この前こんな記事を書きました。
記事の内容を一言で説明すると、
20代でコピー取りばかりやっている日本人は、
もはや大企業で出世できない。
といった感じです。
で、上の記事では、
筆者と同年代の20代大企業社員の未来が暗い。
というミクロの内容を中心に話しましたが、
上で紹介した記事を書いているうちに、
そもそも日本の大企業の未来がヤバいんじゃないかと思い始めました。
ということで今回は、グローバル化できない日本の大企業について考えてみようと思います!
【オワコン】グローバル企業になれない日本の大企業
まだTOEICの点数競ってるんですか?
グローバル企業になれない日本のオワコン大企業
日本の大企業の一番の問題点を一言で表すとこれ!
グローバル企業になれない
「え?うちの会社世界中に拠点あるよ!」
「英語研修もあってTOEICみんな600点以上だよ!」
「現地で働く外国人社員もいっぱいいるよ!」
こう思う人もいるかもしれないけど、
こんなんじゃ全然足りない!
英語さえ話せればどうにかなると思っている、
いかにも日本の大企業らしいバカな考え方!
"エセ"グローバル企業な日本のオワコン大企業
で、筆者が思う、
日本の大企業がグローバル企業になるための
一番の解決策はこれ!
日本の本社に外国人社員をバンバン雇う
本社の社内公用語を英語にするとか、
英語を話せる日本人比率を上げるとか、
そんなんじゃダメ!
そんなのうわべだけグローバル化しただけで、
「組織と人」の本質は何も変わっちゃいない。
いつまで経っても極東の島国の怪しい会社。
グローバル企業なのになぜか本社には日本人しかいない・・・
ちなみに筆者が働いている極東の島国のどこかの自動車会社。
外国人社員もとてもたくさんいる。
ただし海外に!
筆者の会社で働く外国人はみーんな現地の海外要員。
外国人比率は毎年増えているはずなのに、
日本の本社はいつまで経っても99%が日本人。
廊下を歩いていて外国人とすれ違うなんて、
数ヶ月に一度レベル。
そんな感じで、
海外の事業所にはいっぱいいる外国人社員、
東南アジアの社員とかと電話で話すとたいてい日本語ぺらぺらだったりする。
現地の一流大学出て、母国語、英語、日本語と三ヶ国語話せる現地のスーパーエリート。
それなのに月収は12万円。
一方、日本の中流大学を卒業して、
話せるのは日本語だけ!
みたいな同じ年代の日本人社員が月収20万円。
おまけに極め付けは、
海外で現地のエリートたちのトップに君臨するのは、
英語すら怪しいような50代の日本人おじさんたち・・・。
ヤバくない?
「利益を出す人が一番偉い!」な欧米のイケてる大企業
一方、欧米の大企業に目を向けてみると、
本社オフィスでは様々なルーツを持つ人たちが働いている
経営陣を見ても、
どこかの極東の島国みたいに、
全員「50代以上・日本人・男性」
みたいなことなんてありえない。
優秀であれば、インド人でも中国人でも誰でも良いから、
ガンガン重用しているのが欧米の大企業。
とにかく利益を一番生み出す人が偉い!がスローガン。
そして、もしも海外に支店を構える時は、
どこかの極東の島国みたいに、
「椅子に座っていた年月だけが長い日本人」
がある日突然現地社長!
ではなく、
その国にルーツを持つ社員を送り出して、
現地の仲間に溶け込ませる。
例えば、アメリカの大企業とかだったら、
高校までは現地に住んでいて、大学はアメリカの大学に進学、
そのままアメリカの大企業に就職した30代ぐらいの若手外国人社員を、
祖国に派遣して、現地の同胞をまとめるリーダーポジションに置いたりする。
もちろん歳だけ取った言葉も通じないような外国人のおじさんなんかよりも、
現地語が話せて、文化や慣習も知り尽くしたリーダーの方が良いに決まってる。
そして、
こんな世界各国のリーダー候補を、
本社オフィスの中でガンガン育てている欧米の大企業・・・。
日本の大企業勝てっこないよね?
「グローバル化」一つ取っても超絶オワコンな日本の大企業
「50代・日本人・男性!」ってハンコ押しのプロでしたっけ?
