数あるバーボン銘柄の中で最も歴史あるブランドで、世界で2番目に売れているバーボンであるエヴァン・ウィリアムス
1本2000円程度のお手頃なボトルから、1本2万円以上の本格的バーボンまで幅広いラインナップを揃える世界的にも人気ある銘柄です
ということで今回は、そんなエヴァン・ウィリアムスの特徴、歴史、ラインナップごとの違いを初心者の人にも一から分かるように解説してみようと思います!
エヴァン・ウィリアムスの味や種類/ブラック・12年・シングルバレル・23年・1783の違いを解説
エヴァン・ウィリアムスとは?
ジムビームに次いで、世界で二番目に売れているバーボンであるエヴァン・ウィリアムス
創業1783年で、200年以上の歴史のある由緒ある銘柄で、世界で初めてバーボンを造った蒸留所と言われています
また一番安いブラックラベルは1本2000円程度とコスパの高さも人気の秘密!
2000円程度のブラックラベルから2万円以上の23年など、コスパの高いボトルから本格バーボンまで、世界中に多くのファンを持つ銘柄です
エヴァン・ウィリアムスの歴史
1783年にエヴァン・ウィリアムスという人物により造られたバーボンであるエヴァン・ウィリアムス
アメリカ合衆国建国とほぼ同時期に造られ、アメリカの中では1位、2位の生産量を争うほど有名な蒸留所です
あまりにも古い蒸留所であるため諸説はありますが、アメリカで初めてバーボンを造った蒸留所と言われているエヴァン・ウィリアムス
バーボンを初めて造ったのは、「バーボンの父」と呼ばれるエライジャクレイグ牧師か、「バーボンの始祖」と呼ばれるエヴァン・ウィリアムスのどちらかと言われています
エヴァン・ウィリアムスの製法
エヴァン・ウィリアムスのウイスキー造りの特徴は、2度発酵・蒸留させるサワーマッシュという方式を採用していること
これにより、他のバーボンウイスキーより香味が強く香り高いウイスキーが出来上がると言われています
また、アルコール度数は50度程度と他のバーボンに比べて高いけど、それを感じさせない甘さとまろやかな味わいが特徴で、蜂蜜やバナナのような味わいがエヴァン・ウィリアムスの特徴です
また、後味はオレンジなどの柑橘系の香りが広がり、バーボン特有の焦がしたウイスキー樽の風味が絶妙なバランスで味わえます
エヴァン・ウィリアムスの種類
エヴァン・ウィリアムス ブラックラベル
エヴァン・ウィリアムスの中で最もスタンダードなボトルがエヴァン・ウィリアムス ブラックラベル
5〜8年の原酒がブレンドされており、1本2000円程度とコスパの高さが人気のボトルです
味わいはバナナやメロンのような濃厚なフルーツの味わいが強く、お手頃な価格と甘い味わいはバーボン初心者にも飲みやすい銘柄として有名です
エヴァン・ウィリアムス ブラックラベルを実際に飲んでみたレビューはこちら!
エヴァン・ウィリアムス 12年
最もスタンダードなラインナップであるブラックラベルの熟成期間をさらに12年に伸ばしたのがエヴァン・ウィリアムス 12年
アルコール50.5度とかなり強めの度数ですが、長期熟成により生み出されたまろやかさと上品さで意外と飲みやすい味わいが人気です
1本3000円程度と、リッチな味わいの割には価格が安く、コスパの高いバーボン銘柄の一つです
エヴァン・ウィリアムス 12年を実際に飲んでみたレビューはこちら!
エヴァン・ウィリアムス 1783
エヴァン・ウィリアムスの創業の年である1783年にちなんで名付けられたエヴァン・ウィリアムス 1783
1本3500円程度と割安でありながら、ブラックラベルに比べて上品な味わいが増しており、実力は折り紙付きのボトル
ちょっと予算を足して、上質な味わいのエヴァン・ウィリアムスを楽しみたい人にはおすすめ!
エヴァン・ウィリアムス シングルバレル
他のラインナップが様々な特性の樽の原酒をブレンドしているのに対して、一つの樽から取り出した原酒のみをボトリングしているのがエヴァン・ウィリアムス シングルバレル
ウィスキー・ジャーナル誌にて、ウィスキー・オブ・ザ・イヤーに3年連続で輝いている、エヴァン・ウィリアムスの中でも隠れた実力派ボトル
エヴァン・ウィリアムス 23年
エヴァン・ウィリアムスのラインナップで最も最高級品にあたるボトルで、日本市場向けに造られているのがエヴァン・ウィリアムス 23年
1本2万〜3万円と、バーボンウイスキーとしてはかなり高いけど、香り高い香味と濃厚な味わいは、他のウイスキーとは全く別物と言えるほど絶品!
なかなか他のブランドでも23年という長期熟成は見かけないレベルなので、とにかくプレミアムで珍しいバーボンウイスキーを飲みたい人にはおすすめ!