結論|松井 シングルモルトは「鳥取の桜とミズナラ」で国際的に権威ある品評会のダブル金賞を獲ったジャパニーズの実力派
山崎・白州・余市で「もっと飲みたい」って人の次の1本にぴったり。最初に飲むなら松井 ミズナラカスク、スモーキー好きなら松井 ピーテッド、日本らしさを求めるなら松井 サクラカスク。これだけ覚えておけば、まず外さない。
「ジャパニーズシングルモルトの世界、もう山崎・白州・余市だけじゃ満足できない!」
そんな人にこそ、ぜひ知っておいてほしい銘柄がある。
その名も……松井(マツイ)。
鳥取県倉吉市にある倉吉蒸溜所で造られている、ジャパニーズシングルモルトの実力派。
2022年、アメリカで最も権威ある酒類品評会「SWSC(San Francisco World Spirits Competition)」で、ダブル金賞を受賞。
世界に「鳥取のウイスキー、やばいぞ」と知らしめた、いまジャパニーズウイスキー好きが熱視線を送る蒸溜所のシングルモルトだ。
てことで!
今回はシングルモルトウイスキー松井について、製造背景・3種類のラインナップ・銘柄ごとのおすすめの飲み方まで、一気に解説していく。
この記事を読むとわかること
・松井 シングルモルト3種類の味わいの違い
・松井を生んだ倉吉蒸溜所と松井酒造の歴史
・銘柄ごとに違うおすすめの飲み方
・「買っていい人/合わない人」の見分け方
・松井に関するよくある質問への回答
「鳥取のウイスキー?聞いたことないけど、本当にうまいの?」
……うん、ぶっちゃけ筆者もそう思ってた。
でも、飲んでみたらジャパニーズウイスキー観がぶっ壊れる。
その理由を、これから順を追って解説していく。
松井 シングルモルトウイスキーとは?鳥取・倉吉蒸溜所のジャパニーズシングルモルト
この章の結論:松井 シングルモルトは倉吉蒸溜所産の国産シングルモルト。ミズナラ・ピーテッド・サクラカスクの3種類で構成され、国際品評会での受賞歴も豊富なジャパニーズの実力派。

画像:KASEI / Wikimedia Commons / CC BY-SA 4.0
松井 シングルモルトウイスキーは、鳥取県倉吉市の倉吉蒸溜所で造られているジャパニーズシングルモルト。
製造元は、創業1910年の老舗・松井酒造合名会社。
松井酒造はもともと焼酎や日本酒を造っていた老舗で、ウイスキー業界に参入したのは2015年から。
すでにブレンデッドウイスキーの「倉吉」を販売していたため、シングルモルトのブランド名は社名の「松井」に決まった、ってわけだ。
つまり……。
シングルモルト = 松井
ブレンデッド = 倉吉・鳥取・山陰
こういう住み分けになっている。
松井酒造のラインナップを見るとちょっとややこしいから、まずはこれを覚えておこう。
「松井=鳥取の倉吉蒸溜所が造るシングルモルト」って覚えれば話が早い!
倉吉(ピュアモルト)はこちら!
松井を生んだ倉吉蒸溜所と松井酒造の歴史
この章の結論:松井酒造は1910年創業。2017年から自社蒸留を開始し、現在のシングルモルト松井は自社蒸溜原酒を使用した現行ラインだ。
松井 シングルモルトを語る上で、避けて通れないのが松井酒造の歴史と倉吉蒸溜所の成り立ち。
順番に見ていこう。
1910年創業の老舗・松井酒造合名会社
松井酒造合名会社は、1910年に鳥取県で創業。
もともとは日本酒や焼酎を造っていた老舗酒造で、ウイスキー以前から100年以上のキャリアを持つ。
長年培ってきた発酵・蒸留の技術がベースにあるからこそ、後発のウイスキー製造でも結果を出せる土台があったってこと。
「鳥取のローカル酒造」が世界品評会で評価されるようになったのは、決して偶然じゃないってわけだ。
2015年、ウイスキー製造免許を取得して参入
松井酒造がウイスキー業界に正式参入したのは、2015年。
鳥取県倉吉市に倉吉蒸溜所を構え、ウイスキー製造免許を取得した。
ただ!
