ぴろのウイスキーブログ

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【王道シェリーの味】アベラワー アブーナをレビュー!【バッチ63は評価良】

変わったウイスキーが大好きな筆者!

 

煙くさい消毒液のような香り、正露丸磯臭い・・・

 

こんな感じの、普通の人だったら、

えっ?無理!

って思うようなクサいウイスキーが大好き!

 

筆者が好きな変わったウイスキーたち・・・

煙くさいやつ

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消毒液みたいなやつ 

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正露丸みたいなやつ

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磯臭いやつ 

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で、

そんな変わったウイスキーばかり集めてる筆者が持ってるウイスキーでも特に変なやつが・・・

 

アベラワー アブーナ!


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これ、ざっくり特徴を書くと・・・

 

  • 辛口オロロソシェリー樽熟成
  • ノンチルフィルター
  • カスクストレングス
  • アルコール度数61%

 

てことで、

罰ゲームですら飲まないぐらいのアルコール度数であるアベラワー アブーナ

(ちなみにほとんどのウイスキーの度数は40%)

 

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引用元:https://www.irasutoya.com/2018/12/blog-post_37.html

 

だけど、このアベラワー アブーナ、

不思議なことに、61%なんて嘘かのようにストレートでするする飲めちゃう、

まるで魔法のようなウイスキー

 

61%の割にはアルコールの刺激が弱く、また独特の甘みのある味わいのおかげで、すこすこ飲んでると、

時間差で強烈な酔いが回ってくる

というなかなかに面白い体験ができたりします

(危ないのでやめましょう)

 

ということで今回は、シェリー熟成の王道ウイスキーアベラワー アブーナ」を紹介しようと思います!

 

3秒でわかる!ざっくり特徴レビュー

アベラワー アブーナ

とにかく甘い

生臭い

硫黄

化学薬品

シロップ

シェリ

ビターチョコ

コーヒー

 

 

 

 

【王道シェリーの味】アベラワー アブーナをレビュー!【バッチ63は評価良】

 

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アベラワーはフランスで最も売れているウイスキー銘柄!

 

スコットランドスペイサイド地方で造られているアベラワー

世界一のウイスキー蒸留所密集地域であるスペイサイド地方は、

華やかな花のような香りと甘みのウイスキー

と例えられる銘柄が多く、

グレンリベット、グレンフィディックマッカランなど、

世界屈指のウイスキー蒸留所が立地する場所です

 

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引用元:https://www.tripadvisor.com/LocationPhotoDirectLink-g227126-d9805912-i256418683-Drams_Scotland-Dunblane_Scotland.html

 

そして、今回紹介するアベラワーは、 

とても甘く、まるでブランデーのような味わいと評判の銘柄で、

ブランデー大国のフランスでは、長年に渡り最も売れているウイスキーとなっています

 

ちなみに、筆者個人的には、

美食の国・フランスで評価されている食べ物って、

それだけで美味しそうに思えちゃいます・・・(笑)

 

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引用元:https://verilymag.com/2017/09/french-food-french-meals-diet-tips

 

筆者フランス行ったことないけどね

 

 

アベラワー アブーナは「アブナック」じゃありません!

 

そして、ゲール語「起源」を意味するアブーナ

アベラワー蒸留所が、1879年に創業した当時の製法を再現

というコンセプトの下で造られています

 

1870年代当時は、蒸留所に足を運んで樽から直接マイボトルに入れるというのがウイスキーの一般的な購入方法であり、

アベラワー アブーナは、当時の味わいを極力再現するべく、樽から取り出した原酒を加水もろ過もせず、ほぼそのままボトル詰めされます

 

おかげでアルコール度数61%という、驚異の強さを実現しています・・・

 

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引用元:https://www.spiritofspeyside.com/listings/aberlour-distillery

 

ちなみに、

アベラワー アブーナを日本では「アブナック」と呼んでいる人もいますが、

おそらく日本の誰かが読み間違えたのが広く伝わってしまっているだけのようです

そもそも単語のスペルが、「A’BUNADH」なので、「ク」と発音する要素が全くないし、

またYouTubeで海外の試飲レビューを見ても、もれなく「アブーナ」と発音しています

 

バーで「アブナック」って呼んでるとなんだか通っぽい

なんて思う人もいるかもしれないけど、

メルセデス-AMG「アーマーゲー」と呼んでいるおじさんと同じ現象です

 

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引用元:https://car-moby.jp/article/automobile/description-2/

 

 

アベラワー アブーナをレビュー!味・特徴・評価は?

 

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アベラワー アブーナの「バッチ」って何だ?

 

ということで、

実際にアベラワー アブーナを飲んでみようと思います!


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スモールバッチ(少数生産)を特徴とするアベラワー アブーナ

ウイスキー造りでは、樽から熟成された後、いくつもの樽の原酒を混ぜてブレンドを完成しますが、

アベラワー アブーナはそのブレンドが完了したタンク1個ごとに「バッチ」という単位をつけています

 

そして、筆者が買ったアベラワー アブーナは

バッチNo.63

 

2000年ごろに初めて発売されたアベラワー アブーナをバッチNo.1とすると、

20年ほどの期間で、63回出荷が行われていることが分かります


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これがもしも、大規模なウイスキー銘柄の場合は、味がいつの時代も一定であるようにブレンダーが調整を行いますが、

アベラワー アブーナのような特殊な製法を行う銘柄の場合、そもそも大量生産を行っていないので、味・香りは時々によって変化します

 

そして、樽の熟成具合によってアルコール度数も変化するアベラワー アブーナ

筆者が買ったバッチNo.63は、61.0%となっていますが、

これまでのアブーナは、60%〜62%の範囲で様々な度数のバッチが出荷されています


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ちなみに、アベラワー アブーナはバッチNo.40〜50番台の一部が、

不快な硫黄や化学薬品のような香りがする・・・

ということで、かなりの不評を買っていました

 

これも少数生産(スモールバッチ)の楽しみっちゃ、楽しみですが、

極力ハズレボトルは避けたいですよね・・・

 

てことで、

香りを嗅いでみると・・・

とても甘い香りがします!