やっぱり老害!超絶オワコン大企業無能50代おじさん
てことで、
と英語も話せないようなおじさんが、口うるさく騒いでいる筆者の会社。
とりあえずお前が座っている椅子を外国人社員に渡せばよくない?
と思って聞いてる筆者。
だけどそんなこと会社が倒産する寸前でもやらないであろう筆者の会社。
どうして?
無能なおじさんたちが既得権益を守りたいから。
「海外現地法人社長」は会社人生最後のバカンス
筆者の会社が本社に99%日本人しかいないのは上に書いた通り、
世界中に50人ぐらいいる海外現地法人社長、
これまた90%以上が日本人。
しかも、
50代以上・男性
という条件ももれなくついてる。
で、現地社長に就任すると、
豪邸のような社宅、専用運転手と車、専用通訳、多額の駐在手当・・・
てな感じで、
え。ハリウッド映画?
みたいな生活を送っているおじさんたち。
しかも2年ごとに定期的に入れ替わる現地社長。
3月の大移動時には、
引越し代、飛行機代 × 家族人数分
とびっくりするようなコストが発生してる。
もしも4人家族だったら、
日本に帰ってくるだけで、200万円とかかかったりする。
これ優秀な現地人の若手リーダーに任せたら、
コストも時間も桁違いに削減できない?
オワコン日本の大企業は本当にグローバル企業になるつもりあるの?
ということで、
コスト削減!効率化!グローバル化!
となんだか耳障りの良いことばかり言ってる一方、
会社の中に目を向けてみると・・・
わざと会社に損させてるの?
と思うようなことばかりやっている筆者の会社。
50人いる海外現地法人社長なんて、
役員に一歩届かなかった50代おじさんのための名誉職
みたいなもん。
一方、
年齢・人種を問わず、世界中から優秀な人材をかき集めてきて、
とにかく利益を作る人が一番偉い!な欧米の大企業。
「50代・日本人・男性」が一番偉い!な
極東の島国の怪しい会社・・・。
これで「グローバル企業」名乗ろうなんて、
家のパソコンでフライトシュミレーター練習しているニートが、
「僕はパイロット!」
って言ってるぐらいちゃんちゃらおかしい。
まとめ:いつまでオワコン大企業でコピー取りやってるの?
てことで、
って騒いでいるなら、
まずは外国人社員の待遇を上げるべきだと思っている筆者。
何も、
「外国人を安い給料で働かせるなんて可哀想!」
みたいな綺麗事を言いたい訳じゃなくて、
それが長い目で見た会社の存続に有利だから。
それなのに、
せっせと英語研修やTOIEC受験会ばかり開催して、
グローバル企業になっているつもりの、
とてもヤバい筆者の会社。
英語研修する前にまずは、
外国人社員を対等な仲間としてみなす思想教育でもした方が良いんじゃないの?
こんな会社、
間違いなく、筆者が定年するまでなんて持つはずがない。
そのうち中国かインドの会社に買収されて、
いやでも年下外国人上司に従うハメになる。
てことで、
外国人と日本人の待遇を対等にする
って人道的ボランティアでもCSRでもなく、
長い目で見た自分たちの利益のため。
綺麗事なんかじゃない。
そして、
そんなことなんて思いつきもしないバカな大企業の無能。
自分たちの椅子はしっかりホールドしつつ、
目先のコスト削減に囚われて、
なるべく安い給料で海外の優秀な人材をこき使うことばかり考えてる。
長い目で見たら自分たちの首を絞めていることに気付かずに。
てことで!
この前のこの記事でも書いたけど、
もしも現在20代で、せっせとコピー取りやハンコ押しに勤しんでいる人は、
一度立ち止まって自分の将来を考えた方が良いと思います。
先輩たちは海外現地社長になったりして逃げ切れたけど、
おそらく筆者含め20代の人たちは、
一生コピー取りみたいなくだらない下働きやることになるかもしれませんよ?
そんな感じで!
普段からこのブログでは、
オワコンだオワコンだ!って騒いでいるけど、
「グローバル化」一つ取っても、
超絶オワコンな日本の大企業。
何か思うことがあった人は、
副業するなり、転職するなり、
いつでも沈みゆく船を脱出できる準備をしておいた方が良いと思います!
今から準備していれば、
いつか会社が買収されたり、倒産した時、
みんながオフィスであたふたしている中、
きっと一人だけ優雅にお茶でも飲んで過ごせますよ?