日本では当たり前の車の名前、特にスポーツカーって「スープラ」とか「スカイライン」とかかっこいい名前多いですよね!ということで今回はスポーツカーの車名の由来とエピソードについてまとめてみました!これを読めば自分の愛車はもちろん、より一層スポーツカーが好きになるかも?
いくつ知ってる?国産スポーツカーの名前の由来一覧
トヨタ・86
多分いま日本で一番売れているスポーツカー。絶対的な速さよりも走る楽しさを追求した「直感ハンドリングFR」を掲げている。
車名は頭文字Dの主人公の愛車として有名な「AE86 カローラレビン・スプリンタートレノ」に由来しており、先代の「自分だけの1台を楽しみながら育てる」精神を継承するスポーツカー。
トヨタ・スープラ
最近復活したトヨタのマジで速いスポーツカー。ノーマルは280馬力と当時の自主規制数値ギリギリに抑えられながら、チューニングすると800馬力を超えるポテンシャルを持つなど走り屋から大人気のスポーツカー。
車名はラテン語で「最高」「超えて」といった意味を持ち、先代は「セリカXX」という名前で販売されていたが、海外で販売するにあたり「XX」がよからぬことを連想させるという配慮からスープラという名前が誕生した。
トヨタ・セリカ
トヨタが2006年まで販売していたスポーツカー。東京モーターショーの記念パレードでそれぞれの自動車メーカーの社長が自社の一台を持ち寄るというイベントで、トヨタ社長に選ばれるほど、トヨタの歴史を象徴するスポーツカーがセリカ。
車名はスペイン語で「天上の」「神秘的な」といった意味を持ち、この車の影響かどうか分からないが、最近「セリカ」という名前の女の子がやたらと多い。
トヨタ・アルテッツァ
トヨタが2005年まで販売していた中型スポーツセダン。海外ではレクサス・ISという名前で販売されており、アルテッツァという名前は消滅したが、現代もその系譜は続いている。
車名はイタリア語で「高貴」を意味しており、レクサス・ISに続くプレミアムセダンの性格が追求されていることが名前から分かる。
トヨタ・ソアラ
トヨタが2005年まで販売していたクーペタイプの高級スポーツカー。レクサス・SCという名前でも販売されていた。
車名は英語で「最上級グライダー」の意味を持ち、流れて滑るグライダーのような極上の乗り心地と機敏性をイメージしている。
日産・フェアレディZ
日産が誇るどころか、日本を誇るすごいスポーツカー。1969年に初代が登場し、今年で50周年を迎えており、国産スポーツカーの中でも屈指の歴史を誇る。
車名はブロードウェイミュージカルの「マイ・フェア・レディ」に感銘を受けた当時の日産の社長が、「美しい車にぴったりだ!」とのことでフェアレディという名前を付けた。Zはアルファベット最後の文字であり「究極」を意味する。
日産・GT-R
これまた日本を誇るすごいスポーツカー。栃木から世界へ羽ばたく言わずと知れた日本の誇り。
車名の由来は意外と単純で、GTは「高速で遠乗りを楽しむ」というグランドツーリングの頭文字から取られており、Rはレースの頭文字。日本車を代表するような車でありながら、呆気にとられるような単純さ。
日産・スカイライン
先代までGT-Rのベースとなっていた、GT-Rの生みの親みたいな車。現在は高級セダン的な立ち位置にシフトチェンジした。
車名は山並みと青空を区切る稜線を意味しており、ちなみにこの車名を思いついた日産社員は群馬県草津町で思いついたらしく、草津には「スカイライン命名の地」の記念プレートが日産自動車により設置されている(笑)
ホンダ・NSX
日本初のスーパーカー。クルマがかっこいいのはもちろんのこと、キャッチコピーが「our dreams come true」「緊張ではない、解放するスポーツだ」などいちいちかっこよく、ぶっ飛んだホンダを象徴するようなクルマ。