シングルモルトを名乗るには3年以上の熟成が必要だ。
そこで松井酒造は、最初は海外から輸入したモルト原酒をブレンド/ヴァッティングしたピュアモルトウイスキー「倉吉」からリリースを開始。
その後「鳥取」「山陰」など複数のブランドを順次展開していった。
2016年、ボトル表記をめぐる「炎上」事件
……ところが、このスタートで大きな問題が起きてしまう。
2016年前後、松井酒造は「Made in Nippon」と表記したボトルで「日本のウイスキー」として商品を販売していた。
でも、中身は海外から輸入したモルト原酒をブレンドしたピュアモルト。
当時のウイスキー業界には、「ジャパニーズウイスキー」を厳密に定義するルールがまだ存在しなかった。
だから法的には問題なかったんだけど……消費者からは「これって日本のウイスキーって言っていいの?」とガッツリ批判が起きた。
「日本のウイスキーって名乗ってるのに中身は海外原酒って、それはアウトでしょ!」
……当時のSNSやウイスキー界隈は、ぶっちゃけそんな雰囲気だった。
この騒動が業界全体の反省につながり、2021年に日本洋酒酒造組合が「ジャパニーズウイスキーの自主基準」を制定するきっかけのひとつになる。
ある意味、松井酒造の事件はジャパニーズウイスキー業界に正しい定義をもたらしたとも言えるってこと。
炎上から、世界の品評会で高評価を得ている。
2018年、ついに自社蒸溜開始
引用元:松井酒造公式サイト
で、ここから松井酒造の本気が始まる。
2015年に取得した製造免許のもと、2018年から本格的に自社蒸溜をスタート。
倉吉の地下水と国産・輸入麦芽を使い、ミズナラ・サクラ・シェリー・各種ワインカスクと、ガチで多彩な樽を仕込んでいく。
3年以上の熟成を経て、自社蒸溜原酒100%のシングルモルトウイスキー松井がいよいよ世に出る。
これが、現在のシングルモルト松井ラインナップだ。
「2015年=製造免許」「2016年=炎上」「2018年=自社蒸溜開始」「現在=世界品評会受賞の常連」。この流れを覚えとくと、松井の現在地が一発でわかる!
松井酒造の流れをざっくり整理
1910年:鳥取で創業(日本酒醸造を中心にスタート)
2015年:ウイスキー製造免許を取得
2016年前後:表記問題で批判を受ける
2017〜2018年頃:ポットスチル導入・自社蒸溜体制を整える
現在:シングルモルト松井が国際品評会で評価される
「結局、松井ってどれくらい評価されてるの?」
SWSC・WWAで連続受賞、海外評価も急上昇
松井酒造は、SFWSC・WWA・IWSC・ジム・マーレイ ウイスキーバイブルなど、複数の国際品評会で受賞歴を重ねている。
特に注目すべきは以下。
松井酒造の主な国際的評価
・2023年 WWA:松井 サクラカスクがカテゴリーウィナー&金賞
・2023年 SFWSC:倉吉18年がダブルゴールド(最高金賞)
・2024年 SFWSC:倉吉18年・松井 サクラカスクがダブルゴールド
・2024年 ジム・マーレイ ウイスキーバイブル:松井 サクラカスクが「ジャパニーズ・ウイスキー・オブ・ザ・イヤー」「ジャパニーズ・シングルモルト・オブ・ザ・イヤー」のW受賞
・2020年 ジム・マーレイ:松井 ミズナラカスクがジャパニーズ・シングルモルト・オブ・ザ・イヤー
松井 シングルモルトの実力が世界に知れ渡るようになったのは、複数の世界品評会で連続受賞してから。
これは、世界中のウイスキーが競い合う中で最高位クラスの評価を連続で受けたってこと。
後発の鳥取の蒸溜所が、わずか数年で世界で評価されるレベルまで一気に駆け上がってる。
さらに松井酒造は海外や免税店限定のボトルも多数リリースしており、国内よりむしろ海外で人気と言ってもいいほどの存在感を示している。
