数あるバーボンウイスキーの中でも最上位にあたる「スーパープレミアム」というクラスに分類されているウッドフォードリザーブ
他のバーボンと、一味異なる上品な味わいは、世界で最も多くのバーテンダーに愛用されているだけでなく、世界的にも有名な競馬のイベントである「ケンタッキーダービー」のオフィシャル飲料としても使われています
ということで、今回は、ウッドフォードリザーブの特徴、歴史、ラインナップごとの違いを初心者の人にも一から分かるように解説してみようと思います!
ウッドフォードリザーブの味や種類/ダブルオークド・ライの違いを解説
ウッドフォードリザーブの歴史
ケンタッキー州ウッドフォード郡で1812年に誕生したウッドフォードリザーブ
ケンタッキーブルーグラスという緑色の芝が茂る牧草地帯に位置し、古くから名馬の産地として有名な地方です
何度か蒸留所の名前が変わったり、経営者が転々とするなど順風満帆の経営とは言えない蒸留所でした
しかし、1972年から約20年間の閉鎖の後、ブラウン・フォーマン社による買収で再建し、2003年には現在のウッドフォードリザーブ蒸留所へと改称し、安定した経営を行っています
ウッドフォードリザーブの製法
数あるバーボンウイスキーの中で、最上位にあたる「スーパープレミアム」というクラスに格付けされているウッドフォードリザーブ
高いレベルの味わいは、独自の製法に由来しています
そんなウッドフォードリザーブの独自の製法、ひとつ目は木桶による発酵
多くのウイスキー蒸留所では、洗浄などの管理が楽なステンレス製の発酵槽が使用されていますが、ウッドフォードリザーブでは自然な香味を生み出す木桶を長年使用しています
また、ウイスキーの蒸留を行うポットスチルは、スコッチウイスキーで一般的な単式蒸留器を使用
アメリカで造られるバーボンウイスキーの多くは、大量生産が可能な連続式蒸留器を使用するのが基本ですが、ウッドフォードリザーブでは単式蒸留器を使用することで、より上品な味わいを生み出しています
ウッドフォードリザーブの種類
ウッドフォードリザーブ
ウッドフォードリザーブのラインナップでもっとも主力で、1本4500円ぐらいのお手頃なボトル
バーボンの中でも特になめらかな味わいが特徴で、蜂蜜、ビターチョコ、焼き栗、りんごのような風味を楽しめます
数あるバーボンウイスキーの中でも特に上質な味わいはもちろんのこと、1本4000円程度のウイスキーの中でもかなりレベルの高い味わいを楽しめます
ウッドフォードリザーブ ダブルオークド
熟成を終えたウッドフォードリザーブを専用のオーク樽でさらに12ヶ月熟成させたのがウッドフォードリザーブ ダブルオークド
1本8400円ほどで、キャラメル、熟した果実、バニラ、ヘーゼルナッツに似た濃厚な甘みがあるボトルです
ノーマルなウッドフォードリザーブの個性をさらに伸ばして、力強く濃い味わいが特徴のとても風味豊かなウイスキーです
ウッドフォードリザーブ ライ
通常は原料の半分以上にとうもろこしを使うバーボンウイスキーですが、こちらのウッドフォードリザーブ ライの主原料はライ麦
ライ53%、モルト14%、コーン33%となっており、ライ麦由来のスパイシーでドライな味わいが特徴です
蜂蜜やりんごのような爽やかな甘みとブラックペッパーやシナモンのようなスパイシーさが絶妙に合わさった味わいは絶品!
軽くドライな味わいであるウッドフォードリザーブ ライは、どんな人にも飲みやすい万人受けするボトルです