煙くさいウイスキーに手を出し始めると、
必ずぶつかる壁がある
「アードベッグとラフロイグ、結局どっちが強いの?」
問題!
というのも、
この2銘柄って、
どちらもアイラ島の隣同士の蒸留所だし、
どちらも1815年創業の同い年だし、
どちらも「アイラモルトの中で最強クラス」って同じ売り文句で語られるので、
結局どっちが本当に強いのか分からなくなってる人が続出しています・・・
で、先に結論を言うと・・・
筆者はラフロイグ派!
アードベッグも大好きなんだけど、
ラフロイグの方が香りから味まで一貫して煙くさいので、
「煙を浴びる体験」としてはちょっとだけ好み!
ただ!
飲み方や気分によってはアードベッグの方が断然おすすめな場面もあるので、
それも含めて詳しく解説していくよ!
ということで今回は、
245本以上飲んできた筆者が、
両方のレビュー記事を書いた経験をもとに、
アードベッグとラフロイグを徹底比較していくよ!
今回は「アードベッグとラフロイグの違い・どっちがおすすめか」を徹底比較していくよ!
下の目次をクリックして好きなページにジャンプしてね!
- アードベッグとラフロイグの基本情報を比較!
- 香りの違いを正直に比較!第一印象がまるで逆
- 味の違いを正直に比較!10年もの同士で飲み比べてみた
- 価格比較!600円差は何を生む?
- 飲み方別おすすめを解説!ストレートとハイボールどっちが合う?
- ラインナップ比較!上位グレードはどっちが面白い?
- こんな人にはラフロイグ!こんな人にはアードベッグ!
- アイラウイスキーとは?基礎知識を解説!
- アードベッグとラフロイグのよくある疑問に答える!
- まとめ:アイラの2大巨頭はどっちも正解、でも順番はラフロイグから
アードベッグとラフロイグの基本情報を比較!

まずは基本スペックを比較してみよう!
どこが違うか知っておくと、自分に合う方が選びやすくなるよ!
まず大前提として、
この2銘柄は
どちらもアイラ島の隣同士の蒸留所
です。
ただ!
親会社も度数も、意外と結構違う・・・
以下の比較表を見てほしい!
| ラフロイグ | アードベッグ | |
|---|---|---|
| 創業 | 1815年 | 1815年 |
| 産地 | アイラ島 | アイラ島 |
| 親会社 | サントリー | グレンモーレンジィ社(LVMH) |
| 10年もののアルコール度数 | 40% | 46% |
| 価格(700ml) | 約4,000円 | 約4,600円 |
| 色 | やや濃いめ | 白ワインみたいに薄い |
一番意外な違いは親会社!
ラフロイグは日本のサントリー傘下で、
アードベッグはグレンモーレンジィ社(LVMH=あのモエ・ヘネシー系列)傘下。
隣の蒸留所同士なのに、資本は全然別・・・
ちょっと意外じゃないですか?
香りの違いを正直に比較!第一印象がまるで逆

両方飲んだ筆者が正直に書くよ!
ラフロイグの香り
ラフロイグをグラスに注いで鼻を近づけると、
鼻にツーンと突き刺さる消毒液のような刺激臭が、
いきなり全開でやってきます!
使い古した革手袋を鼻に押し当てられたような、
とにかく最初の一撃が強い!
アルコールの刺激も結構強めなので、
鼻が弱い人はここでちょっと身構えると思います(笑)
アードベッグの香り
一方アードベッグは、
拍子抜けするぐらい香りが弱い!
「世界最強のピート香」って前情報を聞いて身構えてたのに、
革製品のような上品な煙と、
かすかな海の潮の香りがするぐらいで、
むしろ大人しい・・・
アルコールの刺激もほぼ感じません
つまり香りだけ比べると、ラフロイグの圧勝!
ボトルを開けた瞬間のインパクトはラフロイグの方が何倍も強い!
味の違いを正直に比較!10年もの同士で飲み比べてみた
香りではラフロイグが勝ったけど、味はまた別の話!
それぞれのレビュー記事を書いた時の実感をもとに比較するよ!
