ウイスキーのラベルを眺めてたら・・・
なんかやたらと、
「Non-Chill Filtered」
って書いてある銘柄、多くないですか?
ノンチルフィルタードって何?なんか意味あるの?
筆者もウイスキーを飲み始めたころ、
同じ疑問を持ってた!
てことで!
ノンチルフィルタードというのは、
冷却濾過をしていないウイスキーのこと!
ざっくり言うとこれだけ!
ただ!
「冷却濾過をしない」ことで
フレーバーがぐっと豊かになるという、
ウイスキーマニアにとっては
めちゃくちゃ重要なポイントがあるんだよね!
ということで今回は、
245本飲んだ筆者がノンチルフィルタードについて、
徹底解説していこうと思います!
今回は「ノンチルフィルタードとは何か」「チルフィルタードとの違い」「おすすめ銘柄」を徹底的に紹介していくよ!
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ノンチルフィルタードとは?まず基本をおさえよう!

ノンチルフィルタードというラベル表記、
最近はいろんな銘柄で見かけるようになった!
というのも、
これはウイスキーの製造工程に関わる重要なキーワードで、
知ってると味の違いが分かるようになる!
てことで、まずは基本から!
チルフィルタリング(冷却濾過)とは何か?
ウイスキーを製造する工程で、
最後に瓶詰めをする前に
「濾過(ろか)」という工程がある!
チルフィルタリングというのは、
ウイスキーを0〜4℃に冷やしてから濾過すること!
冷やすことで脂肪酸エステルや脂質が
白く濁って固まる!
この固まった成分を取り除くのが、
チルフィルタリング(冷却濾過)という工程なんだよね!
なんで冷やして濾過するの?
理由は主に2つ!
① 見た目をキレイに保つため
ウイスキーを水や氷で割ると白く濁ることがある。
これを防いで見た目をクリアに保つ。
② 保存安定性を高めるため
脂質成分を取り除くことで、
長期保存しても品質が安定しやすくなる。
つまり、チルフィルタリングは
「見た目」と「保存」のための工程!
なぜ通常は冷却濾過するのか?
スーパーやコンビニで買えるウイスキーの多くは、
チルフィルタリングをしている!
その理由がこれ・・・
消費者が「濁ってる!変!」と思って返品するから
実際に、水割りやロックにしたとき
ウイスキーが白く濁ると、
飲んだことない人は「腐ってる?」って思っちゃう!
これはクロアーゼ(Louching)という現象で、
実は品質には全く問題がない!
白濁は品質の証拠であって、問題ではない!
でも大量流通させるためには
見た目の安定性が必要で、
だからほとんどのメーカーがチルフィルタリングをしてる!
ということで!
チルフィルタリングを「しない」ことを選んだのが
ノンチルフィルタード!
ノンチルフィルタードが選ばれる理由
ノンチルフィルタードが注目されるようになったのは、
ウイスキーマニアが増えてきたから!
チルフィルタリングで取り除かれる
脂肪酸エステルや脂質は、
実はウイスキーのフレーバーの重要な成分!
これを取り除いてしまうと・・・
香りや味が薄くなる!
ウイスキーの風味を大切にしたいと考える
クラフト系・シングルモルト系の蒸留所が
ノンチルフィルタードを選ぶ!
あとはアルコール度数46%以上の銘柄は、
冷やしても白濁しにくいため
ノンチルフィルタードにしやすい!
度数46%以上の銘柄は
ノンチルフィルタードが多い!
チルフィルタードとノンチルフィルタードの味の違いを比較!

