サントリーのウイスキーといえば、「山崎」や「白州」を思い浮かべる人も多いのではないでしょうか?
しかし、もうひとつの知る人ぞ知る銘柄が「知多」
「ふわり、軽やかな風のように。」
の広告通り、誰にでも飲みやすいやさしい味わいが特徴の知多
ということで今回は、そんな知多の特徴、歴史、ラインナップごとの違いを初心者の人にも一から分かるように解説してみようと思います!
ウイスキー知多の味やおすすめポイント/おいしい飲み方を解説
サントリーウイスキー「知多」とは?
愛知県の知多半島にある知多蒸留所で造られています
現在、「山崎」「白州」「知多」と3つのブランドを揃えるサントリー
そんな中で、知多だけはちょっと異質で、グレーンウイスキーという種類に入ります
ウイスキーは大きく3種類に分けると、「モルトウイスキー」、「グレーンウイスキー」、「ブレンデッドウイスキー」に分けられ、知多はとうもろこしを主な原料とするグレーンウイスキーです
ちなみに、「山崎」「白州」は大麦を原料とするモルトウイスキーに分類されます
そんなグレーンウイスキー、本来は知多のようにそのまま飲むのはあまり一般的ではなく、モルトウィスキーと混ぜるために製造されています
そしてこの2つを混ぜ合わせたのが、ブレンデッドウイスキー
ということで、一般的には脇役のような存在であるグレーンウイスキー。知多は、そんな脇役という特徴を活かし、誰にでも飲みやすいウイスキーとして開発されました
サントリー知多蒸留所の歴史
愛知県知多半島にある知多蒸溜所で製造される知多
サントリーが保有する3つの蒸留所のうちの一つで、グレーンウイスキーを専門に製造する蒸留所です
「角」「トリス」「響」など様々なブレンデッドウイスキーを持つサントリー。そんなサントリーのブレンデッドウイスキー造りに、知多蒸留所で造られるグレーンウイスキーは欠かせない存在となっています
サントリーウイスキー「知多」の製法
2015年に発売された知多
発売当時は、ウイスキー界にとってはなかなかの衝撃的ニュースでした
というのも、特徴のないグレーンウイスキーを単体で飲んでも美味しくないだろ。というのが、多くのウイスキーファンが抱くイメージ
しかし知多蒸留所では、様々なグレーンウイスキーの造り分けを行っており、例えばウイスキーの風味に最も影響を与えると言われる樽
バニラの甘い香味を出すホワイトオーク樽や、滑らかな口当たりになるワイン樽など様々な樽を使い分けて、熟成を行っています
こうして性質の異なる10種類近い原酒をブレンドされて造られる知多
グレーンウイスキーとは思えないぐらい複雑な味わいは、世界でも瞬く間に有名になり、今や「グレーンウイスキーといったら知多」というぐらいの知名度を誇ります
また、クセのある味わいやアルコールの辛さが苦手な人が多い日本でも、知多の軽やかな味わいは受け入れられ、知多をベースに作るハイボールはもはやサントリーの定番メニューとなっています
サントリーウイスキー「知多」の味の特徴とおすすめポイント
ほのかな木の香りに、砂糖やバニラのような甘い香り、そしてかすかに香るライムのような柑橘の香りがします
グレーンウイスキーなので、モルトウイスキーに比べたら香りはかなり弱いです
また、味わいは宣伝通り、とてもライトで飲みやすい口当たり
甘口で、まるで水で割っているかのように軽いです
しかし、よく味わってみると、蜂蜜、木の樽、ミント、フルーツなど様々な味が隠れており、かなり複雑な味わい
世界中いろいろなグレーンウイスキーと比べても、間違いなく頭ひとつ上の、とても複雑な味わいを楽しめます
サントリーも宣伝しているように、食事中にハイボールで飲むと、食材の味わいを一切邪魔しないけど、ウイスキーの味わいもちゃんと楽しむことができるのでおすすめ!
筆者個人的には、知多は食事中のハイボール一択だと思います!
知多を実際に飲んでみたレビューはこちら!
まとめ
ウイスキーの中でも、かなり異質な立ち位置にいる知多
日本のサントリーが造ってるだけあって、和食と一緒に飲んでもぴったり合うというぐらい、軽い飲み口が特徴!
筆者がウイスキー好きなだけってのもあるけど、和食食べに行ったら、日本酒よりも知多ハイボールが飲みたいです・・・(笑)
ということで、世界的にも珍しいグレーンウイスキー、知多の紹介でした!
割と手頃な価格で、どこでも手に入って、飲みやすいウイスキーなので、普段の食中酒にもってこいですよ!