ぴろのウイスキーブログ

ウイスキーの記録とおすすめウイスキー紹介

ウイスキー伊達の味や種類/特徴・評価・飲み方を解説!

ニッカウヰスキーが、宮城県限定商品として販売している伊達

かつては宮城県内でしか買えないボトルでしたが、最近はamazonなどの通販はもちろん、全国の酒屋でも結構見かけるボトルとなりました

 

 

ということで今回は、ちょっと珍しいご当地ウイスキー、伊達の特徴、歴史、ラインナップごとの違いを初心者の人にも一から分かるように解説してみようと思います!

 

 

ウイスキー伊達の味や種類/特徴・評価・飲み方を解説!

 

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引用元:https://tobu-skh.co.jp/ascot/466.html

 

ウイスキー「伊達」とは?

 

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引用元:http://www.sendaimiyagidc.jp/musubimaru/calendar_detail.php?id=0000000604

 

2008年に、宮城県が開催した観光キャンペーンである、

宮城ディスティネーションキャンペーン"仙台・宮城「伊達な旅」"

を応援するために造られた伊達

ちなみに、ニッカの蒸留所が仙台市にあることもあって、仙台市民にとってニッカはかなり親しみある企業だったりもします

 

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引用元:https://www.nikka.com/distilleries/miyagikyo/


そんな伊達は、仙台市にあるニッカの宮城峡蒸留所の原酒100%で造られており、余市蒸留所や西宮工場の原酒は一切混ぜられていない、ちょっと異例のボトルとなっています

これについてニッカは、

”豊かな自然に育まれ、宮城の皆様の手によって生まれたウイスキー

をコンセプトに商品開発を行ったようで、

コンセプト通り、現在も仙台市内の牛タン屋や寿司屋ではよく見かける、地元に根ざしたウイスキーとなっています

 

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引用元:https://www.jalan.net/news/article/208299/

 

ウイスキー伊達の製法

 

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引用元:https://www.nikka.com/products/blended/date/index.html

 

仙台市にある宮城峡蒸留所の原酒100%で造られている伊達

宮城峡蒸留所の原酒は、やわらかく華やかな風味爽やかで香り豊かウイスキーが特徴で、伊達にもそんな原酒の強みがしっかりと引き継がれています

ちなみに余談ですが、仙台は三陸・女川・塩釜などの市場直送の魚介が多く集まり、

海鮮がとても美味しい!

 

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引用元:https://www.tripadvisor.jp/ShowUserReviews-g1023407-d1666690-r306273859-Kamekizushi-Shiogama_Miyagi_Prefecture_Tohoku.html

 

爽やかで軽やかな伊達は、宮城の海鮮にもとてもよく合います!

仙台行ったら、寿司つまみながら飲む伊達の水割りは最高ですよ(笑)!!

 

で、話は戻って、

そんな軽やかで華やかな味わいが特徴の伊達は、

宮城峡蒸留所で造られたシェリー樽バーボンオーク樽の原酒をうまく組み合わせて、まるで高級ウイスキーのように繊細でバランスの取れた味わいを実現しています

 

また、ニッカが誇る世界的にもとても珍しい蒸留器である「カフェ式連続式蒸留器(カフェスチル)」で造られたカフェモルトも贅沢にブレンドされています!

ちなみに、世界でも数台しかないカフェ式連続式蒸留器(カフェスチル)は現在も宮城峡蒸留所でバリバリ稼働しているので、宮城峡蒸留所見学に行ったら必見ですよ!

 

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引用元:https://www.nikka.com/distilleries/miyagikyo/equipment/spot3.html

 

また、この珍しい蒸留器を使って造られた、世界的にも希少なカフェモルトは単体でも販売されています!

 

世界でも珍しい「カフェ式連続式蒸留器(カフェスチル)」で造ったウイスキーはこちらの記事で詳しく紹介してます! 

www.piroriro.com

 

そんなカフェモルト、最近は、その珍しさから世界中から注目されており、amazonですら買えない状態が続いているので、宮城峡蒸留所見学に行ったら、ぜひお土産に買っておきたいです!

蒸留所の直売所なら、たいていいつも置いてありますよ!

 

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引用元:https://www.nippon.com/ja/guide-to-japan/gu900117/

 

ウイスキー伊達の種類

 

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引用元:https://www.nikka.com/products/blended/date/index.html

 

伊達

 

 

現在販売されている伊達の名前がついたボトルがこれ!

2012年にリニューアルが実施されており、現行ボトルのラベルは白色になっているのが見分けるポイントです!

リニューアルにより、使われる原酒の数が増えており、

 

 

この3種類の原酒が贅沢にブレンドされ、まさに宮城峡蒸留所で造られる原酒が勢揃いしています!

味わいはシェリー熟成らしい、フルーティな酸味ビターチョコのような苦みが中心で、また樽の木の香りもしっかり感じられる、とても香り高いウイスキーとなっています

そして華やかなだけでなく、カフェモルト由来の麦芽本来の味わいもしっかりと感じられます

原料の香味をうまく引き出しており、

さすがニッカの特徴的な蒸留器の強みだなぁ・・・

としみじみと感じられるほど美味しい!

お値段以上のかなりコスパに優れたボトルなので、仙台旅行の晩酌にはもちろん、普段飲みにもおすすめなニッカの隠れた実力派ボトルです!

 

伊達(旧ボトル)

 

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引用元:https://shop.vintage-liquor.tokyo/products/aws90825613

 

2008年から2012年まで販売されていた伊達の旧ボトル!

ラベルが黒になっているので、現行品とは一発で見分けられます

現行品との違いは、カフェグレーン原酒が含まれておらず、より宮城峡蒸留所の原酒を主張した、華やかさとスパイシーさが強い味わいとなっています

元々、宮城県限定販売がしっかり行われていた時期に流通していたボトルなので、手に入れるのはなかなか難しいかも・・・

仙台の老舗の飲食店や、東北随一の歓楽街・国分町の飲み屋に行くと、現在も意外と置いてあるので、仙台観光行って飲みましょう!

 

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引用元:https://parkinggod.jp/parkinggod/kokubuncyo/

 

まとめ

 

ということで!

宮城県限定ウイスキー・伊達の紹介でした!

 

最近は、全国の酒屋amazonでも販売されており、誰でも気軽に買えるようになった伊達

値段の割には、かなりしっかりと造られているウイスキーなので、普段飲み用のコスパの高いボトルを探している人にもおすすめ!

杜の都・仙台の宮城峡蒸留所で育まれた伊達は、優しくやわらかい口当たりと、上品で華やかな香りを兼ね備えており、ニッカのラインナップではちょっと珍しい味わいを楽しめます!

 

和食や海鮮にも違和感なく馴染む味わいなので、

ちょっと良い日の食中酒に最高ですよ!

 

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引用元:https://www.travel.co.jp/guide/article/35373/