「鳥取のシングルモルトが、国際的に権威ある品評会でダブル金賞」
……このパワーワード、ジャパニーズウイスキー好きなら知っておいて損はない。
ここまでのまとめ
松井酒造は1910年創業の老舗が2017〜2018年に自社蒸溜を開始し、現在は国際品評会の常連に。歴史の背景を知ると、受賞の重みがわかる。
「倉吉蒸溜所って、どんな樽を使ってるの?」
松井 シングルモルトの製造方法と倉吉蒸溜所の樽の特徴
で、倉吉蒸溜所の最大の特徴は、なんといっても使用する樽の多様性。
シングルモルト松井のラインナップを見ると一目瞭然なんだけど、ジャパニーズウイスキーらしい個性を出すため、なんかもう色んな種類の樽を使い分けている。
倉吉蒸溜所が使う主な樽の種類
倉吉蒸溜所で使われる主な樽
・ミズナラ樽……日本を代表する樽材。オリエンタルな香り
・サクラ樽……日本の桜を樽材に使った、世界的にも珍しい樽
・シェリー樽……スペインからの本格シェリー樽
・各種ワイン樽……フィニッシュなどに使われるワインカスク
・ホワイトオーク樽……ピーテッド原酒の熟成などで使用

……これだけの種類の樽を使い分けてる蒸溜所、ジャパニーズウイスキーの中でもなかなか珍しい。
特に注目したいのが、ミズナラ樽とサクラ樽。
ミズナラは日本の固有樹種で、シングルモルトの世界では「オリエンタル」と称される独特な香りで知られる存在。
「桜の樽って、本当に味に出るの?」
そして桜の木材を樽に使っているのは、世界的にもかなりレアな取り組み。
「日本らしさ」を樽で表現する蒸溜所
つまり倉吉蒸溜所は、これに尽きる。
これが海外で松井が高く評価される理由のひとつでもある。
ここまでのまとめ
倉吉蒸溜所の最大の特徴は樽の多様性。特にミズナラ樽とサクラ樽という、ジャパニーズ固有の樽材を積極活用しているのが、世界で評価される理由のひとつ。
松井ウイスキーは怪しい?過去の炎上と現在のシングルモルトは分けて考えるべき
この章の結論:過去の倉吉・鳥取・山陰系への不信感と、現在のシングルモルト松井は、別物として評価していい。
正直に書こう。
松井酒造のウイスキーには、過去の表記問題を知っているコアなウイスキーファンから、いまでも警戒の目を向けられているところがある。
これは、無視しないほうがいい。
ただ、ここで大事なのは……。
「昔の倉吉・鳥取・山陰系への不信感」と、
「現在のシングルモルト松井」を、
分けて考えること。
「でも、松井って昔ちょっと評判悪くなかった?」
2016年の表記問題とは何だったのか
2016年、ウイスキー「倉吉」のラベル表記をめぐって批判があった。
具体的には、
・「メード・イン・ジャパン」と書いてあるのに、輸入原酒がブレンドされていた
・国産原酒の部分も他社生産だった
・当時、存在していなかった「倉吉蒸溜所」がラベルに記載されていた
……という内容だ。
ネット上で炎上騒ぎとなり、これを覚えている人は今でも警戒していたりする。
その後、松井酒造は何をしたか
炎上から、松井酒造は順番に体制を立て直していく。
・2017年:第1工場にポットスチル3基を導入し、自社でのウイスキー原酒の蒸留を開始
・2021年:日本洋酒酒造組合がジャパニーズウイスキーの自主基準を制定(業界全体の動き)
・現在の「シングルモルト松井」シリーズは、自社蒸留原酒を使用した現行ライン
ここだけ覚えればOK
・過去の問題は、当時、業界に明確な自主基準がなかった時代の話
・現在のシングルモルト松井は、自社蒸留原酒を使った現行ライン
・国際品評会で受賞しているのは、現行のシングルモルト松井
・不安なら、まずミニボトル3本セットかミズナラカスクから試すのが安全
松井3種類の味の違いを比較|ミズナラ・ピーテッド・サクラは何が違う?
