ぴろのウイスキーブログ

ウイスキーの記録とおすすめウイスキー紹介

一人でバーに行くのは怖い?初めての1軒で恥をかかないための全知識

ウイスキーを245本飲みました。

そのうち、バーで飲んだ本数は・・・

数えるほどしかありません。

残りは全部、家です。

スーパーで買って、家で開けて、家で書いてました。

理由は単純で、バーが怖かったから。(小並感)

245本も飲んでてバーが怖いとか、お前それでもウイスキーブログか。

うるさい。怖いものは怖いんだよ。

何が怖かったって、こうです。

バーに行く前に筆者が思っていたこと

・扉を開けた瞬間、常連が一斉にこっち見るんでしょ

・メニューに値段が書いてない。会計で死ぬんでしょ

・「何にします?」って聞かれて、何も言えずに終わるんでしょ

・黙って座ってたら「こいつ場違いだな」って思われるんでしょ

被害妄想の見本市です。(真顔)

で、あるとき腹をくくって、この4つを1個ずつ潰しにいきました。

相場を調べて、頼み方を調べて、店に入る前に答えが出るところまで詰めました。

結論から言うと・・・

怖いんじゃなくて、知らなかっただけでした。

しかも、知るのは全部家でできる。店に入る前に終わります。

この記事は「バーに慣れてる人が上から教える記事」じゃなくて、「家飲み245本の人間がビビりながら調べた記録」です。目線は完全にあなたと同じ側だよ。

【結論】バーが怖い理由は3つだけ。全部、店に入る前に消せる

先に全体像を置いておきます。

「一人でバーが怖い」の正体

① 会計がいくらになるか読めない → 相場を知れば消える

② 何を頼めばいいかわからない → 最初の1杯を決めておけば消える

③ 話さなきゃいけない気がする → 話さなくていいと知れば消える

この3つ以外に、実は怖い要素はありません。

「常連が振り返る」も「場違いだと思われる」も、全部この3つの言い換えです。

金額が読めないから落ち着かない。

頼み方を知らないから焦る。

焦ってる自分を見られるのが恥ずかしい。

順番に潰していきます。

怖さ①「会計がいくらになるか読めない」——これが一番デカい

正直に言うと、筆者がバーを避けていた理由の8割はこれでした。

2杯飲んで1万円取られたらどうしよう、と。

知っておくのは「チャージ」という仕組みだけ

バーの会計が居酒屋と違うのは、チャージ(席料)があることです。

座った時点で発生するお金。だいたい500〜1,500円くらい。

店によってはここにお通しのナッツやチョコが付いてきます。

そして飲んだ杯数ぶんの代金が乗って、最後にサービス料が乗る店もある。

つまり計算式はこうです。

バーの会計=チャージ + 飲んだ杯数 +(店によってサービス料)