で、
実際に違いがあるの?って話!
ある!めちゃくちゃある!
245本飲んできた筆者の実感として、
ノンチルフィルタードのウイスキーは
全体的にフレーバーが豊かで
口の中に広がりがある!
味の違いを実際に飲んで比較してみた
同じ蒸留所のチルフィルタードとノンチルフィルタードを
飲み比べると・・・
| 比較項目 | チルフィルタード | ノンチルフィルタード |
|---|---|---|
| 見た目 | 水割りでも透明 | 冷やすと白く濁る |
| 香りの強さ | 穏やか | 豊かで広がりがある |
| 味の厚み | スッキリ | オイリーでコクがある |
| 余韻 | 短め・きれい | 長くじわじわ続く |
| 価格帯 | 幅広い | やや高め〜プレミアム |
| 代表銘柄 | グレンリベット・バランタイン等 | グレンドロナック・キルホーマン等 |
ノンチルフィルタードのウイスキーは
なんか「口の中に残るオイリーさ」があって、
これがフレーバーを長持ちさせる!
ストレートで飲んだとき、なんかまったりとした口当たりを感じたら、それがノンチルフィルタードの証拠!
筆者の正直な感想を言うと・・・
ノンチルフィルタードのウイスキーは
ストレートで飲んだときの満足感が全然違う!
特にシングルモルトで
ノンチルフィルタードのものは、
グラスに注いだ瞬間から
香りの豊かさでわかるぐらい違う!
ノンチルフィルタードを知ってから
ウイスキーの楽しみ方が変わった!
ノンチルフィルタードのデメリット(白濁)
ただ!
ノンチルフィルタードには
一つだけデメリットがある!
水割りやロックにしたら白く濁る・・・
これがクロアーゼ(Louching)という現象!
白濁は品質問題ではない!飲んで全く問題なし!
これはノンチルフィルタードの特性で、
むしろフレーバーが豊かな証拠!
ただ!見た目に驚く人もいるので、
誰かにプレゼントするときは
「冷やすと濁るけど問題ない」と伝えてあげてね!
ノンチルフィルタードは
ストレートかトワイスアップで飲むのがベスト!
ノンチルフィルタードのおすすめ銘柄まとめ!
ノンチルフィルタードのウイスキー、何を買えばいいの?
ということで!
筆者が実際に飲んでうまい!と思った
ノンチルフィルタードのおすすめ銘柄を紹介します!
グレンドロナック 12年(GlenDronach 12)

スコットランド・ハイランドのシェリー樽一筋の蒸留所!
グラスに注いだ瞬間、
花の香りがフワッと広がる!
レーズン・チョコ・オレンジの甘さが合わさって・・・
筆者のレビューでも
「女の子みたいな花の香り」って表現したほどの華やかさ!
ノンチルフィルタードだから
この華やかなフレーバーがしっかり生きてる!
価格は1本約4,500円と、
シェリー樽熟成のシングルモルトとしては
かなりお買い得なレベル!
シェリー樽ウイスキー入門にはこれが正解!
花の香り・レーズン・チョコが合わさったシェリー樽の王道。ノンチルフィルタードで香りの豊かさがしっかり生きてる!4,500円でこのクオリティはありえない!
個人的おすすめ度:S
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キルホーマン マキヤーベイ(Kilchoman Machir Bay)

アイラ島の最新鋭クラフト蒸留所のフラッグシップ!
フェノール値50ppmという、
アードベッグと同等の
ガツンとしたスモーク!
でも煙の奥に
シトラスとバニラの爽やかな甘みも隠れてて、
なんか不思議なバランスがある!
ノンチルフィルタードで
このオイリーなスモークのコクが
がっつり味わえる!
価格は1本約5,000円と、
アイラ島のウイスキーとしては
わりとお手頃!
スモーキーなウイスキーが好きなら絶対飲んでほしい!
フェノール50ppmのガツンとしたスモークにシトラスとバニラの甘さが混ざった不思議な1本。ノンチルフィルタードでスモークのオイリーなコクが全開!アードベッグが好きな人にはめちゃくちゃ刺さる!
個人的おすすめ度:A+
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スモーキー系でノンチルフィルタードといったらまずこれ!フレーバーの豊かさが全然違う!
アバフェルディ 12年(Aberfeldy 12)

スコットランド・ハイランドのはちみつ系ウイスキー!
りんごの酸味と
シナモンのようなスパイシーさ!
さらにオーキーな香ばしい香りが合わさって、
なんか温かみのある甘さが特徴!
ノンチルフィルタードで
このりんごと樽の複雑な甘みが全部生きてる!
価格は1本約5,000円で、
ウイスキー好きからの評価はS評価!
ノンチルフィルタードの入門として超おすすめ!
りんごの酸味とシナモンのスパイシーさ、オーキーな香ばしさが合わさった甘みのある1本。ノンチルフィルタードで複雑な甘みがしっかり生きてる!5,000円台で個人的最推し!
個人的おすすめ度:S
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はちみつ系ウイスキーの代表格!ノンチルフィルタードで飲んだら甘みの奥行きが全然違う!
ベンリアック 10年(BenRiach 10)

