最近でこそSUVが人気ですが、やはり日本で一番運転しやすい車と言ったらコンパクトカー!特に国産メーカーが作るコンパクトカーは日本の道路事情に合わせて設計されており誰もが気軽に運転できるサイズとなっております。ということで、今日は国産メーカーが販売している2020年現在新車で買えるコンパクトカーを全てまとめてみました!筆者独自のコメントも書いてあるので購入を検討している方はぜひ参考にしてみてください!!
新車で買えるおすすめ国産現行コンパクトカーまとめ一覧
日産・マーチ
115〜184万円・23.0km/L
意外や意外、日本で一番安いコンパクトカーは誰もが知る日産・マーチ。わずか115万円。2010年に発売された現行型、実はタイで生産している輸入車ということもあり、徹底的なコストカットが図られている。安くて燃費が良く日本で運転しやすいサイズの車としては良いが、上質感などはちょっと微妙。
トヨタ・パッソ
117〜186万円・28.0km/L
コンパクトカーとしては珍しく、大開口フロントグリルを採用するなどデザインに力を入れている車。他のコンパクトカーに比べたら知名度は低いが、堅調に売れている隠れたヒット車。現行型は実はトヨタじゃなくてダイハツが開発・生産している。
ダイハツ・ブーン
117〜189万円・28.0km/L
上で紹介したパッソ、実はこのブーンのエンブレムを付け替えてるだけ。世間的知名度はパッソの方が上だが、ダイハツが開発・生産している車なので本当がこっちが本物。「ブーン」って名前、なんかゆるくて遊び心あって良いよね。
トヨタ・ヴィッツ
118〜207万円・25.0km/L
ホンダ・フィットに並ぶ日本のコンパクトカーの代名詞。1999年にスターレットの後継車種として登場した初代は質感、外装の見た目など車業界には衝撃とも言えるほど革新的で、現在まで続く日本のコンパクトカーのお手本的存在となった車。
スズキ・スイフト
134〜184万円・27.4km/L
丸っこいコンパクトカーが多い中、初代から一貫して古き良き車のデザインを踏襲する他とは違うコンパクトカー。後席ドアのレバーがピラーに隠されたデザインとなっていたり、国産コンパクトカーの中では随一の走行性能を持っていたり、何かとオタク心をくすぐる車。
スズキ・イグニス
138〜191万円・28.8km/L
2016年から発売された歴史の浅い新しいコンパクトカー。実はインドではトヨタすら抑えてシェア1位という大人気ぶりを誇るスズキ。高級ブランドの「レクサス」みたいな「NEXA」というブランドを展開しており、なぜかNEXAブランドで売られているインド人の憧れの高級車。
三菱・ミラージュ
138〜148万円・23.8km/L
往年の名車ミラージュであったが、10年ぶりに帰ってきたと思ったらコスト削減のためタイ生産となり昔のイメージはなくなってしまった。開発当初は100万円切りを目指すなどとんでもないことを考えていたみたいだが、先進安全装備の点などでさすがに無理だったっぽい。ちなみにタイ国内仕様はそれぐらいの値段で買える。
日産・ノート
142〜216万円・26.2km/L
パッとしなかった先代から大変身!じわじわと人気を伸ばし、いつの間にか日本一人気のコンパクトカーになってしまったのがこのノート。いまや一人勝ちバカ売れレベル。他メーカーと比べて特に何かが優っている訳ではないので、ノートe-POWERのイメージでノーマルモデルもつられて売れている説が濃厚。
ホンダ・フィット
142〜208万円・24.6km/L
あの名車はいまや・・・。かつて日本で一番売れていたコンパクトカー。上に書いたノートとは対照的にじわじわと人気が落ちていった。ホンダの車というと、初代モデルは市場をびっくりするぐらいの画期的なことを成し遂げ爆発的ヒットをするが、2代目、3代目は売れなくなるというジンクスにぴったり乗っかっている車。
スズキ・ソリオ
145〜208万円・27.8km/L
スズキの大人気車種ワゴンRを「どうしても軽自動車は嫌だ!」というお客さんのために、車幅を広げてデカいエンジンを乗せたというのが先代のルーツ。コンパクトカー市場には珍しいトールワゴン型を採用しており、やっぱりどことなく軽自動車っぽい雰囲気が漂うが普通車。