この章の結論:樽材が違うと、香り・味わい・クセが大きく変わる。3本同時に試すのが一番わかりやすい。
「松井って結局、どれから飲めばいいの?」
| 銘柄 | 香り | 味わい | クセ | おすすめの人 |
|---|---|---|---|---|
| ミズナラカスク | 穀物の甘さ+オリエンタルで爽やか | なめらかで穏やかな甘さ | 弱い | 松井に初挑戦する人 |
| ピーテッド | 控えめなピートスモーク | スモーク+果実の甘み | 中 | アイラ入門前の人、食事に合わせたい人 |
| サクラカスク | 桜由来の甘くかぐわしい香り | 和の樽が香る独特の余韻 | 強め(個性的) | ジャパニーズの個性が欲しい人、贈答用 |
ここだけ覚えればOK
・初めてならミズナラカスク
・スモーキー好きならピーテッド
・日本らしさと贈答感ならサクラカスク
「3種類って、具体的に何がどう違うの?」
松井 シングルモルトウイスキーの種類と味わい!3種類のラインナップを徹底解説
この章の結論:ミズナラ(クセ少なめ)・ピーテッド(スモーク系)・サクラカスク(和の個性)の3本。迷ったらミズナラから。
松井 ミズナラカスク
立ち位置:最初の1本向け。クセが少なく、松井の入口にちょうどいい。
受賞:ジム・マーレイ 2020 ジャパニーズ・シングルモルト・オブ・ザ・イヤー
松井 ピーテッド
立ち位置:スモーキー入門向け。アイラほど強烈ではなく、食事にも合わせやすい。
特徴:「焚き火・果実・穏やか」系のジャパニーズピーテッド
松井 サクラカスク
立ち位置:日本らしさと贈答感。味だけでなく、見た目と話題性も強い。
受賞:WWA 2023 カテゴリーウィナー、ジム・マーレイ 2024 ジャパニーズ・ウイスキー・オブ・ザ・イヤー
シングルモルトウイスキー松井のラインナップは、現在3種類。
松井 シングルモルト 3種ラインナップ
① 松井 ミズナラカスク……ミズナラ樽熟成。爽やかで万人受け
② 松井 ピーテッド……ピート麦芽使用。スモーキー&フルーティ
③ 松井 サクラカスク……サクラ樽熟成。日本らしい甘い香り
同じ松井でも、樽が違えばまったく違う味わいになる。
順番に見ていこう。
松井 ミズナラカスク|爽やかで万人受けするスタンダード
松井 ミズナラカスク シングルモルトはこちら!
こんな人におすすめ
・松井シングルモルトに初めて挑戦する人
・山崎・白州の次を探している人
・ジャパニーズのクセなく飲みやすい1本が欲しい人
松井ラインナップの中で、もっともクセが少なく入りやすい1本。
山崎・白州の代用品ではなく、ジャパニーズらしい樽の個性を手頃に試す入口として位置づけられる。
松井に初挑戦する人なら、まずはこのミズナラカスクから試すのが失敗しにくい。
注意
松井 ミズナラカスクは山崎・白州の代用品ではありません。同じジャパニーズでも、鳥取・倉吉蒸溜所の個性を楽しむ別の体験です。
2020年 ジム・マーレイ ウイスキーバイブル ジャパニーズ・シングルモルト・オブ・ザ・イヤー受賞。2024年 SFWSC ゴールド受賞。
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松井ラインナップの「最初の1本」にちょうどいい、クセ控えめのスタンダード。

では、ここから中身を解説していく。
松井 ミズナラカスクは、その名の通りミズナラ樽で熟成されたシングルモルト。
松井ラインナップの中で、もっともクセがなくて飲みやすい1本だ。
味わいは、大麦由来の穀物の甘い香りに、ミズナラ樽特有のオリエンタルで爽やかな香りが重なる。
口に含むと、甘くてなめらかな口あたりがスーッと広がっていく感じ。
ジャパニーズシングルモルトに初挑戦したい人や、ミズナラ樽熟成の品を試してみたい人には、松井ラインナップのファーストチョイスとして最適。
クセが強すぎないから、ストレートでもロックでもストレスなく楽しめる。
「松井ってどれから飲めばいい?」って聞かれたら、まずはミズナラカスクって答える!
価格帯は5000〜6000円台と、ジャパニーズシングルモルトとしてはかなり手が届きやすいライン。
「初めての松井」にも、「ジャパニーズのストックを増やしたい」って人にもハマる位置取りだ。
松井 ピーテッド|キレのあるスモークと果実味の融合
松井 ピーテッド シングルモルトはこちら!