スコットランド・スペイサイドの実力派シングルモルト!
バナナ・シトラスといった
フルーツの甘酸っぱい香りが中心で、
後からバニラやクッキーのような
甘い香ばしさが追いかけてくる!
シナモンのようなスパイシーさもあって、
なんかいろんな味が楽しい!
価格は1本約4,000円程度と
ノンチルフィルタードの中では
かなりお手頃!
4,000円台でこの複雑な楽しさはかなりの完成度!
フルーツ・バニラ・スパイスが混ざり合った楽しい味わい。4,000円台とは思えない奥行きがある!ノンチルフィルタードで飲むなら一番試しやすい価格帯!
個人的おすすめ度:A
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コスパが高いノンチルフィルタードをお探しならまずこれから!
ベン・ネヴィス 10年(Ben Nevis 10)

スコットランド最高峰「ベン・ネヴィス山」のふもとの蒸留所!
甘みと酸味がしっかりあって、
ドライフルーツ・バニラ・チョコレート・スモークが
全部混ざってる!
柔らかく優しい飲み口で、
なんか上品でお花みたいな香りも漂って、
なんか上品な印象もある・・・
ノンチルフィルタードで
この複雑な甘みと花の香りが全部生きてる!
価格は1本4,000円程度で、
ウイスキー好きからのファンが多い
レベルの高いボトル!
4,000円台でこのクオリティはめちゃくちゃ驚き!
甘みと酸味がしっかりあって、ドライフルーツ・バニラ・スモークの香りが全部楽しめる!ノンチルフィルタードで飲む上品な1本。4,000円台でこのクオリティはめちゃくちゃコスパが高い!
個人的おすすめ度:A
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ノンチルフィルタードの中で最も個性的な上品さを持つ1本!スモークも甘みも全部楽しみたい人に!
上で紹介した5銘柄全てがノンチルフィルタード!全部飲んだ筆者としては、グレンドロナック → アバフェルディ → キルホーマンの順で試してみるのがおすすめ!
ノンチルフィルタードのおすすめの飲み方
で、
ノンチルフィルタードのウイスキーを
最大限に楽しむ飲み方がある!
ストレートとトワイスアップが最強の理由
ノンチルフィルタードのウイスキーを買ったなら、
絶対に最初はストレートで飲んでみて!
理由は一つ!
ノンチルフィルタードの全フレーバーをそのまま感じられるから!
水や氷を入れると、
白濁(クロアーゼ)が起きることもあるし、
せっかくのオイリーなフレーバーが薄まってしまう・・・
ただ!
アルコールが強くて飲みにくい時は
トワイスアップ(水を1:1で加える)がおすすめ!
常温の水を1:1で割ると、
アルコールの刺激が和らいで
香りがさらに引き出される!
スコットランドの専門家も使う
テイスティングの王道なんだよね!
トワイスアップについて詳しく知りたい人はこちら!作り方・おすすめ銘柄・グラスの選び方まで全部まとめてあるよ!
トワイスアップの詳しい解説はこちら!
トワイスアップとは?作り方・おすすめ銘柄・グラスの選び方を徹底解説!
ノンチルフィルタードと相性最強の飲み方!ぜひ一緒にチェックしてみて!
ちなみに!
ノンチルフィルタードは
ハイボールには向かない・・・
強炭酸で割るとフレーバーが飛んでしまうし、
冷たくすると白濁の可能性もある!
ノンチルフィルタードは
フレーバーを楽しむために選ぶウイスキー!
飲み方はストレートかトワイスアップ一択!
カスクストレングス(原酒そのままの度数)の
ノンチルフィルタード銘柄も多いよ!
カスクストレングスについての詳しい解説はこちら!
カスクストレングスとは?おすすめ銘柄を245本飲んだ筆者が本音で解説!
ノンチルフィルタードとカスクストレングスはセットで覚えておくとウイスキーがさらに楽しくなる!
まとめ
ノンチルフィルタードってめちゃくちゃ奥が深い!
てことで!
今回はノンチルフィルタードについて
まるっと紹介してきた!
最後に復習しておくと・・・
ノンチルフィルタードのまとめ
① 冷却濾過しないウイスキーのこと
脂肪酸エステルや脂質をあえて残している!
② チルフィルタードに比べてフレーバーが豊か!
オイリーなコクと香りの広がりが全然違う!
③ 白濁(クロアーゼ)は品質問題ではない!
むしろフレーバーが豊かな証拠!
④ 飲み方はストレートかトワイスアップが最強!
ハイボールにすると香りが飛ぶから注意!
⑤ おすすめ銘柄はグレンドロナック12年・アバフェルディ12年から!
ノンチルフィルタードを知ってから、
ウイスキーのラベルを見るのが
めちゃくちゃ楽しくなった!
ウイスキーを選ぶときは
「Non-Chill Filtered」の表記を
ぜひチェックしてみて!
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