世界中でたった2ヵ国!
イギリスと日本でしか買えないウイスキーといったらロイヤルハウスホールド!
本来は、イギリス王室専用に造られたウイスキーですが、皇室外交のおかげで唯一日本では市販が許可されているという、なかなかに珍しい銘柄です
ということで今回は、そんなロイヤルハウスホールドの特徴、歴史、ラインナップごとの違いを初心者の人にも一から分かるように解説してみようと思います!
ロイヤルハウスホールドの味や種類/味わいと特徴を解説
ロイヤルハウスホールドとは?
ロイヤルハウスホールドはスコットランドで造られるブレンデッドウイスキー
あまり一般的には知名度が高くない銘柄ですが、それもそのはず!
このウイスキー、イギリスと日本でしか売られていません!
「ロイヤル」の名前の通り、王室にとてもゆかりのあるウイスキーであるロイヤルハウスホールド
英国王室御用達ウイスキーが本国イギリスで流通しているのはもちろんのこと、なぜか遠く離れた日本でも唯一売られています・・・
それが、かつて昭和天皇が皇太子時代にイギリスを訪問したのがきっかけという、実はとても深い歴史があるお酒だったりします
ということで、まずはロイヤルハウスホールドの歴史について勉強してみましょう!
ロイヤルハウスホールドの歴史
ロイヤルハウスホールドが誕生したのは、1897年
当時イギリス皇太子であり、かなりのウイスキー好きであったアルバート・エドワードが、「自分専用のウイスキーが欲しい」と思ったことが全てのはじまり
この皇太子の願いが発端で、当時イギリス国内で高い評価を受けていたウイスキーメーカー、ジェームス・ブキャナン社が生み出したのがロイヤルハウスホールド
以後、約90年に渡り、ロイヤルハウスホールドは王室御用達の称号である「ロイヤル・ワラント」を冠したウイスキーとしてブランドを確立しました
しかし、1993年に突然、ロイヤル・ワラントの称号は解消
理由は定かではありませんが、現在のイギリス王室皇太子であるチャールズ皇太子が、ラフロイグのウイスキーが好みだから、そちらに移り変わったのでは?と言われています
現に、ラフロイグは、ロイヤルハウスホールドのロイヤル・ワラントが解消された翌年、1994年よりロイヤル・ワラントの称号を授かっています
ロイヤルハウスホールドと日本
基本的にイギリス王室関連施設でしか飲めないロイヤルハウスホールド
なぜか世界中で、日本だけは市販されています
このきっかけが、1920年代に当時皇太子であった昭和天皇がイギリスを訪問したこと
友好の証として、イギリス王室からロイヤルハウスホールドを授かり、以降、日本国内では特別に流通が許可されている、実はとても珍しいウイスキーです
ロイヤルハウスホールドのラインナップ
ロイヤルハウスホールド
ロイヤルハウスホールドのラインナップは基本的に1種類のみ!
たまに限定リリースも発売されますが、ただでさえ珍しいウイスキーなので、よほどのことがないと買えません
ということで、かつてイギリス国王も飲んでいたロイヤルハウスホールド
日本ではamazonでも買うことができ、お値段は1本約3万円!
王様が飲んでいるウイスキーが3万円で買えると考えたら、かなり安いです!
味わいは、酸味、苦み、甘みが中心で、ナシのような芳醇な風味と樽の木の香りが絶妙に入り混じります
樽の木の香りをしっかりと残しながら、味わいは意外と飲みやすい、まさに正統派ウイスキーらしい味わい
これぞブレンデッドウイスキーの完成形という言葉がぴったりな味わいを体験できると思います!
しつこいけど、自宅のテーブルの上でロイヤルハウスホールド飲めるのなんて、世界でも日本だけなので、かなり貴重な体験ですよ!
まとめ
ということで、イギリス王室と日本の皇室のつながりのおかげで飲めるロイヤルハウスホールド
実は本国イギリスでも、簡単に市販されているウイスキーではなく、amazonでワンクリックで買えるのは、日本だけだったりします
1本3万円となかなかに高額ですが、かつて世界に名を轟かせた王様が飲んでいたいウイスキーと考えたら、かなり安い!
ウイスキーファンなら一度は味わっておきたい、マニア好みの銘柄です!