こんな人におすすめ
・アイラウイスキーが気になってるけど「強烈すぎる」と躊躇している人
・食事に合わせやすいスモーキーが欲しい人
・控えめなピート感で「スモーク入門」したい人
ラフロイグやアードベッグのような「ガツン系スモーク」とは方向性が違う。焚き火・果実・穏やか系の上品なピート。
アイラ入門前のワンクッション、もしくは食事に合わせやすいスモークとして使いやすいポジション。
注意
松井 ピーテッドは、ラフロイグやアードベッグのような「強烈スモーク」ではありません。上品で控えめなピート感が特徴。「もっとガツンと来てほしい」という人はアイラへ、「穏やかなスモークから試したい」という人に向いています。
2024年 SFWSC シルバー、2023年 IWSC ブロンズ受賞。
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「アイラはちょっと強すぎる、でもピート感は欲しい」って人にどハマりする1本。

ぶっちゃけ、ピート初心者にこそ試してほしい銘柄。
松井 ピーテッドは、ピート麦芽を使った原酒を、厳選したホワイトオーク樽で熟成させた1本。
ジャパニーズウイスキーで「ピーテッド」と名前がつく銘柄って、実はそこまで多くない。
余市・宮城峡もスモーキーな原酒は造ってるけど、「ピーテッド」と冠した銘柄をシングルモルトでリリースしてるのは、なかなか珍しい部類なんだよね。
味わいは、ピート由来のスモーキーな香り……なんだけど、これがガツンとくるタイプじゃなくて、キレ控えめで穏やかなのが特徴。
そこにジュワッとした果実の甘味が重なって、スモークと甘さがバランスよく共存してる感じ。
アイラ系のラフロイグやアードベッグみたいな「ガツン系スモーク」とは方向性が違う。
どちらかというと、スモーキーな入門編として最適な1本。
「アイラはちょっと強すぎる……でもピート感は欲しい」
そんな人にこそ、松井ピーテッドはおすすめできる。
ジャパニーズピーテッドの代表格と言えば余市あたりだけど、あちらが「火薬・潮・骨太」系なら、松井ピーテッドは「焚き火・果実・穏やか」系。
同じ「ピーテッド」でもキャラがまったく違うから、両方そろえて飲み比べると面白い。
松井 サクラカスク|世界が認めた桜の樽が生む唯一無二のシングルモルト
松井 サクラカスク シングルモルトはこちら!
こんな人におすすめ
・ジャパニーズの「和の個性」をはっきり感じたい人
・ウイスキー好きへの贈答用を探している人
・世界的に希少な「桜樽熟成」を体験したい人
味だけでなく、ラベル・樽材・話題性まで含めて楽しめる、贈答にも向く1本。
ジャパニーズの「日本らしさ」が一番わかりやすく出る銘柄。ただし濃厚シェリー系を期待すると方向性が違うので注意。
注意
サクラカスクは濃厚シェリー系ではありません。桜材由来の独特な甘みと、和の余韻が特徴のタイプ。シェリーボムを期待すると「思ってたのと違う」となりがちなので注意。
2023年 WWA カテゴリーウィナー&金賞、2024年 SFWSC ダブルゴールド、2024年 ジム・マーレイ ジャパニーズ・ウイスキー・オブ・ザ・イヤーと、受賞歴は松井ラインナップでもっとも豪華。
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「日本らしさを贈り物にしたい」「自分でも世界が認めた桜樽を体験したい」人にぶっ刺さる1本。

てことで、中身を見ていく。
松井 サクラカスクは、桜(サクラ)の木材で造った樽で熟成された、世界的にも超レアなシングルモルト。
……ふつう、ウイスキー樽といえばオーク(ナラ)。
桜を樽材に使うって、ちょっと聞いたことがないレベルの発想。
でも、これがうまく機能してる。
樽から香りが移って、甘い桜の香りが鼻腔をくすぐり、大麦の優しい甘味と一緒に広がっていく。
「日本らしさ」をここまで分かりやすく表現したシングルモルトは、なかなかない。
そしてこのサクラカスク、ただの「変わり種」じゃない。
WWA(World Whiskies Awards)2023でカテゴリーウィナー&金賞を受賞してる、ガチで世界が認めた1本だ。
「日本のシングルモルトにハマった海外の人へのプレゼントにも完璧」
桜の名を冠した銘柄なんて、もう日本人としてもめちゃくちゃテンション上がる。
気になった人はぜひ手に入れてみてほしい。
ラベルにも桜が描かれていて、見た目からして贈答ムード全開。
海外の友人やウイスキー好きへの手土産としても、めちゃくちゃ刺さる1本。
松井 = 鳥取から世界へ。
「日本らしさ」を樽で語るシングルモルト
用途別|松井 シングルモルトの早見表
飲みくらべ3本セット(ミズナラ/サクラ/ピーテッド)はこちら!