 

まるで、蜂蜜メイプルシロップかと思うぐらい甘い香り!

ただ、上品なシェリーの香りかというと、なんだかちょっと違う・・・

ほのかにシェリーの雰囲気が漂っているけど、あくまで蜜のような甘い香りが中心です

体感的にはグレンドロナックマッカランの方が、シェリー感は強いです


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また!

先入観のせいかもしれないけど・・・

なんか生臭い

 

硫黄とまではいかないけど、どこか「うん?」と思うような、

あまり良い香りではないものが混じっているような気がします・・・

 

ただ、

別に不快というほど臭くはない!

強烈な甘い香りの影にほのかに感じる程度なので、

アブーナは一部バッチが硫黄のような変な香りがする

という前情報がなければ、ほとんど気づかないレベルです!


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そして、61%のアルコールの刺激はダテではなく、

長時間くんくん嗅いでいると、鼻血が出るかと思うような、ツーン!とした刺激が鼻に走ります

 

アベラワー アブーナはグラスに鼻を近づけてくんくん楽しむというよりは、

手に持ったグラスから溢れて、周囲に漂う香りを楽しむという味わい方がおすすめです!


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そして、飲んでみると・・・

あ!シェリーっぽい!!

 

香りはただただ甘い香りで、シェリー感があまり感じられなかったけど、

口に含んでみると、しっかりとしたシェリーの味わいを楽しめます!

 

レーズン黒蜜に似た濃厚な甘さがまずやってきて、

次第にダークチョコのような渋みと、ピリッとしたスパイシーな後味に変わります

 

このスパイスの後味が絶妙で、まさに辛口のシェリー樽特有の、ただただ甘いだけでは終わらない良いアクセントになっています


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また、61%という異次元の度数を誇るアベラワー アブーナですが、

口に入れている時は不思議と、それほどアルコールの刺激を感じません

ヘタな40%のウイスキーの方が、よっぽどびりびりするレベル!

 

ただ、口を通り越して飲み込むと、

喉が焼けるような、ウイスキー特有の刺激を楽しめます

 

「痛い!」とまではいかないので、

お酒好きの人はきっと面白いと思える刺激だと思います

 

刺激のおかげでアルコールが食道を通過していく感覚がよく分かるので、

筆者は「あー、気持ちいぃ・・・」なんて思いながらいつもアブーナ飲んでます(変態)


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ということで!

とにかく濃厚な甘みと、61%とは思えない意外と飲みやすい味わいが特徴のアベラワー アブーナ

なんだか少し変な香りが混じっているような気もするけど、

それ以外の特徴が超個性的で、あまりにも面白過ぎるので、

これはいい!


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ちなみに、

なんだ61%なんて余裕じゃん!

と思って、すこすこ飲んでいると・・・

 

30分後ぐらいには、

まるでラ●ってるかのような、強烈なふわふわ感が襲ってきます!

 

たいていのウイスキーって、大体飲んでいるのに比例して酔いが回ってくるから自制できるけど、

時間差で突然一気に酔いがやってくるアブーナ

 

筆者は、この目の前がグルグル回って、世界がふわふわしている時間がとても好きです!(やっぱり変態)

 

 

まとめ

 

そんな感じでアベラワー アブーナを飲んでみました!

61%って聞いただけで敬遠する人もいると思うけど、

そこらの安物ウイスキーよりはよっぽど飲みやすい!

 

少なくとも、1本1000円台の地雷ウイスキーに比べたら、

61%のアブーナの方がよっぽどすこすこ飲めます!


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また、

予想外に飲みやすいから、ウイスキー好きは、

「お!甘くて美味しいじゃん!」

とすこすこ飲んでしまう魅力があるアベラワー アブーナ

 

強烈なフラフラふわふわ感がやってきて、

気付いたら、机に突っ伏して朝になっていた・・・

という、なかなかに面白い体験ができると思います!

(危ないのでやめましょう)

 

ということで、ウイスキー好きにはぜひ一度飲んで欲しいアベラワー アブーナの紹介でした!

61%という滅多に出会えないウイスキーの味わいと、シェリーの王道の味わいを知るにはもってこい!のウイスキーだと思います

 

香り:とにかく甘い!鼻に刺さるようなアルコールの刺激もあるが、61%にしてはおだやか。甘い香りの奥に、かすかに生臭い匂いと硫黄系の化学薬品のような香りがする

味:シロップや蜜かと思うほど甘くてまろやか。ただ、口に含んですぐに感じる強烈な甘さは、すぐにスッと消え、次にシェリーの風味がやってくる。ビターチョコの苦みとピリッ!とスパイシーな辛みの王道シェリーの味わいを楽しめる。ただ、味わいにも生臭さと化学薬品っぽい風味が混じっている。後味は、酸味を伴ったほろ苦さが中心で、かなり強いビターチョコや、酸味があるコーヒーのように、舌にじわじわと苦みと酸味が残る

簡単なイメージ:とにかく甘い香り、そこそこのアルコールの刺激 → シロップや蜜のようにかなり濃厚な甘い味わい → 苦みと辛みの混ざった本格的シェリーの味わい  → ブラックコーヒーのような酸味と苦みの余韻 

個人的おすすめ度:A−

 

 

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