様々な飲み方があるウイスキーの中でも、特に人気の飲み方が
水割り!
水割りって、ウイスキーの開発に携わる人やテイスティングの専門家も、ウイスキー本来の味わいを引き出すために試してみる、
実は理にかなった飲み方!
また、食事と一緒にウイスキーを飲む時は、ウイスキーの味わいを楽しみつつ、食事の素材の邪魔をしない水割りは最適!
ウイスキーはもっぱらストレートでばかり飲んでる筆者も、
食事中はやっぱり水割りに限ります!
ということで今回は、水割りにおすすめのウイスキー銘柄を紹介しようと思います!
【初心者向け】ウイスキー水割りにおすすめの銘柄まとめ!
バランタイン 12年
圧倒的なコスパから、悪い評価を聞かないというぐらい世界中で大人気のバランタイン 12年!
日本でもウイスキーを初めて飲む人へのおすすめボトルとして紹介されていることも多く、ウイスキー好きなら一度は飲んだことがあるのでは?と言えるぐらいの超メジャー銘柄!
そんなバランタイン 12年、水割りにするとバニラのような甘い香りと、樽由来の木の香ばしい香りが際立ち、とても絶品!
もともと「水で割っても香りが引き立つスコッチ」として造られているので、なにか水割り用のウイスキー買うのに迷っている人は、
とりあえずバランタイン 12年買っておけば間違いなしです!
1本2200円とは思えない、圧倒的な美味さを体験できますよ!
バランタイン 12年を実際に飲んでみたレビューはこちら!
シーバスリーガル 12年
ひとつ上で紹介したバランタインと並んで、世界三大ブレンデッドウイスキーの一角を担うシーバスリーガル(ちなみにもうひとつはジョニーウォーカー)
バランタインに比べてさらに甘い味わいが特徴で、またりんごのような爽やかなフルーツの香りも感じられます
そして、甘いだけではなく、後味はビターチョコのようにほろ苦く、口に含んだ瞬間から次々に移り変わる味わいは、本格スコッチウイスキーの真価を体験できるはず!
バランタイン 12年よりも甘くて飲みやすいので、どギツいウイスキーが好みじゃない人はシーバスリーガルの方がおすすめ!
1本2500円ぐらいで、バランタインに並ぶコスパに優れたボトルです!
シーバスリーガル 12年を実際に飲んでみたレビューはこちら!
グレンフィディック 12年
世界で2番目に売れているシングルモルトウイスキーであるグレンフィディック
洋梨と生クリームを合わせたような独特の甘みが特徴で、飲み口はストレートで飲んでも、水で割っているかのようにとても軽いです
そんなグレンフィディック、ただでさえ飲みやすいんだから、水割りにするととにかく飲みやすい!
おそらく世界中、数あるシングルモルトウイスキーの中でもトップレベルに飲みやすいウイスキーなので、初めてシングルモルトを買う人にはぜひおすすめ!
また、日本を代表する高級ウイスキー「サントリーシングルモルト白州」にもなんとなく似ているので、白州手に入らない人が代わりに飲むウイスキーとしてもおすすめ!
1本2800円ぐらいと、シングルモルトの12年ものとしては破格に安いこともおすすめポイントです!
グレンフィディック 12年を実際に飲んでみたレビューはこちら!
フェイマスグラウス
ウイスキーの本場・スコットランドで一番売れているウイスキーがフェイマスグラウス!
日本のウイスキーに例えると、サントリー角瓶のような、手頃な価格でどこでも買えるウイスキーというイメージです
ただ!
一番売れているのは、安さだけではなく、やっぱり美味しいから!
シェリー樽のフルーティで優雅な甘み、原料の穀物由来のドライで香ばしい味わいが見事に両立しており、気軽に本格スコッチの味わいを体験するにはおすすめ!
筆者個人的には、1本1000〜2000円台のスコッチウイスキーの中では圧倒的に一番おいしいので、これ読んだ人全員が買うべき!というレベルでおすすめですよ!
フェイマスグラウスについてもっと詳しく知りたい人はこちらの記事!
バランタイン 17年
1937年の発売以来、あまりの完成度の高さからスコッチウイスキーを象徴する銘柄として、「The Scotch」というとんでもない別名を持っている、実はすごいウイスキーであるバランタイン 17年
一番最初に紹介したバランタイン 12年の上位ボトルで、バランタインのラインナップでは最も知名度の高いボトルとして有名です
バニラのような甘み、ほのかなスモーキーフレーバー、また樽の木の香りがしっかりと感じられる味わいはさすがスコッチの象徴!
とりあえず、このウイスキー飲んでまずいと思う人はいないと思います!
ただ!
かなり繊細な味わいなので、水を多く入れすぎると一気に味が崩れます
そもそもストレートでもかなり飲みやすいウイスキーなので、水割りを作るときは、ほんの少し程度にしておくのがおすすめ!
バランタイン 17年を実際に飲んでみたレビューはこちら!
シーバスリーガル 18年 ミズナラカスクフィニッシュ
日本固有の木であり、白檀や伽羅のような独特の良い香りがするミズナラ
元々は、世界のウイスキー造りで一般的なオーク材が日本では手に入らないので、やむを得ずミズナラ(どんぐり)の木で代用していたのが始まりですが、サントリー・山崎の人気がきっかけで世界中に知名度が広まったミズナラの香り
2020年1月から、ついにスコットランドの老舗・シーバスリーガルも取り入れてリリースされました
1本8000円と一見高く思えるけど、他の18年ものウイスキー銘柄や、プレミア価格ですら手に入らない山崎や響に比べたら、かなり格安!
ミズナラの香りを手っ取り早く味わってみたい人には、むしろ安いボトルです!
シーバスリーガルについてもっと詳しく知りたい人はこちらの記事!