3種類とも個性がハッキリ違うから、「自分の用途に合うのはどれか」でサクッと選べるように早見表にまとめた。
用途別|松井 シングルモルト早見表
| こんな人 | おすすめ | 飲み方 |
|---|---|---|
| ジャパニーズシングルモルト初挑戦 | ミズナラカスク | ストレート/トワイスアップ |
| スモーキー入門したい | ピーテッド | ハイボール/ロック |
| 日本らしさを楽しみたい | サクラカスク | 水割り/ストレート |
| 食事と一緒に楽しみたい | ピーテッド | ハイボール(BBQ・燻製と相性◎) |
| 海外の友人へのプレゼント | サクラカスク | 化粧箱もそのまま渡せる |
……これを見れば、自分が買うべき1本が一発で分かる。
松井 シングルモルトウイスキーのおすすめの飲み方!銘柄ごとに違うベストな飲み方
この章の結論:ミズナラはストレート/ロック、ピーテッドはハイボール、サクラカスクはトワイスアップが一番個性が出る。
松井シングルモルトの飲み方なんだけど、3種類とも個性が違うから、銘柄ごとに飲み方も変えるのが正解。
ここでは、銘柄別のおすすめの飲み方を解説していく。

① ストレート|まずは香りと味わいをじっくり楽しむ
松井シングルモルトの第一歩はストレートから始めるのがおすすめ。
特にミズナラカスクは、ストレートでこそ爽やかな香りとなめらかな口あたりが活きてくる。
サクラカスクとピーテッドは、まず一口ストレートで香りを確かめてから、ロックや加水に切り替えていく流れが理想。
ロックにすると、ピーテッドはすっきりした飲み口に、サクラカスクはなめらかな口あたりに変化していく。
3種とも、最初の一口は「ストレートで」香りを確認するのが鉄則!
② 水割り・トワイスアップ|銘柄ごとに使い分ける
水割りは銘柄ごとに使い分けるのが鉄則。
同じ「水割り」でも、加水量や水の温度を変えるだけで、銘柄の魅力が引き立ったり、潰れたりする。
銘柄別・水割りの最適解
・ミズナラカスク → トワイスアップ(常温の水を1:1)。爽やかな香りが立つ
・ピーテッド → 少量加水。スモークが穏やかに開く
・サクラカスク → 普通の水割り(氷+水で薄める)。桜の香りが食事にぴったり
サクラカスクの水割りはとくにおすすめ。
桜の香りがふわっと広がって、和食との相性が抜群なんだよね。
③ ハイボール|ピーテッドとの相性が抜群
松井 ピーテッドのハイボール、これがめちゃくちゃ合う。
ピート由来のスモーキーさと炭酸の爽快感が組み合わさると、食事中に飲みたくなるタイプの一杯に仕上がる。
クセが強すぎないピーテッドだから、食事との相性も良好。
BBQ、焼き鳥、燻製料理あたりとはとくに好相性。
「ピーテッドのハイボール」は、和食にも洋食にも合う万能ペアリング!
ここまでのまとめ
飲み方の結論:ミズナラはストレート/ロック、ピーテッドはハイボール、サクラカスクはトワイスアップかロックが一番個性が出る。
松井 シングルモルトは誰におすすめ?買っていい人と合わない人
ここだけ覚えればOK
・山崎・白州に物足りなさを感じてきた人、次の1本に最適
・初心者にはミズナラカスク、スモーキー好きにはピーテッド
・贈答用・話題性重視ならサクラカスクが最強
・松井 = 山崎・白州の代替ではなく、別の個性を持つジャパニーズ
ここまで読んで「で、結局自分は買っていいのか?」って思ってる人もいるはず。
そんな人のために、買っていい人/合わない人を整理しておく。
こんな人にはおすすめ
- 山崎・白州・余市の次のジャパニーズを探している人
- ミズナラ樽・サクラ樽など「日本らしい樽」に興味がある人
- SWSCやWWAなどの世界的な賞歴を重視する人
- 海外の友人にウイスキーを贈りたい人
- 5000〜10000円台で買える本格シングルモルトを探している人
こんな人には合わないかも
- アイラ系のガツンとくるピートが好きな人(松井ピーテッドは控えめ)
- シェリー樽全開のリッチな甘さが欲しい人(サクラカスクは繊細系)
- 3000円台のデイリーボトルを探している人(価格帯は5000円〜)
- 「ジャパニーズ=山崎・白州」のブランド志向が強い人
「3種全部揃えるとお財布が痛い……」って人は、まずはミズナラカスクから1本ずつ試すのが正解!
