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ウイスキーのテイスティングノートの読み方|「バニラ」「シェリー」の正体を245本飲んだ筆者が解説

ウイスキーのレビューサイトとか見てると、

「香りはバニラとシェリーの甘み、フィニッシュはほのかにピート」

とか書いてあって、

え、それ結局どういう味なの・・・?

ってなったこと、ないですか。

筆者も最初の頃、

先輩の飲み友達が「これはシェリー感強いね〜」とか言ってるのを聞いて、

シェリーって酒の名前じゃないの・・・?って真顔で聞いた過去がある(小並感)

正直に言うと、

245本飲んできた今だからこそわかるんですが、

テイスティングノートの単語って、

覚える暗号じゃなくて、正体がわかれば一発で腑に落ちる系のやつばっかりです。

ということで今回は、

テイスティングノートの読み方と、

よく出てくる単語の正体を、筆者の実際のレビューを引っ張りながら種明かししていこうと思います。

結論:「香り→味→余韻」の3点セット、正体はだいたい「樽」か「原料」

グラスを掲げてウイスキーの色を確認する様子

引用元:https://unsplash.com

「バニラ」「シェリー」「ピート」の正体から、自分の言葉で書くコツまで全部紹介するよ!
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テイスティングノートの基本構造は「香り・味・余韻」の3点セット

まずは「型」から解説!
型さえわかれば、レビューを読むのが一気に楽になる!

なぜ「香り→味→余韻」の順番で書くのか

筆者のレビューも含めて、

大体のテイスティングノートは

①香り(ノーズ)→②味(パレット)→③余韻(フィニッシュ)

この順番で固定です。

これ、別に格式ばった作法とかじゃなくて、

実際に飲む時の体の順番そのままなだけ。

グラスに注いだら、

まず鼻を近づけて匂いを嗅ぐ。

それから口に含んで、

飲み込んだあとも、しばらく喉と鼻の奥に香りが残る。

この3ステップを、感じた順番のまま文章にしてるだけなんです。

筆者のレビューだと大体こういう書き方をしてます。

「まず香りは・・・」で嗅いだ瞬間の第一印象を書いて、

「ひと口飲んでみると・・・」で口に含んだ瞬間の変化を書いて、

最後に飲み込んだあとどれぐらい味が残るか、消えるかを書く。

この3つがバラバラに感じられるようになると、テイスティングが急に面白くなる!

香りと味で表現が変わるのは、化学的にも普通のこと

「香りはフルーティなのに、味はスパイシー」

みたいなレビュー、よく見かけると思うんですが、

これ矛盾でも何でもなくて、

鼻で感じる香り成分舌で感じる味覚は、

そもそも受け取る器官が違うので、

印象がズレて当たり前です。

筆者の感覚だと、

香りは「期待値」、味は「答え合わせ」ってイメージ。

だから香りで裏切られたり、逆に香りが地味だったのに味で化けたり、

そのギャップ自体がテイスティングの醍醐味だったりします。

よく出てくる表現の正体、種明かしします

ここからは頻出単語の正体を、筆者の実際のレビューを引きながら解説!

ウイスキーの樽が並ぶ貯蔵庫

引用元:https://unsplash.com

「バニラ」の正体は、樽そのもの

テイスティングノートで一番よく見る単語、たぶんこれ。

「バニラの香り」

ウイスキーにバニラなんて一切入ってないのに、

なんでみんな「バニラ」って書くのか。

答えはシンプルで、

熟成に使う木の樽そのものが、バニラっぽい香り成分を持ってるからです。

特にバーボン樽(アメリカンオーク)は、

樽の内側を焦がして作るんですが、

この工程でバニリンっていう成分が出て、それがまんまバニラの香り。

筆者のレビューでも、

「トーステッド(焦がした)樽由来の、バニラやキャラメルのような甘い香ばしさが強くなってる!」

みたいな書き方、しょっちゅうしてます。

つまり「バニラの香り」=「バーボン樽で熟成した証拠」って読み替えて大体正解

「シェリー」の正体は、スペインの酒精強化ワイン

筆者が過去にガチで勘違いしてたやつ。

シェリーはウイスキーの種類じゃなくて、スペイン産のワインです。

このシェリー酒を熟成させた樽を、

ウイスキーの熟成に再利用すると、

レーズンやドライフルーツ、ナッツみたいな濃厚な甘さが乗ります。

これが「シェリー樽熟成」で、

レビューで「シェリー感強い」って言われたら、

甘くて濃厚、ちょっと赤ワインを垂らしたみたいな味だと思っておけばだいたい合ってます。

筆者のレビューだと、

「完全に18年寄りの、シェリー+煙って感じの、とても良い香りです!」みたいに、

他の要素と組み合わせて使うことが多い単語でもあります。

もっと詳しくシェリー樽の銘柄を知りたい人はこちら。

www.piroriro.com

甘くて濃厚な味が好きな人は、まずこの記事を見てほしい!