ラフロイグ10年の味
ラフロイグ10年を口に含むと、
超強烈な煙の風味が口いっぱいに広がって、
まるで焦がしたピザや失敗した焼肉のような炭っぽさが中心!
飲み込んだ後も1〜2分は煙の余韻が続いて、
そこから少し時間が経つと、
バニラのような甘みがじんわり出てくる!
「香り→味→余韻」まで、ずっと煙が主役!
ラフロイグ10年を実際に飲んでみたレビューはこちら!
【最強にくさい】ラフロイグ10年の味と歴史を徹底紹介!【正露丸】
正露丸に例えるレベルで煙くさい理由を詳しく書いてます!
アードベッグ10年の味
アードベッグ10年は、
口に含んだ最初の一瞬は、
意外とあっさり!
上品なフルーティさとほのかな塩味が先に来て、
「あれ、思ったより大したことないぞ」って油断した瞬間、
少し時間が経ってから強烈な煙がドン!
ただ、その煙の余韻は案外あっさり消えていくのもアードベッグの特徴!
ラフロイグ:最初から最後までずっと煙が主役。余韻が長い。
アードベッグ:最初は上品、時間差で煙が爆発、余韻は意外と短い。
アードベッグ10年を実際に飲んでみたレビューはこちら!
「拍子抜けするほど大人しい」と思わせておいて後半で裏切ってくる構成が面白い!
価格比較!600円差は何を生む?
結局どっちの方がコスパいいの?
単純に価格を比べると、
ラフロイグの方が約600円安い!
ただ!
アードベッグは度数46%・ノンチルフィルタード(冷却ろ過をしない製法)なので、
単純な値段差以上に「造りの手間賃」が乗っていると考えると、
600円差はむしろ安いと思っています
とはいえ、
とりあえずアイラモルト入門で1本目を選ぶなら、
安い方のラフロイグから試すのが失敗しにくいと思う!
飲み方別おすすめを解説!ストレートとハイボールどっちが合う?
飲み方によって向く銘柄が変わる!
どっちがどの飲み方に合うか、詳しく解説するよ!
ストレート・ロックで飲むなら
ストレートならラフロイグ!
「煙を浴びる体験」をフルで味わいたいなら、
薄めずにストレートかロックで飲むのが一番!
香りから余韻まで一貫して煙くさいので、
薄めるとせっかくの個性が半減しちゃう!
ハイボールにするなら
ハイボールならアードベッグ!
アードベッグは元々あっさり軽い飲み口なので、
炭酸で割っても煙のインパクトがちゃんと残る!
塩味とフルーティさもハイボールにすると爽やかに化けるので、
夏に飲むならアードベッグハイボールが最高!
ラインナップ比較!上位グレードはどっちが面白い?
10年もの同士の比較だけじゃなく、上位グレードのラインナップも比較してみるよ!
ラフロイグのラインナップ
ラフロイグはラインナップが豊富!
ラフロイグ セレクトを飲んでみたレビューはこちら!
ラフロイグの特徴はそのままにシェリー樽の甘酸っぱさを加えたボトル!
ラフロイグ クォーターカスクを飲んでみたレビューはこちら!
小さい樽で追加熟成させた、10年よりさらに濃い一本!
ラフロイグの歴史・特徴・全ラインナップを知りたい人はこちら!
ラフロイグの味や種類/10年・18年・25年・セレクト・クオーターの違いを解説
アードベッグのラインナップ
アードベッグも個性豊かなラインナップを持っている!
アードベッグ ウーガダールを飲んでみたレビューはこちら!
【超高評価】アードベッグウーガダールをレビュー!これは美味すぎる!
誰が飲んでも複雑さが体感できる、正直本気でおすすめしたい一本!
アードベッグ コリーヴレッカンを飲んでみたレビューはこちら!
【超高評価】アードベッグコリーヴレッカンをレビュー!【マジで美味い】
ホットケーキのような濃密な甘みとアードベッグの煙が合わさって美味しい!
アードベッグ アン・オーを飲んでみたレビューはこちら!
【意外とシェリー】アードベッグアン・オーをレビュー!【万人受け】
10年よりも甘くて飲みやすいので、アードベッグ入門はこっちもおすすめ!