New Sports eXperimentalの頭文字を取った。高性能でありながら扱いやすく快適というホンダの新しいスポーツカーの形を意味して命名された。
ホンダ・S660
ホンダが販売するとんでもなくスパルタンなスポーツカー。軽自動車スポーツカーだと思って庶民向けだろとタカをくくると痛い目を見る。
車名はS2000をはじめとした過去のSシリーズを受け継ぐ、ホンダの本気のスポーツカーを意味しており、660は排気量が660ccであることから。
ホンダ・CR-Z
ホンダが初めて作ったハイブリッドスポーツカー。今でこそフェラーリすらハイブリッドカーを作っているが、ホンダが世界に先駆けて作った。
CR-XやらCR-VやらいろいろなCRシリーズがあるホンダ車。実は全部頭文字の意味は異なっており、関係ない。偶然一緒になっただけ。で、このCR-ZはCompact Renaissance Zero(コンパクト ルネサンス ゼロ)の略。コンパクトカーでありながら、全てを白紙から作り上げチャレンジするというホンダの意気込みが込められている。
ホンダ・シビック
世界最速のFF車。ニュルブルクリンク最速記録をついにゲットし、欧州メーカーをびっくり怒らせている。
車名は英語で「市民の」を意味し、市民のための大衆車的な意味合いを持つ。というのもこのクルマ、今でこそ世界最速の車になっているが、初代はおばちゃんが買い物使うようなコンパクトカーだった。おばちゃんの買い物車を魔改造していったら、びっくりするぐらい変身してしまった車。
マツダ・RX-7
ロータリーエンジンを搭載し初代は1978年に登場。3代目のFD3S型は1991年の登場ながら未だ大人気になっており、30年近い前の中古車なのに200万円近い価格が付いている名車。
車名の由来はあまり面白くなく、Rはロータリーエンジン、Xは未来を象徴する記号、7はコスモ、ファミリア、ルーチェ、カペラ、サバンナに続くマツダ内6番目のローターリー搭載車だから7と名付けられた。6番目なのに7なのは、7が縁起良くて早く付けたかったので6を飛ばして付けた
マツダ・RX-8
先代のRX-7があまりにも偉大すぎて、世間から散々酷評されバカにされいじめられている車。いわれのない風評被害であり、オーナーはおおむね満足して乗っている。ちなみにこの記事を書いている筆者の愛車。
車名の由来はマツダが作った7番目のロータリー搭載車種なのでRX-8。本当は縁起の良い7という数字がもらえるはずだったのに、先代にかっさらわれた悲運さがなんともこのクルマらしさを象徴する。ちなみにエンジンにも名前が付いており、「RENESIS」と呼ばれるエンジンは「RotaryEngine(ロータリーエンジン)」と英語で「創始」を意味する「GENESIS」を組み合わせたたいそうな名前が付いている。
マツダ・ロードスター
日本どころか地球を代表するライトウェイトオープンスポーツカー。ギネス記録にも乗っているほどの販売台数を誇るすごいクルマ。
車名のロードスターは「スパイダー」「カブリオレ」「コンバーチブル」「ロードスター」など「屋根のない車」を意味する名称。販売当初のマツダ社内では、まさかこんな大ヒット車種になるなんて誰も予想もしてなかったので、色々な自動車メーカーがサブネームとして使う「ロードスター」を車名に冠するなんてあまりにも恐れ多いとのことで、海外では「ミアータ」という微妙な名前を名乗っていた。大ヒットしたことで、ミアータは即行廃止され、世界中でロードスターを堂々と名乗ることになった。
まとめ
どうでした?クルマの名前って意外と考えられて付けられてるんです! 最近でこそ、MAZDA3とかRC Fみたいな単なる記号だけの名前が増えているスポーツカーですが、やっぱりしっかり名前あるスポーツカーってなんだか相棒感あっていいですよね!