ここまでのまとめ
松井は「日本らしい樽で熟成した、国際的に評価されるジャパニーズシングルモルト」。山崎・白州とは別の個性を持つ蒸溜所として楽しむのが正解。
「松井って、松井ブランドと倉吉ブランドで何が違うの?」
松井 シングルモルトのよくある質問(FAQ)
松井シングルモルトについて、読者からよく聞かれる質問をまとめておく。
Q. 松井 シングルモルトの価格はいくら?
松井 シングルモルトの実勢価格は5000〜10000円台がメインゾーン。
ミズナラカスク・ピーテッド・サクラカスクとも、700mlでだいたい同じ価格帯に収まっている。
限定ボトルやプレミア化したものは、それ以上の価格で取引されてるケースもある。
Q. 松井 シングルモルトはどこで買える?
大手のオンラインショップ、Amazon・楽天・Yahooショッピングあたりで普通に取り扱いがある。
ただ!
ジャパニーズウイスキー全体が品薄状態なので、見つけたタイミングで買っておくのが鉄則。
Q. 松井 シングルモルトに終売した銘柄はある?
過去には限定リリースのボトルがいくつか終売・完売してるが、レギュラーラインナップの3種(ミズナラ/ピーテッド/サクラ)は現行品。
ただし生産量は決して多くないため、店頭から消えたり再入荷したりを繰り返してる。
Q. ミズナラ・サクラ・ピーテッド、最初に買うならどれ?
結論、ミズナラカスクからがベスト。
理由は、クセがなく万人受けする味わいで、ジャパニーズシングルモルトとしての松井のスタンダードな個性が一番分かりやすいから。
そこからピーテッド or サクラへ広げるのが王道ルート。
Q. 山崎・白州との違いは?
山崎はサントリー山崎蒸溜所(大阪)のシェリー樽中心、白州はサントリー白州蒸溜所(山梨)の森のスモーキーが特徴。
対する松井は、鳥取・倉吉蒸溜所のミズナラ&サクラを中核とした個性。
「日本らしさを樽で表現する」っていうベクトルが、松井の最大の差別化ポイントってわけ。
Q. 同じ松井酒造の「倉吉」とは何が違う?
「倉吉」は松井酒造のもうひとつのブランド名。
主にブレンデッド/ピュアモルトとして、海外モルト原酒のブレンドや複数樽のヴァッティングを含むラインナップになってる。
ただ!