チャージ:500〜1,500円

ウイスキー1杯(シングル30ml):1,000〜2,000円が中心

ハイボール・カクテル:900〜1,500円くらい

これを知ってるだけで、会計はほぼ読めます

実際の会計をシミュレーションするとこうなる

怖さは具体化すると消えるので、数字を出します。

ハイボール1杯+ウイスキー1杯で帰る場合

チャージ1,000円 + ハイボール1,200円 + シングルモルト1,500円。

合計3,700円くらい。

3杯飲んでちょっと粘る場合

チャージ1,000円 + 3杯で4,500円 + サービス料。

合計6,000円前後。

どうですか。

会社の飲み会と同じか、むしろ安い。

「2杯で1万円」は、よほど背伸びした1杯を頼まない限り起きません。

逆に言うと、1杯5,000円みたいなボトルも普通に置いてある。頼まなければいいだけの話なんだけどね。

「値段が読めない店」を避ける、たった1つの方法

それでも不安な人へ、確実な手があります。

行く前に、店の名前でネット検索する。

今のバーはグルメサイトやSNSに予算が出ています。

「予算 3,000〜4,000円」と書いてあれば、その通りになる。

逆に情報が一切出てこない古い一枚扉の店は、初回に選ばなくていいです。

名店かもしれないけど、1軒目に選ぶ必要はない

ビビりの1軒目は、値段が公開されている店を選ぶ。これが正解です。

怖さ②「何を頼めばいいかわからない」

2番目の恐怖。「何にします?」の一言。

ここで固まるのが怖くて行けない人、めちゃくちゃ多いと思います。

筆者もそうでした。

最初の1杯は、ハイボールで何も問題ない

まず大前提を言います。

1杯目はハイボールでいい。

「バーでハイボールなんて頼んだら笑われる」と思ってませんか。

笑われません。むしろ1杯目にソーダ割りを頼む人はいくらでもいる。

理由は単純で、いきなり度数40%の液体を空きっ腹に入れるほうが不自然だからです。

しかも、バーのハイボールは家のそれと味が違います。

氷、グラス、炭酸の入れ方が違うだけで、同じ銘柄が別物になる。

1杯目にそれを飲んで、「あ、これ家でやってるやつと違うな」から入ればいい。

家のハイボールをもう一段おいしくしたい人は、ハイボールに合うウイスキー22選のほうに全部書いてあるよ。

銘柄を言いたいなら、この3本だけ覚えれば詰まない

それでも「銘柄を指定してみたい」という人へ。

覚えるのは3本でいいです。

どのバーにもほぼ確実に置いてある3本

グレンフィディック12年:クセが少ない。迷ったらこれ

グレンリベット12年:軽くて飲みやすい。どの店にもある定番

ラフロイグ10年:正露丸みたいな煙。好き嫌いが割れる劇薬

この3本の名前を出せば、まず「置いてないです」とは言われません。

言い方も難しくないです。

グレンフィディックの12年を、ロックで

これだけ。以上です。

飲み方はストレート・ロック・ソーダ割りの3つを言えれば足ります。

それ以外の飲み方も知っておきたい人は、飲み方9種類の基本にまとめてあります。

ちなみに、バーで背伸びして知らない銘柄を頼むより、家で飲んだことのある銘柄を頼むほうが100倍楽しいです。

同じ銘柄が、プロの氷とグラスでどう変わるかがわかるから。

家で数本まわしてから行くと、バーの解像度が一気に上がります。

予習用の1本を選ぶなら、初心者におすすめの銘柄20選から。スーパーで買える範囲で、バーにも置いてある銘柄を選ぶのがコツ。メニューの用語そのものが不安な人はバーで恥をかかない最低限の知識を先に読んで。

「おまかせで」は、実は初心者にこそ向いている

最後の手として、これも覚えておいてください。

甘めで、飲みやすいのをおまかせで

これ、上級者の特権みたいに思われがちですが逆です。

バーテンダーからすると、好みの方向だけ言ってくれる客が一番やりやすい

「甘め」「軽め」「煙いやつ」「その日のおすすめ」。

方向を1語添えるだけで、こっちの知識ゼロがバレても何も問題なくなります。

むしろ知ったかぶりで頼んで、出てきた1杯が口に合わないほうがつらい。

怖さ③「常連や店主と話さないといけない気がする」

3つ目。これが一番、勘違いされている怖さです。

結論、話さなくていい

バーは会話をしに行く場所ではありません

一人で来て、黙って飲んで、1時間で帰る客。

これ、バーでは完全に標準的な客です。

むしろ静かに飲みたい客のために、あの照明の暗さと席の間隔がある。

常連が振り返る、という妄想についても答えを書いておきます。

振り返りません。みんな自分の1杯に忙しい。

会社の飲み会で、隣のテーブルに来た知らないおじさんのこと、あなた何か覚えてる? それと同じだよ。

話しかけられたときの最強の返し方

とはいえ、店主が話しかけてくる店もあります。

そのときの正解を書いておきます。

「実は今日、バー初めてなんです」

これが最強です。

知識で殴り合おうとするから怖くなる。

最初に白旗を上げてしまえば、あとは全部むこうが誘導してくれます。

プロは初心者の扱いに慣れています。慣れてないのはこっちだけ。

ちなみに筆者は昔、これのをやりました。

ウイスキーを知り始めたばかりの頃、覚えたての知識をカウンターでドヤ顔で語ったんです。

見かねたバーテンダーが、優しく教えてくれました。(真顔)