「ピート・スモーキー」の正体は、泥炭を燃やした煙

好き嫌いが一番分かれる単語がこれ。

「ピート」=泥炭(でいたん)

大麦を発芽させる工程で、

ピートを燃やした煙で燻すことがあって、

この煙の香りがそのままウイスキーに移ります。

筆者のレビューでも、

「アイラ島のアードベッグやラガヴーリンのどろどろした煙とは違う、乾いた焚き火のようなスモーキーな香りがします!」

みたいに、同じ「スモーキー」でも銘柄ごとに全然質感が違うことを書いてます。

「ピート=正露丸」って言われて身構える人多いけど、実は銘柄によって全然強さが違う!

正露丸級の強烈なやつから、ほんのりスモーキーなだけの優しいやつまで、

ピートには明確に強弱があるので、

1回苦手だったからって全部を避けるのはもったいないです。

ピートの仕組みと強さの目安をもっと詳しく知りたい人はこちら。

www.piroriro.com

「そもそもピートって何?」を1から知りたいならこの記事へ!

「はちみつ・フローラル」の正体は、原料と蒸留の仕方

樽由来の「バニラ」「シェリー」、原料由来の「ピート」ときて、

もう一個よく出てくるのが

「はちみつ」「フローラル(花っぽい)」

系の表現。

これは樽よりも、

使う大麦の種類や蒸留の仕方に由来することが多くて、

特に軽やかでクセの少ない原酒だと、

甘さが「バニラ」より優しい「はちみつ」寄りに寄ることが多い印象です。

ハイランド系のウイスキーとか、スペイサイド系のライトな銘柄で、

「はちみつレモン」「お花畑」みたいな表現を見たら、

だいたい「ピート強めのやつとは真逆の、優しい系統」って理解しておけばOKです。

はちみつ系の甘さが好きな人はこちらもどうぞ。

www.piroriro.com

正解を当てるゲームじゃない。自分の言葉で感じていい

ここが一番伝えたいこと

ここまで単語の正体を解説してきましたが、

正直に言うと、

「バニラ」って書いてあるからバニラの匂いを当てなきゃ、

「シェリー」って書いてあるからシェリーっぽさを感じなきゃ、

って答え合わせみたいに気負う必要は全くないです。

筆者自身、245本レビューしてきて未だに、

「これ、なんの匂いだ・・・?なんか、めちゃくちゃ知ってる匂いなんだけど言葉が出てこない!」

ってなることが普通にあります(笑)

そういう時は無理にワイン用語みたいな言い回しをひねり出すより、

「なんか実家の仏壇の匂い」とか

「駄菓子屋のうまい棒の棚」とか、

自分の記憶にある一番近いものに例えた方が、

よっぽど正確に伝わると筆者は思ってます。

公式のテイスティングノートと自分の感想がズレてても、

それは間違いじゃなくて、単純にあなたの記憶の引き出しが違うだけ

むしろそのズレに気づけた時点で、

もうちゃんとテイスティングできてる証拠です。

まとめ:単語の正体さえわかれば、レビューはもっと楽しくなる

ということで今回は、

テイスティングノートの読み方を紹介してみました!

あらためて整理すると、

・テイスティングノートは「香り→味→余韻」の3点セット
・「バニラ」=樽(バーボン樽)由来
・「シェリー」=シェリー樽由来の濃厚な甘さ
・「ピート・スモーキー」=泥炭の煙、銘柄で強弱が全然違う
・「はちみつ・フローラル」=原料や蒸留の仕方由来の優しい甘さ

この5個の正体さえ覚えておけば、

他のレビューサイトの表現も、急に「あ、それわかる」に変わってくるはず。

そして一番大事なのは、

単語を暗記するゲームじゃなくて、自分が感じたままを言葉にしていいってこと。

筆者のレビューも、

結局は「筆者が感じたまま」を書いてるだけなので、

正解不正解より、自分だけの表現を見つける方が絶対楽しい!

という結論でした!

「じゃあ実際どの銘柄から試せばいいの」って人は、

まずウイスキーがまずいと感じる理由と克服のコツをまとめたこちらもどうぞ。

www.piroriro.com

読んでくれてありがとう!筆者おすすめのウイスキーもどうぞ!

www.piroriro.com

逆に、ピートの煙くささが苦手な人はこっちの甘い系がおすすめ!

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