4月って色々なことが始まる季節ですよね。
期待を胸に大学の新生活を迎えたり、
本当は働きたくないのにイヤイヤ社会人生活が始まってしまったり・・・
筆者も思い返すと、
色々なことが4月を境に始まったなー・・・
と26歳の現在しみじみと思っています。
で!
そんな筆者が一番鮮烈な記憶に残っているのが、
大学受験
膨大な教科書と参考書が目の前に積まれて、
これから1年間、これ全部頭に入れなきゃいけないのか・・・
って高校3年生の4月にとても絶望したことを今でも覚えてます。
しかも覚えることといったら、
関数の極大・極小、イデオロギーとは、力のモーメント、ペレストロイカ・・・
みたいな今後の人生で生きていくのに、ぶっちゃけ知らなくても良いようなことばかり!
筆者は今でも、大学受験で覚えた知識が役に立ったことが一度もありません。
じゃ、
最近プロブロガーの間で流行しているように、
大学受験なんて無駄!ブログかYouTubeやるべき!
を唱える人たちの構成員かというと、筆者はちょっと違う。
むしろ大学受験は積極的にやるべき!
そしてもし自分の子供ができたら、出来れば大学受験を経験してほしいなー。と思う筆者。
ということで今回は、大学受験で得られるたった一つのメリットについて考えてみようと思います!
高校生「大学受験頑張る意味あるの?」→つべこべ言わず勉強しろ!
受験勉強バカすぎ!と思ってた高校時代の筆者・・・
高校最後の1年間、
「こんな無駄なこと覚えさせるなんて文科省はバカしかいねーな!」
「金儲けにつながる知識を受験に出せよ!」
「受験勉強なんかやってるから高校教師みたいな変な人間が生まれるんだ!」
ってぶつぶつ文句言いながら、
なんだかんだ、先生に言われるがままに受験勉強していた筆者。
当時の筆者は、大学受験やる意味って、
バカな大人が、
教科書の知識を今後の人生に役立つ
と本気で信じているせいだ!
なんて思ってたけど、
今になって思う。
大学受験って、かなり巧妙に仕組まれた、人材育成システムじゃないか?
受験勉強の細かい知識なんか人生でどうでもいい
というのも、26歳になった筆者は、
大学受験の目的ってこうだと思う。
プロジェクト遂行能力の育成
要は、
数学、国語、物理、世界史の知識なんてものはどうでも良くて、
ただ乗り越えるべき課題として利用されているだけ。
三角関数が今後の人生で1円にもならないことも、
1789年にフランス革命発生を一瞬で忘れるのも偉い人たちは分かっている。
大学受験の本当の目的は、
決められた期限までに、目標点数を達成できるよう、プロジェクトを遂行していく
という、
その後の人生でずっと使える能力を育成するためのプログラムだと思う。
大学受験で養う「人生で一番大切な能力」とは?
例えば、
受験までの残り日数と目標点数をゴールに設定して、
実現するための計画や方法を考える。
途中では適宜、模試が実施され、
自分のプロジェクト進捗度がこと細かに提示される。
そしてそれを受けて、
計画の見直しをしたり、時には自分を追い込んで遅れを取り戻す。
で!
26歳になった今思う。
大学受験で得た「受験勉強のノウハウ」って、
人生の色々な場面で役立ってない?
なんだかんだ高学歴が成功している理由って?
世界史の細かい年号なんかは、
ほとんどの人は受験後半年もすれば、
すっかり頭から消えると思う。
筆者ももし今センター試験受けたら、間違いなく30点以下だ。
日本中どこの大学にも入れない。
だけど受験勉強を通して身に付けた
「プロジェクト遂行能力」
はいつまで経っても抜けることなんてない。
なぜか身体にずっと染み付いている。
そして、
弁護士、公認会計士、国家公務員Ⅰ種・・・
みたいな資格試験合格率と高学歴の割合が比例するのはもちろんのこと、
学歴なんて一切関係ないはずの、
ブロガー、起業家も実はやたらと高学歴比率が高かったりする・・・
ブログも起業も「ゴールから逆算して頑張る力」 が大事。
で、多くの人が初めてその訓練を積むのが、大学受験。
ということで高校時代、大学時代と、
こんなくだらない受験勉強をさせる文科省はバカだ!
とずっと思っていた筆者。
実は大学受験って、頭の良いお役所の人たちが、
国民に仕組んでいる巧妙な育成プログラムじゃない?
大学受験頑張れば意外とその後の人生役立つ!
まあ、真相は国の偉い人しか分からないけど、
こんな感じで、最近は、
大学受験をとても好意的に思っている筆者。
もしかしたら本当にバカな役人が、
「Twitterのトレンド入りをするためには、微分方程式が応用できる!やっぱり国民には数学を学ばせるべきだな〜」
なんて感じで、実はそんなに大局的なことなんて、
考えていないかもしれない。
だけど偶然の結果だとしても、
大学受験で身に付けたプロジェクト遂行能力って、
意外とその後の人生に役立つ。
ペーパーテストで高い点数を取れたからって、仕事の能力には関係ない!
なんて言う人も世の中には多いけど、
「プロジェクト遂行能力」だけに絞ったら、ペーパーテストの能力はかなり密接な関係がある。
大学受験と違っていくらでも「ズル」が出来る就職活動
ということで色々と議論の対象になることが多い大学受験。
筆者は現行の大学受験制度は、
高校生が今後人生で一生使える「プロジェクト遂行能力」を養える
わりとよく出来た仕組みだと思う。
一方、大学受験と並んで語られることの多い人生二大苦難である就職活動。
あれって大学受験に比べたら、
運・コネ・ブラックボックスな評価・嘘付き合戦
って感じで、とんでもなく歪んだ勝負空間。
大学受験は裏道なんてほとんどないけど、
就活は世渡りが上手なら、限りなくチートな裏道があったりする。
で、世渡り上手な学生にまんまと騙される採用担当者。
大学受験で得た学歴は見るくせに、大学の成績は全く見ないなんて矛盾したことをやってるから、
高学歴で口の上手い人間が無双してしまう。
ちょっとやり方工夫するだけで、
大学受験の足元にも及ばないぐらいの努力量で済んでしまうのが就活の世界。
ちなみに、
就活で楽する方法についてはこちらの記事で紹介しているので、
4月から就活始める大学生の人は参考にしてみてください。
まとめ:大学受験頑張る意味はある!
こんな感じで、
大学受験ってよく出来た仕組みだなー・・・。
高校生はつべこべ言わず勉強しろ!
と思っている最近の筆者。
ヤバい!
もしかしたら、普段散々にこき下ろしてる老害おじさんに着実に近付いているのかもしれない26歳筆者でした!