ばれるマッカランは、まるでウイスキーとは思えないような独特の香りがすることで有名です
スペイサイドの有名なウイスキー
ハイランド
スコットランド北部の大部分を占めるのがハイランド
ちょっとあまりにも範囲が広すぎて、ハイランド地方のウイスキーはこれ!といった特徴はありません・・・
ハイランド地方の有名どころとしては、オレンジの香りがして、ハイボールにするととても美味しいと評判のグレンモーレンジィが有名です
ハイランドの有名なウイスキー
ローランド
スコットランドの南の大部分を占めるのがローランド
エディンバラやグラスゴーなど、スコットランド有数の大都市がある都会な地方であるローランドは、
厳しい気候の下で熟成を行うのが一般的なシングルモルトよりも、グレーンウイスキーの製造が盛んです
最近は世界的なウイスキーブームもあり、エディンバラ近郊に観光施設を兼ねた蒸留所が建設されており、洗練された近代的な蒸留所も多いです
また少ないけど、シングルモルトウイスキー製造を行う蒸留所も存在し、有名どころはオーヘントッシャンやグレンキンチーなど
ローランドの有名なウイスキー
アイランズ
スコットランドのアイラ島以外の全ての離島のことをアイランズと呼びます
数百の島をまとめていることから分かるように、かなり広大な範囲に及ぶのでウイスキーの特徴も様々です
潮の香りがして、世界一美味いハイボールが造れると評判のタリスカーが有名です
アイラ
スコッチウイスキーどころか、世界中のウイスキー探しても、こんなに変わったウイスキーはない!といえるぐらい超個性的なのがアイラ!
淡路島ぐらいの大きさのアイラ島という離島で造られており、現在は8つの蒸留所が稼働しています
そんなアイラの特徴は、とにかく煙くさいこと!
煙、正露丸、消毒液、磯臭い・・・
などとてもじゃないが良い香りとは言えないイメージだけど、世界中に熱狂的なファンがいるウイスキーでもあります
ちなみに筆者も一番大好き!
アイラの有名なウイスキー
キャンベルタウン
ハイランド地方の西側、アイラ島に面した半島の先っちょにある港町がキャンベルタウン
かつてはスコットランド有数のウイスキーの産地で、マッサンのモデルとして有名な竹鶴政孝がウイスキー留学したのもキャンベルタウン!
ただ、価格競争で段々と質の悪い低価格なウイスキーを造ったことにより、キャンベルタウンのウイスキーは評判を落とし、現在では3つの蒸留所が残るのみとなってしまいました
キャンベルタウンの有名なウイスキー
まとめ
ということで!
スコッチウイスキーについて簡単に紹介してみました!
スコッチウイスキーって高いってイメージ持ってる人多いけど、
実は日本のウイスキーよりもよっぽど安い!
日本で一番売れているサントリー 角とほぼ同じ価格で、こういう本格的なウイスキー飲めるし・・・
日本の12年ものウイスキーが1本8000円とかするのに対して、スコッチウイスキーなら1本3000円ぐらいで12年ものが飲めちゃいます!
てことで!
なるべく安く本格的なウイスキー飲みたい人にはスコッチウイスキーはおすすめ!
まるで香水を飲んでいるような複雑な香りと味わいに例えられるウイスキー、
きっと一生かけて楽しむことができる、とても楽しい趣味ですよ!