トヨタ・タンク
146〜200万円・24.6km/L
これまたパッソとブーンの関係と同じように、ダイハツが作るトールのエンブレムをトヨタに付け替えている車。タンクという名前通り、たくさんものが積めるコンパクトカーとして2016年にトヨタ初のトールワゴンタイプとして参入してきた。
ダイハツ・トール
146〜191万円・24.6km/L
スズキ・ソリオが市場を独占していたコンパクトカートールワゴン。これじゃいかん!とダイハツが参入してきたのがこのダイハツ・トール。軽自動車トールワゴンは4人しか乗れないが、5人乗れる普通車トールワゴンというジャンルに一定の需要があり、ソリオが金脈を見つけたところにトールが後から続いたという感じ。
トヨタ・ルーミー
146〜200万円・24.6km/L
ややこしい!中身はトールつまり同じトヨタから販売されているタンクとすっかり同じ。違うのは見た目だけ。トヨタのミニバンを例にとるとヴォクシー&ノア、ヴェルファイア&アルファードと同じ関係で、取り扱える販売店の事情で同じトヨタ車ながら外観を変えて販売している。
スバル・ジャスティ
152〜194万円・24.6km/L
中身はトールつまりトヨタから販売されているタンクとルーミーとすっかり同じ。違うのはスバルのエンブレムだけ。良い加減にしろ!ということで、どれだけ使い回されているんだというダイハツ・トール。これだけOEM受注できるっって、ダイハツはうっほうほですな。
マツダ・MAZDA2
154〜261万円
いわゆるデミオ。最近おしゃれ化と国際化が進むマツダがカタカナなんてかっこ悪い!ということで車名をMAZDA ○にした中で一番安い車。2の上に3と6がある。名前はさておき、おしゃれ化をうたっているだけあって、見た目はコンパクトカーの中で随一のかっこよさ。
日産・キューブ
162〜203万円・19.0km/L
2008年に登場、発売から10年以上。いつまで売っているんだ!という文句の代名詞となっていた日産・キューブ、ついに2019年12月をもって生産終了となった。最近でこそ買う人全然いないが、2008年のデビュー当初は独特なカクカク感で超人気があった。
トヨタ・アクア
178〜253万円・38.0km/L
ハイブリッドコンパクトカーの先駆者。最近日産ノートe-POWERに完全に負かされたが、仕返しするべく2019年12月に新型が登場する予定。燃費45km/Lとかおそるべき数値を叩き出すという噂が広がっており、トヨタの本気がどの程度か見もの!
光岡・ビュート
181〜314万円
なんだこの車は!?中身はマーチ。日本で一番小さな自動車メーカーである光岡自動車が作るコンパクトカー。生産ほやほやのマーチを日産追浜工場から輸送、ボディを隅々まで分解して、1台1台職人が手作業で作っている。ビュートの名前の由来は、美しく遊ぶ人「美遊人」からというちょっと厨二的な感じ。
三菱・デリカ D:2
182〜216万円・27.8km/L
中身はスズキ・ソリオ。たいてい価格は同じぐらいで発売されるOEM車だが、このデリカ D:2、三菱エンブレムをつけただけで元のソリオから30万円近く高くなるというびっくり車。ちなみにたいていフロントグリルなどはメーカー独自のものに変更するが、このデリカ D:2の場合、見た目まですっかりソリオと同じ。やるきn・・・。
トヨタ・スペイド
182〜215万円・22.2km/L
全モデルそこそこ売り上げてくる常勝集団トヨタにしては珍しく売れてない。同じトヨタのコンパクトカーであるルーミー&タンクが月間1万3000台ほど売り上げているのに対し、スペイド&ポルテはわずか1100台ほど。
スズキ・スイフトスポーツ
183〜190万円・16.4km/L
ノーマルスイフトに色々オプションつけて50万円高く売っているんだろ。と思うなかれ。全くの別物。というのもスイフトスポーツは日本が誇る名スポーツカー。車好きからも絶大な評価を受けており、この価格でこの車を発売しているのが異次元レベル。ということでライバル車がどんなに頑張っても太刀打ちできたに一強状態。
