『1Q84』『ダンス・ダンス・ダンス』『ねじまき鳥クロニクル』
など多くの作品に登場しています
そうなると、
小説に登場するウイスキーなんて、どれだけ高いんだろう・・・
って思う人もいるかもしれないけど、
カティサークは1本たった1000円で買えるかなりお手頃なウイスキー!
ということで今回は、カティサークを飲んでみようと思います!
3秒でわかる!ざっくり特徴レビュー
まずい?カティサークをレビュー!村上春樹一押しウイスキー!
ウイスキーのカティサークと船のカティサークの関係
まずはカティサークについて簡単に勉強してみましょう!
名前の由来は、中国からイギリスへの紅茶の輸送に使用され、あまりの速さで有名だった帆船「カティサーク号」にちなんで名付けられました
ちなみに当時はイギリスで紅茶が大人気の時代で、
毎年初物のダージリンは、相場の何倍ものお祭り価格で売れたので、
一攫千金のチャンスを狙って、たくさんの高速船が建造されました
現代の日本で言うと、
新年のまぐろや旬のメロンがやたらと高い価格で落札されるのと同じイメージです
そして、その様子は「ティーレース」とも呼ばれ、
カティサークはライバルのサーモピレー号と熾烈な争いを繰り広げ、イギリス全土を沸かせることになります
ちなみに、カティサークとサーモピレーの最後の勝負は、カティサークが残念ながら嵐に巻き込まれたことで、サーモピレーが勝利
その後、時代は移り変わって、スエズ運河の開通や蒸気船の登場により、帆船はすっかり時代遅れの存在となってしまいます
時代遅れで不要となったカティサークとサーモピレーはポルトガル海軍に売却され、
サーモピレーは海軍の実弾演習の標的船として、砲弾が撃ち込まれ役目を終えました
一方、カティサークは1922年にイギリスに買い戻され、グリニッジで永久展示されることが決定されます
そして、そんな永久展示のニュースにイギリスが湧いている時に生まれたのが、
当時の帆船カティサーク号の人気にあやかって、カティサークと名付けられました
そんな歴史もあり、現在もカティサークのボトルにはしっかりと帆船がデザインされています
カティサークをレビュー!かなり複雑な味のウイスキー!
カティサークの香りは重厚でどっしり!
ということで!
カティサークを飲んでみます!
まず香りは、
なかなか独特・・・
カカオが強めのチョコレートに、クッキーのような香ばしい穀物感、
ただここまでの情報だと、なんだかお菓子っぽいってイメージだけど、
決してお菓子のような軽い甘さではなく、
どこか土っぽい感じも混ざってる・・・
ってことで、
なんだかすごい複雑!
これ文章で表現するのは無理!
ってぐらい、
他のウイスキーにはない面白い香りをしてます!
さすが村上春樹が好きなだけある!
カティサークの味はとにかく複雑!
てことで、
次は味をチェック!
あ!
意外とあっさりしてる!!
というのも、
香りが結構重い感じだったので、
どっしりとした味なのかと思ったら、
味わいはかなりあっさりライトです
ライト&スムースのお手本のような味わいで、
爽やかですっきり飲みやすい!
ただ決して薄いわけではなく、
甘みを中心に、ビターチョコのような苦み、青リンゴのような酸味、またどこか草のような風味も混ざっていて、
やっぱり複雑!
甘みと苦みのバランスがちょうどよく、
かなりおいしいです!
同じくあっさりライトを特徴とする、
などが、とにかく爽やかですっきりした味わいを追求しているのに対して、
カティサークは一見あっさりしているんだけど、
どこかどっしりとした甘みと苦みも持っており、
なかなか他に似たボトルがない面白いウイスキーだと思います!
爽やかですっきりした味わいの最高峰!サントリー白州を飲んでみたレビューはこちら!
【感動】サントリーウイスキー白州をレビュー!【ブログ史上最高評価】 - 最愛の彼女に浮気された男の努力記
いろいろなウイスキー飲んできたけどこれはマジでうまかった・・・
まとめ:村上春樹一押しウイスキーな理由がわかった!
ということで!
結構面白かったカティサーク!
とてもじゃないけど、
1本1000円のウイスキーとは思えない味わいで、なんか文字で表現するのが無理ってぐらい複雑でした!
ぶっちゃけカティサーク飲む前は、
村上春樹って、なんで1本1000円のカティサークあんなに推してるんだ・・・?
って思ってたけど、
実際に飲んでみたら、
カティサークすげー!!!
って、180度手のひら返ししたってぐらい、
おいしかった!
とりあえず実際に飲めば、
村上春樹が好んで飲んでいたり、世界中で人気の理由が分かる、
かなりおすすめのボトルです!
ちなみに余談ですが、
今回紹介したカティサークは、
スコットランドの名門蒸留所の原酒がブレンドに使用されており・・・
今回紹介したカティサークの原料となっているマッカランとハイランドパークを飲んでみたレビューはこちら!
【ウイスキー好き必見】みんなの憧れ!マッカラン12年を本気レビューしてみた - 最愛の彼女に浮気された男の努力記
【ウイスキー好きならおすすめ】90点のお酒・ハイランドパーク12年 - 最愛の彼女に浮気された男の努力記
マッカランはそんなにおすすめじゃないけど・・・、ハイランドパークは筆者一押しのウイスキー!
そして実はライバルメーカーも同じようなブレンドで似たウイスキーを造ったりしています・・・
で、
それが、
「フェイマスグラウス 」
という名前のウイスキー!
このフェイマスグラウス、
カティサークとほぼ同じ蒸留所の原酒をブレンドに使用しているけど、
どっしり濃厚でカティサークとは全然違う味わいで、
おいしいのでおすすめ!
【超高評価】フェイマスグラウスをレビュー!【2000円以下で最高】 - 最愛の彼女に浮気された男の努力記
筆者は2000円以下でウイスキー買うなら、
フェイマスグラウスは最高の選択肢!
だと思っています!
てことで、
カティサークもフェイマスグラウスもどっちも、
1本2000円以下とは思えない異次元レベルにおいしくて、
特徴的には全然違う2本なので、
飲み比べてみるのおすすめですよ!
香り:カカオ強めのチョコレート、クッキーの穀物感など香ばしい香りが中心。ただ、どこか土っぽさも混ざっていて、他に似たウイスキーがないかなり独特な香り
味:甘さと苦みが中心。香りが重めの印象だったのとは対照的に、かなりライトであっさりした飲み口が特徴。また、ほのかに青りんごのような酸味や草のような風味も漂い、やっぱり複雑!爽やかだけどどっしりしてる?なんだか不思議なウイスキー・・・
簡単なイメージ:燻した香ばしさ → 甘さと苦み → かすかに青りんごと草 → 緑っぽい爽やかな後味
個人的おすすめ度:A
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これも美味い!クッキーの甘みの奥に名前通り「嵐(ストーム)」のような潮っぽさがあって2000円とは思えない味わい!
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だいたい1本3行ぐらいで簡単にまとめてみたのでレビュー読むの面倒な人におすすめ!