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グレンマレイの味や種類/クラシック・ポート・シェリー・シャルドネ・12年の違いを解説 

クセの強いシングルモルトウイスキーが多い中で、とにかくあっさりと軽い飲み口が特徴のグレンマレイ

あまり知名度が高い蒸留所ではありませんが、かつてはグレンモーレンジィ・カリラ・アードベッグなど有名蒸留所に肩を並べ、ルイ・ヴィトングループの一員を担っていた蒸留所です

ということで今回は、そんなグレンマレイの特徴、歴史、ラインナップごとの違いを初心者の人にも一から分かるように解説してみようと思います!

 

 

グレンマレイの味や種類/クラシック・ポート・シェリー・シャルドネ・12年の違いを解説 

 

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引用元:https://trade.visitbritain.com/ja/suppliers/moray/elgin/glen-moray-distillery/

 

グレンマレイとは?

 

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引用元:http://glenmorayexperience.com

 

スコットランドのスペイサイド地方で造られているグレンマレイ

かつてはブレンデッドウイスキーの原酒を中心に製造する蒸留所でしたが、最近はシングルモルトを発売し人気が出ているブランドです

シングルモルトウイスキーにしては、かなりあっさりとした味わいが特徴で、まるでブレンデッドウイスキーかと思うほどに飲みやすいのが特徴!

良くも悪くもクセがないウイスキーなので、食後や寝る前にゆっくりとストレートで味わうというよりは、ハイボールなどにして飲むのがおすすめです!

 

グレンマレイの歴史

 

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引用元:https://trade.visitbritain.com/ja/suppliers/moray/elgin/glen-moray-distillery/

 

元々、ビール工場として1828年に創業したグレンマレイ蒸留所

1897年に改修され、現在のウイスキー蒸留所であるグレンマレイ蒸留所に変わります

しかし、1900年代から始まったイギリス恐慌の影響を受けて、蒸留所の経営は悪化

操業停止や買収などの困難を経て、マクドナルド&ミュアー社という、当時グレンモーレンジィ蒸留所の大株主であった酒販メーカーに買収されます

ちなみに、グレンモーレンジィ蒸留所から続く、2つめの蒸留所として買収されたグレンマレイ蒸留所

当時の担当者は、

アベラワー蒸留所かグレンマレイ蒸留所のどちらかを選べ」

と上司に言われて、グレンマレイ蒸留所を選んだという逸話があります

そして、2004年になり、グレンモーレンジィ蒸留所がルイ・ヴィトン傘下に入ったのと一緒に、同グループに入ったグレンマレイ蒸留所

しかし、ルイヴィトンの投資も虚しく、売り上げが伸びなかったグレンマレイ蒸留所はついに同グループから手放されてしまいます

現在は、フランスの飲料メーカーであるラ・マルティニケーズ-バルディネグループに入っています

 

グレンマレイの種類

 

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引用元:https://dramstreet.com/glen-moray-distillery-editions-2020/

 

グレンマレイ クラシック

 

 

グレンマレイのラインナップで最もお手頃なボトル

1本3500円ほどで買えます

熟成はバーボン樽で行われており、アメリカで造られるバニラのように甘いバーボンとは異なり、とてもライトで軽い飲み口です

まるでブレンデッドウイスキーのように、クセのない万人受けする味わいで、良くも悪くも特徴がないです

 

グレンマレイ クラシック ポートカスク

 

 

一つ上で紹介したグレンマレイ クラシックに使われる原酒を、さらに8ヶ月間ポートワイン樽で熟成させたのがグレンマレイ クラシック ポートカスク

ポートワイン由来の甘みが加わっており、ライトなグレンマレイが華やかな甘みを伴ったウイスキーに変わっており、おすすめ!

 

グレンマレイ クラシック シェリカスク

 

 

グレンマレイ クラシックに使われる原酒を、さらにシェリー樽で熟成させたのがグレンマレイ クラシック シェリカスク

味わいは一つ上のポートカスクに似ているけど、シェリー酒特有のスパイシーでフルーティな風味が加わってます

シナモンのようなスパイシーさとビターチョコの苦みが絶妙で、通好みの面白い味わいです

 

グレンマレイ クラシック シャルドネ

 

 

グレンマレイ クラシックに使われる原酒を、さらに白ワイン樽で熟成させたのがグレンマレイ クラシック シャルドネ

白ワイン由来の軽いフルーティさと酸味が加わっています

上で紹介した、ポートカスクシェリカスクに比べると特徴は乏しいけど、変なクセがないグレンマレイ クラシックの正統派進化という印象なので、ウイスキー初心者の人にはおすすめです

 

グレンマレイ 12年

 

 

12年以上熟成された原酒を使用しているグレンマレイ 12年

実は、グレンマレイ クラシックが3500円ぐらいで、グレンマレイ 12年が4400円ぐらいなのであまり値段は変わりません

特徴はやはり、良くも悪くもクセがない味わいが中心で、とにかく軽いです

とにかくあっさりしているので、普段いろいろなスコッチウイスキーを飲んでいる人にはちょっと物足りないかも?

 

まとめ

 

シングルモルトウイスキーでありながら、とにかくあっさりとした飲み口が特徴のグレンマレイ

普段、アイラモルトなどを飲んでいる人からすると、あまりにも個性がなくて面白くない・・・

また、価格も1本3000円以上と意外と高い・・・

など、なかなか手を出しにくいブランドでもあります

ということで、よほどのウイスキーマニアじゃないと買うのは、あまりおすすめじゃないかも・・・?

まずは、有名蒸留所のウイスキー一通り飲んで、次に飲むウイスキーなくなった人が買うのがおすすめです!

 

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だいたい1本3行ぐらいで簡単にまとめてみたのでレビュー読むの面倒な人におすすめ!