※本記事はプロモーションを含みます。20歳未満の飲酒は法律で禁止されています。
山崎が定価で買えない。
終売した響17年が、とんでもない値段で取引されている。
実家から出てきた古いボトルに、値段がつく。
そんな話を聞き続けていると、当然こう思います。
「ウイスキーって、投資になるのでは?」
なります。実際、値上がりしてきたのは事実です。
ただ、この話には続きがあって・・・
「儲かる」と「自分が儲かる」は、別の話。
ウイスキーの値段が上がることと、あなたが儲かることの間には、けっこう高い壁があるんです。
保管、手数料、出口、そして詐欺。
ということで今回は、ウイスキー投資の2つのやり方を仕組みから説明して、飲む側の人間として正直な結論を出します!
そもそもなんでここまで値上がりしたのか、という話は終売銘柄をまとめた記事に書いてます。
【先に結論】ウイスキー投資をやる前に
① ウイスキー投資は「ボトル投資」と「カスク(樽)投資」の2種類ある
② 値上がりは事実。ただし利益が出るかは出口(売り先)で決まる
③ カスク投資は、樽を自分の目で確かめられないまま出口を業者に握られる仕組み
④ すでに家にある1本を現金化するのが、いちばん元手のかからない「ウイスキー投資」
これから始める話より、もう持ってる1本の話のほうが確実だよ!
※筆者は投資の専門家ではありません。この記事は投資を勧めるものでも、特定の商品を推奨するものでもないです。判断はご自身で。
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ウイスキー投資には2種類ある!ボトル投資とカスク投資
まず、言葉の整理から。
ひとくちにウイスキー投資といっても、中身がぜんぜん違う2つに分かれます。
【ボトル投資】瓶を買って、値上がりを待って売る
【カスク投資】熟成中の樽(カスク)を買って、熟成が進んだところで売る
ボトル投資は、やっていることがシンプルです。
買って、置いて、売る。中古品の売買と構造が同じなので、イメージしやすい。
問題はカスク投資のほうです。
樽ごと買う。しかも中身は現地の倉庫で眠っていて、自分では見に行けない。
樽って個人で買えるの・・・?
買えます。
買えるんですが・・・そこが厄介なんです。
ボトル投資の現実!思ったより地味な戦い
てことで、まずはボトル投資から。
これは「値上がりしそうな銘柄を買って、寝かせて、売る」やつです。
実際にジャパニーズの終売銘柄は大きく値上がりしていて、そこだけ見れば夢があります。
ただ、実際にやると地味なコストが積み上がる。
・保管:直射日光と高温を避けた場所が必要(保管方法はこの記事)。日本の夏の部屋はけっこう過酷
・液面低下:未開封でも中身は少しずつ減る。減るほど価値も落ちる
・売却時の手数料:買取業者でもオークションでも、必ず何割か引かれる
・そもそも売れないリスク:人気が続く保証はどこにもない
そして最大の敵がこれです。
飲みたくなる!
いや、笑い事じゃなく。
目の前に山崎12年があって、絶対に開けずに5年待てますか?という話です。
筆者は無理でした。
というか、買った時点で全部開けてきた側の人間なので、投資家としての適性が完全にゼロ(威張ることではない)。
ここは笑うところですが、意外と本質でもあります。
好きな人ほど飲んでしまうし、興味がない人は値上がり銘柄の目利きができない。ボトル投資はこの矛盾を抱えています。
カスク投資の仕組みとリスク!ここは本当に気をつけて
ということで!本題のカスク投資です。
仕組みはこう。
① 熟成途中の樽を、業者を通じて購入する
② 樽は蒸留所や保税倉庫に置かれたまま、熟成が進む
③ 数年後、値上がりしたところで売却する(or 瓶詰めして受け取る)
「熟成するほど価値が上がる」という説明は、それだけ聞くと理にかなって聞こえます。
問題は、この仕組みが投資する側から見えないところだらけ、ということ。
見えないものが多すぎる
カスク投資で自分の目で確認できないものを並べてみます。
・その樽が本当に存在するのか
・自分の所有物として正しく登録されているのか
・提示された「現在価値」が誰基準の価格なのか
・売りたいときに、実際に買い手がいるのか
とくに最後。
出口が「その業者が買い戻してくれる」しかない場合、業者がいなくなった瞬間に売り先も消えます。
買い戻してもらう約束があったとしても、その約束を守る相手がいなくなれば、樽だけが遠くの倉庫に残ります。
手元にあるのは書類だけ、という状態になりうるわけです。
でも蒸留所がやってるやつなら安心なんじゃ・・・?