あのときの恥ずかしさに比べたら、「初めてなんです」の一言なんて何でもありません。

服装と滞在時間——聞くに聞けない2つの疑問

相場と頼み方と会話。3つの怖さは潰しました。

ただ、ここまで読んでも残る細かい不安があるはずです。

筆者が最後まで抱えていたやつを書いておきます。

何を着ていけばいいのか問題

結論、仕事帰りの服がそのまま正解です。

30代・40代の男性なら、これで9割の店は問題なく通ります。

ドレスコードを本当に気にする必要があるのは、高級ホテルの一部のバーくらい。

街のバーで避けたほうがいいのは、この3つだけです。

初回に避けたほうが無難な格好

・サンダル、ビーチサンダル

・短パン

・全身がスポーツウェア

逆に言えば、それ以外は何でもいい。

ジーンズもスニーカーも普通に座っています。

スーツで気合いを入れる必要もありません。

むしろ浮くのは、場に合わせすぎて緊張している人のほうです。

何時間いればいいのか問題

これも答えはあっさりしています。

2杯、1時間。これで完全に成立します。

居酒屋の感覚だと「1時間で帰るのは失礼では」と思うかもしれません。

逆です。

バーは短時間で切り上げる客のほうが標準です。

2軒目として寄って、1杯だけ飲んで帰る人もいくらでもいる。

帰り方も難しくありません。

お会計お願いします

これだけです。伝票を持って立つ必要も、挨拶を考える必要もない。

「長居しないと悪い」は完全に居酒屋の作法。バーに持ち込まなくていいよ。

1軒目に選ぶなら、実はホテルのバーが最強

店選びで迷っている人へ、いちばん現実的な答えを置いておきます。

1軒目はホテルのバーがいい。

「高そう」と思った人、そこが誤解です。

ホテルのバーには、初心者にとって都合のいい条件が揃っています。

1軒目にホテルバーを勧める理由

価格が公開されている。会計が事前に読める

一見の客しかいない。常連の輪が存在しない

一人客が多い。出張のおじさんが黙って飲んでいる

・扉が重くない。ロビーから続いていて入りやすい

ひとつだけ注意点があります。

ホテルバーはサービス料が10〜15%乗るのが通例です。

4,000円飲んだら、そこに400〜600円が足される計算。

それでも金額が事前に読めることのほうが、初回は価値があります。

街の一枚扉の名店は、3軒目以降で全然いい。

順番を間違えると、それだけで「バーは無理だ」という結論になります。

もったいない。負け筋を先に潰しておきましょう。

東京周辺で1軒目を探すなら、おしゃれなホテルバーまとめに候補を並べてある。デートで使う想定で選んだ店だから、一人で下見しておくのにちょうどいい。

家で245本開けた人間が、それでもバーに行く理由

ここまで「怖くないよ」の話をしてきました。

じゃあ、そもそもなんで行く必要があるのか

家飲み派の立場から、正直に書きます。

家では絶対に開けられない1本が、1杯で飲める

これが全てです。

たとえば1本10万円のボトル。

家で買うなら、10万円出して、口に合わなかったら10万円ぶん後悔します。

でもバーなら、その1杯だけを数千円で確かめられる。

フルボトルで博打を打つより、はるかに賢い。

「気になってるけど手が出ないボトル」がある人にとって、バーは試着室です。

買う前に袖を通せる場所。それ以上でも以下でもない。

先に「どのボトルを試着したいか」を決めてから行くと、1軒目から目的のある夜になるよ。候補は1万円超の高級ウイスキーランキングに並べてある。

逆に、バーに行かなくていい人もいる

ここは正直に書きます。

全員がバーに行くべきだとは、まったく思いません。

無理にバーへ行かなくていい人

・家で好きな音楽をかけて飲むほうが好きな人

・1杯1,500円より、同じ額で3杯家飲みしたい人

・その日の服装を考えるのが面倒な人

筆者は長いことこっち側でした。今も半分こっち側です。

家飲みはコスパで圧勝します。

バーで1杯1,500円のシングルモルトは、5,000円のボトルを買えば家で20杯以上ぶんです。

この計算をした瞬間、家飲み派の勝ちは動きません。

だからバーに行く理由は、コスパの外側にあります。

家では絶対に起きないことが起きるから行く。

それだけ握っていれば、行く夜と行かない夜を自分で選べます。

それでも残る細かい疑問に、まとめて答えます

検索してもなかなか出てこない、しょうもない疑問に答えておきます。

筆者が実際に不安だったやつです。(小並感)