ハイニッカ
ニッカウヰスキー創業者・竹鶴政孝が、晩年に毎日の晩酌で飲んでいたと言われているハイニッカ
「皆、さぞかし竹鶴は高価なウイスキーを飲んでいるに違いないと思っているだろうが、わしは一番売れているウイスキーを飲むんじゃ!」
と言って、ハイニッカの水割りで1日に1本ずつボトルを空けていたそうです
ということで、伝説的創業者が目を光らせていたハイニッカがまずい訳がない!
特に際立った個性はないけど、バランスよくウイスキーの味わいが含まれており、食事と一緒に飲むには最適!
甘みと渋みのバランスが良く、また樽の木の香りも適度に含まれており、1本1200円にしてはかなりコスパの良い味わいを体験できます!
毎日の晩酌で気兼ねなくガブガブ飲める、コスパが高いウイスキーを探している人にはおすすめ!
ハイニッカについてもっと詳しく知りたい人はこちらの記事!
竹鶴ピュアモルト
ニッカウヰスキーを代表する銘柄である竹鶴!
日本どころか世界中から、あまりの大人気ぶりで、最近は原酒不足に陥り、なかなか売っているのを見かけることがなくなったレアボトル・・・
そんな竹鶴、ニッカらしいスモーキーな香りと、バニラや蜂蜜のようなやわらかな甘みが両立されており、やっぱり日本を代表するウイスキーと思える絶品の味わい!
ちなみに、上位ボトルの竹鶴21年、竹鶴25年は2016年開催の伊勢志摩サミットで、世界中の首脳にふるまわれたウイスキーでもあります
多分もうしばらくはボトルが手に入ることはないと思うけど、もしもバーなどで見かけることがあれば、ぜひ世界に認められた味わいを体験しておきたいです・・・
竹鶴についてもっと詳しく知りたい人はこちらの記事!
サントリー オールド
1950年の発売以来、上質で高級な味わいを追求してきたジャパニーズウイスキーであるサントリー オールド
1980年代のウイスキーブームの際には、年間売上数1240万ケースというとんでもない記録を叩き出したので、年配の人にはなじみのある銘柄だと思います(ちなみに、2020年現在、日本で一番売れているウイスキーであるサントリー角瓶は約340万ケース)
そんなサントリーオールド、
ちょっと不祥事が発覚したことで売上げが激減・・・
2020年現在は、すっかり過去のウイスキーとなってしまった感じがありますが・・・
これ意外とうまい!
というのも、サントリーのフラッグシップである「山崎」が造られる大阪・山崎蒸留所で、シェリー酒を作るのに使った空き樽で造られるシェリー樽原酒を味の中核に使用しているオールド
水割りにすると、シェリーの独特の上品で優雅な香りが引き立ち、華やかな甘みを楽しめます!
ちなみに、日本のウイスキーということもあり、和食と一緒に飲むことを目的に開発されているので、オールドの水割りは食事の素材を邪魔せず、引き立ててくれる名脇役!
和食と一緒に飲むなら、おすすめのウイスキー銘柄です!
サントリー オールドを実際に飲んでみたレビューはこちら!
サントリーウイスキースペシャルリザーブ
サントリー公式では、"和食に合うウイスキー"といえば、ひとつ上で紹介したオールドって宣伝しているけど・・・
というのも、
オールドは甘みが強めで、ちょっともったりするぐらい濃厚で優雅な味わいな一方、
白州蒸留所の原酒をキーモルトに使用しており、甘さを感じながら爽やかに楽しめるリザーブは料理を一切邪魔しない素晴らしい脇役!
また、最近は入手が難しいサントリーの高級ボトル「シングルモルト白州」にもどこか似ているので、白州の味わいを手っ取り早く体験してみたい人にもおすすめ!
どうも人気がいまいちで、酒屋やスーパーに置いてないことも多いけど、サントリーのラインナップの隠れた銘酒です!
ちなみに売っているのはほとんど見かけないけど・・・
「スペシャルリザーブを使った水割り缶」なんて商品も発売されているぐらいなので、やっぱりスペシャルリザーブはおすすめ!
サントリーウイスキースペシャルリザーブについてもっと詳しく知りたい人はこちらの記事!
サントリーシングルモルト白州
森の中で造られ、南アルプスの天然水を仕込み水にふんだんに使用した、爽やかでライトなウイスキーが白州!
言わずと知れた、日本を代表する超有名銘柄で、まさに日本人好みのライトで軽やかな味わいは、和食を含めどんな料理に合わせるにもぴったり!
ちなみに余談ですが、白州が造られている山梨県・白州蒸留所では、日本で知らない人はいないミネラルウォーターである「サントリー 南アルプスの天然水」の製造も行っており、もしも白州の水割りを作るなら、
水割りは、やっぱりウイスキー造りに使われている水で割るのが一番です!
白州についてもっと詳しく知りたい人はこちらの記事!
まとめ
ということで!
ウイスキー水割りにおすすめの銘柄紹介でした!
基本的に、どんなウイスキーも水割りで飲んだら美味しいけど、
やっぱり上で紹介した銘柄は特に秀逸!
水で薄めているはずなのに、なぜか水割りにした方が強烈な個性を発揮する面白い銘柄ばかりです!
てことで、
ぜひ毎日の晩酌はウイスキーの水割りで楽しみましょう!
ビールに比べて太らないし、和食にもよく合うし、
良いことづくめですよ(笑)!
そして、今回紹介した中でなにか1本だけ買うなら、バランタイン 17年がおすすめ!
とりあえずこれ買っておけば間違いなく失敗しません!
ウイスキーはビールに比べて断トツに太りません!
やっぱり食事と合わせるならウイスキーの水割り一択!