2024年以降は自社蒸溜原酒100%の「シングルモルト倉吉」も登場していて、IWSC2024でゴールド受賞してる。
つまり整理すると、こんな感じ。
松井酒造のブランド整理
・シングルモルト松井 → 自社蒸溜原酒100%。ミズナラ/ピーテッド/サクラの3種
・シングルモルト倉吉 → 2024年〜。自社蒸溜原酒100%、IWSC金賞
・ピュアモルト倉吉/鳥取/山陰 → 輸入モルト原酒のブレンド/ヴァッティング
初心者は「シングルモルト=松井(または最近の倉吉)」「ブレンデッド/ピュアモルト=倉吉・鳥取・山陰」と覚えれば、まず迷わない。
Q. 松井ウイスキーは怪しいと言われるのはなぜ?
過去(2016年頃)に、輸入原酒を使った商品の表記をめぐって批判があったため。当時はジャパニーズウイスキーに明確な自主基準がなく、業界全体の課題でもあった。
現在の「シングルモルト松井」は、自社蒸留原酒を使った現行ラインで、過去の商品群とは切り分けて考えるべき。
不安な人は、まずミニボトル3本セットか松井 ミズナラカスクから試すのが安全。
Q. 松井と倉吉はどっちを買えばいい?
シングルモルトを飲みたいなら松井(松井 ミズナラカスク/ピーテッド/サクラカスク)。
ピュアモルトやブレンデッドを試したいなら倉吉シリーズ(倉吉/倉吉8年/倉吉12年/倉吉18年など)。
初心者には松井 ミズナラカスクが一番わかりやすい。
「ミズナラ樽ってよく聞くけど、実際どういうもの?」
もっと深く知りたい人へ|松井をもっと楽しむための教養
ここからは、松井シングルモルトを「もう一段深く楽しみたい」って人向けの教養セクション。
ミズナラ樽・サクラ樽・ジャパニーズウイスキー新定義……話のネタとしても使える知識をまとめておく。
ミズナラ樽とは?日本固有のオーク材が生む「オリエンタル」な香り
ミズナラ樽は、日本固有のナラ材から造られる樽。
サントリーが第二次世界大戦中、輸入オークが手に入らなくなった時期に代用として使い始めたのがきっかけ。
ところが、これが白檀(サンダルウッド)や伽羅(きゃら)に似た独特な香りを生むことが判明。
ヨーロッパや北米のオークでは出せない、東洋的でお寺っぽい甘い香りがする樽として、世界中のシングルモルトファンに「オリエンタル」と称される存在に。
近年では世界中のスコッチ蒸溜所が高値で取引するほどの希少素材になっており、松井のミズナラカスクはそのオリエンタルな香りを正面から受け取れるシングルモルトとして価値が高い。
サクラ樽はなぜ世界的にレアなのか?
そもそもウイスキー樽は、オーク材(ナラ・カシ)が世界標準。
これは、オーク材が硬く、適度に多孔質で、液漏れせず香りが移るという条件を満たす数少ない木材だから。
「桜の樽でウイスキーを熟成させるって、普通に考えたら無謀!」
……なのに、なぜ松井は桜樽を使えるのか?
答えは、松井酒造が長年培ってきた発酵・蒸留・木材加工の技術力。
桜の木はオークと比べると軟らかく、樽として成立させるには高度な加工技術が必要。
その技術を持つ酒造だからこそ、サクラ樽という世界でほぼ唯一無二の樽材を実用化できているわけだ。
ジャパニーズウイスキーの新定義(2021年以降)と松井
2021年、日本洋酒酒造組合が「ジャパニーズウイスキー」の自主基準を制定した。
主なポイントは以下:
ジャパニーズウイスキー自主基準(2021年)
・麦芽は必ず使用、使用穀物は日本国内で仕込み水とともに使用
・糖化・発酵・蒸溜は日本国内の蒸溜所で実施
・700L以下の木製樽で日本国内で3年以上熟成
・瓶詰めは日本国内、アルコール度数40度以上
松井 シングルモルト3種は、すべてこの新定義の条件を満たすジャパニーズシングルモルト。
ブレンデッドの「倉吉」「鳥取」「山陰」とは別ラインとして、松井という名でシングルモルトを展開している意味が、この自主基準制定後により明確になっているわけだ。
「松井=新定義に正面から応える、正統派ジャパニーズシングルモルト」
まとめ|松井 シングルモルトは知る人ぞ知るジャパニーズの実力派
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松井 シングルモルトウイスキーは、鳥取県・倉吉蒸溜所が放つジャパニーズシングルモルトの実力派。
SWSCダブル金賞、WWAカテゴリーウィナーと、世界が認めた品質を持つ蒸溜所だ。
3種類のラインナップは、それぞれキャラクターがハッキリ違う。
松井 シングルモルト 3種まとめ
・初心者・万人受けなら → ミズナラカスク
・スモーキー入門者なら → ピーテッド
・日本らしさを求めるなら → サクラカスク
ジャパニーズウイスキーは品薄状態が続いている銘柄も多く、松井もその例外じゃない。
気になる銘柄が手に入るタイミングがあれば、見つけたときに買っておくのがおすすめ。
クセがなくストレートでも飲みやすい万人受けタイプを探すなら、まずはミズナラカスクから手を出すのがいい。
そこから「次はガツンとピート系いってみるか!」って気分でピーテッド、「日本らしさをガッツリ味わいたい!」ってときにサクラカスク、と広げていけば、松井 シングルモルトの世界がグッと深く楽しめる。
「鳥取の隠し玉、世界で評価される実力派」
……これが、松井 シングルモルトウイスキーの正体だ。
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