サントリーのウイスキーというと、一般的には「山崎」が有名ですが、
そんな山崎と対をなすウイスキーが
白州!
- 大阪・山崎蒸留所
- 山梨・白州蒸留所
の白州蒸留所の名前を冠したウイスキーが白州
ということで今回は、そんな白州の特徴、歴史、ラインナップごとの違いを初心者の人にも一から分かるように解説してみようと思います!
白州の味や種類/12年・18年・25年の違いを解説
白州とは?
一度見たら忘れない、緑色のボトルが特徴の白州
富士山のふもとに広がる森の中、山梨県のサントリー・白州蒸留所で製造されるシングルモルトウイスキーで、軽やかで飲み口がおだやかでアロマティックな味わいが特徴
まさに緑色のボトルや、森の中で造られるウイスキーといったイメージがぴったりの爽やかな味わいです!
白州蒸留所とは?
日本初のウイスキー蒸留所である山崎蒸留所に次ぐ、サントリー2番目の蒸留所として誕生した白州蒸留所
大阪・山崎と同様に、日本の名水百選に選ばれている白州
ちなみに蒸留所の敷地内では、サントリーの看板商品「サントリー天然水 南アルプス」も製造されているほどなので、水質の良さは抜群!
南アルプス・甲斐駒ヶ岳に降り注ぐ雨雪由来の地下天然水が採水できる白州
ウイスキーの水割りを作る際は、仕込みに使われる水と同じものを使用するのが最も美味しいとはよく言われますが、なかなか蒸留所の仕込み水なんて手に入らないのがほとんど・・・
しかし、白州は「サントリー天然水 南アルプス」が北日本のほとんどで売られているおかげで、最高の組み合わせのウイスキー水割りが作れます!
白州+サントリー天然水 南アルプスで、南アルプスの森に思いを馳せながら、水割りを飲むのはおすすめですよ!
白州の製法
世界各国の多くの蒸留所では、熟成時の樽の材質でウイスキーの味を造り分けるのが一般的ですが、サントリーのウイスキー造りは原酒の段階から多彩な特徴を造り分けています
そんな白州蒸留所の一番の特徴は、蒸留に使用するポットスチルを、大きさ・形状など多様な種類のものを使い分けて、異なる特徴を持つ原酒を造り出していること
この多種多様な原酒が組み合わされて、ウイスキー「白州」の複雑で奥深い味わいが完成します
白州の種類
白州
現在販売されている白州の最もお手頃なボトルがこれ!
ノンエイジにあたるウイスキーですが、アルコールの刺激はノンエイジにしては弱くとても飲みやすいです
味わいは、バニラや洋ナシのような甘みとりんごのような香りが特徴
軽い飲み口でライトであることから、スペイサイド系のグレンフィディックなどによく似ているイメージです
「森の香りがするウイスキー」の名前通り、ストレートでもハイボールでも、とても爽やかで飲みやすいです
白州を実際に飲んでみたレビューはこちら!
白州18年
山梨・白州蒸留所で18年以上熟成された原酒を使用したボトル
ひとつ上で紹介したノンエイジの白州に比べて、明らかに香りも味わいも強まっています
りんごや蜂蜜のような甘い味わいを中心に、後味には樽の木の香りとスモーキーな香りをしっかりと感じられます
ノンエイジの白州が、とにかく軽くすっきりしているのに対して、木の香りの余韻などが加わっており、スペイサイド系のグレンリベットに似たイメージです
白州25年
通常販売される白州の最高峰のボトル
「森の香りがするウイスキー」の最高峰であることから、若々しい木々から、熟成した樽の香りまで、とにかく複雑な木の香りが楽しめます
一般的には同じサントリーのシングルモルトである山崎の方が有名ですが、決して派手ではないけど、通好みのいぶし銀のようなウイスキー
蒸留所見学に行ったら、ぜひ山崎25年と飲み比べてみたい!
まとめ
山梨の森の中の蒸留所で造られる白州
まさしく日本の青々とした木々の香りを感じるとても爽やかなウイスキーで、りんごや蜂蜜、バニラのような甘さが程よく調和しています
一般的には、複雑かつ重厚、派手な香りの山崎の方が人気ですが、白州はまさに通好みのみが知る、いぶし銀のようなウイスキー
一度は山崎と並べて飲み比べて欲しい、日本が世界に誇るシングルモルトです