Q. 予約は必要ですか?

基本、いりません。ふらっと入る場所です。

ただし人気店やカウンター数席の小さい店は、満席で断られることがあります。

断られても落ち込む必要はゼロ。席が無いだけです。

Q. 何時に行くのがいいですか?

初回は開店直後から20時台が圧倒的にラクです。

店が空いていて、バーテンダーに余裕がある時間帯だから。

逆に深夜は常連率が上がって、店の空気も濃くなります。

1軒目としては、早い時間に行って早く帰るのが正解です。

Q. カードは使えますか?

使える店が増えていますが、現金のみの店も珍しくありません。

入る前に、5,000円くらいは財布に入れておくと安心です。

Q. お酒が強くないんですが

問題ありません。むしろ言ってしまったほうがいい。

あまり強くないので、薄めで

これでウイスキーの量も割り方も調整してくれます。

チェイサー(水)も遠慮なくもらってください。

ウイスキーと水を交互に飲むのは、恥ずかしいことではなく普通の飲み方です。

理由はチェイサーとは何かに書きました。

Q. 何も食べずに行っていいですか?

空きっ腹はやめておきましょう。

バーの食べ物はナッツやチョコ程度の店が多く、腹は膨れません。

1軒目で飯を食って、2軒目にバー。この順番がいちばん安全です。

ちなみに家飲みなら、つまみの自由度は無限。この辺はハイボールに合うおつまみ18選にまとめてある。

女性とバーに行くなら、話が少し変わる

最後に、この記事を読む人の何割かが本当に気にしていることを書きます。

デートでバーを使うケースです。

順番だけ間違えないでください。

やってはいけない順番

初めてのバー = 女性と行く日

正しい順番

一人で1回行く → 会計と流れを体で知る → その店に連れて行く

理由は簡単で、一人で緊張している男の顔は、隣に座っている人からは丸見えだからです。

店の場所、扉の重さ、席の詰まり方、会計の出し方。

一度でも通っていれば、当日の余裕がまるで違います。

逆に言えば、一人で行けるようになった時点で、バーはカードとして使えるようになる

一人でバーに行く練習は、そのまま持ち札を1枚増やす作業です。

で、店選びと当日の振る舞いについては、正直こっちの専門ではありません。

筆者はウイスキーの人であって、恋愛の人ではないので。(真顔)

その辺は、姉妹サイトの初デートの場所選び(マッチングアプリ編)のほうが具体的です。

「1軒目にバーを選ぶのはアリか」という話が、女性側の目線で書いてあります。

ついでに言うと、ウイスキーは会話のネタとしてかなり優秀。銘柄には全部、産地と物語がついてるからね。困ったら女性との会話ネタ13選と組み合わせるといい。

まとめ:バーが怖いのは、値段と作法と会話を知らなかっただけ

長くなったので、持ち帰るものを3つに絞ります。

一人で初めてのバーに行くとき、これだけ

① 予算はチャージ込みで4,000円前後。ネットに予算が出てる店を選ぶ

② 1杯目はハイボール。銘柄を言うならグレンフィディック12年

話さなくていい。聞かれたら「今日、バー初めてなんです」

この3つを持っていれば、扉は開きます。

最初に書いた被害妄想リストを、もう一度見てください。

常連は振り返らないし、会計は読めるし、黙っていても浮きません。

怖かったのは店じゃなくて、知らない自分のほうでした。

245本を家で開けてきた人間が言うので、たぶん間違いないです。

ビビり仲間からは以上です。

行く前の予習として、家で1本まわしておくのが結局いちばん効く。初心者におすすめの銘柄20選スコッチの種類一覧を読んでおけば、メニューの8割は読めるようになるよ。

※20歳未満の飲酒は法律で禁止されています。飲酒運転は絶対にやめましょう。