蒸留所のプライベートカスク(自分用の樽を買う制度)は、多くが「自分で飲むために買う」ためのもので、投資商品として売られているものとは別物です。
しかも条件は蒸留所ごとにバラバラ。
「蒸留所がやってるから安全」とは言えません。
怪しい勧誘の見分け方
お金の話にはいつも同じ手口が出てきます。
・「元本保証」「必ず値上がりする」と言う
・年利◯%を確約する(熟成中のお酒でそんな約束はできない)
・今だけ、あなただけ、と急かす
・出口(誰が買うのか)の説明があいまい
ウイスキーが好きな人ほど、「好きなものに投資できる」という言葉に弱いです。
そこを狙われます。
好きなものの話だから、と気を許した瞬間に・・・。
好きなジャンルだからこそ、判断が甘くなる。
なので、はっきり言い切ります。
初めての人が、カスク投資に手を出す必要はない!
制度も税金も出口も、全部自分で説明できるようになってからで遅くないです。
飲む側からの正直な結論
ここまで書いておいてなんですが、筆者はウイスキー投資をやりません。
理由は3つ。
① 値上がりを待つ間、そのボトルは飲めない(一番もったいない)
② 保管と液面低下という、自分では止められないリスクがある
③ 出口が読めない。5年後に誰がいくらで買うかは誰にも分からない
そして何より、ウイスキーの値段が上がって一番困っているのは、飲みたい人間だからです。
値上がりを喜ぶ側に回るのは、正直ちょっと複雑な気持ちがあります。
資産として持ちたい人がいるのは自然なことだし、それ自体を否定する気はありません。
ただ、「増えるらしいから」で入るのだけはやめておいたほうがいい。
元手ゼロで始められる「ウイスキー投資」がひとつだけある
で、ここからが現実的な話。
新しくボトルや樽を買わなくても、利益になる可能性がある方法がひとつだけあります。
すでに家にある、飲まないボトルを売ること。
これ、元手がゼロです。
もう払ったお金は回収済み(あるいは、もらい物なので最初から払っていない)。
贈答用にもらった箱入りのボトル、実家の棚で30年眠っている古いウイスキー、飲まないまま残った1本。
これらは、値上がりを待つまでもなく、すでに値上がりが終わっている可能性があります。
【PR】お酒の買取に力を入れている福ちゃんのような業者は査定が無料なので、金額を聞いてから売るかどうかを決められます。
元手ゼロで、いま値段が分かる。
どこに聞けばいいかは、買取業者をタイプ別にまとめた記事で比べられます。
数年後の値上がりに賭けるより、こっちのほうが話が早い。
まだ持ってない樽より、いま持ってる1本!ここから始めるのが堅実だよ!
まとめ:値上がりを買うより、値上がりし終わった1本を確かめる
ということで!ウイスキー投資の話をしてみました!
① ウイスキー投資はボトル投資とカスク投資の2種類。難易度がまるで違う
② ボトル投資は保管・液面低下・手数料・そして「飲みたくなる」との戦い
③ カスク投資は見えない部分が多く、売りたいときに買い手がいる保証がない
④ いちばん手堅いのは、いま家にある飲まない1本を無料査定に出すこと
ウイスキーの値段は、この10年で本当に変わりました。
昔は普通に買えた棚のボトルに、いまは「資産」なんて肩書きがついてしまった。
その変化に乗るのは自由です。
ただ、乗り方を間違えると、好きだったジャンルで嫌な思いをすることになります。
ウイスキーは、最後は飲むためのお酒です。
増やすために買うより、飲むために買って、飲まないなら手放す。
そのほうが、この趣味は長く楽しいままでいてくれると思うので!
読んでくれてありがとう!値上がりの背景を知りたい人は、この2記事もどうぞ!