煙!正露丸!消毒液!
など散々なもののニオイに例えられるウイスキーといえば・・・
アイラ
筆者はウイスキーの中では一番好きな種類なんだけど、
10人中7人ぐらいは、
「なんじゃこりゃ!!よくこんなの飲めるな!?」
って反応をするアイラ
喫煙者ですら「無理」と言うほど、
煙を燻したような独特の香りがする
一番香りが穏やかなのが、
今回紹介するボウモア
アイラの中では異例の最もまろやかで女性的な味わいがすることから、
「アイラモルトの女王」
と呼ばれる、ボウモア
筆者が一番好きなウイスキーで、
家には常に欠かさずストックしているというぐらいお気に入りのお酒
ということで今回は「ボウモア 12年」を紹介してみようと思います!
【初心者におすすめ】煙くさいウイスキー飲むなら「ボウモア12年」
ボウモアは250年の歴史あるアイラ島最古の蒸留所
1779年に稼働を開始したボウモア蒸留所、
文字通り、蒸留所は高波が来たら波を被ってしまうぐらい、
海岸線ギリギリに位置している
アイラ島のウイスキーは「海の香り」がするのが特徴!
そんなボウモアの一番の特徴は、
なんといっても煙臭いと例えられるピート香
アイラ島特有の泥炭(ピート)を焼いた熱を利用しており、
この時の煙がボウモアの煙臭いピート香の正体
そしてアイラ島の泥炭は海藻由来のものであるため、
この泥炭がさらに磯の香りを香り付けしている
またボウモア蒸留所は、海岸のすぐ横の倉庫で12年間の熟成中に潮風を浴びながら熟成しているので、
アイラの中でも特に磯の香りが強いのが特徴
ボウモアを飲む時は、アイラの海と海岸沿いのボウモア蒸留所の景色を思い出しながら飲んでみよう!
ちなみに、アイラの中では最もまろやかで穏やかなボウモア、
なんてボウモアはかわいいんだ!
って思うはずなので、興味のある人はぜひ、
きっと煙や正露丸を通り越して、
消毒液?と思うレベル
「ボウモア12年」の特徴と評価は?
ということで!
ここからはそんなボウモアを実際に飲んでみようと思う!
まずグラスに鼻を近づけ、
よーく香りを嗅いでみると、
煙くささの中に、ほのかな磯の香りを感じるはず
これこそボウモアの一番の特徴!
アイラ原産のピートと、12年の熟成の間に、染み付いたアイラの海の香り
もし煙くささが強過ぎて、嗅いで分からなくても、
一口、口に含んで飲み込んだ後味を確かめてみると、
きっと鼻に抜ける磯の香りが感じられるはず!
そしてボウモアのもう一つの特徴が、
全然辛くないこと!
12年もののウイスキーって、下手すると舌がびりびりするぐらい辛いものがあったりするけど、
ボウモアは全くと言って良いほど、辛みやアルコールの刺激を感じない
そしてこれこそボウモアが「アイラモルトの女王」と言われる由縁!
甘みや華やかとは程遠い無骨で煙臭いボウモア、
口に入れた瞬間はスモーキーな香りがグワっとやってくるけど、
喉を通った後は、ビターチョコのような苦みが舌の奥に残って、
だんだん煙くささが消えていき、まろやかでまるで女性的な味わいが後味に残るはず
この徐々に消えていく苦みの後味がとても上品!
良いお酒を飲んでいる!
って実感できること間違いなし!
とても3000円のお酒とは思えないほどの奥深さ!
手っ取り早く、世界屈指の名酒を飲んでみたい人にはボウモア12年はぜひおすすめ!
3000円で買えるお酒で、こんなに個性的で特徴あるのってボウモアぐらいなので、
筆者はボウモア12年は、常に切らさず家に置いている!
まとめ:初めてアイラを飲む人は「ボウモア12年」がおすすめ!
ということで、
10人中7人ぐらいは、
「こんなの飲めね〜!」
って言うけど、
焼酎が物足りないと思っているような人にはぜひおすすめ!
超個性的なお酒への入り口の第一歩!
ちなみに筆者はもったいないから絶対にやらないけど、
焼きガキにボウモアをちょびっと垂らして食べる
のがアイラ島の現地の人の通な食べ方らしく、
むちゃくちゃ美味いらしい!
ぜひグルメな人は試してみてください!
ということで、
煙くさいけど、その奥にはアイラの海の香りが眠るウイスキー、
ボウモア12年の紹介でした!
万人にはおすすめしないけど、
筆者が一番好きなお酒なので、気になる人はぜひ買ってみてください!
たった1本3000円ぐらいで、世界屈指の名酒が手に入りますよ!