ホンダ・フリード+
190〜235万円・19.0km/L
ミニバンであるフリードの3列目を取っ払い、コンパクトカー化した車。ミニバンサイズのコンパクトカーのため、荷室で車中泊が出来るほどデカく、メーカーオプションでも車中泊用のアイテムが用意されているなど、独自の需要を満たしている。
日産・ノート e-POWER
190〜267万円・37.2km/L
大人気!エンジンは積んでいるものの、エンジンを発電専用にして車の走行はモーターで行うという、他のメーカーがやらなかったことを成し遂げ、決して安くないのにバカ売れしているコンパクトカー。走行は完全に電気なので加速が異次元レベルに速い。
スバル・インプレッサ スポーツ
194〜261万円・18.2km/L
車好きなら分かる良い車。コンパクトカーとしてはありえないほど、キビキビ走る面白い車だが、燃費が悪過ぎる。ただ燃費の割に大したことないエンジンが唯一のデメリットぐらいで、新世代プラットフォームのシャシーや足回りは絶品。またアイサイトが上位車種並みの自動運転を実現しているので、かなりコスパに優れた車。
トヨタ・カローラ スポーツ
210〜268万円・34.2km/L
おっさんくさいカローラという名前からは信じられないほどかっこいい車。これかMAZDA3のどっちかがいま日本で一番かっこいいコンパクトカーじゃないですかね?トヨタとしては異例のとにかくかっこよさ重視のため荷室が狭いなど問題があるが、同じ感じのC-HRが売れていたので多分カローラ スポーツも売れる。
マツダ・MAZDA3
218〜362万円・19.8km/L
日本で一番かっこいいコンパクトカー筆頭。とても日本車には見えない洗練されたデザイン。アルファロメオエンブレムがついていても違和感はないレベル。発表以来、評論家の話題を一手に集めており、こんな車今までになかったと言えるぐらい注目されている。
ホンダ・シビック
280万円・18.0km/L
コンパクトじゃない!Theコンパクトカーだった先代に比べて、日本では運転しにくいレベルまで巨大化したが、世界的には大人気。世界中の市民車として売れている。「フィットも用意してあるから、日本のみんなはフィット乗ってね!」ってこと。ちなみにセダンタイプは埼玉の工場で作っているが、このハッチバックはイギリス工場生産。
三菱・i-MiEV
294万円
世界初の量産電気自動車。2009年に販売開始、もう完全に過去の遺物かと思いきや、実はまだ売っている。どのメーカーも電気なんて興味もない時期から研究開発しており、収益面で見たらプラスになるのにかなりの時間がかかるようで、いまだに売っているというのが裏事情。
日産・リーフ
324〜472万円
エンジン積んでない、完全電気自動車。従来の課題だった航続距離を大きく改善し、450km近く走れるようになった。さすが製造元だけあって、全国の日産販売店に急速充電器設置してあるし、電気自動車だから特別に不便ということはなくなった。台風による大規模停電時にリーフが集合して医療施設を動かすなど、世間からちょっと株が上がっている車。
ホンダ・シビック TYPE R
450万円・12.8km/L
国産屈指の速さを誇るスポーツカーにして、世界最速FF車、そして一応コンパクトカー?ということでおばけレベルに速い車。450万円は高いと思うが、この車の性能を考えたら全然高くない。コンパクトカーというカテゴリを超えて日本車というカテゴリの中でも異質な最強車。
まとめ
最後の方の車、一部例外もありますが・・・、コンパクトカーと言えば日本で運転しやすいサイズ感に手頃な価格帯でまさに老若男女誰でも運転できる車。日本の道路を走る上ではこの上なく最適な車種だと思います。またちょっとチューニングすればサーキットでも通用するようなポテンシャルを持つ車も中にはあります。こんな日本の自動車メーカーの技術が詰まったコンパクトカー、新車を買うとなったらSUVだけではなくこちらも検討してみても良いのでは?