そのほか、10年よりさらに若いアードベッグの5年ものを飲んでみたレビュー記事もあるので気になる人はこちらもチェックしてみてほしい。アードベッグウィー・ビースティー5年レビュー!まずい?味と評価
アードベッグの歴史・特徴・全ラインナップを知りたい人はこちら!
アードベッグの味や種類/10年・ウーガダール・コリーヴレッカン・アンオーの違いを解説
こんな人にはラフロイグ!こんな人にはアードベッグ!
やっぱりどっちにすればいいか決められない・・・
そんな人のために、
どんなタイプの人にどっちが合うかをズバリまとめる!
ラフロイグをおすすめしたい人
ラフロイグはこんな人に!
とにかく強烈な煙を浴びたい人!
香りから余韻までブレずに煙くさいのが一番の魅力!
初めてアイラモルトに挑戦する人!
アードベッグより約600円安いので、失敗してもダメージが少ない!
ストレートやロックでじっくり飲みたい人!
薄めない方が煙の個性を100%楽しめる!
アードベッグをおすすめしたい人
アードベッグはこんな人に!
「拍子抜け→裏切り」の構成が好きな人!
最初は大人しいのに時間差で煙が爆発するのがクセになる!
ハイボールで煙くさいウイスキーを楽しみたい人!
元々あっさりした飲み口なので炭酸割りでも煙が消えない!
フルーティさと塩味の複雑さも楽しみたい人!
煙だけじゃなく海っぽい塩気まで感じられる欲張りな一本!
アイラウイスキーとは?基礎知識を解説!
そもそもアイラ島ってなに?なんでそんなに煙くさいの?
アイラ島とは、
スコットランド西の島にあるスコッチ6大産地のひとつ
島には泥炭(ピート)と呼ばれる燃料が豊富にあって、
麦芽を乾燥させる時にこのピートを燃やすので、
ウイスキーに煙の香りが移るのがアイラモルトの特徴!
島には現在8つの蒸留所があります
- ボウモア
- アードベッグ
- ブナハーブン
- ブルイックラディ
- カリラ
- キルホーマン
- ラガヴーリン
- ラフロイグ
実はラフロイグ・ラガヴーリン・アードベッグの3蒸留所は、
島の南岸に一直線に並ぶご近所さん!
歩いて行き来できる距離にあるのに、
それぞれ味も香りも結構違うのが面白いところです
アードベッグとラフロイグのよくある疑問に答える!
Q:アードベッグとラフロイグは同じ会社?
答え:
別会社!ラフロイグはサントリー、アードベッグはLVMH系
蒸留所は隣同士だけど、
経営はまったく別というのが面白いところ!
Q:ラフロイグとアードベッグ、初心者はどっちから飲むべき?
答え:
値段が安いラフロイグから!
ただしどちらも万人受けする味では絶対にないので、
ウイスキー1本目にはおすすめしません
スコッチに慣れてきて「もっと強烈な体験がしたい!」と思ってから手を出すのが正解!
まとめ:アイラの2大巨頭はどっちも正解、でも順番はラフロイグから
ということで!
隣同士の蒸留所なのに、性格がまるで逆のアードベッグとラフロイグ
ラフロイグは香りから余韻まで一貫して煙が主役、
アードベッグは最初あっさりさせておいて後半で煙を爆発させる
正直、どっちを買っても後悔はしないと思う
ただ!
初めてこのクラスに挑戦するなら、まずはラフロイグから
値段も安いし、煙の個性がストレートに伝わってくるから、
アイラモルトの「洗礼」を受けるにはちょうどいい一本!
そこで気に入ったら、次はアードベッグで「拍子抜け→裏切り」の構成を味わってみてください
きっと後悔しないから!
ちなみに、アードベッグの個性が気に入った人向けに、似たタイプの銘柄をまとめた記事もあるので気になる人はこちらもチェックしてみてほしい。アードベッグに似てるウイスキー6選!実飲して選んだ代わりの1本【時間差の爆煙】
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読んでくれてありがとう!筆者おすすめのウイスキーもどうぞ!