駆けぬける歓び。BMWのブランドコンセプトであり、自分で運転する楽しさを何よりも追求する自動車メーカーがBMW。そんなBMWが作るスポーツカー、運転していて面白くないはずがない!ということで今回はBMWの新車で買えるスポーツカーをまとめてみたのでご紹介します。
2019年新車で買えるBMW現行スポーツカー一覧
Z4
BMWとトヨタの協業によって作られた第1弾車。トヨタ・スープラとプラットフォームを共通化しており、先代までのZ4とは一線を画すほどスポーツカーとしての基本性能が大きく向上した。競合車種はメルセデスベンツ・SLC、ポルシェ・718ボクスターなどで、Z4の登場が原因かどうかは不明だがメルセデスベンツ・SLCは2019年に生産中止が決定した。
M2
2016年にデビューしたMシリーズの中で最も新しく最もコンパクトなスポーツカー。最高出力370馬力の直列6気筒NAエンジンを搭載しており、最も古典的で面白いBMWのスポーツカーと評価されている。コンパクトで軽量なボディのおかげで操る楽しさや軽快さは上位モデルを上回っており、タイトターンが多い道やショートサーキットでは兄貴分のM4より速い。
M4
最高出力431馬力の3リッター直列6気筒ツインターボエンジンを搭載しており、絶対性能はもちろん下位モデルのM2より速い。だけど車としての特性はM2がひたすら速さを追求しているのに対して、どちらかと言えばロングドライブにも使えるグランドツーリングカー。ということで内装の質感も走りの重厚感もM2とは別物。ポルシェ・911カレラを競合車種としており、あちらと違って4人がきっちり乗車して快適に移動できる。
M5
BMWが発売するセダンの中で最高スペックを持つのがこのM5。最高出力600馬力の4.4リッターV型8気筒ツインターボエンジンを搭載しており、BMWの車種の中で最も快適性と速さを両立している車。モデルチェンジする度に、ピュアなスポーツカーらしさがなくなっていると批判されているが、M5の位置付けは快適性やエレガントとスポーティの両立であり、絶対的速さを求める人はクーペモデルのM4やM6を検討して欲しいというのがBMWの答えであろう。現行モデルはこれまでのFRから一転し4WDになった。どんな人でも600馬力を操れるためにはやはり4WD化は避けて通れない道だったのだろう。
M6
最高出力560馬力の4.4リッターV型8気筒ツインターボエンジン搭載とM5とスペック的には似ているが性格はまるで別。ノーマルマフラーの音がかなりうるさかったり、ルーフがカーボンルーフとなっており徹底的に軽量化が図られているなど、M6は圧倒的に獰猛でスポーティ。2ドアクーペなので車内の居住性はM5には敵わないが、一般道では誰にでも扱える容易さはM5同様、いざスイッチが入った時の暴力的加速は一般人では中々に扱いきれない。
i8
見た目はとってもかっこいいプラグインハイブリッドカー。ただ見た目とは裏腹にホンダ・フィット並みのエンジンが乗ってるだけなので、乗り味は普通の乗用車。上に書いたMシリーズとは異なり免許取立てでも気兼ねなく運転できる。超小排気量エンジンと電気自動車で音がほとんど出ないのでスピーカーから電子エンジン音をわざわざ出している。
M8
最高出力625馬力の4.4リッターV型8気筒ツインターボエンジンを搭載するBMW Mシリーズの最高峰。スペック的にはM5やM6とさほど変わらないが、何よりもBMWが手がける最も攻めたデザインと言えるほどデザインを売りとしており確かにかっこいい。20年以上二輪最高峰レースのMotoGPのセーフティカーを提供しているBMW。セーフティカーにはBMWがその年に最も売りたい車をぶつけてくるというジンクスがあるが、2019年はこのM8が初登場した。ということで、BMW的にはかなりの自信作の車らしい。
まとめ
車に興味ない人からしたらメルセデスベンツもBMWも同じ高級車的なイメージでくくられていると思いますが、ブランドコンセプトは全く別物!メルセデスベンツの車がひたすら真面目に裏方に徹して走りの仕事をしているのに対して、BMWはうるさすぎない程よい主張を車がしている感じ。車と一体に走るという感覚はBMWならでは。ということでこんな走る楽しさを味わえるBMWのスポーツカー、中古では思ったよりも安く買えるので一度検討してみては?